大層あたると評判の“おなかま”と呼ばれる口寄せ巫女。ある祭りの日、絡んできた青年に“仏おろし”をすると…（「おなかま」）。狼信仰を源流とする“おいのさま”。願いを叶えてくれる代わりに禁を破ると恐ろしいことがあるという（「おいのさま」）ほか。

「怪奇蒐集者(コレクター) おくやみ 黒木あるじ」は、怪談作家・黒木あるじが自ら語る本格派怪談シリーズです。山形を拠点に活躍する黒木あるじが、時に恐ろしく、時に奇妙な話を繰り広げます。みちのくの土着的文化にまつわる話から、様々なトピックに関する出来事まで、怪奇現象を縦横無尽に斬る内容となっています。視聴者を惹きつける独特の世界観と、黒木あるじの語り口が魅力の作品です。