整形水

こんなに夜見たのを後悔した映画は、久々かもしれないです。整形水という水を使って体を溶かして、変形させて美人になるという感じの話なのですが、私個人が正直、主人公に対して本当にクソ女と思ってしまいました。自分でしでかしたことは、自分で責任を持てよと思ってしまったし、整形水のリスク高すぎて恐ろしかったです。硫酸でも入ってるのかなって思うレベルでした。この映画自体は、ありそうでありえない現実っぽい摩訶不思議な物語という感じで、心霊的な怖さはないのですが、人間の心理的なホラー作品かなと思います。後半は狂人同士の戦いすぎてブッ飛んでますが、内容としては面白いと思います。ただ、整形水というものが人間の肉とかが溶けるというものなので、そういうものが苦手な人や食事中などには、まったくもっておすすめできないです。

キャラクターの心情描写がリアルで、視覚的な演出も素晴らしい。ただ、テーマが重いため、視聴後は少し気分が沈むかも。でも、現代社会の問題を描いている点は評価できる。

美しさを追求する現代社会の狂気を描いた作品。奇跡の水の力で運命が狂い始める展開に背筋が凍る。表現演出も見どころ！