2025-12

映画「おしゃべりな写真館」は、北海道鹿追町にある100年近い歴史の写真館を舞台に、2人の幽霊を含む4人のそれぞれの思いを描いた映画です。緑内障に侵されている主人公の写真家役をベテラン俳優の中原丈雄が演じ、心に傷を負った少女役を新人俳優山木雪羽那が演じます。北海道の雄大な自然と、見え隠れする愛情が心を癒してくれます。

ドラマ「おむすび」は、平成元年生まれの栄養士である主人公が「ギャル魂」を胸に令和の荒波をたくましく突き進む姿を描いた連続テレビ小説です。主人公は脊髄反射で人助けをするという損をしやすい性格ながら、その行動が人との出会いを生んでいきます。主人公はCM女王と呼ばれる橋本環奈が、主題歌はＢ’zが担当。

映画「おんどりの鳴く前に」は、ルーマニアの閑静な村で起きた惨殺事件をきっかけに、数々の村の闇の部分が明るみになる中、正義と欲望の狭間に揺れる中年警察官が描かれています。ユリアン・ポステルニクが、主人公である中年警察官イリエの心の葛藤や人間らしさを見事に演じています。本作品は、2023年ルーマニア・アカデミー賞の主要6部門で受賞。

映画「お祭りの日」は、全5話のオムニバス形式で構成されているオリジナル邦画です。お祭りの日に、お祭りに行かない人々の何気ない風景が描かれます。祭りに行かないのに、なぜか夏祭りの雰囲気が伝わってくる不思議な空気感が特徴。終始落ち着いた雰囲気で、感情の起伏や急展開などがないものの、昔懐かしい感覚や温かさが随所にちりばめられています。笑いの要素もふんだんに盛り込まれており、気軽に楽しめる映画に仕上がっています。

映画「お坊さまと鉄砲」は批評家たちが大絶賛した映画です。国王陛下が退位の意向を発表したブータン。選挙の経験のないブータンでは、模擬選挙の実施が決定します。それを知った高僧はなぜか若い僧に銃の調達を指示。それをきっかけに、思わぬ騒動へと発展します。変化に戸惑う村の人々をコミカルに描いたコメディ作品です。

アニメ「かいじゅうせかいせいふく」はほしのこによるほのぼの4コマ漫画を原作に、「秘密結社 鷹の爪」のDLEがアニメーション制作を担当するアニメです。可愛いかいじゅうたちと暮らす「ぬし」の声を川栄李奈が、「となりのぬし」をFANTASTICSの中島颯太が担当します。ゆるーくせかいせいふくを企むかいじゅうたちとの癒しと和みの時間が広がります。

映画「かくかくしかじか」は2015年にマンガ大賞を受賞した東村アキコによる自伝的同名マンガが原作の映画作品です。宮崎・石川・東京を舞台に漫画家になりたいと願いながらもぐうたらに過ごす女子高生と、手には竹刀を持った最恐の武闘派絵画教師との戦いが繰り広げられます。脚本を原作者の東村が担当し、永野芽郁と大泉洋が笑いと涙の日々を描くパワーチャージムービーです。

映画「カッティ 刃物と水道管」は、インドで制作された映画です。刑務所にとらわれていた主人公は、持ち前の特殊技能である立体的構造を透視する能力を駆使し、脱獄に成功。一見超能力を利用して主人公が活躍するストーリーと思いきや、脱走後は農村と大企業の確執が明るみになる、社会的問題を取り扱う展開です。結果的に、農民の先頭に立って多国籍企業と相対することになります。主人公の切れのあるアクションやダンスも見どころです。

映画「かなさんどー」はガレッジセールのゴリこと照屋年之が監督を務めた映画です。父親が倒れたのをきっかけに故郷へ帰って来た娘が、亡くなった母親の日記から両親のある秘密を知っていきます。タイトルは沖縄方言で愛おしいを意味する単語であり、作品の中心も夫婦愛や家族愛を描いています。温かい気持ちで見られる作品です。

映画「カムイのうた」は、北海道の開拓に多く貢献したアイヌ文化の伝承者・知里幸恵の生涯をモデルに描いた映画です。差別や迫害と戦い続けてきたアイヌ民族への理解を広め、苛めと差別のない、融和な社会が拡がることを願って製作されました。

ドラマ「カムカムエブリバディ」はNHKの連続テレビ小説第105作にあたるドラマです。実際に放送されていたラジオ英語講座を題材にした作品です。母娘孫の3世代にわたって、女性主人公たちがそれぞれの時代を生きていく様子を描いていきます。世代ごとに岡山や大阪、京都と舞台も変わっていき、各地域の特色を感じながら楽しめます。

映画「カルキ 2898-AD」は、2898年の世界を舞台にコンプレックスといわれる支配者と反乱軍の戦争の中に身を投じる一匹狼の賞金首プライヴァを描いたインド映画です。インド神話によって他のSF作品にはない独特の世界観と、巨額の製作費によるド迫力のアクションが見どころです。主演は「バーフバリ」シリーズで人気を博したプラバース。