saygo

50代/男性

3 件のレビュー

投稿日順 評価順

劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来

5.0

絶対的な映像美。敵を二体倒して、味方側は一人が鬼に身体ごと吸収されてしまった。まだまだ敵は沢山いて、親分を入れて少なくとも四体残っている。無限城編は三章作ということであと二章あるからその間に残りを倒すことができるのか。今回の第一章でクローズアップされた敵は悲劇の生い立ちで大事なものを守るために強くなりたいという欲望が肥大化して憎悪と悲しみの塊となってしまった結果のもので合った。周りの人たちの理解がもうすこしあれば、そして孤独でなければこのような形にならずに済んだかもしれない。人同士のかかわり合いは大切であること、誤解を生まないように対話が大切であること、思いやりや受け入れる心を大切にしなければならないことを改めて示してくれる作品であった。

2025.09.26 投稿

劇場版「チェンソーマン レゼ篇」

5.0

音と共に座席が振動する映画館でみることをおすすめする。テレビ版を見ていたことでその続編として楽しむことができた。人の恐怖の感情が悪魔を生み出し、その悪魔が単体で存在する場合や人間と融合する場合によって、それらが人間を襲ってくるという設定。それを警視庁にある公安という警察組織が討伐するという目的を持って活動している。場所や時代の風景は今の日本の新宿や渋谷、あるいは東京港湾あたりで人や自動車、喫茶店といった店など現在の風景と同じようなところである。警視庁というぐらいなので東京という設定だろう。主人公は生まれて義務教育も受けず16歳まできた少年で悪魔を殺す仕事、デビルハンターをしていたが、中間搾取されて極貧生活。そんな中、搾取業者に殺されたがデビルハンターをする時の武器であるチェンソーの悪魔、ぽちたと融合し、もとの人間の姿をしたチェンソーマンとして蘇り、公安に拾われる。デビルハンターとして公安に雇われたことで生活の質は劇的に向上し、三食、風呂付き住居という普通の生活ができるようになる。純粋な少年の心を持つが故に大人の組織である公安や悪魔との交戦においても相手を信じて失敗することも多数だが周りの大人や公安の仲間たちに助けられながら、孤独な16年間から第三者を巻き込みながら、そのありがたみや厳しさ、優しさ、妬み、恋愛などを身につけていく様子が微笑ましい。

2025.09.26 投稿

HALO

5.0

記憶をコントロールされ、兵器化された兵士があるきっかけで幼少期の記憶の断片を垣間見る。宇宙最強と名をはせた無骨な兵士が、そんなはかない記憶の断片を追い求めて行動する様は、いじらしい。この行動が舞台となっている宇宙における統治状況へ大きな影響を与えていく様子が、私たちに小さな一歩がやがて自分自身だけでなく、まわりにも影響を与えることができる可能性を改めて認識させてくれる。

2025.09.05 投稿