2012年から続くハードボイルド風の旅グルメドラマ「孤独のグルメ」は、松重豊の落ち着いた雰囲気の演技と飾りすぎないシンプルな演出で、日々の食事を淡々と満喫する様子が描かれており、10シーズンを超えてもなお新作が制作され続けている人気作品です。
本記事では、新作「劇映画 孤独のグルメ」2025年1月10日公開にあわせて、過去の「孤独のグルメ」シリーズのあらすじや見どころ、おすすめグルメ、ドラマ、配信限定作品の情報などを紹介しています。
2025年1月10日公開の新作映画を見る前に、是非あなたの好物や通ったことがあるお店が出ている「孤独のグルメ」シリーズを見てください。
- 「孤独のグルメ」シリーズの魅力と見どころ
- 「孤独のグルメ」のおすすめ神回と人気グルメの紹介
- 「孤独のグルメ」の各シーズンやスペシャルドラマのあらすじ・キャスト・グルメを紹介
- 2025年1月公開予定 映画「劇映画 孤独のグルメ」
- 孤独のグルメ2024大晦日スペシャル 太平洋から日本海 五郎、北へ あの人たちの所まで。
- テレビ東京開局60周年連続ドラマ 孤独のグルメ特別編 ドラマ24「それぞれの孤独のグルメ」
- 孤独のグルメ2023大晦日スペシャル 井之頭五郎、南へ逃避行「探さないでください。」
- 孤独のグルメ配信オリジナル2〜五郎芸人まみれ〜(配信オリジナル)
- 孤独のグルメ2022大晦日スペシャル 年忘れ、食の格闘技。カニの使いはあらたいへん。
- 孤独のグルメ Season10
- 孤独のグルメ〜美味しいけどホロ苦い…井之頭五郎の災難〜(配信オリジナル)
- 孤独のグルメ 2021大晦日スペシャル 〜激走!絶景絶品・年忘れロードムービー〜
- 孤独のグルメ Season9
- 孤独のグルメ 2020大晦日スペシャル ~俺の食事に密はない、孤独の花火大作戦!~
- 孤独のグルメ 2019大晦日スペシャル 緊急指令!成田~福岡~釜山 弾丸出張編!
- 孤独のグルメ Season8
- 孤独のグルメ 2018大晦日スペシャル ~京都・名古屋出張編~ 生放送でいただきます!
- 孤独のグルメ Season7
- 孤独のグルメ 2017大晦日スペシャル 〜食べ納め!瀬戸内出張編〜
- 孤独のグルメ Season6
- 孤独のグルメ 2017お正月スペシャル 井之頭五郎の長い一日
- 孤独のグルメスペシャル! 真夏の東北・宮城出張編
- 孤独のグルメ お正月スペシャル 真冬の北海道・旭川出張編
- 孤独のグルメ Season5
- 孤独のグルメ Season4 特別編! 真夏の博多出張スペシャル
- 孤独のグルメ Season4
- 孤独のグルメ Season3
- 孤独のグルメ Season2
- 孤独のグルメ Season1
- 孤独のグルメのオリジナルグッズにも注目!
- 孤独のグルメが見れる動画配信サービス
「孤独のグルメ」シリーズの魅力と見どころ
「孤独のグルメ」は、2012年からドラマ化されており、主役の井之頭五郎役を松重豊氏が演じている低予算作品ながら人気が高く、熱狂的なファンも多いグルメドラマシリーズです。
実在する定食屋さんやレストランを巡り、原作で描かれているように1人で料理を楽しむ様子やお店の雰囲気、料理が忠実に再現されています。
主人公の井之頭五郎は仕事の合間に食事を楽しみにしており、仕事がメインなのかグルメがメインなのか分かりません。
もちろん「孤独のグルメ」は、グルメドラマなので、グルメがメインではありますが、仕事のシーンでもグルメを優先している描写があるため、井之頭五郎の中でもグルメが中心なのでしょう。
さらに「孤独のグルメ」は、日常にあるおいしい「定食屋」や「レストラン」が舞台になっており、食事を楽しむ等身大の姿が映し出されているため、私達にも共感できる部分も多く淡々と見ていられる作品です。
「孤独のグルメ」の原作は、久住昌之氏、作画を谷口ジロー氏で送るハードボイルド風なグルメ漫画で、1人で淡々と仕事の合間の食事を楽しむ姿が描かれています。
ドラマと原作には少し内容が異なる部分もありますが、ドラマはドラマで松重豊が料理を非常に美味しそうに食べる様子に魅力があふれており、とても楽しめる作品構成となっています。
井之頭五郎は何者?【プロフィールや職業】
「孤独のグルメ」の主人公・井之頭五郎は、グルメ界隈では有名な名言として「モノを食べるときはね、誰にも邪魔されず、自由で…なんというか、救われてなきゃあ、ダメなんだ、独りで静かで豊かで……」、「いいじゃないか、こういうのでいいんだよ、こういうので」などのセリフでも知られています。
あだ名は「ゴローちゃん」、個人事業として輸入雑貨の貿易商をしており、各地を訪れる際に出会った食事に対して独特な美学も持ち合わせています。
さらに、井之頭五郎は独身で喫煙者、付き合っている女性もおらず仕事一筋、お酒は下戸でほぼ飲めないという設定で、誰にも縛られることなく自由に料理を食べることに幸せを感じることで現代社会を生き抜く孤独な社会人男性です。
実写ドラマの井之頭五郎は、原作の井之頭五郎にあまり似せておらず、全く別のキャラクターというほどでもないですが、俳優の松重豊が演じる独自の色が強いです。
ドラマ版では、自分の空腹、胃袋に素直に従っており、大食いな側面もあります。
井之頭五郎は、食に貪欲でありながら下調べをせずに胃袋の具合と自分の勘でお店を選ぶことを大切にしており、一期一会の出会いや先入観、他人の評価を入れず食事そのものに価値を見出そうとしているところがあります。
ドラマ「孤独のグルメ」では、シリアスな展開や恋愛などの演出はなく、いい年のおじさんが淡々と仕事をこなし、食事をする様子を映し出しており、視聴者も無心で淡々とドラマを見ることができます。
「孤独のグルメ」が人気の理由
「孤独のグルメ」は、1話の撮影が大体2日ほどで、超短期・低予算で製作されており、毎回各話完結型なため、どのシリーズ、どの話から見ても楽しめるというメリットがあります。
前回のストーリーや内容が分からなくても、のんびりと楽しめる点が「孤独のグルメ」の人気の理由のひとつです。
主役・井之頭五郎を演じる松重豊の食事への向き合い方や、おいしそうに食事をする様子、人生の中でじっくりと食を楽しむようなスタイルは、これまでの他のドラマではほとんどなかったストーリー構成で、作品の中で流れる時間もゆったりしています。
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「孤独のグルメ」のおすすめ神回と人気グルメの紹介
「孤独のグルメ」が好きな人は、それぞれに一番好きな回があると思いますが、その中でも多くの視聴者が納得できる人気の話があります。ここでは、特に人気がある話と登場したグルメを簡潔に紹介します。
「孤独のグルメ」シーズン1・第8話 神奈川県川崎市八丁畷の一人焼肉
ゲストに韓流スターの「アレン・キボム」を迎え、一人焼肉を黙々と楽しむ内容です。
五郎が入りたくても混雑していて入れなかったお店になんとか入り、誰にも邪魔されずに一人焼肉を楽しむ様子は、まさしく飯テロ!誰もが自分も一人焼肉を楽しみたいと思ってしまうはずです。
家族や友人と楽しく食べ放題の焼き肉を満喫するのも良いですが、1人で淡々と肉を焼いて育てて、自分の好きなように味わえる時間も非常に有意義です。
シーン1の「第8話 神奈川県川崎市八丁畷の一人焼肉」を見る時には、自分もカルビやロースを用意して、焼き肉を食べながら見るのがおすすめです。
「孤独のグルメ」シーズン5・第12話 東京都豊島区 西巣鴨の一人すき焼き
仕事を終えた後の空腹、完全にお肉を食べたくなってしまった胃に正直になり、気になったしゃぶしゃぶ屋へ吸い込まれるように入っていく五郎…。
初体験の新しいお店の座席や店内の雰囲気を感じる様子をは、まるで自分が初めて行くお店に入っているかのように思える演出です。
しゃぶしゃぶ屋で1人すき焼きを堪能する贅沢な時間は、やはり飯テロ…西巣鴨駅から徒歩1分の所にある実在する「しゃぶ辰」へ行けば同じ体験ができます。「孤独のグルメ」の聖地巡礼もできるという一石二鳥の魅力あふれる回でした。
「孤独のグルメ」シーズン1・第9話 世田谷区下北沢の広島風お好み焼き
仕事で疲れている中、人助けをした後に五郎が見つけた鉄板焼屋で海鮮系のお好み焼きを食べ尽くす様子が描かれました。
とにかく料理を食べまくる様子は、まるで旅番組や大食い番組を見ているかのようで、ドラマとは思えないほど、ただただ広島風お好み焼きや鉄板焼の料理を食べているおじさんを眺める作品になっています。
見ているだけで腹が減る話で、食べ方も自由で誰にも邪魔されずに黙々とお好み焼きを満喫する様子はとんでもない飯テロであり、私たちにとっても大満足する料理の楽しみ方です。
自分だけの時間、自分だけの食事を心ゆくまで楽しむ様子は、見ている人の心を満たし、食欲を増進させて空腹に導くことでしょう。
「孤独のグルメ」シーズン2・第11話 足立区 北千住のタイカレーと鶏の汁無し麺
ゲストに俳優の長谷川博己と、とよた真帆を迎え、今回の井之頭五郎はタイ料理を満喫します。
北千住の町並みを眺めながら料理屋を探す様子は、まるで旅番組のようにも思える演出になっています。
五郎がタイ料理屋で激辛料理やタイのスイーツを堪能する話ですが、女性だらけのお店で男性が絶品タイ料理に舌鼓をうつという、なかなか挑戦しがたいシーンがあるのもこの話の見どころです。
スイーツ店のように、女性ばかりのお店だと男性は、女性の目を気にして入店するのを躊躇してしまいますが、逆に男性客が多いラーメン屋に女性がいても、それほど気にはならないもので、男性目線か、女性目線かで感じ方も異るのかもしれません。
「孤独のグルメ」シーズン4・第9話 渋谷区 神宮前の毛沢東スペアリブと黒チャーハン
この話の魅力は鉄板中華で、見ている私たちまで胃の中が熱くなるようなメニューが盛りだくさんです。
五郎が蒸し鶏、天使の海老ロンジン茶炒め、スペアリブの湖南風炒め(毛沢東スペアリブ)黒チャーハン、麻辣湯と徹底的に中華料理を堪能する様子が映し出されます。
出てくる中華料理を食べている五郎も満たされていますが、家庭料理の鉄板中華の店主も満たされている表情を見せます。
五郎が美味しそうに食べている様子を見て、自分が作った料理の味を認めてもらえている、いっぱい食べて満足している五郎の顔を見て料理人としての喜びを感じていることが伝わる演出がされていました。
料理を食べて自分だけ満足するのではなく、料理の作り手である店主も満足させることの大切さを感じさせてくれる話となっています。
「孤独のグルメ」シリーズ、あなたのおすすめ回と料理は!?
