2025-12

映画「怪獣ヤロウ」は、岐阜県関市長からご当地映画の製作を命じられた市役所観光課職員が、怪獣映画製作に奮闘する映画です。主人公の山田一郎役を演じるお笑いコンビ「春とヒコーキ」のぐんぴぃは、本作品が映画初主演。麿赤兒や田中要次などのベテラン俳優も出演。名作といわれる怪獣映画のオマージュも盛り込まれており、怪獣映画ファンは必見の作品です。

映画「怪人の偽証 冨樫興信所事件簿」は、福田航平が監督兼プロデューサーを務める自主制作映画です。探偵と元ヤクザの見習いの二人を中心に、依頼の調査から思わぬ怪異と対決していく姿を描いていきます。ホラーアクション要素の見応えと同時に探偵バディものとしての側面もあり、不揃いな即席コンビの奮闘を見守りたくなる作品です。

映画「海街奇譚」は2019年に公開された中国の映画です。仕事があまりない俳優の主人公が行方知れずになった妻を探すために出会った島に行き、さまざまな島民と出会う中で恋や殺人事件が起きていく様子を描くサスペンス作品です。主人公の過去や空想を絡めながら展開されるストーリーは幻想的な雰囲気を醸し出します。

映画「皆殺しに手を貸せ」は亡き夫の無実を証明するために死神と契約した女の復讐劇です。主演は数々のインディペンデント映画に出演しているシェリー・リペル。脚本監督を務めたオースティン・スネルが映像にこだわり、1960年代のカメラと16㎜フィルムを使用し、19世紀の街並みを再現した博物館での撮影によって1970年代の空気を再現しています。

ドラマ「外道の歌」は渡邊ダイスケの漫画を原作としたドラマです。古書店を営む二人の男が、裏では復讐屋として活動していて、悲惨な被害者の復讐を代行する姿が描かれていきます。悲痛な事件の被害者が出てくる一方で、復讐屋による壮絶な復讐の様子は刺激的な内容になっています。もの悲しさと爽快感を同時に感じられる作品です。

ドラマ「街並み照らすヤツら」は、森本慎太郎主演のドラマです。竹野正義は親から引き継いだケーキ屋「恋の実」を妻の彩と営んでいますが、経営は悪化する一方です。状況を打開すべく悪事に手を染めてしまいますが、物語は思いがけない方向に。テレビ局の事情により急遽製作が決まったドラマでしたが、ストーリー構成もしっかりしている作品です。

映画「角野隼斗ドキュメンタリーフィルム 不確かな軌跡」は、人気ピアニスト角野隼斗の素顔や思考に迫るドキュメンタリー映画です。正統派ピアニストとは異なる道を歩んできたにも関わらず、人々の絶大な支持を集める角野の挑戦を描いた本作は、ピアノに興味がある人だけでなく、多くの人を惹きつける魅力があります。

映画「渇愛の果て、」は出生前診断をテーマとした日本の群像劇映画です。出生前診断というセンシティブな内容を扱っているのですが、時折コミカルな演出も挟み重くなりすぎないように工夫された見やすい作品になっています。また出生前診断や妊娠・出産にまつわる多くの知識を得ることもできる内容で、男女問わず一度は見てほしい映画です。

アニメ「株式会社マジルミエ」は岩田雪花と青木裕の漫画を原作としたアニメです。就活に苦戦していた主人公が魔法少女に助けられたのをきっかけに、自らも魔法少女として会社勤めしていきます。魔法少女の要素に仕事要素を加えていて、華やかさの裏にある戦いの厳しさも描いています。癖のあるキャラクターたちの面白おかしい社会人生活が楽しめる作品です。

映画「蒲団」は明治期に活躍した文豪の田山花袋の小説「蒲団」を原案として、現代を舞台に制作されたヒューマンドラマ映画です。舞台を明治から令和に、主人公を作家から脚本家に変えるなど若い人でも親しみやすい設定になっています。滑稽な中年男の生き様を主演の斉藤陽一郎が哀愁たっぷりに演じているのも見どころです。

ドラマ「冠城亘はここにいる」は刑事ドラマ「相棒」の配信オリジナル作品として製作されたドラマです。角田六郎が特命係行きつけの「こてまり」に初訪問するところから始まり、女将の小手鞠とのやり取りを中心に描いていく作品です。冠城亘を驚かせる目的でやって来たはずの角田課長が、思わぬ状況になっていく様をコントのように楽しめます。

ドラマ「完璧ワイフによる完璧な復讐計画」は小説が原作の不倫をテーマにした連続ドラマです。家事も仕事も完璧にこなす妻は、夫が職場の後輩と不倫していることに気づき復讐をすることを決意します。しかし、夫も同僚を使って離婚計画を企て、壮絶な騙しあいに。お互いに仕掛けあう心理戦で先が予想できないスリリングな展開が見どころの作品です。