アニメ「Dr.STONE」をイッキ見できる動画配信アプリ・サブスクおすすめ【作品あらすじ・ストーリーも解説】

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アニメコラム

本記事では、アニメ「Dr.STONE(ドクターストーン)」が配信されている動画配信アプリ・サブスクの中から特にお得なサービスをまとめて紹介しています。

これまでにアニメ化された「Dr.STONE」各シーズンのあらすじや作品概要の紹介もまとめています。アニメ「Dr.STONE」をイッキ見したい方はぜひ参考にしてみてください。

アニメ「Dr.STONE」を見れる動画配信アプリ・サブスク

アニメ「Dr.STONE」は週刊少年ジャンプで連載されたこともあるため、鬼滅の刃やワンピース同様、非常に人気が高い作品シリーズです。

多くの動画配信アプリで配信されており、視聴できるサービスは多いです。ここでは特にお得な動画配信サービス、劇場チケットに関するお得なキャンペーンが実施されているような動画配信サービスに着目しておすすめを紹介しています。

2025年8月18日現在の情報です。
各動画配信サービスによって、放送されている話数が異なり、期間限定配信になっている回もあります。詳細は各動画配信サービスの公式サイトをご覧ください。

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初回30日間無料
Dr.STONE 1期(2019年)
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Dr.STONE STONE WARS 2期(2021年)
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Dr.STONE 龍水 TVスペシャル(2022年)
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Dr.STONE NEW WORLD 3期(2023年)
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Dr.STONE SCIENCE FUTURE 4期(2025年)
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舞台「Dr.STONE」THE STAGE~SCIENCE WORLD~(2022年)
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舞台「Dr.STONE」THE STAGE~SCIENCE WORLD~(2023年)
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Dr.STONEのアニメは見放題配信、舞台も一部有料レンタルで配信されており、電子書籍・コミック版「Dr.STONE」は購入して読むこともできます。

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アニメシリーズを見れる他、紙の単行本コミック「Dr.STONE」を全巻そろえて手に入れたい方にもおすすめです。

アニメ「Dr.STONE」を見る順番おすすめと作品概要・あらすじ紹介

アニメ「Dr.STONE」シリーズは、公開順に見ていくのがおすすめです。ここでは各シリーズやTVスペシャルのストーリー、作品の詳細や見どころや魅力などをまとめています。

アニメシリーズはまだまだ完結していないため、原作コミックなどで最新話まで追いかけるのも良いでしょう。

Dr.STONE 1期(2019年)

画像出典元:dアニメストア

世界の人々が石化してしまう所から、千空やデカブツ君(大樹)が目覚めて生活基盤を固めていく内容が描かれているのが1期の主な内容です。

6話あたりでは千空が石化を使って蘇る術を試したり、コハクと出会って助けたり、科学と知恵の力を駆使してひとつひとつくさびを打って進んでいくように仲間を増やしていく様が描かれます。

千空とゲンのコーラ同盟は11話、ガラスを入手して硫酸も手に入れるのが13話あたり、酒を目当てに村の試合が行われるなど原始時代に千空がただ一人超科学を生かした超人として信頼を集めていくさまは爽快でもあります。

石化現象の理由について語られ始め、村の起源に触れられるのは17話、最後には千空が真空管製造に成功し「ケータイ」を作り出すという荒業も実現させます。

もはや原始時代を過ごしていた村の人々にとって千空は魔術師や神のような存在とも言えるでしょう。

作品の見どころや詳細な魅力・考察等

1話からキャラクターやストーリー構成が分かりやすく、登場人物以外は石化していて登場しないため、千空や大樹のキャラクター、いきなり酒造りが始まる様子など科学的で、かつ、原始的な挑戦が1年ほど続けられる様子が描かれています。絶え間ない試行錯誤と挑戦、石化から復活した世界で起こるさまざまな試練に向き合うことになります。

千空によって作り出されたものは多く、子どもたちが科学に興味を持ってくれそうな描写も多く含まれています。千空の知識が残っていなかったら実現されなかったことですが、司の石化を解かずにライオンから逃れることができていればもっと物事はスムーズに進んでいたかもしれません。