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「孤独のグルメ」の各シーズンやスペシャルドラマのあらすじ・キャスト・グルメを紹介
ここでは、新しい作品順に「孤独のグルメ」シリーズやスペシャルドラマなどの、あらすじやゲスト出演、登場するグルメや見どころなどを紹介します。
公式サイトに掲載されている料理写真を引用しており、どのシーズンでどんな料理を食べていたか思い出す助けになれば幸いです。
2025年1月公開予定 映画「劇映画 孤独のグルメ」
公開年 | 2025年1月10日 |
上映時間 | 約1時間50分 |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) ゲスト出演 志穂(内田有紀) 中川(磯村勇斗) 松尾千秋(杏) 店主(オダギリジョー) 松尾一郎(塩見三省) 滝山(村田雄浩) 韓国入国審査官(ユ・ジェミョン)※特別出演 スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 監督:松重豊 脚本:松重豊、田口佳宏 |
主題歌 | 「空腹と俺」ザ・クロマニヨンズ |
輸入雑貨商の井之頭五郎は、かつての恋人の娘・松尾千秋からの依頼を受け、フランス・パリへ向かう…パリに到着するといつものように空腹を満たし、依頼者である千秋の祖父・一郎のもとを訪れる。
依頼の内容は、千秋の祖父・一郎が「子供の頃に飲んだスープをもう一度飲みたい」というもので、そのレシピと食材を探し出すことだった。
五郎はわずかな手がかりを頼りに、フランスをはじめ、韓国や長崎、さらには東京を訪れ、究極のスープを求めて奔走する。
究極のスープのレシピと食材を探す旅の先々でさまざまな人物や事件に遭遇し、次第に五郎は予期せぬ大きな何かに巻き込まれていく。
これまでの作品で主演だった松重豊氏が、監督、脚本も担当した「劇映画 孤独のグルメ」では、井之頭五郎のかつての恋人と、その家族、娘が登場し「子供の頃に飲んでいたスープをもう一度飲みたい」という願いを叶えるために奔走するストーリーです。
五郎はフランスのパリに赴くことになり、一杯のスープの味を再現するために井之頭五郎の経験が生かされるところが見どころです。
「劇映画 孤独のグルメ」は、テレビ東京開局60周年特別企画として制作されており、主題歌は、ザ・クロマニヨンズの「空腹と俺」です。2025年1月10日に全国の劇場で公開予定です。
孤独のグルメ2024大晦日スペシャル 太平洋から日本海 五郎、北へ あの人たちの所まで。
放送日 | 2024年12月31日 |
放送時間 | 22:00~23:30 |
上映時間 | 90分 |
テーマ曲 | 孤独のカーニバル |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) ゲスト出演 梶原俊幸(光石研) イタリア家庭食堂のママ(雛形あきこ) 鈴木社長(塚本晋也) 焼き肉店の女将(田中美佐子) 岩田誠二(泉谷しげる) 福永いずみ(鈴木砂羽) ふらっとQUSUMI 久住昌之 ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 監督:井川尊史、北尾賢人、中山大暉 演出:北畑龍一、井川尊史、北尾賢人 脚本:田口佳宏 企画プロデュース:松重豊 |
横浜の映画館館長から頼まれた仕事で、とある映画のフィルムを八王子に届けることになった井之頭五郎。
年末の仕事納めとして簡単な仕事だと思い引き受けたものの、予想外のお願いが続き、五郎は次第に思わぬ事態に巻き込まれていく。
なぜか最終的にフィルムを届けるために、長野へと向かうことになってしまう…愛車の小さなMINIでの過酷な長距離運転でとにかく腹が減る。
道中で次々と出会う至極のグルメを楽しみながら、五郎は腹を満たし旅を続ける。各地で出会う人々と触れ合いながら、映画のフィルムに込められた想いを次第に理解していく五郎。
8年連続の大晦日「孤独のグルメ」シリーズ、2024年の大晦日に井之頭五郎が向かうのは日本海。
日本海に向かう途中で出会うさまざまな人たちとの関わりも含め、これまで通り淡々と井之頭五郎が食事と向き合う様子が描かれています。
この2年ほどは、井之頭五郎を演じる松重豊さん本人が制作を引っ張ってきていますが、大晦日SPや映画の興行収入が芳しくなかったり、視聴者の共感が得られなかったら潔く身を引くとも発言しており、「孤独のグルメ」ファンとしては、何としても見なければならない作品です。
今回は、井之頭五郎の愛車「MINI」とともに日本を縦断する車旅の要素もあり、食事、ドライブ、温泉と癒やしいっぱいの内容となっています。
年末をゆったりと過ごしたい人には、特におすすめなので「孤独のグルメ2024大晦日スペシャル」をぜひ見てください。
テレビ東京開局60周年連続ドラマ 孤独のグルメ特別編 ドラマ24「それぞれの孤独のグルメ」
放送期間 | 2024年10月4日~2024年12月20日 |
放送枠 | ドラマ24 |
話数 | 全12話(1話:40分) |
オープニング曲 | Haraberi80’s |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 脚本:田口佳宏 演出:北畑龍一、井川尊史、北尾賢人、中山大暉 音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ |
五郎は午前中の仕事を終え、久々に河原で水切りを楽しんでいた…そこへ負けじと水切りに挑戦し始めた中華料理店の大将。
しばらく水切りしているとお腹が減った五郎は、荒川区町屋の商店街にある町中華店「中華一番」を見つけて入店する。
その店の料理はどれも美味しく、五郎は感動する…食事をしているうちに、先ほど河原で水切りをしていた大将が店主であることに気づく。
五郎と大将は同年代で、どこかライバル心を抱きながらも料理を通じて新たな絆を感じる。
※1話あらすじを抜粋
これまでのシーズンでは、主人公の井之頭五郎が中心となってグルメを堪能してきましたが「それぞれの孤独のグルメ」では、出演するゲスト目線でもグルメを楽しむ様子が映し出されます。
ドラマのタイトル通り、それぞれの食事との向き合い方が見られるのは、新しい試みであり、見どころでもあります。
基本的には井之頭五郎の心の声を中心としたナレーションが多いですが、ゲストの心の声もナレーションのように挿し込まれています。
ゲスト出演の方々も食事を楽しみ、それぞれに感じたことを語っていくため、人によって異なる思いや感想もあり、ゲスト出演者の食事の楽しみ方や考え方に触れられるところが本作の魅力です。
ゲストに迎えられているのは、マキタスポーツ、板谷由夏、ユースケ・サンタマリア、マグ万平、玉井詩織、斎藤汰鷹、平田満、比嘉愛未、渋川清彦、福山翔大、黒木華、肥後克広、結木滉星、池田成志、平祐奈、川原和久らで、それぞれの料理に対する感じ方や言葉遣い、表現など、それぞれの経験に基づいて料理と向き合います。
そこに井之頭五郎もいるため、いつもの孤独な食事を見ているよりも飯テロ度が上がっています。
11話では、漫画家の江口寿史先生や原作者・久住昌之先生も登場するため、かなり希少な回ですので必見です。
「それぞれの孤独のグルメ」は、井之頭五郎とゲスト出演者が食事を楽しむ様子、それぞれの食事との向き合い方を一度に見られる作品で、毎回異なるゲストと井之頭五郎が日本各地のグルメを淡々と全身で感じるシーンでは世代や年齢、性別の違いも感じられる特別な作品となっています
松重豊演じる井之頭五郎だけじゃない!毎話それぞれに登場する様々な世代や職業の異なるゲスト出演者たちが自由気ままに腹を満たす!
