映画「岬の兄妹」は2019年公開の映画。自閉症の妹を売春斡旋する兄という衝撃作ともいえる内容で話題になりました。
地方の港で肩身の狭い思いをしながら暮らす兄妹が、生きるためとはいいながらも、犯罪に手を染めていく日々が描かれています。避けられない現実と葛藤、妹の変化に戸惑い、そして二人の人生が動き出す展開も見どころです。
| 制作国 | 日本 |
| 作品カテゴリー | 映画 |
| 公開日 | 2018年 |
| 作品ジャンル | R指定 |
| 公式サイト |
映画「岬の兄妹」のあらすじ・キャスト
とある港町に住む良夫は、不況と右足の不自由を理由に会社をクビにされてしまい、生活費に困りながらも、自閉症の妹・真理子の面倒を見ていた。
ある日、家を飛び出した真理子は町で出会った男性に抱かれ、金銭を受け取り帰ってきた。この金に目が眩んだ良夫は罪悪感を感じながらも、真理子を利用し売春の斡旋を始めることに。
次々とトラブルに遭遇しながらも金銭を得ていた2人だったが、これまで知ることがなかった真理子の感情に触れることで、複雑な心境にいたる良夫。そんな彼らに予期せぬ非常事態が襲いかかり…。
- キャスト
- スタッフ
道原良夫[松浦祐也] 道原真理子[和田光沙] 溝口肇[北山雅康] 中村[中村祐太郎] 岩谷健司 時任亜弓 ナガセケイ 松澤匠 芹澤興人 荒木次元 杉本安生 松本[風祭ゆき]
【監督】
片山慎三
【音楽】
高位妃楊子
【脚本】
片山慎三
【製作】
片山慎三
映画「岬の兄妹」のレビュー
尊い 記憶をなくしてもう一回見たい
自分が妹がいるので兄貴としての葛藤が痛いくらいに伝わってきましたし、生きる為には綺麗事を言っている場合ではないリアリティも感じたので、色々考えさせられました。
生きるために妹に売春させる兄。どこかにありそうなお話で切なくなります。
何度も観たい作品ではないですが、考えさせられます。
ラストの展開はそりゃそうなるよね・・・と思うもの。
どうにか助けられる術はないのか、と思ってしまう内容でした。
2023.4.26
名無し/20代/女性
0
このレビューはネタバレを含みますこのレビューはネタバレを含みます
かなり際どいテーマを扱っているのにもかかわらず、ところどころシュールな場面があり、笑っても良いのかわからないような奇妙な心情になりました。主人公兄妹の行動は正しくはないながら決して自分には批判をすることができないなと感じました。
2023.4.26
手のひらに採用を/30代/男性
0
このレビューはネタバレを含みますこのレビューはネタバレを含みます
“これほど救いのない、われわれが見たくなかった暗部をストレートに投げかけてくる作品は邦画でも数えるほどしかなかった。エンタメとして楽しく鑑賞できるジャンルのものでないし、見る人の胆力や体力、リテラシーも問われる。しかしこの映画は冒頭から最後までおぞましさとやるせなさと怒りと悲しみを内包しながらも猛烈な勢いで進んでいく。徹頭徹尾「ディストピア」を描ききった片山慎三監督は最高にクレイジーで、ヒット作「さがす」の前日譚となる本作は一切の綺麗事や虚構を排除した魂のような作品である。”
2023.4.26
をん。/20代/女性
0
このレビューはネタバレを含みますこのレビューはネタバレを含みます
“衝撃の問題作です。リアルを追求しているのか臨場感も胸糞の悪さもすさまじいので人によってはオススメもできないとは思うのですが、社会のひずみ、隙間で生まれた障害者問題・社会的貧困問題をみるような気持でぜひ見てほしい作品です。”