しかし、千空という科学力で何でも支配しようとしてしまう男に対し、司という野獣が対を成す存在として出てくることで、千空自身の暴走を抑えることにもなったように感じられます。

あのまま司の石化が解かれなければ、千空が異常な支配者になって、仲間を求めるようなことをせず1期の結末のような状態には発展しなかったでしょう。

放送年2019年
話数24話
キャスト千空:小林裕介
大木大樹:古川慎
小川杠:市ノ瀬加那
獅子王司:中村悠一
クロム:佐藤元
コハク:沼倉愛美
スタッフ監督:飯野慎也
原作:稲垣理一郎、Boichi
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
キャラクターデザイン:岩佐裕子
音楽:加藤達也、堤博明、YUKI KANESAKA

Dr.STONE STONE WARS 2期(2021年)

画像出典元:dアニメストア

2期は主に千空と司による武力と科学の衝突「STONE WARS」が描かれ、巨大とは言え完成した「ケータイ」や蒸気機関を利用した自動車など今回も千空による科学の威力に驚かされます。

原始時代から一気に近代化していく様子はやはり爽快ですが、どうしても限界がある部分は自然なままに無理のないファンタジー要素として触れられています。

司と千空の争いも終了し、司の妹も復活を果たして争い合っていた最強の二者がようやく手を取り合うことになります。

原始時代に戻ったかのような人間同士の戦争、殺し合いなど人類の歴史を繰り返しながら前に進んでいきつつ、3700年前の石化現象の謎を解くために次なる冒険に挑むことになります。

作品の見どころや詳細な魅力・考察等

知恵と頭脳を駆使する千空、圧倒的な武力・パワーを駆使する司が協力し合えば怖いものはないですが、そこは人間らしい互いに譲れない部分が衝突していましたが、男らしく仁義を通すことで手を結ぶことに成功します。

2期でも千空が再現したテクノロジーは圧倒的で、まだまだ人類復活を夢見る状況が続いています。石化現象の理由や原理はこの時点では考える余裕がないですが、石化を駆使することで重症でも治療できるという可能性が判明すれば科学者・千空も黙ってはいられません。

ギリギリの原始時代同様の状況で人間同士で争う理由はなく、とにかく非合理的でしたがひとまず状況は改善し、落ち着きを取り戻します。

人類が今の科学力を持ったまま原始時代に逆戻りしたらどうなるかをリアルに描いているようでもあり、天才科学者・千空がいなければ再び人類が自然発生する科学を頼りに近代化するまで数千年という時間がかかることでしょう。

放送年2021年
話数11話
キャスト千空:小林裕介
大木大樹:古川慎
小川杠:市ノ瀬加那
獅子王司:中村悠一
クロム:佐藤元
コハク:沼倉愛美
スタッフ監督:飯野慎也
原作:稲垣理一郎、Boichi
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
キャラクターデザイン:岩佐裕子
音楽:加藤達也、堤博明、YUKI KANESAKA

Dr.STONE 龍水 TVスペシャル(2022年)

画像出典元:dアニメストア

航海に欠かせない知識と技術を持った新たな仲間「七海龍水」が加わるまでの話が描かれており、国家における武力が司、科学やテクノロジーが千空であれば、経済は龍水が担うと考えられるほどに稼ぐことや既得権益に情熱を注いでいる人物が七海龍水です。

帆船の操舵技術、帆船の製造に加えて航海の知識にも長けている龍水は比較的早い段階で千空に理解を示し、司ほど時間はかからずに仲間に加わっています。

稼ぐこと、利益になることにしか興味がないといった部分もあり、龍水がどんな人物なのかが分かるような自己紹介的な作品にも仕上がっています。

作品の見どころや詳細な魅力・考察等

龍水の存在は「Dr.STONE」のストーリーを進めるうえで欠かせない存在です。千空はもっぱら科学者で非戦闘員、司はがっつり戦闘員でひたすらに本能的で脳筋、ここに広い視野や独自の帝王学、天候、航海、航空の知識と経済を回そうとするような感覚を持つ龍水が加わることで集団をしっかりとまとめ上げる役割を担います。