孤独のグルメ2023大晦日スペシャル 井之頭五郎、南へ逃避行「探さないでください。」
放送日 | 2023年12月31日 |
放送時間 | 22:00~23:30 |
上映時間 | 90分 |
オープニング曲 | OKINAWA SLIDER |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎/松重豊 ゲスト出演 玉城玲奈(国仲涼子) 永野翔太(豊本明長・東京03) 島袋三郎(川平慈英) ちまぐーの静江(吉田妙子) マイハウスのママ(崎山一葉) マイハウスの常連客(キヨサク・MONGOL800) てーげーず(ネーネーズ) 上原渚 小濱凛 与那覇琉音 猪俣幸奈 開運!なんでも鑑定団 福澤朗 中島誠之助 北原照久 安河内眞美 山村浩一 片渕茜 (テレビ東京アナウンサー) ふらっとQUSUMI 久住昌之 ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 監督:井川尊史 演出:北畑龍一、井川尊史 脚本:田口佳宏 音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ |
井之頭五郎は、年末の忙しい時期に、テレビ東京の番組プロデューサー・永野翔太からの無茶ぶりを受け、毎年恒例の年末特番出演を頼まれる。
しかし、「今年の年末こそは絶対に休む!」という固い決意のもと、五郎は仕事をシャットアウトし、「さらば東京」と捨て台詞を残して逃避行に出ることに。
逃避行の目的地は沖縄、青い海と白い砂浜、トロピカルドリンクを片手に南国ファッションで開放感を満喫し、デジタルデトックスを決行する。
携帯電話やパソコンを東京に残し、心身ともにリフレッシュする五郎は、沖縄観光を楽しむためレンタカーを走らせる。
しかし、観光の後にはいつものように空腹に襲われ、食事を求めて山を越えて走り回るものの、なかなか見つからない。
ついに「俺好みの食堂」を発見し、沖縄自慢のグルメを堪能する五郎。美味しい料理でエネルギーを補充した五郎は、沖縄らしい休み方を探し観光案内所を訪れるが、なかなかピンとくるものに出会えず、自分が昭和人間であることを痛感する。
そんな中、沖縄民謡グループ「てーげーず」のドライバー、島袋三郎とぶつかりそうになり、島袋が海に落ちてしまう。
その責任を感じた五郎は、グループのリーダー玉城玲奈のお願いで、島袋の代わりにドライバーを引き受けることに。
これが五郎の沖縄での休暇を思わぬ展開に導き、彼のリラックスした時間が一転、予期せぬ冒険へと変わっていく。
コロナ禍も終わりが近づき、2023年の年末こそしっかりと何のトラブルもなく休みたい五郎は、沖縄へ逃避行をするも結局トラブルに遭い、お人好しの井之頭五郎は人助けのため結局仕事をする羽目になります。
国仲涼子、豊本明長(東京03)、川平慈英などをゲストに迎えて、食事との出会い、グルメとの出会い双方で充実しているのが本作の魅力でもあります。
井之頭五郎はミスや失敗をしながら、その責任も取りつつ、食事はしっかりと楽しむ様子は現実世界の社会人の生き方そのもので、昭和の仕事人間にとっては共感できる要素もとても多いのではないでしょうか。
孤独のグルメ配信オリジナル2〜五郎芸人まみれ〜(配信オリジナル)
配信日 | 2023年3月27日 |
話数 | 全6話(1話:11分~13分) |
配信サイト | Lemino、Paravi(現在のU-NEXT) |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) ゲスト出演(芸人・タレント) ハナコ(菊田竜大、秋山寛貴、岡部大) ザ・マミィ(林田洋平、酒井貴士) 街裏ぴんく(ピン芸人) パーパー(ほしのディスコ) スパイシーガーリック(片山智勝、ジョン) 東京ホテイソン(たける、ショーゴ) かが屋(加賀翔、賀屋壮也) 駒井蓮(モデル・タレント) ふらっとQUSUMI 久住昌之 ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 監督:中山大暉 演出:北畑龍一 脚本:田口佳宏 音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ |
井之頭五郎(松重豊)は、空腹を感じたことから、たまには居酒屋飯を楽しもうと「もつ焼き」の文字に引き寄せられ、ある居酒屋に入る。
店内は賑やかで活気があり、店主の大将(岡部大)は新人アルバイト(秋山寛貴)に大きな声で接客を指導している。
五郎はその活気に圧倒されながらも、食事に集中しようとするが、店内の雰囲気に慣れず、食事が進まない…そこに男性一人客(菊田竜大)の来店で五郎にさらなる試練が訪れる。
物語は、居酒屋編の2つのテーマ、ハイテンションなお客様サービスと危険な三角関係を通して展開される。
ハナコ(菊田竜大、秋山寛貴、岡部大)が登場し、お客様を楽しませることをモットーに全力でおもてなしをする店の雰囲気に、五郎は圧倒される。
さらに、ザ・マミィ(林田洋平、酒井貴士)による危険な三角関係が五郎の目の前で繰り広げられ、アルバイトの女性への恋愛感情が暴走し、複雑な感情が渦巻く。
五郎はその場に立ちすくみながら、再び食事に集中しようと努力するが、事態は予想外に進展していく。
※1話・2話「居酒屋編」あらすじを抜粋
井之頭五郎×6組の若手芸人がコラボ!「町中華」、「居酒屋」、「定食屋」を舞台に、美味しく観られて笑える全6話の短編オリジナルストーリー。
まだあまり知られていない芸人が演技に挑戦!とはいっても、自然体で井之頭五郎の食事を盛り上げる脇役としての演出のため、サラッと出演するだけで難しい演技はなく、若手を育てようという制作陣らの意図も感じられます。
「孤独のグルメ〜五郎芸人まみれ〜」は、配信オリジナルでも井之頭五郎が淡々と食事をする様子を眺めるだけ!
本作は、若手芸人6組とコラボしたコメディ要素と食欲増進効果も多い作品で、お笑い芸人のハナコ、ザ・マミィ、街裏ぴんく、ほしのディスコ(パーパー)、スパイシーガーリック、東京ホテイソン、かが屋がゲスト出演して番組を盛り上げます。
「孤独のグルメ〜五郎芸人まみれ〜」は、Leminoでの配信オリジナル作品の第2弾として制作・放送されましたが、2024年時点ではU-NEXTなどでも見ることができます。
1話約11分ほどの短編作品として制作されており、井之頭五郎の仕事の様子はあまり描写されず、食事を選ぶシーン、食事をするシーンだけを用意した内容となっているのも特徴的です。
井之頭五郎がガラケー携帯を使っていることをいじるようなシーンもあり、若干スマホに慣れていない高齢者に片足を突っ込んでいる五郎へのイマドキの扱いも少しありました。
淡々と食事を吟味する井之頭五郎の様子はシーズン1とほとんど変わらず、いい年をしたおじさまが食事を楽しみ、胃袋を満たしていく様子が映し出されているのは変わりありません。
居酒屋のテンションの高いイマドキなシーンが多く、静かに飯と向き合いたい井之頭五郎を悩ませるシーンがあるのも印象的です。
ある意味で、井之頭五郎にとってはハズレ店を引いたように見えますが、ツッコミどころ満載の内容となっていて、ちょっとした災難に苦戦する五郎の様子が見られて地味に楽しめます。
孤独のグルメ2022大晦日スペシャル 年忘れ、食の格闘技。カニの使いはあらたいへん。
放送日 | 2022年12月31日 |
放送時間 | 22:00~23:30 |
上映時間 | 90分 |
オープニング曲 | シナモン・ロール |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) ゲスト出演 小林洋(岩松了) 小林真奈(北乃きい) 酒屋の男(徳井健太・平成ノブシコブシ) 浅鞍・大将(宅麻伸) 真也(葉山奨之) ひだか・大将(松村邦洋) ふらっとQUSUMI 久住昌之 ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 監督:井川尊史 演出:井川尊史、北畑龍一 脚本:田口佳宏 音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ |
2022年12月29日、井之頭五郎(松重豊)は、東京の築地で商談を終えた後、思わぬ依頼を受ける…商談相手である小林洋(岩松了)から、北海道小樽にいる姪っ子・小林真奈(北乃きい)にある物を届けてほしいとの頼まれる。
最初は、北海道まで車で行くのは無理だと断る五郎だったが、相手の熱意に押され、渋々承諾。こうして、五郎は年末に仕事納めをする間もなく北海道を巡る旅に出ることになった。
旅の初めは、気が進まない中で始まったが、苫小牧に到着すると北海道ならではの美味しいグルメに出会い、最高のスタートを切る。
千歳では相棒と共に広大な牧草地を駆け抜け、札幌では偶然見つけたお店で、地元の名物肉料理に舌鼓を打ちながら北の大地の魅力に酔いしれる。そして、石狩では本場のご当地名物を堪能し、五郎はお腹も心も満たされる。
旅を続ける五郎は、北海道の大地を巡りながら、各地で出会った名物料理に舌鼓を打つとともに、いくつものミラクルやハプニングに遭遇する。
最終的に目的地の小樽に到着し、そこで待っていたのは今年最後の特別なグルメだった…五郎は、この一年を締めくくる最後のグルメとは?
孤独のグルメ10周年となる「孤独のグルメ2022大晦日スペシャル」では、依頼主の強い願いがあり、車で北海道に行くことになります。
築地から小樽までの車旅をすることになり、大洗から苫小牧までフェリーで移動し、内容としてはほぼ旅番組&グルメ番組となっています。
北海道名物のオンパレード、いつもの井之頭五郎と安定したナレーション、落ち着いたBGM、飾らない演出は健在で、ストーリー全編通して北海道のグルメを堪能しています。
「孤独のグルメ2022大晦日スペシャル」は、序章からエンディングまで井之頭五郎のペースで食事を楽しむ様子が描かれており、2022年の年末も仕事と食事に忙しく過ごすシーンはもはや定番で、年末に見ればさらに楽しめるはずです。
オープニング前に既においしそうに食事を満喫するシーンがあり、視聴者でも味を予測しやすいナレーションがあるため、飯テロ度合いは強くなっています。
孤独のグルメ Season10
放送期間 | 2022年10月8日~2022年12月24日 |
放送枠 | ドラマ24 |
話数 | 全12話(1話:40分) |
オープニング曲 | 涙のハングリーロード |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) ふらっとQUSUMI 久住昌之 ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 監督:佐々木豪、中山大暉、井川尊史 演出:井川尊史、北畑龍一、佐々木豪、中山大暉 脚本:田口佳宏、児玉頼子 音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ |
JR横浜線と京王相模原線が通る橋本駅…仕事でこの地を訪れた井之頭五郎(松重豊)は、商談をしていた。
喫茶店で依頼人である高原良樹(田渕章裕)にアンティークの置時計を紹介するが、喋り出したら止まらない高原の性格に圧倒され、商談が進まず困り果ててしまう。
終いには、高原に自社イチオシの商品を実演販売され、五郎は思わず買うことに…喋りすぎる顧客との商談に疲れ果てた五郎は、食事を求めて看板を頼りに食堂を探すために歩き出し、ふと目にした「食堂」の看板に引き寄せられる。
店の貫禄ある外観に五郎の胸が高鳴り、期待が膨らむ中、店内の短冊メニューを見てさらに興奮する…王道の定食や中華料理など、多彩な料理が揃う中、五郎が選ぶ料理は果たしてどれなのか。
