リリー・フランキー&長谷川京子が語り合う、ドラマ『ペンション・恋は桃色 season4』。大人な恋と親子の物語

2026年7月31日(金)よりFODで配信開始されるドラマ『ペンション・恋は桃色season4』

シリーズの中心に立って率いてきたリリー・フランキーさんと、新シーズンのゲストとして出演された長谷川京子さんに、対談インタビューをしました。

“大人な恋”と“親子”のハートフルコメディドラマについて、ユーモアたっぷりで朗らかに語り合っていただきました。

ドラマ『ペンション・恋は桃色 season4』作品紹介

シロウ(リリー・フランキー)がオーナーのちょっと古いペンション「恋は桃色」がリフォームに入るため、リフォーム業者からの連絡を待ちながら、シロウは娘のハル(伊藤沙莉)と共に海が見えるペンション「UNITY UNITY」で働くことに。

オーナーの息子のヤマト(柏木悠)に注意ばかりされてうんざりのシロウだったがハルはなんだかシーグラス片手に楽しそうにも見える。実は人生で初めての海、そして社会に出ることに気づく二人。社会って新鮮ででもやっぱり難しい。

一方、住み込みで働いていたヨシオ(斎藤工)は実家に帰省し、元カノのカコ(長谷川京子)に偶然再会する。つい見栄を張り、父親の会社を継ぐと嘘をついてしまう。

結局ヨシオも「UNITY UNITY」に合流して、いつも通りてんやわんや。

人にはそれぞれの悩みがあって、幸せがあって、どこかで交わって。縁があって出会いがある。

「社会」を知って良かったと思うシロウたちだが、やっぱり自分たちのペンション「恋は桃色」が恋しい。だけど戻れない大変な問題が次々と起きて―—

ドラマ『ペンション・恋は桃色 season4』公式サイトより引用

●公式X @pensionkoimomo

目次

“ペンション”で繰り広げるハートフルコメディの舞台裏

ー長谷川京子さんは今回のシーズン4から参加されました。この作品のイメージや見どころについて教えてください

長谷川京子さん(以下、長谷川):シーズン3を拝見して、非常にファンタジーですが芯をくっているようなところもあり、リリーさんが出演されている作品ですので、ご一緒させていただきたいと思い、出演しました。

リリー:この作品は大体僕が恋する話なんですけど、今回は京子ちゃん演じるカコと、ヨシオ(斎藤工)の恋の話です。

長谷川:でもリリーさんはシーズン3で、アカネ役のMEGUMIさんと、もう恋しちゃってますよね。

リリー:でもシロウ、毎シーズンで恋してますよ。逆に今回が急にヨシオの恋の話だから、なんで恋するのはヨシオなんだろうって。

俺も恋したいよって(笑)。

長谷川:そこは、ドラマの世界がよりリアルになった気がします。

リリー:でも生々しいのがいいよね、大人の恋の話は。

長谷川:じゃあ次のシーズンはそういう話でいきましょう(笑)。でも私、ヨシオくんの元カノの役ですよ?ここからいきなりシロウさんには…。

リリー:近いところを渡り歩くみたいな、そこがリアルでいいじゃない(笑)。今回の「ペンション・恋は桃色」は工くん演じるヨシオの恋物語でもあります。

前回は僕も(恋が)あったけど、今回は沙莉が演じるシロウの娘・ハルの恋でもあって、色々な人の恋の物語です。そういう意味ではシリーズを通して工くんが初めて恋っぽい感じを演じてくれました。

あと、コメディ色の強い京子ちゃんを見られるのはレアだから見どころです。

長谷川:私は特別なことは何もしていなくて、周りの出演者の方やリリーさんが面白がってくださったのでうれしかったです。

ーリリーさん、今回長谷川さんと共演されてどうでしたか。

リリー:京子ちゃんが画面に映ると華やかになります。この作品は大体むさくるしい現場なんですよ(笑)。

長谷川:私は今回の現場、好きでした。ペンションを貸し切っての撮影で、撮影準備のメイク室もペンションのひと部屋でした。なので準備部屋にベッドがあって、リリーさんがそこで寝ていて(笑)。