石化現象の謎を解くための航海に欠かせないと言うだけでなく、原始的な航海に欠かせない人海戦術、団体による協力などをこなすには龍水は欠かせない要素です。

千空や司に負けないほどのクセ者ですが、その実力は確かで、ボスというよりはリーダーとして先導する能力も集団に必要です。

経済、特に通貨の概念を用いたことで仲間たちに「労働」させることにも成功し、労働の意味や報酬、やりがいや目標を与えるというかなり近代的で文化的な要素が出てくるのもおもしろいところです。

約1時間の本作では龍水がちゃんと仲間になる所までしか描かれませんが、長い旅路に出る前の仲間と全力で協力して準備を進める様子はまるで学園祭の準備をしているような雰囲気もあります。

ユズリハの手芸に対する狂気的な情熱、織り機を使って布を生み出し、手芸部としての実力を爆発させる様子も見どころの一つです。

放送年2022年
上映時間54分
キャスト石神千空:小林裕介
七海龍水:鈴木崚汰
大木大樹:古川慎
小川杠:市ノ瀬加那
コハク:沼倉愛美
クロム:佐藤元
スタッフ監督:松下周平
原作:稲垣理一郎、Boichi
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
キャラクターデザイン:岩佐裕子
音楽:加藤達也、堤博明、YUKI KANESAKA

Dr.STONE NEW WORLD 3期(2023年)

画像出典元:dアニメストア

アニメ「Dr.STONE」3期では、まず航海に欠かせない人員の食糧問題を解決し、地図を作るためのカメラ製作から始まります。原作でも登場した「ホワイマン」の存在が明らかになるのは4話、7話では宝島に到達して新たな仲間たちと危険な任務に挑むことになります。

本作では石化現象の元凶とも言えるメデューサの存在にも触れられ始め、なぜ石化が起きたのか、石化と石化解除をどう操るかに焦点があてられているため、科学要素よりも若干非科学的なファンタジー要素が強くなります。

イバラとの戦いに勝利するのは19話~20話で、石化装置の謎についても段々と明かされていきます。それでも「ホワイマン」が誰でどこにいるのかははっきりしておらず、新たな謎を解明するため、また、石化現象の本質に迫るために次なる旅に備えることとなります。

作品の見どころや詳細な魅力・考察等

気球で空を飛び、船で海を渡り、陸海空をほぼ制した状況ですが、石化装置というチート武器の謎を解くためにはまだ必要なピースが揃っていないですが次第に見えてくる可能性も狭まってきています。

エイリアン、異星人による攻撃ではなさそうで、無限に石化光線が打たれるわけでもなさそうで、気の狂った人類や変異したAIなどが黒幕である可能性も出てきています。

「ホワイマン」がいる場所は「月」かもしれないという発見もあり、科学王国はいよいよ宇宙に向けて動き出すことになります。

プラチナを入手できたことで硝酸を製造できるようになりますが、この化学的な原理はプラチナ(白金)を触媒として用いてアンモニア酸化法を行うということで、石化からの復活液の量産だけでなく、農業などの分野でも活かせる大進歩となります。

この3期の頃にはユズリハの働きのおかげで服装もかなり近代化しており、原始人のような服装をしている人物はかなり少なくなります。

石化現象が起きてから3700年経過しているとは思えないほどの発展ぶりですが、月に向けて宇宙を目指すのは果たして可能なのか、4期での展開が期待されます。

放送年2023年
話数22話
キャスト石神千空:小林裕介
七海龍水:鈴木崚汰
大木大樹:古川慎
小川杠:市ノ瀬加那
コハク:沼倉愛美
クロム:佐藤元
スタッフ監督:松下周平
原作:稲垣理一郎、Boichi
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
キャラクターデザイン:岩佐裕子
音楽:加藤達也、堤博明、YUKI KANESAKA

Dr.STONE SCIENCE FUTURE 4期(2025年)

画像出典元:dアニメストア

4期では宇宙を目指してさらに躍進していく科学王国御一行の様子が描かれますが、科学王国よりも発展しているDr.ゼノの登場により、慎重に歩みを進めることになります。

仲間たちで作成したペルセウス号は空母に改造する計画となり、千空とDr.ゼノは科学者として互いを認めあって新興を深めることになります。

Dr.ゼノと千空がタッグを組むまでには長く苦しい戦いが必要でしたが、司や龍水との関係を築く際にも形はどうあれ一戦交えてきた過去があり今回も無事に試練を乗り越えます。