※「孤独のグルメ Season10」1話あらすじ抜粋
「孤独のグルメ」もいよいよシーズン10となり、他のシーズンとほとんど変わらない安定感があるストーリー構成です。
五郎が淡々と食事を楽しむ内容だけで、ここまで歩んできただけあって、シーズン10も仕事半分、食事半分の構成で制作されていますが、時には、五郎が一歩踏み出して自分を試すような食事シーンが描かれている話もあります。
神奈川、東京、千葉のお店に訪れることが多いですが、岐阜や富山で郷土料理を楽しむ様子はある意味で特別です。
BGMやオープニング曲もエンディング曲もシーズン1と雰囲気はほとんど変わらず、安心して見られるシーズンになっています。
「孤独のグルメ Season10」は、2022年の作品であるため、まだコロナ禍だったこともあり、五郎がマスクをつけて登場するシーンも見慣れたものです。
「孤独のグルメ Season10」では、ナシゴレン、オムライス、ユッケ丼、カレーつけそば、韓国料理のチャムチャ麺、ミートローフなど日本食よりも国際色豊かな食事が多く登場するところがシーズン10の見どころになっています。
孤独のグルメ〜美味しいけどホロ苦い…井之頭五郎の災難〜(配信オリジナル)
配信日 | 2022年3月31日 |
話数 | 全6話(1話:10分~13分) |
配信サイト | ひかりTV、Paravi(現在のU-NEXT) |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) ふらっとQUSUMI 久住昌之 ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 監督:中山大暉 演出:北畑龍一、佐々木豪、中山大暉 脚本:田口佳宏、児玉頼子 音楽:久住昌之 ザ・スクリーントーンズ |
いつものように美味しい食事を楽しむ五郎が予期せぬ災難に巻き込まれる様子が描かれる全6話のオムニバス形式の短編作品で、五郎が出会う奇妙で少しホロ苦いシチュエーションが映し出されます。
ある日、満席の店に入ろうとした五郎は、店員に強引に相席を頼まれる…そこで隣に座った常連のおばさん(竹内都子)から、次々と押し付けがましいオススメを受け、五郎は心地よい食事の時間どころか、お節介に振り回される羽目に…。
※1話「相席編」あらすじ抜粋
「孤独のグルメ〜美味しいけどホロ苦い…井之頭五郎の災難〜」は、配信オリジナル作品としてLeminoとU-NEXTで配信された作品です。
ゲスト出演者には、江上敬子(ニッチェ)、加賀翔(かが屋)、賀屋壮也(かが屋)、北香那、木村了、竹内都子、村田雄浩などクセのあるゲストを迎えて制作されています。
「孤独のグルメ〜美味しいけどホロ苦い…井之頭五郎の災難〜」では、過去に放送してきた作品とは違い、井之頭五郎が、訪れた飲食店で巻き込まれるほろ苦いエピソードを中心に描かれています。
孤独に食事を楽しみたい井之頭五郎にとっては、雑談やコミュニケーション、気まずい相席などは厄介事で、独身男性が独身男性である理由も若干皮肉っぽく映し出されています。
ハズレ店を選んで嫌な気持ちになることもありますが、食事の時間を穏やかに誰にも邪魔されずに楽しみたい井之頭五郎にとっては、食事の時間を邪魔されることは一番嫌なことなのである。
本作では、そういう五郎の食事を邪魔するちょっとしたトラブルがあり、通常の放送では出来ないNGエピソード満載なのが本作の特徴です。
「孤独のグルメ〜美味しいけどホロ苦い…井之頭五郎の災難〜」では、ブラック五郎が暗躍する「孤独のグルメ」の暗黒面が描かれたているところが見どころになっています。
五郎に降りかかる日常の小さな災難にクスッと笑いながらも共感できる、新たな「孤独のグルメ」が楽しめる作品になっています。
孤独のグルメ 2021大晦日スペシャル 〜激走!絶景絶品・年忘れロードムービー〜
放送日 | 2021年12月31日 |
放送時間 | 22:00~23:30 |
上映時間 | 90分 |
オープニング曲 | チャルメリ・ドライヴ |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) ゲスト出演 蓑田康雄(小籔千豊) 春日裕二(中尾明慶) 丹波篠山のお店の女将(梅沢昌代) 伊勢のお店の女将(石野真子) 浜名湖のお店の女将(山本未來) 整備士(寺坂頼我) 竹内(平原テツ) マル秘ゲスト 久住昌之 サンボマスター ふらっとQUSUMI 久住昌之 ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 監督:井川尊史 演出:井川尊史、北畑龍一、佐々木豪 脚本:田口佳宏 音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ |
井之頭五郎(松重豊)は2021年の仕事納めを京都府伊根町で過ごし、舟屋の主人・蓑田康雄(小籔千豊)との商談を終えた帰り道に思わぬ依頼を受ける。
それは東京へ届けて欲しいという物、なんとそれは古い車だった…渋々了承する五郎だが、その車は古くてデリケートで運転しづらく、道に迷いながら東京を目指すことに。
しかし、迷子になった五郎がたどり着いたのは兵庫県丹波篠山。空腹に耐えながら、山間にひっそり佇む一軒の店に入ると、女将(梅沢昌代)が温かい料理で迎えてくれる。
絶景と絶品の食を巡る珍道中が幕を開け、五郎は様々な出会いと美味しい料理に触れながら、東京までの長い道のりを進んでいく。
大晦日スペシャルも5年目となり、コロナ禍の中、京都、兵庫、三重、そして、静岡、東京と車旅をすることとなる様子は、かつてない特別な緊張感があります。
「孤独のグルメ 2021大晦日スペシャル」では、訪問した土地もお店の数も最も多く、上映時間も73分と長めで見どころ満載の作品となっています。
コロナ禍の中、密を避け感染症対策も含めてストーリーを車旅をしたのか、世情に配慮した様子も見受けられます。
小籔千豊、梅沢昌代、中尾明慶、石野真子、山本未來など特別ゲストも多数出演しており、大晦日スペシャルとしての魅力はとても大きいです。
孤独のグルメ Season9
放送時間 | 2021年7月10日~2021年9月25日 |
放送枠 | ドラマ24 |
話数 | 全12話(1話:40分) |
オープニング曲 | 孤独の咆哮 |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) ふらっとQUSUMI 久住昌之 ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 監督:北尾賢人、佐々木豪 演出:井川尊史、北畑龍一、北尾賢人、佐々木豪 脚本:田口佳宏、児玉頼子 音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ |
井之頭五郎(松重豊)は、久しぶりに横浜・白楽の「キッチン友」で食事を楽しんだ後、商談のため神奈川県の宮前平へ向かう。
商談相手の村井美咲(りょう)との商談中に突然「滝山さんが言っていた通り」となぜか話が脱線し、彼女から突然アプローチを受ける。
五郎は愛想笑いで切り抜けながら商談を終えるが、時間はすでに夕方5時…五郎は空腹を感じて店を探し始める。
向かった先は長い上り坂、暑さと空腹で疲れ果て、ようやく到着したのは雰囲気のある「とんかつ屋」だった。
五郎は、ロースとヒレのどちらを選ぶか迷いながらも、常連客の「この店でヒレカツに目覚めた」という言葉に後押しされ「ひれかつ御膳」を注文。
そして、シーフード欲の刺激を満たすために「魚介のクリームコロッケ」と「エビフライ」を追加注文する。
ザクザクの衣をまとったヒレカツや、ゴロゴロの具が入ったクリームコロッケ、タルタルソースが美味しいエビフライに舌鼓を打つ。
常連客(神奈月)が謎の「32度」を注文するが、既に売り切れていた…五郎は何のことだか解らず追加で頼んだ絶品のタルタルソースが付いたエビフライを食べきり、次はロースを食べに来ようと心に決めて店を後にする。
※「孤独のグルメ Season9」1話あらすじ抜粋
2021年の「孤独のグルメ Season9」では、井之頭五郎は東京、神奈川以外に、静岡、群馬、栃木、そして、福島へ赴くことになります。
北関東へ訪問する機会が増え、金目鯛、魚介クリームコロッケ、鮎の塩焼き、鰻の蒲焼きチャーハンなど魚料理が多いシーズンという印象があります。
「孤独のグルメ Season9」は、総合すると肉料理と魚料理が多く、毎回食欲をそそられる内容が多い上にコロナ禍だったこともあり、外食しにくい環境にありながらも淡々と食事を楽しむ井之頭五郎の姿を羨ましく思う人も多かったのではないでしょうか。
コロナ禍で店主と店舗スタッフはマスクをしていることが多かったため、ゲスト出演者の演技力が要求されましたが、お店の雰囲気やゲスト出演者の演技も光り、井之頭五郎が美味しそうに食事するシーンの飯テロのクオリティーを落とすことなく淡々と楽しむ様子が映し出されています。
店主や店員のマスク姿はもう見慣れて現在でもマスク姿は、それほど気にならない描写・演出ですが、席を1つ空けて座るとか、カウンターやテーブルにアクリル板が設置されている様子は時代を反映している貴重な映像とも言えます。
井之頭五郎がマスクをしながら街中を歩くシーンを見ると、同じ時代に生きていたんだということを思い出させてくれます。
「孤独のグルメ」は、五郎1人で食事を楽しむ内容なので、コロナ禍でも影響を受けず、ストーリー構成や内容を変更することもありませんでした。
孤独のグルメ 2020大晦日スペシャル ~俺の食事に密はない、孤独の花火大作戦!~
放送日 | 2020年12月31日 |
放送時間 | 22:00~23:30 |
上映時間 | 90分 |
オープニング曲 | TOKUSATSU GORO |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) ゲスト出演 森田康介(大倉孝二) 森田の妻(中島亜梨沙) 森田由美(長尾真実) 森田武(城後光義) 丸山仁志(高橋克実) 口福処平五郎の女将(渡辺真起子) 餃子菜苑の女将(池津祥子) 清月苑の店長(津田寛治) 清月苑のバイト(秋月三佳) 清月苑常連客の夫(松林慎司) 清月苑常連客の妻(増岡裕子) マル秘ゲスト 久住昌之 ふらっとQUSUMI 久住昌之 ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 演出:井川尊史、北畑龍一、北尾賢人 脚本:田口佳宏 音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ |
2020年12月29日、井之頭五郎(松重豊)は、「大晦日のシークレット打ち上げ花火大会を仕切ってほしい」という無謀な代役の依頼を受ける。
五郎は大晦日に開催されるシークレット打ち上げ花火大会の仕切りを頼まれ、最初は断ろうとするが、無理やり押し切られてしまう。
翌日、五郎は昼に虎ノ門の西洋料理店「口福処平五郎」で海老フライやクリームコロッケ、オイスターチャウダーを堪能。
夜は川崎市の焼肉店「清月苑」で花火師・丸山仁志(高橋克実)との打ち合わせで訪れた、川崎市の焼肉店「清月苑」で1人ロースター焼肉とコムタンで腹ごしらえをする。
大晦日当日、五郎は花火の準備のため秩父へ向かうが、予定より早く到着し、中華料理店「餃子菜苑」で濃い口チャーハンや名物餃子を楽しむ。
時間を忘れて昼食を堪能してしまった五郎は、慌てて店を後にし、荷物を積む為に倉庫へ向かい横須賀の花火会場を目指す…五郎は無事に大役を果たすことができるのか?
