柳家花緑「紺屋高尾」～花緑ごのみ 2015年

神田紺屋町の染物屋吉兵衛の職人の久蔵は寝込んでいた。親方が医者を呼ぶと、恋の病だと診断される。久蔵は友達と吉原、花魁道中で見た三浦屋の高尾に一目惚れしていた。しかし、それは高嶺の花だった。久蔵は3年間で十両を貯めようと仕事に精を出す。

「紺屋高尾」は、柳家花緑がテンポ良く、歯切れのいい語り口で熱演するラブストーリーです。物語は、花魁の高尾太夫と染物職人の久蔵の間に芽生える恋を描いています。本来ならば結ばれるはずのない二人ですが、夫婦となり、染物屋も繁盛させます。この人情物語を、柳家花緑が見事に演じます。