リリー:お気になさらず、準備してください(笑)。

長谷川:リリーさん寝ていて気付かないから、「あ、いたんだ」みたいな。「気にしないで」と言った数秒後にはすぐ寝ちゃって(笑)。

ひとりの大人として長年活躍されていますけど、人がいるところだと安心して寝られるんだみたいな、ちょっと子どもっぽい部分や遊び心があるんだと、リリーさんの新たな一面が見られました。

ーそんな裏話があったのですね(笑)。基本的にペンションで撮影されていたのでしょうか。

リリー:そうですね。撮影が終わったら、また別のペンションに行って泊まっていました。でもその宿泊用のペンションで飲み会が始まるんです。

高木完さんと鈴木慶一さんの2人が、どれだけ撮影が遅くに終わっても飲まないと寝ない人で。2人は出番は午前とか夕方で終わるから、体力満タンのフルチャージで僕らを待ってるんです(笑)。僕と沙莉と工くんの撮影が終わって1時くらいに戻ってきても、「さぁ飲むぞ」って。

完ちゃんは久しぶりのお芝居だったから、相当役作りがストレスになっていたみたいで、きっとあの飲み会はリフレッシュの時間だったのかな。今回の撮影に向けて、完ちゃんはYOUに本読みを手伝ってもらったらしいよ。

長谷川:そうだったんですか。

リリー:そう。今回の現場で、普段滅多にダメ出しをしない清水康彦監督が、完ちゃんのセリフの第一声があまりに小さな声だったから、「すみません。大きい声で」と言った出来事があって。

YOUと本読みをした話を聞いて、“小さい声でしゃべった方がお芝居が上手く見える”という幻想を完ちゃんに吹き込んだのは、YOUなんじゃないかと思った。この前偶然YOUに会ったから、「完ちゃんに変なこと教えたろ?」って聞いたけど、はぐらかされてしまって(笑)。

ー現場でのエピソードから出演者同士の仲の良い空気感が伝わってきましたが、現場の雰囲気はどうでしたか。

長谷川:本当にリラックスしていた空気感でしたが、長いセリフでも全部一気に撮るので、そこは舞台作品のようでした。

どのタイミングでセリフを言い出せばいいか分からなくなりそうな時は、リリーさんが目で合図を送ってくれたので安心してお芝居ができましたけど、さっきのお話を聞いた感じ、意外とみなさんナーバスにやられていたんですかね。

リリー:みんな真面目なんで。毎回言っていますけど、「ひとつのことに向かってみんなで真剣に取り組む」という所はちょっと部活感があります。

今回こうして京子ちゃんが参加してくれましたし、色々な方たちとお芝居できることが楽しくて。監督との相性もすごく良いと感じています。

監督は1回しか撮らないタイプで、撮り直したのは完ちゃんの声が小さかったところだけだった(笑)。

長谷川:あと、現場全体にちょっとおしゃれな風が流れていると思いました。従来のドラマの撮影現場っぽくない感じも新鮮で。現場全体が“クリエイティブ然”としていて、撮影1回で会話劇を撮るという進め方も面白かったです。

リリー:スピーディーな撮影でしたね。従来のスタッフが気にしていたことを気にしないから。

ーそれは例えばどのようなところで?

リリー:「あそこ少しライト映ってるけど、んー、まあいいか。後で切っとけ切っとけ」みたいな。

長谷川:人と人が重なっていても「別の角度から撮った映像で切り張りすれば大丈夫」みたいな感じで、その柔軟さがすごく今っぽいなと思いました。ああいう現場の空気感はすごく好きです。

スタッフの方たちのクリエイティブなモノづくりがすごく印象的でした。

リリー:みんな若くてセンスがいいんですよ。そして全体的に、“絵人間”が多かったです。

ーなるほど。

リリー:「絵人間って何ですか」と聞かないんですね(笑)。

長谷川:カメラで撮る画にこだわるってことですか?

リリー:いや、刺青が入っているってことです(笑)。

次ページ:お二人の恋愛観について…💗(非常に興味深くためになりました。:20代編集部)

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この記事の監修者

ユーウォッチを運営する株式会社GEARのライターです。
日本語学を専攻した知識とエンタメ愛を持って、分かりやすく誠実な執筆と正確な情報発信を心がけています。

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