「孤独のグルメ 2020大晦日スペシャル」は、コロナ禍の2020年大晦日に打ち上げ花火を打ち上げる代役を任されてしまった井之頭五郎が、東京の虎ノ門、川崎、秩父と移動しながら各地の食事を堪能する内容です。
虎ノ門の「口福処平五郎」、川崎の焼肉店「清月苑」、秩父の「餃子菜苑」などでグルメを楽しみますが、五郎は慣れない仕事で降りかかってくる難題をクリアするために奮闘する姿も描かれています。
孤独のグルメの人気が高まったため、「孤独のグルメ 2020大晦日スペシャル」の放送あたりから、五郎が訪れたお店からのお願いが公式サイトに掲載されるようになりました。
予約の可否、日替わりメニューに関する注意書きなどもあり、番組で五郎が食べた料理と同じものを視聴者がお店に求めるなど、お店に迷惑がかからないよう配慮されるようになりました。
「孤独のグルメ 2020大晦日スペシャル」は、孤独のグルメシリーズの中でも、五郎にかつてないほどプレッシャーがかかった回でもあり、それでも社会人として淡々と仕事も食事もこなし、自分のペースを守った井之頭五郎はとてもかっこよく見えます。
孤独のグルメ 2019大晦日スペシャル 緊急指令!成田~福岡~釜山 弾丸出張編!
放送日 | 2019年12月31日 |
放送時間 | 22:00~23:30 |
上映時間 | 90分 |
オープニング曲 | Goo,Goo,Goro! |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) ゲスト出演 食堂・栗原軒の店員(安藤サクラ) 商談相手・高橋正則(宇梶剛士) 居酒屋・活海酒の大将(六平直政) ふらっとQUSUMI 久住昌之 ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 演出:井川尊史、北畑龍一 脚本:田口佳宏 音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ |
2019年12月30日、井之頭五郎(松重豊)は、スペイン出張を終えて帰国した後、成田空港近くの食堂「栗原軒」で独り食事を取っていた。
店の娘(安藤サクラ)が運ぶ「鶏にんにく定食」や「ラーチャンセット」に心を奪われる中、五郎が選んだのは「肉朝鮮焼定食と生タマゴ」だった…ピリ辛味の肉炒めでスタミナを充電し、その日一日の疲れを癒す。
満足して店を出た五郎が帰ろうとしたその時、翌日会う予定の福岡の商談相手・高橋正則(宇梶剛士)から急遽連絡が入り、12月31日はどうしても外せない用事ができたから「今日来て欲しい」と連絡があり予定よりも早く福岡に向かうことになった。
しかし、福岡に向かう道中で五郎は予想外の出来事に巻き込まれ、事態は複雑に展開していく…商談を終えたと思った矢先、茶道の先生とぶつかり、師匠から譲り受けた大切な茶器が割れてしまう。
五郎は、その責任を取る形で釜山へ向かうことに…元日に予定されたイベントまでに「同じ茶器を手に入れろ」と無理難題を突きつけられた五郎は、タイムリミットに追われながらも空腹を抱え、次の行動を考える。
まず、福岡市内で食事を取るために街を歩いていた五郎は「居酒屋・活海酒」を発見し、その扉を開ける。
店内に入ると、大将(六平直政)と居酒屋の雰囲気とは裏腹にワインセラーがあり、さらに「鴨の焼きナス巻き」など居酒屋にしては珍しいお通しが出てくる。
意外な料理に興味津々の五郎は、続けて「カワハギ刺し」「カワハギの煮つけ」「カワハギの味噌汁」といった定食に加え、「豚足の唐揚げ」「高菜の油炒め」を注文し、ひとしきり食事を堪能する。
食後、大将とお客の会話から、大将がフレンチの経験を持つことを知り、さらに「ウニたっぷりクリームパスタ」を注文する…居酒屋とは思えない濃厚なパスタを味わい、大満足で店を後にする。
その後、高橋から福岡から出航している高速船ビートルが手配されたことを知り、五郎は釜山へ向かうことになる。
釜山に到着した五郎は、釜山の港町を散策し、高橋が紹介してくれたチャンが経営する茶器屋に向かうが、残念ながら割れた茶器と同じ商品は見つからず、知り合いのお店ならあるかもしれないと聞き、さらに茶器を探し続けることになる。
五郎は途中でチャンとは別れ、釜山の街中で1時間の足止めを食らい、再び空腹に悩む五郎は、食事を取ることに決める。
五郎は「たこ料理」の看板に引かれ「オリュットナッチポックム」に入店する。ハングルのメニューが読めず、他の客が食べていた鍋を指さして「ナッコプセ(タコのピリ辛炒め)」を注文する。
テーブルには韓国ならではのおかずが並び、五郎はそれを楽しみながら鍋が出来るのを待つ…完成した鍋は、辛さの中に旨味が詰まった釜山ならではのフライパン炒め料理で、五郎はセルフで作った玉子を加え、ご飯に締めのうどんを入れて堪能する。
さらに、店前の屋台で「インオパン(鯉焼き)」を買い、食べながら再び茶器探しを続ける。その後、五郎はようやく釜山で探していた茶器を手に入れ、再び福岡に戻ることに。
2019年12月31日の夜11時過ぎ、茶器を先生に無事渡し、令和最後の締めを福岡・博多名物のラーメンで終えるべく、五郎は「屋台・純ちゃん」に立ち寄り、至福の一杯を楽しむ。これにて2019年を無事に締めくくる五郎の食べて、探して、駆け巡った1日が幕を閉じる。
「孤独のグルメ 2019大晦日スペシャル」では、2019年の年末、井之頭五郎は仕事に振り回されとんでもなく多忙となってしまいます。
五郎はスペインへの海外出張後、すぐに福岡へ向かい、そして韓国釜山へと赴くことになります。作中では韓国は二度目の訪問で、年末にも関わらず仕事一筋に生きる男の喜びは食べることのみ。
千葉県成田市三里塚「栗原軒」で「肉朝鮮焼定食と生タマゴ」の定食、福岡県福岡市中央区警固の「居酒屋・活海酒」ではカワハギづくしの料理や豚足の唐揚げ、高菜の油炒めなども堪能し、ウニたっぷりクリームパスタも完食。
釜山では「オリュットナッチポックム(오륙도 낙지볶음)」のタコのピリ辛炒めを味わい、さらに日本で言う「たいやき」も味わって無事に博多の「屋台・純ちゃん」で福岡名物のラーメンを味わって2019年を締めくくることとなりました。
「孤独のグルメ 2019大晦日スペシャル」は、孤独のグルメシリーズの中で一番移動距離が長い作品となっており、国際色豊かなグルメを堪能した回になります。
出張で海外に行っても五郎の食に対する向き合い方は変わらず、現地のグルメを堪能する姿は、五郎の食事に対するゆるぎない信念が見えた気がします。
孤独のグルメ Season8
放送日 | 2019年10月5日~2019年12月21日 |
放送枠 | ドラマ24 |
話数 | 全12話(1話:40分) |
オープニング曲 | Goo,Goo,Goro! |
エンディング曲 | 五郎の12PM |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) ふらっとQUSUMI 久住昌之 ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 監督:北尾賢人 演出:井川尊史、北畑龍一、北尾賢人 脚本:田口佳宏、児玉頼子 音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ |
井之頭五郎(松重豊)は、横浜中華街の山下町公園で肉まんを頬張りながら、ムチャぶりされた仕事をこなしていた。
パソコン作業を終えた後、商談相手の占い師・ワン(八嶋智人)のもとへ向かうが、最初は自宅のインテリア相談だったものの、ワンから突然、人生の進路相談を受けることになる。
商談を無事に終えた五郎は、再び腹を空かせて、1人でも入れる店を探して横浜中華街の路地を歩き回る。
だが、そこは香港、上海、台湾、北京など、様々なバリエーションの店が軒を連ねており、どの店に入るか決められず、五郎は中華の大迷宮に迷い込んでしまう。
そんな中、ふと目に入った「釜飯」の文字に驚きながらも「中華で釜飯?」と興味を引かれ、五郎はその店に賭ける決意をする。
店の名は「南粤美食」で、店のお母さん(榊原郁恵)が先客に出した料理が予想外の組み合わせで五郎の興味をさらに刺激する。
注文に迷っている五郎に、常連客(佐々木主浩)が頼んだ料理が気になり、五郎は「腸詰め干し肉貝柱釜飯」と「香港海老雲呑麺」、そして常連客が食べていた「アヒルのパリパリ揚げ」を注文する。
提供された料理は、まるで北京ダックのようにパリパリとしたアヒルの皮、プリプリで食べ応えのある海老雲呑、そして土釜で旨味が凝縮された腸詰めと貝柱の釜飯と、どれも驚くほど美味しく、五郎の疲労感を一掃する。
予想外の料理の組み合わせと、地元の味が絶妙に交じり合う中華料理に大満足した五郎は、心から充実した食事の時間を楽しむ。
そして、心も体も満たされた五郎は、次の仕事に向けて元気を取り戻し、再び横浜の街を歩き出すのであった。
※「孤独のグルメ Season8」1話あらすじ抜粋
「孤独のグルメ Season8」も井之頭五郎の胃袋は健在、いつものスーツ、いつものペースで仕事をこなして淡々と食事を楽しみます。
シリーズ8は、横浜中華街から始まり、銀座、群馬、由比ヶ浜、そして鳥取などいつにも増して忙しく仕事に勤しむ井之頭五郎は、各地のグルメを堪能します。
「孤独のグルメ Season8」もタンステーキ、一人ロースター焼肉、ジンギスカン、ホルモンそばなど肉料理が多めです。
少しこってりしたメニューが多いですが、五郎が料理をどんどん食べ進め、きれいに完食する様子を見ているとこちらもお腹いっぱいになります。
シーズン1から変わらないストーリー構成で時々クスッと笑えて、淡々と食事を楽しみ、人生を謳歌する井之頭五郎…激しいストーリーの起伏もなく安心して見られる作品です。
孤独のグルメ 2018大晦日スペシャル ~京都・名古屋出張編~ 生放送でいただきます!