その後の展開はまだアニメ放送中ですが、南アメリカのアマゾン奥地から石化光線が出ていたことを察知し行き先が修正され、真相にさらに近づくこととなります。

作品の見どころや詳細な魅力・考察等

アニメ「Dr.STONE」4期では、これまでの原始的な戦いとは異なり、かなり近代的な陸海空の科学王国同士の技術のぶつかりあいによる戦争となっており、千空が狙撃されて瀕死に陥るなど飛び道具を用いるライバルに対しての戦いが必要となっています。

戦闘アクションや戦争さながらの演出も見どころの一つですが、石化現象の謎が解明されていく様子も非常に魅力的です。

石化装置のエネルギー源についての解析も進められており、世界で何が起こったのか、いよいよ明らかにされるでしょう。ストーリーも終盤となっており、完結している原作コミックには4期で追いつきそうな勢いです。

放送年2025年
話数放送中
キャスト石神千空:小林裕介
大木大樹:古川慎
小川杠:市ノ瀬加那
コハク:沼倉愛美
クロム:佐藤元
スイカ:高橋花林
あさぎりゲン:河西健吾
スタッフ監督:松下周平
原作:稲垣理一郎、Boichi
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
キャラクターデザイン:岩佐裕子
音楽:加藤達也、堤博明、YUKI KANESAKA

舞台「Dr.STONE」THE STAGE~SCIENCE WORLD~(2022年)

画像出典元:dアニメストア

新型コロナの影響で、全公演のうち3分の1程度しか上映されなかった舞台で、今はU-NEXT(ユーネクスト)などの配信で見るのがおすすめです。

アニメのサイエンスワールドと内容は同じです。アニメでもコミックでも難しい演出が必要なSF描写はなく、服装もなにもない原始的な状態から用意されていたこともあり、出演者の演技力やキャラクターの再現度だけで良さが出せるというものでした。

舞台だけの要素はありましたが、原作者が舞台に関与していたことや、きちんと原作コミックにリスペクトがあったのが救いで、当たりはずれの多いジャンプ系作品の舞台の中でかなりよく仕上がったものと評価されています。

作品の見どころや詳細な魅力・考察等

観客や視聴者からの評価が高く、千空のキャラクターを大切にした演出はとくによく考えられているでしょう。

原作では存在しないドクタロー、元気いっぱいで明るい大樹が舞台を少しあたためてから千空が登場するため、舞台であっても歌ったり踊ったりするはずのない性格であろう千空に対する違和感が少し緩和されています。

舞台のセリフに関しても原作者がチェックしているということで、実質原作公認でもあるわけで、舞台だけがおかしな演出や発言になっているような事態には陥っておらず、原作履修者も、舞台から初めて見る人も楽しめるようにできています。

舞台を配信で見る場合は会場で見るのに比べると迫力や音響で劣るところはありますが、イヤホンやヘッドホンをすれば演者の声や音楽も独り占めできて、他の観客に邪魔されないというメリットもあります。

再演があればぜひ生で見るのがおすすめですが、配信でもチェックしてみてください。

放送年2022年
上映時間105分
キャスト木津つばさ
岩城直弥
西葉瑞希
永利優妃
田村升吾
長塚拓海
スタッフ原作:稲垣理一郎、Boichi
脚本:浅井さやか
主題歌:40mP
演出:伊藤マサミ

舞台「Dr.STONE」THE STAGE~SCIENCE WORLD~(2023年)

画像出典元:dアニメストア

親子で楽しめる演劇をコンセプトに公演された、科学実験を交えた特殊な形の舞台で、アニメ「Dr.STONE」の作中でも実演された科学を実際に舞台上で再現して見せ、親子で一緒に見て楽しめて、体験できるという構成の作品です。

演劇と言うよりはサイエンスショーとして公開され、U-NEXT(ユーネクスト)、DMM TV、Amazonプライムビデオなどで有料レンタル配信もされています。

U-NEXT(ユーネクスト)では998円で視聴可能で、毎月継続加入していてもらえる1,200ptを使用すれば、月額費用以外に追加課金しなくても本舞台を配信で楽しめます。

