映画「すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ」は、子供から大人まで幅広い世代から人気のキャラクター・すみっコぐらしの映画4作目。雲の上に冒険に出たすみっコたちが描かれます。
ナレーションは同シリーズでお馴染みの井ノ原快彦、本上まなみが務めています。
| 制作国 | 日本 |
| 作品カテゴリー | アニメ |
| 公開年 | 2025年10月31日 |
| 作品ジャンル | キャラクターアニメ |
| 公式サイト | 公式サイトを見る |
映画「すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ」のあらすじ・キャスト
すみっコたちが暮らす町では、ここのところずっと雨ばかり…。そんなある日、くもり空の上からとつぜん何かが落ちてきた!
「だいじょうぶ?」と、すみっコたちがかけよると、それは空の王国からやってきた「おうじ」と「おつきのコ」だった。
王国は深刻な水不足に陥っていて、おうじはひとりで解決しようと頑張っているけど、おつきのコは心配そう…。
水不足を解決するためのヒントが「みずのしんでん」にあることを知ったすみっコたちは、雲の上の大冒険に出発する!
- キャスト
- スタッフ
井ノ原快彦、本上まなみ
監督:イワタナオミ
脚本:角田貴志
美術監督:日野香諸里
アニメーション制作:ファンワークス
配給:アスミック・エース
主題歌:木村カエラ「君の傘」(ELA / Victor Entertainment)
原作:サンエックス
映画「すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ」のレビュー
サンエックスの人気キャラクター「すみっコぐらし」の劇場映画シリーズ第4弾です。
雨ばかりが降るすみっコたちの世界に、空の王国からやって来た「おうじ」と「おつきのコ」が、水が不足した雲の王国を救うため、すみっコたちと雲の上の大冒険を展開する物語になっています。
前作では諸事情で降板していた井ノ原快彦が帰ってきてくれました。やっぱり「すみっコぐらし」は、いのっちと本上まなみの2人の語りがいいですね。
第1作はおっさんの私でもなんかほっこりして凄く楽しめたんです。
第2作は、1作目のインパクトほどなく、ちょっと物足りない感じてしまったけど、ほっこりはしました。
第3作は、なんかキャラや雰囲気の可愛さ、ほっこりさせられる事にも慣れてきた感じですが、かなり愛着が湧いてきました。いつもながらですが、やっぱり可愛いくてほっこりします。
今作で4作目という事もあり、かなり見慣れてきたし、世界観も普通に当たり前になってきた感じはありますが、やっぱり好きです。
「すみっコぐらし」は毎回劇場公開時は秋なので、なんか個人的には季節感も感じます。秋の時期に「すみっコぐらし」観るとほっこりして優しい気持ちになってしまいます。
第1作目の「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」の上映時間が66分、第2作目の「映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ」が65分でしたが、第3作目の「「映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ」」が70分。
今作は68分という上映時間なので、いつものように小さなお子さんも観やすい時間ですね。サクッとほっこり出来ます。
第1作目の時のような新鮮味は薄れてきましたが、一周回ってすみっコキャラたちがめっちゃ愛しくなってきたかもしれない。
第4作目になって、素直に可愛い!って思えるようになってきました。
ということで、おっさんでもなんだかんだ微妙に末長くハマってしまっている感じです。
物語は、いつものように小さいお子さんでも楽しめる内容のものです。いのっちと本上まなみの語りで進行していくもの。キャラにセリフがないので、絵本のようなかんじですね。
ちょっと男子向けではないと思いますが、いつものようにお子さん、特に女子は受けるでしょうね。
今回はなんだか意外にハラハラドキドキするアクション的な展開になっています。特にクライマックスは、きっと子供達はハラハラドキドキでしょう。いつもより、エンタメ度数高めですかね。
そして、ラストはちょっと「おうじ」と「おつきのコ」の絆に泣きそうになったりもします。
それと、今作ではキャラたち文字セリフがかなり多くなっていたかのように思えますが…。
前からこんなに文字セリフありましたかね?すみっコのキャラたちが、なにを言っているのかやんわりとしかわからいところが魅力で、こちらもニヤッと想像してしまいます。
そこに井ノ原快彦と本上まなみの語りが優しくナビゲートしてくれて、キャラたちがなにを言っているのかを感じてイメージ出来るのがいいんですよね。
前作の第3作目は、ジャニー喜多川の性的虐待疑惑に伴う当時のジャニーズ事務所(今はSMILE-UP.)の再編によって、井ノ原快彦がジャニーズ事務所およびエージェント会社の副社長に就任することになりました。
それに伴って、事務所と「すみっコぐらし」製作委員会による協議の上で、作品のコンテンツの特性と現状を踏まえて判断した結果、いのっちがナレーションを降板したという経緯がありました。
でも、今作では復帰してくれました。これはとても嬉しいですね。
本上まなみ1人による語りだったので、やっぱりちょっと寂しかったんですよね。ひとりじゃ言葉の掛け合いみたいな事が出来ないしですしね。これからも末長く2人でお願いしたいです。
劇場公開時は入場特典でキャラのソフビ指人形がもらえたんですよ。これがまた可愛いんですよ。
興行収入では、2019年「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」の興行収入は、約14億5,000万円とヒット。
2021年「映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ」の興行収入は、約11億6,900万円と少し落ちました。
2023年「映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ」は、約9億1,000万円とこれも少し下降。
と、毎回興行収入が下がってきてはいます。
でも、まだまだ続きそうです。楽しみですね。
【コメントを書いた人】
映画大好きroninです。
年間、劇場など新作を350本前後、その他配信などで約700本以上の映画を観ています。
ラジオドラマを数本、映画のシナリオや企画も執筆しています。
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映画検定2級。
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