放送日 | 2018年12月31日 |
放送時間 | 22:00~23:30 |
上映時間 | 90分 |
オープニング曲 | アイリッシュ・スプーン |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) ゲスト出演 伊東四朗 鶴田真由 橋本一郎 中村ゆり 中川剛(中川家) 中川礼二(中川家) 高橋ひとみ 坂井真紀 ふらっとQUSUMI 久住昌之 ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 演出:溝口憲司、井川尊史 脚本:田口佳宏 音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ |
2018年の大晦日、井之頭五郎(松重豊)は都内某所で感慨深く過ごしていた…昨年の成田山での大晦日を思い出していると商談相手の前田(伊東四朗)が現れて今年最後の仕事が始まる。
2018年12月30日、五郎は京都で無性に鰻を食べたくなり、鰻屋を探していたが、なかなか見つからず住宅街に迷い込んでしまう。
その後、通りかかった店で、京都特有の呼び名を持つ魚を使った「土鍋ご飯」を注文することに…この魚を食べながら、五郎は京都の夜を楽しむためのメニューを組み立てていく。
翌日2018年12月31日、名古屋にいた五郎は、昔懐かしい喫茶店で名古屋名物「あんトースト」を食べ、商談相手の奥村(岸田賢二)から名古屋のご当地ラーメン「台湾ラーメン」を勧められる。
しかし、五郎はどうしても「ひつまぶし」が食べたくなり、心はその料理に引き寄せられていく…結局、五郎は名古屋でどちらを食べるのか?
その後、舞台は再び東京へ…五郎は年末の忙しさとともに、都内の有名スポットで、2018年を締めくくる一品を堪能する。
2018年の大晦日も京都や名古屋で仕事と向き合う井之頭五郎が、いつも通り各地のグルメを堪能する様子が映し出されます。
「孤独のグルメ 2018大晦日スペシャル」は、上映時間は90分と長めで、1話の約2倍というボリュームで、井之頭五郎がひたすら食べ続ける姿も2倍鑑賞できます。
本作は、京都編、名古屋編、柴又編の3部構成になっており、それぞれの章でご当地グルメを堪能する五郎とゲスト出演者との掛け合いが見どころになっています。
ゲスト出演者には、伊東四朗や中川家の剛・礼二など、豪華ゲストが登場します。
京都府京都市左京区の梨門邸(なしもて)では「ぐじの土鍋ご飯」「もち豚ロース」「トマトの炭火焼き」「牡蠣の塩焼き」「かぶら蒸し」など京都のグルメを堪能しました。
さらに、名古屋では喫茶店「カラス」のモーニングを味わったり、汗をかきながら辛い台湾ラーメンを味わったりと名古屋メシを堪能しながら、2018年大晦日も井之頭五郎は、極上の時間を全身で堪能し続けました。
「孤独のグルメ 2018大晦日スペシャル」では、五郎が食べる食事の量がとてつもなく増えており、見ているこちらも時折胃もたれしそうになります。
孤独のグルメ Season7
放送日 | 2018年4月7日~2018年6月30日 |
放送枠 | ドラマ24 |
話数 | 全12話(1話:40分) |
オープニング曲 | アイリッシュ・スプーン |
エンディング曲 | 五郎の12PM |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) ふらっとQUSUMI 久住昌之 ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 監督:溝口憲司 演出:溝口憲司、井川尊井、北畑龍一 脚本:田口佳宏、児玉頼子 音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ |
井之頭五郎(松重豊)は、埼玉県上尾駅に降り立つと、急にトンカツが食べたくなった…この日、五郎はどうしてもトンカツを食べることに決めていた。
なぜなら、昨日トンカツが食べたかったのに食べられなかったため、今日はどうしても食べたいのだ。
ご夫婦(木野花・山上賢治)で営んでいる着物の「新井屋」での仕事を終えると、五郎は必死にトンカツが食べられる店を探すが、なかなか見つからない。
「上尾市民はどこでトンカツを食べているんだ?」と呟きながら歩き回る中、小さな路地に「食堂」の看板が目に飛び込んでくる。
その店は「キセキ食堂」…五郎は看板を見て「本店が精肉店」という文字を見つけ、思わずニンマリしながら店内に足を踏み入れる。
五郎は店内の人気ナンバーワンメニューの「キセキ定食(肩ロースカツ)」を注文。「人気ナンバーワン」「肩ロースを低温熟成」と書かれた看板にも引き寄せられる。
ほどなくして運ばれてきた「キセキ定食」を目にした五郎は、その厚さと大きさに驚き、思わずメジャーで測ってしまう。
五郎は様々なソースや調味料を試しながらカツを堪能する…まずはとんかつソースをかけて豪快に頬張ると、あまりの美味しさに顔がほころぶ。
続いて岩塩や辛味噌を使ってみるが、どれも絶品で五郎の食欲はさらに加速する。しばらくして、隣の客が「キセキのステーキ」とカツを100グラムずつ注文しているのに気づき、自分もステーキ100グラムを頼むことにする。
店員さんに勧められたオニオンソースをかけて食べると、その味わいに五郎は大満足…さらに五郎はレモンを絞って岩塩で食べ、最後にはわさび醤油を試してみる。
これが予想以上に美味しく、五郎は「これが最高においしかった」と大満足して食事を締めくくる。食後、五郎はお腹も心も満たされ上尾の街を後にする。
※「孤独のグルメ Season7」1話あらすじ抜粋
「孤独のグルメ Season7」でも井之頭五郎の大食いグルメ生活は変わらず、肩ロースかつ定食、鶏肉のピピアンベルデ、豚すき焼き、地鶏もも串など肉料理を味わうシーンが印象的です。
特に第1話のエピソードでは、埼玉県上尾で彼が探し求めた理想的なトンカツに出会い、その後も食の楽しさを存分に味わった五郎の満足感が視聴者によく伝わる回となっている。
一方、銀だらの煮付けや生鮭のバター焼き、エビチリなど、こってり系の魚介料理も取り上げられており、肉も魚も淡々と五郎の胃袋に収められていく様は、見ている視聴者の食欲も刺激されます。
「孤独のグルメ Season7」の第9話と第10話では韓国出張があり、海外の文化に触れながら温かい人々に囲まれながら、五郎のペースでのんびり、かつ淡々と韓国グルメに舌鼓を打つ様子が見どころです。
孤独のグルメシーズン7でも井之頭五郎の大食いと食に貪欲な姿は健在です。
孤独のグルメ 2017大晦日スペシャル 〜食べ納め!瀬戸内出張編〜
放送日 | 2017年12月31日 |
放送時間 | 22:00~23:30 |
上映時間 | 90分 |
オープニング曲 | 哀愁のグルメ |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) 沖田守(テイ龍進) 中川(谷川昭一朗) 丸万坂井(有山尚宏) 香川県庁島田(尾崎右宗) 松下製麺所女将(麻生絵里子) 丸万このみ(藤本泉) 多津美カップル客・男(西本竜樹) 多津美カップル客・女(上原奈美) 女性店員(深谷美歩) 女性店員(佐々木春香) ゲスト出演 丸万大将(柄本明) 中村由紀子(山村紅葉) みっちゃん女将(キムラ緑子) みっちゃん客(竹原慎二) みっちゃん客(ダンカン) 蕎麦屋多津美客(瀬川瑛子・本人役) マル秘ゲスト 久住昌之 ふらっとQUSUMI 久住昌之 ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 監督・演出:溝口憲司、井川尊史 脚本:田口佳宏 音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ |
2017年の年末、五郎は香川での仕事を終えた後、愛媛行きのバスに乗る前に「手打ちうどん」の看板に惹かれて松下製麺所に立ち寄り、うどん1玉とコロッケを味わう。
うどんでお腹も体も温まった五郎は、次の目的地へと向かう…途中、バスの中で中村由紀子(山村紅葉)ら賑やかな中年女性たちと乗り合わせるが、その騒がしさに少し戸惑いつつも、五郎は商談のため松山に到着する。
松山では、仕事を終えた五郎がふらりと立ち寄った居酒屋「さかな工房 丸万」に入る。この店はまるで魚屋のように新鮮な魚が所狭しと並んでおり、五郎はその豊富なメニューに圧倒される。
迷いながらも、大将(柄本明)の助けを得て、五郎は松山ならではの料理を堪能することに…最初にお通しで出てきた「さば生姜煮」や「とこぶしのバター焼き」「かんぱちの炒り煮」、さらに「アマギの唐揚げ・あんかけ」などを次々と楽しんだ。
その後、五郎が最後に注文したのは、宇和島風鯛めしの「鯛どんぶり」だった。新鮮な魚と地元の味覚が五郎を満たし翌日への準備が整う。
翌朝、五郎は広島で最後の商談を終え、帰路につくが、途中で偶然「焼肉ラーメン」と書かれた看板を見つけて立ち寄ることに。
店はやや寂れた感じの焼肉店で、五郎は女将(キムラ緑子)と常連客(ダンカン)に案内され、肉の部位について尋ねながら注文を決めていく。
おでんの「牛すじ」と「大根」から始まり、「コーネ」「牛ロース」「豆もやし」を頼み、年内最後の焼肉とラーメンを堪能する。
五郎は肉を楽しみながら、女将と下の階の客席から出てきた男性常連客(竹原慎二)とのやり取りを見守り、最後には「ラーメン」や、おでんの「たまご」などの一品物で締めくくる。焼肉とラーメンで大満足した五郎は、次の目的地である成田に向かうために店を後にする。
しかし、帰京する途中で予想外のトラブルが発生!急いで成田の得意先に向かう途中、五郎は小腹が空いて早めの年越しそばを食べようと決め、蕎麦屋の多津美に立ち寄るが、そこで予想外の出来事が起こる。
なんと店内には歌手の瀬川瑛子がいたのだ。五郎は驚きながらも、しっかりと年越しそばをいただくが、五郎は無事に新年を迎えることができるのか?