内容は原作にもあった司と千空の再会やサイエンスショーとしての科学実験要素がメインで、コハクやゲンなども登場します。

科学のテクノロジーがなくなってしまった時代設定の中で、電球を生み出して灯りをつける瞬間は現代人でさえ盛り上がるほどの内容でした。

作品の見どころや詳細な魅力・考察等

イキリ気味でありながら天才的な記憶力を持つ頭脳派「千空」を木津つばさが演じ、明るくて誠実で純粋なパワー系の「大木大樹」を岩城直弥が演じ、Dr.STONEのヒロインでありながら服飾・ハンドメイドのスキルに長けた「小川杠」を西葉瑞希が演じました。

原作のキャラクターの雰囲気や性格もかなり再現されており、実際に2次元から3次元にキャラクターが出てきたかのような感覚で観劇できる構成でした。

舞台だけに登場する水先案内人的な「ドクタロー」は石田 隼が演じ、舞台の進行役、科学実験の実演お兄さん的なポジションで場の空気を整えるような役をこなし、原作との違いが多少ありつつもほとんど違和感なく、楽しく演劇を満喫できるように仕上がっていました。

舞台、サイエンスショーとしての魅力がみっちり詰まっているだけでなく、アニメ「Dr.STONE」という作品の一部としても存分に楽しめる内容で、原作をよく知らない人でもかなり充実した気持ちになれる舞台です。

放送年2023年
上映時間116分
キャスト木津つばさ
岩城直弥
西葉瑞希
永利優妃
田村升吾
長塚拓海
スタッフ原作:稲垣理一郎、Boichi

アニメ「Dr.STONE」で作られたテクノロジー【千空と科学】

原作でもさまざまな科学アイテムが作り出されていますが、アニメ「Dr.STONE」でも、千空が記憶している科学アイテムが多数製造されています。

石化を解除する液体だけでなく、コーラ、動物用の罠などお手軽なものから、火薬、酒、ダイナマイトの他、蒸気機関、電球、日本刀なども生み出されています。

極めて原始的な手作り感満載の科学アイテムですが、テクノロジーが一気に近代化していく様子は見ていて壮観です。

ここでは、作中に登場した科学アイテムをいくつか紹介します。詳細はぜひ原作コミックやアニメで確認してみてください。

ナイタール液

硝酸とアルコールを混ぜて製造されるナイタール液は金属を腐食させ、基盤のエッチングなどに利用される液体です。作中では、ナイタール液をかけた石化像に日光が当たると反応が進んで、石化が解除されるような描写がありました。

ナイタール液を作るためには硝酸とエタノールが必要で、硝酸はコウモリの糞尿がある洞窟内の鍾乳石から垂れてくるものを利用し、エタノールはぶどうから作るお酒から入手し、適切な配合でナイタール液を作製していました。

純粋なぶどうのみで作るお酒は発酵が進めば一定の割合まではアルコールが生成され、その後蒸留をしてからアルコールの純度を高めて利用する過程があります。

比較的シンプルで、自然発生させることもできる化学反応です。硝酸もアルコールも完全に純粋なものではないため実際には少しでも不純物を取り除くための工夫が必要ですが、作中ではそこまでは描かれていませんでした。

アニメ「Dr.STONE」1期の最初に触れられたもので、原料と条件さえ合えば千空でなくても生み出せたかもしれません。

炭酸カルシウム

作中でさまざまな原料として役立つ炭酸カルシウムは、自然界にも比較的大量に存在しており、知っていれば入手も容易です。

貝殻や鶏卵の殻などから入手できるため採集リスクも少なく、加工も容易な上に、土壌改善、火薬の原料、モルタルの原料、石鹸の原料となるもので、人々の文化的生活に欠かせない存在です。

火薬の原料「硝酸カリウム(硝酸カリ)」は硝石のことで、日本では入手が難しく、合成するのがベストな方法です。洞窟に生成されていることもありますが、作中では硝酸から合成するために利用されています。

