国立劇場開場50周年記念の寄席でも堂々大トリをつとめた重鎮・三遊亭圓遊の年に一度の独演会より。三遊亭圓遊「なめる」～圓遊を聴く会　2018年

今年18歳になるお屋敷のお嬢さんが、あらぬところに大きなおできができてしまった。医者がいうには、4歳年上の男に舐めてもらえば直るという。そこで、お嬢さんは女中と一緒に毎日のように芝居を見にいき、該当する男を物色するのだった。

2017年5月17日、日本橋劇場で行われた5代目三遊亭圓遊の年に一度の独演会から、「なめる」という演目を収録した作品です。近眼を逆手に取り、丸眼鏡スタイルで売り出した三遊亭圓遊が、独特の際どいしゃれを交えながら艶笑噺を披露します。その一方で、彼の堂々とした舞台立ち振る舞いは、国立劇場開場50周年記念の寄席で大トリをつとめた重鎮の風格を感じさせます。観る者を楽しませるだけでなく、笑いを通じて人々に深い感動を与える圓遊のパフォーマンスをぜひご覧ください。