2017年の孤独のグルメ大晦日スペシャルでは、五郎が香川から愛媛、広島、そして成田へと移動し、各地で出会った絶品の料理を堪能しながら、思いがけない出会いやハプニングに巻き込まれる様子が描かれています。
食を通して五郎の心が温まり、忙しい年末にあっても食の楽しさを忘れない姿が魅力的です。特に、五郎が出会う食事やその土地ならではの料理、そして人々との温かい交流が心温まる要素となり、視聴者を魅了しています。
五郎の食に対する愛情と、その裏に隠された人々との絆が、「孤独のグルメ 2017大晦日スペシャル」をより一層、魅力的にしており、まさに「孤独のグルメ」の集大成とも言える内容となっています。
井之頭五郎が堪能する瀬戸内グルメは、愛媛県の「さかな工房・丸万」の「さば生姜煮」「とこぶしのバター焼き」「かんぱちの炒り煮」「あまぎの唐揚げ・あんかけ」「あなご澄まし汁」「鯛どんぶり」だった。広島の焼肉店みっちゃんでは、1人焼肉とおでん、焼肉ラーメンを堪能しました。
本作のゲストは豪華なキャストとなっており、山村紅葉、榎本明、ダンカン、竹原慎二、瀬川瑛子、キムラ緑子らが店主や女将、お客として登場します。
五郎にとって、大晦日の食事はきっと特別なものなのでしょう…もはや大食いのレベルに達した五郎が美味しそうに大量の料理を胃袋に収めていく様子を見ていると、視聴者もお腹が減ってくる飯テロドラマになっています。
「孤独のグルメ 2017大晦日スペシャル」には、コメディ要素があり、ツッコミどころを的確に作ってくれているため、時々クスッと笑えるシーンもあって魅力的です。
孤独のグルメ Season6
放送日 | 2017年4月8日~2017年7月1日 |
放送枠 | ドラマ24 |
話数 | 全12話(1話:40分) |
オープニング曲 | 哀愁のグルメ |
エンディング曲 | 五郎の12PM |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) ふらっとQUSUMI 久住昌之 ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 監督:溝口憲司、北畑龍一 演出:溝口憲司、井川尊史、北畑龍一 脚本:田口佳宏、児玉頼子 音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ |
井之頭五郎(松重豊)は、久しぶりに仕事で大阪を訪れた…新世界に到着した五郎は、まず串かつ屋の店員(波岡一喜)に声をかけられ、入店を迷うものの、最終的に振り切って商談のために美章園の不動産販売会社へ向かう。
商談相手の島崎(六角精児)は、数年前に仕事の拠点を東京から大阪に移した元東京人で、今回大事な仕事だからと東京の五郎にわざわざ頼んできた。
島崎は関西弁を使いこなし大阪の食文化にすっかり慣れ、お好み焼きをご飯で食べるという大阪特有の食習慣にも慣れた島崎に五郎は思わず苦笑いする…商談が終わり、五郎は大阪の街で腹ごしらえを始める。
五郎が向かったのは、地元で評判のお好み焼き店「お好み焼き甘辛や」。店の外観は長年の歴史を感じさせ、五郎は懐かしさを感じつつ、変な冒険はせず王道の豚玉定食を注文。
鉄板で手際よく調理されるお好み焼きを見守る五郎に、常連の吉田(池乃めだか)が「兄さん背高いな、2メートル50センチくらいか」と話しかけてきた。
五郎が否定すると吉田は、すかさず「ツッコんでや」「なんでやねん」と返す大阪特有のノリを五郎に教える。
五郎は初めて大阪の洗礼を受け、さらに料理を堪能…豚玉定食を食べ終えた後、焼きそばのデラックスとタコネギも追加で注文…思わず食べ過ぎてしまうが、その全てを美味しく平らげて満足感に浸る。
その後、五郎は平野に移動し、もうひと仕事をこなす。仕事の帰り道、五郎は「串カツどて焼」と書かれた屋台を見つけ、つい立ち寄ることに。
屋台でエビ、キス、串カツのヘレ(ヒレ)、肉巻き、紅生姜などを堪能していたとき、父親(下柳剛)娘が入ってきて土手焼きのこんにゃくなどを注文する。
五郎も真似して土手焼きのこんにゃくなどを頼んでみる…その美味しさに五郎は次々に注文を重ね、串カツや土手焼きに舌鼓を打ちながら大阪の屋台文化を楽しむのだった。
※「孤独のグルメ Season6」1話あらすじ抜粋
大阪から始まった「孤独のグルメ Season6」は、お好み焼きの定食から始まり、東京の豚バラ生姜焼きやスープカレー、回転寿司、アジフライ定食、回鍋肉など、今回も井之頭五郎は身近に楽しめる食事を堪能しまくります。
ストーリー構成や演出もほとんど変わらず安定しており、他のシーズンと同じ感覚で見られる安心感とシーズン6では五郎がどんな店に入り、どんな料理を注文するのか、視聴者はワクワクしながら見れる楽しみがあります。
シーズン6では、六角精児や池乃めだか師匠など、さまざまな豪華ゲストがまるでエキストラのように登場するという贅沢な使い方で、飾らない日常的な路地裏や屋台を巡っていく様子は「孤独のグルメ」らしさがしっかり守られています。
「孤独のグルメ Season6」では、第1話の食い倒れに影響されてか、話数を重ねるごとに食べる量が増えており、1日3食を超えて、もはや大食いの域に達しています。
食べる量が増えても、五郎の丁寧に料理を食べる所作が綺麗で、心の声のナレーションが視聴者に安心感と空腹感を与えます。
井之頭五郎が訪れたお店に、原作者が訪問する「ふらっとQUSUMI」が収録されていることもあり、ドラマと言うよりもグルメ番組として見るべき作品になってきています。
さまざまな地域の人気店が取り上げられる地域活性化にもつながるようなドラマとして、浸透しています。
地域特有の食文化や人々との交流は五郎の心に残り、終始彼にとってひとときとなる。各地での様々な食の体験とともに、五郎の食に対する真摯な姿勢とユーモアあふれる人間関係が描かれ、見る者を温かい気持ちにさせる。
孤独のグルメ 2017お正月スペシャル 井之頭五郎の長い一日
放送日 | 2017年1月2日 |
放送時間 | 23:20~0:20 |
上映時間 | 60分 |
オープニング曲 | ンマヤ・ンマヤ |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) 南雲美穂(梅本静香) 焼き肉店・店員(飯塚俊太郎) 役不明(大塚びる) 役不明(松山尚子) ゲスト出演 蔡菜食堂・女将(宮崎美子) 杉原社長(北村総一郎) テキサス・店長(和田正人) ふらっとQUSUMI 久住昌之 ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 監督・演出:溝口憲司 脚本:田口佳宏 音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ |
仕事で川崎を訪れた五郎は、焼肉の「つるや」を思い出し行って見ると満席で入れず…諦めて次に枝川の倉庫に向かうと、定食などがある枝川の「アトム」に行くも閉店しており、五郎は思うように食事にありつけない。
お腹を空かせたまま中野で仕事を済ませ、中野の街を彷徨う五郎は、上海家庭料理の看板に引き寄せられ、迷わず「蔡菜食堂」に入店する。
お母さん(宮崎美子)の温かい接客を受け、案内されるまま席に着く。「スペアリブの黒酢ソース炒め」や「焼豚とレタスの炒飯」など、グッとくるメニューの文字にかなり迷いつつも、五郎はレバニラ炒め、トマト卵炒め、バイツェーチ(蒸し鶏)、水餃子を注文。
素朴で深い味わいに満足し、デザートのゴマ団子まで堪能した五郎は、しっかりと上海料理を堪能して店を出た。
その後、千葉の杉原商事で仕事を終えた五郎は、杉原社長(北村総一朗)に急遽、明朝までの仕事を任され、事務所に泊まることに…深夜、空腹を感じた五郎は、街に繰り出し店が見つからず、ウロウロしていると「TEXAS」「STEAK」の文字が目に入った。
躊躇しながらも入店すると、イケメン風の店員たちが迎えてくれた。注文を取りに来た店長(和田正人)に、リブステーキ300gとガーリックライスのハーフを注文。
鉄板でジュージューと焼ける肉にステーキソース、粒マスタード、ニンニク、オリジナル薬味を交互に加えながら、その美味しさに満足する五郎。
食後のコーヒーを飲みながら一息ついていた五郎は、我に返り慌てて事務所に戻ると、なんとか朝までに無事仕事を終えることができた。
最後には、仕事先から新たな企画が決まったとの連絡が入り、今年も忙しくなりそうだと五郎は喜んだ。
2017年のお正月、井之頭五郎(松重豊)は、年末の忙しい仕事に追われながらも、食事を楽しみながら新年を迎えていました。
「孤独のグルメ 2017お正月スペシャル」は、慌ただしい日々の中、五郎は何度も食事の場面で思い通りにならない状況に直面します。
行きたかったお店になかなか入れない井之頭五郎は、東京都中野区中野「蔡菜食堂」で、レバニラ炒め、トマト卵炒め、バイツェーチ(蒸し鶏)、水餃子を堪能します。
仕事終わりには千葉県習志野市津田沼「STEAK TEXAS(テキサス 津田沼店)」のリブステーキ300gを味わうなど、お正月に相応しくないガッツリステーキで胃も心も満たす井之頭五郎が映し出されます。
五郎にとっての食事の時間は、じっくり時間を取ってマイペースで堪能することに価値を見出しているため、夕食に2度も食事をする、特に徹夜の仕事で深夜にガッツリステーキを堪能するというイレギュラーな食事があったので、長い1日と感じるのは当然のことでしょう。
孤独のグルメスペシャル! 真夏の東北・宮城出張編
放送日 | 2016年8月3日 |
放送時間 | 22:00~23:08 |
上映時間 | 68分 |
オープニング曲 | ンマヤ・ンマヤ |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) 萃萃・女将(松本海希) レンタカー屋店員(村田唯) ゲスト出演 シーパルピア女川の牧原達也(向井理) 旧友の岸本(渡辺いっけい) 萃萃・親方(でんでん) ニューこのり・女将(余貴美子) ふらっとQUSUMI 久住昌之 ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 監督・演出:井川尊史 脚本:田口佳宏 音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ |
井之頭五郎(松重豊)は、古くからの友人である岸本(渡辺いっけい)から依頼を受けて、宮城県に出張に来ていた。
出張の初日、仙台に到着した五郎は、まず名物の牛たんを食べに「萃萃(すいすい)」という牛たん店を訪れる。