石鹸に関しては現実の製造方法と異なる所もあり、全く同じように真似ても石鹸が作れない可能性が高いですが、製造の途中で炭酸カルシウムや炭酸水素ナトリウムなどから水酸化ナトリウム(劇物)を製造できれば石鹸製造の可能性が見えてきます。

大雑把にファンタジーの要素への理解を示しつつ、千空ならやってくれると信じて考えるならば海水から塩化ナトリウムは入手できているはずで海辺の転がっている天然資源などからなんとか石鹸の材料は手に入れているのでしょう。

サルファ剤(サルファ薬)

サルファ剤はペニシリンと役割が似たような抗生物質のひとつで、作中では抗菌薬として作り出されています。村に住んでいる巫女「ルリ」の病を治すために積極的に製造して生み出せるものとして選ばれました。

カビの菌からペニシリンを合成する事もできますが、原始的な環境ではペニシリンを生成するカビの同定は難しく、コンタミのリスクも非常に大きく、菌を増やす時間がやたら必要ということで、前のめりに手をかけて合成できるサルファ剤が選ばれていると考えられます。

それでもサルファ剤だけで肺炎をなんとかできるわけではなく、ルリの生命力に頼った所も大きいでしょう。また、積極的に抗生物質を製造できるようになったことで、怪我や病気に対する対処法として大勢の役に立つ薬を手に入れたことにもなります。

原始的な服装で生傷や感染症リスクが大きい作中の時代においては神の恵みと言ってもよいほどの代物です。

ダイナマイト

作中で偶然硫酸を見つけたことで製造できるようになり、千空が司と交渉するための材料としてダイナマイトが活用されました。

アニメ「Dr.STONE」2期10話で登場したもので、司の妹「未来」を石化解除の修復力で治療すること、無意味な戦闘の停戦を確約することのためにダイナマイトが使われました。

火薬

千空らによって司が復活してからまもなく、千空が生み出したのが黒色火薬で、硫黄、木炭、硝酸カリウムから合成されたものです。

司がライオンを倒すほどに強すぎるため、対抗する化学アイテムとして黒色火薬を生み出すために鎌倉まで出向き、危険な場所で硫黄を手に入れています。

爆弾や花火の原料ともいわれ、素材さえあれば本当に爆薬が作れてしまうので扱いには本当に注意が必要です。

作中では大樹らが司と戦う際にも使用され、一時的にでも司を退けたアイテムです。

コーラ

司のスパイとして潜り込んでいた「あさぎりゲン」との交渉のために利用したのが千空お手製のコーラです。パクチー(香草)にライムを絞るとコーラの風味になることを利用しており、アニメ「Dr.STONE」1期15話で見ることができます。

コミックでは焦がしはちみつと炭酸水も混ぜており、味はともかく、比較的現代のクラフトコーラに近い味わいになっていたと考えられます。

シナモン、クローブ、ナツメグなどのスパイスを活用すればクラフトコーラにできるためスパイスの知識があればもっと味はコーラに近づけられたでしょう。

ケータイ(巨大通信機)

反目し合った司との戦いに挑む際に千空が作り出した遠隔通信装置で、40kg近いコンピュータを背負って使用するタイプの重量級携帯電話です。

現実的にはあの短期間で製造するのは不可能に近いですが、作中では皆の活躍により製造に成功しています。

コンピュータやインターネットといった記載も作中にはありましたが、端末が1台~数台しかないとすればインターネットの使用は不可能で、比較的数十m~百数十mの短距離通信を目的としたものと考えるのが無難でしょう。

ブラックライト

紫外線を発する特殊なライトで、電球を作るのすら大変な時代に、知識さえあれば意外と簡単に作れてしまいそうな感じで作中に登場しました。ニッケルとバリウムをガラスに混ぜ込んだ状態で電球を作れば良いとされています。

敵の追跡のために使用され、見えない足跡を辿っていく際に活躍しました。実際にはブラックライトの明るさや強度、かなり接近しないと見えない場合もあるため現実的に使えていたのかを検証するのは無意味ですが、見えないものを見えるようにするという妖術のようなものと捉えれば画期的なアイテムです。

音響爆弾と閃光手榴弾

閃光玉は海水から抽出したマグネシウムと電球を使用、音爆弾は水素と酸素を入れたバルーンを使用し、ほむらを捕獲する際に使用されました。主に罠として使用され、姿が見えない敵の誘導、追跡のために活躍しました。

現実にはどちらも実現は不可能ではないですが、純粋な金属マグネシウムの抽出にはひと手間必要で、使いたい時に使用するためにも酸化防止などの工夫が必要です。

水の電気分解をすれば水素が手に入りますので、音爆弾の作成はそれほど難しくはないでしょう。水素と酸素の反応は中学校の化学実験でも行われるもので、その大規模なものと考えるとよいでしょう。

自動車(首振りエンジン|蒸気機関)

最低限の要素を持たせた自動車で、車の内部機構の部分よりも蒸気機関を作成できていることの方がかなり大きな進歩です。

アナログな手法でタイヤやピストンが作成されていましたが、基本的な首振りエンジンの仕組みがわかっていれば、あとは精密さの問題です。

作中ではなんとか作成させて一応、自動車として重いものを長距離運搬するという役目は果たせるものに仕上がっていました。

気球

海を越える前に地図を作る際に製造されたもので、作中では大量の布を用意してシンプルな機能の気球が製造されました。

空の上から周辺の地図を作成するのに活躍しましたが、飛行する方向を制御できるわけではないため扱いは難しそうでした。

アニメでは大量の布を製造するのに加えて燃料や資材の用意も必要で、龍水らが通貨の概念を生かして人々を先導(煽動)し、労働力として仲間を使う様子も描かれました。

人間社会の縮図のような状況もあり、人の動かし方や使い方についても意味がありそうな描写がありました。

帆船(科学船ペルセウス号)

龍水の石化解除から長い時間をかけて帆船が出来上がり、科学船ペルセウス号として宝島を目指す旅において活躍しました。千空の知識や科学テクノロジーを持ってしても帆船を作り上げるのは難しく、龍水の技術が大いに活躍しました。

石化現象の謎の真相に迫るためには欠かせないもので、自動車や気球に比べるとかなり文明が進歩したように感じられる存在でした。天候の把握、帆船の操舵のほか、船員のコントロール、労働の概念などを用いることでようやく実現しました。

戦車(カーボン樹脂)

自動車を何度も改造して生み出されたのが戦車?で、どちらかというと装甲車と言うべきものでした。カーボン樹脂による装甲強化、戦闘を目的とした装備・外装になっており、特に防御面に特化した自動車として活躍しました。

千空らが学生だった時代から約3700年ほど経過してほとんど原始時代のような状態から戦車まで製造しているのは敵にとってはかなりの脅威と言えるでしょう。

大砲や機関銃、キャタピラがないにしても、平坦な地面であればかなり強く威圧・制圧できる科学アイテムとして村の人々をも驚かせました。

原作コミック「Dr.STONE」は全27巻完結

「Dr.STONE」の原作コミックは全巻27巻(232話)で完結しています。単行本は2022年3月に完結しており、アニメは完結しているストーリーを追いかけている段階で、現在放送中の4期で終了すると言われています。

「Dr.STONE reboot:百夜」は、全1巻(9話)で読み切りのスピンオフ作品として公開されたものです。

アニメ「Dr.STONE」を視聴して続きや結末が気になった方はコミック番を読むのがおすすめです。アニメに比べてコミックの方が科学知識や製作ロードマップなどをじっくりと読み込める他、なにより既に完結しているため話の続きを待たずに済みます。

アニメが良いと思った方はぜひコミック版もチェックしてみてください。U-NEXT(ユーネクスト)やAmazonプライムビデオでは電子版コミックも読めます。

「Dr.STONE」は映画化されないの?

2025年8月時点では「Dr.STONE」の劇場版や映画は公開されていません。

ワンピースや銀魂のように劇場版オリジナルのストーリーがあっても良さそうな印象で、「Dr.STONE」のファンも多いですが、まだ完結から日が浅いのもあるのか、そこまで興行収入が見込めないのか、劇場版の情報は配信されていません。

可能性としてアニメ4期が終了した時点で視聴率や数字的な見込みがあれば劇場版も検討されるかも知れませんが、現時点ではまだ情報はありません。