ぶっきらぼうな親方(でんでん)と他のお客さんの会話を聞きながら、昼間に旧友の岸本と会った時のことを思い出す。岸本が紹介してくれた秋のイベントの仕事に向けて、五郎はまず牛たんでパワーを注入しようと決意。
五郎が注文したのは「牛たんセット」焼きたての牛たんは塩が効いていて柔らかく、美味しさが今まで食べたものと全く違った。
さらに、とろろをかけて食べたり、浅漬けやテールスープを楽しんだりして大満足。その後、「テール焼き」が登場し、一口食べるとニンニク醤油ダレが口いっぱいに広がった…焼きというより煮込みのようなテールの味わいを堪能した。
テール焼をほぐして、ご飯に乗っけて食べると、残りの牛たんをご飯に乗せてとろろをかけて食べ、最後にスープも飲みきって十分満足するのだった。
翌日、五郎はレンタカーで軽トラを借り、女川に向かう。シーパルピア女川のの牧原達也(向井理)たちとイベントで販売するのサンプルの説明をすると、皆商品を気に入ってくれた様子にホッとした途端、お腹がすいてきた。
早速食事を探し始める…しばらくして「ニューこのり」「食事処」の文字を発見、入り口には「活魚」の文字、明るい女将(余貴美子)に迎えられ店内に入ると老若男女で賑わっていた。
五郎は「海鮮五色丼」と「穴子の天ぷら」を注文。しばらくして出てきた五色丼のネタを数えてみると、なんと五色丼には六種類以上の新鮮なネタが乗っており、その美味しさに舌鼓を打つ。
アラ汁も絶品で、次々と出てくる料理に満足感を深めていく…その時、穴子の天ぷらが登場し、あまりの大きさに驚く。その後、「殻うに」を追加注文して海鮮丼の上に乗せて食べると、さらに力が湧いてきた。
五郎は、地元の人々が掲げる「わたしたちは海と生きる」というポスターを見つめ、心の中で女川の地に対する感謝を感じる。
その後、海岸沿いをドライブしていた五郎は、「サバ出しらーめん」ののぼりを見つけ、「食堂きかく」に立ち寄ることに決める。
ここで出された「サバ出しらーめん」は、魚の旨味がたっぷりと染み込んだスープが特徴で、あまりの美味しさに五郎は思わずスープを飲み干してしまう。東北出張の締めくくりに、五郎は満足感に浸りながら全ての料理を平らげる。
仕事の合間に食事を楽しみながら、仙台を中心に東北ならではのグルメを堪能する様子が描かれる「孤独のグルメスペシャル 真夏の東北・宮城出張編」。五郎は仕事の合間に食べ歩き、その土地の味を楽しむことに情熱を注ぐ。
「孤独のグルメスペシャル 真夏の東北・宮城出張編」では、五郎が宮城で味わった数々の地元グルメを堪能する様子が描かれ、彼の食に対する深い愛情がひしひしと伝わってくる。
五郎の食べることに対する真摯な姿勢や、地元の食材に触れることで、出張先でも心豊かなひとときを過ごすことができたことが伝わる内容となっています。
真夏の東北に出張した井之頭五郎が、宮城県仙台市宮城野区萩野町「萃萃」の牛タン、宮城県牡鹿郡女川町女川にある「ニューこのり」の「海鮮五色丼」「穴子の天ぷら」「殻うに」、宮城県石巻市相野谷字飯野川町「食堂きかく」の「さば出しラーメン」などをモリモリと食べて堪能していきます。
視聴者は「孤独のグルメスペシャル 真夏の東北・宮城出張編」の聖地巡礼と合わせて、真夏の避暑目的で東北・宮城観光に訪れるのもよいでしょう。
東北は都会と違い、現地の時間もゆっくりと進んでいる感じがして、五郎が過ごす食事の時間やストーリーがゆったりした感じで進むので、より穏やかに楽しめる作品になっています。
孤独のグルメ お正月スペシャル 真冬の北海道・旭川出張編
放送日 | 2016年1月1日 |
放送時間 | 23:15~0:15 |
上映時間 | 60分 |
オープニング曲 | ンマヤ・ンマヤ |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) ゲスト出演 独酌三四郎・女将(床嶋佳子) マスター(本田博太郎) ホールの女性(西原亜希) 阿部専務(森崎博之) マル秘ゲスト 独酌三四郎・客(佐藤佐吉) ふらっとQUSUMI 久住昌之 ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 監督・演出:溝口憲司 脚本:田口佳宏 音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ |
井之頭五郎(松重豊)は、年明け早々に北海道の旭川へ出張に出かける。仕事での忙しさに追われ、ホテルでパソコンを開き、電話が鳴り響く中で過ごしていたが、携帯を部屋に置いて雪の街に繰り出すことを決意する。
「思っていたより静かな街だな…」そんなことを考えながら歩いていると、突然腹が減ってきた…1人で落ち着いて食べられる店を捜すのだが、なかなか見つからない。
そんなとき「独酌 三四郎」という渋い飲み屋を見つけ、店内に入ってみる。落ち着いた雰囲気で、女将(床嶋佳子)から渡された竹の皮でできたメニューをじっくりと眺める。
五郎は「新子焼き」「玉子焼き」「手造りつけ物」などを注文し、料理を待ちながら地元の美味しい料理に期待を膨らませる。
先に出された、とうきび茶を飲みながら五郎は、メニューをさらに見て「身欠にしん」を追加注文する。料理が運ばれ、五郎はその味わいに満足し、次々に美味しい料理を堪能する。
新子焼きは驚くほど美味しく、五郎はご飯をお代わりし、さらに新子焼きのタレをかけて食べることに。サービスで出してくれたかぼちゃの煮付けもまた絶妙で、五郎は一口ごとに心から満足して店を後にした。
翌朝、五郎は長靴を履いて、海外から注文があった大漁旗の注文のために、近藤染工場に向かう。ここでは大漁旗の制作が行われており、五郎は若い職人たちが手作業で行う作業に感心し、見入ってしまう。
打ち合わせが終わると、再び腹が減ってきた五郎は、街を歩きながら食事場所を探し始める。その途中で「自由軒」という看板を見つけ、入ってみることに。
店内に入ると、ホールの女性(西原亜希)とマスター(本田博太郎)の温かいもてなしを受けながら、メニューを選ぶ。
五郎は「味噌汁ライス」を頼み、さらに「カニクリームコロッケ」と「ホッケフライ」も注文する。注文した料理が運ばれ、味噌汁が大きな器に入って出てきて、五郎はそのボリュームに驚く。
味噌汁には、ちくわや半熟卵が入っており、温かくて美味しい。続いて、熱々のカニクリームコロッケとホッケフライが登場し、五郎はしっかりとした食感と豊かな味わいに満足する。
どれも素朴で美味しく、五郎は北海道ならではの味を楽しむ…五郎は、旭川でしっかり食べてしっかり働くのであった。
「孤独のグルメ お正月スペシャル 真冬の北海道・旭川出張編」では、下戸でお酒が苦手な井之頭五郎が北海道旭川市2条通5丁目「独酌 三四郎」で、おつまみにぴったりな卵焼きや漬物、にしん、新子焼きを堪能。
そして、北海道旭川市5条通8丁目にあるとんかつ料理屋「自由軒」でカニクリームコロッケやホッケフライなどを堪能します。
今回のスペシャルでも井之頭五郎が北海道旭川のグルメを楽しむ様子が描かれ、おいしそうに腹を満たしていく様子を楽しめます。
北海道の盆地でかなり冷え込む旭川で、心身ともに温まっていく様子がうまく演出されています。
ストーリーの終盤にBGMが派手になっていくのは、井之頭五郎の腹が満たされ、心も満たされていることを表現しているのでしょう。
孤独のグルメ Season5
放送日 | 2015年10月3日~2015年12月19日 |
放送枠 | ドラマ24 |
話数 | 全12話(1話:40分) |
オープニング曲 | ンマヤ・ンマヤ |
エンディング曲 | 五郎の12PM |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) ふらっとQUSUMI 久住昌之 ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 監督:溝口憲司 演出:溝口憲司、井川尊史 脚本:田口佳宏、児玉頼子 音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ |
井之頭五郎(松重豊)は、南武線稲田堤駅で降りた瞬間から雨に打たれながら、クライアントであるふとん店の佐古田(寺田農)のもとへ向かう。
地図を見ながら歩いていると、突然太った女性にぶつかりそうになり、焦りながらも無事に佐古田の店に到着する。
佐古田から依頼されたのは、娘の嫁入り道具をヨーロッパ製で揃えたいという内容だ。お茶を出してくれた美しいお嬢さんに思わず「素敵なお嬢さんじゃないですか」というと、実際にはその女性はただのバイトだった。
「うちの娘はコレ」と娘の小波(頼経明子)の写真を見せられると、なんと先ほどぶつかりそうになった女性だった…思いもよらぬドッキリに驚いた五郎は、慌てて店を後にする。
商談を終え、腹が減ってきた五郎は店を探し始める…すると、再びあの太めの女性と遭遇すると、彼女が偶然倒れた子供を助けるという場面を目撃する。
その心優しい小波に少し感心しつつも、引き続き店を探して歩き続ける。そして「炭火焼肉 寿苑」という看板に目が留まり、その豪快に扉が外された店舗に惹かれて足を踏み入れる。
店内に入ると、オモニ(西尾まり)から勧められるまま席に座り、ガーリックハラミやタン塩を注文する…五郎は、ウーロン茶と共にキムチも添えて、肉が出てくるのを待つ。
オモニが次々と肉を焼き上げる中、五郎はその肉の香ばしい香りに包まれて、腹の虫が鳴り始める。最初に出されたハラミとタン塩を口に運ぶと、肉の旨さに思わず顔がほころぶ。
その後もサムギョプサルと上カルビを追加し、ボリューム満点な料理を堪能する。塩辛まで出されてしまい、その旨さにさらに満足しながら、五郎はご飯と共に肉をかき込んでいく。
食事の最後に、常連客が持ってきてくれた梨を頂き、五郎はその優しさに感謝しつつ、満腹感を覚えながら店を後にする。
※「孤独のグルメ Season5」1話あらすじ抜粋
「孤独のグルメ Season5」では、台湾出張編が2回あり、それ以外は東京、神奈川、千葉、埼玉で韓国料理「サムギョプサル」、北アフリカ方面の料理である「クスクス」、ブータン料理の「パクシャパ」など海外料理を堪能する話が多いです。
11話まで世界のさまざまな食事を堪能し、12話では西巣鴨で純日本食の「一人すき焼き」を堪能するというエンディングを迎えています。最後は日本料理で締めているところがにくい演出です。
遠く離れた国まで行って仕事をこなし、海外の料理を堪能し、最後には慣れ親しんだ土地・日本の料理で締めるという、世界でも日本でも誰もが食事を楽しんでいる事がわかる描写や演出が見られるのも学びがあり魅力的です。
台湾編では、文字が読めないのに、いつも通りじっくりとメニューを選ぶ五郎の様子は、クスッと笑えるシーンではありますが、食に関しては徹底的に自分らしさを追求する姿は尊敬に値します。
どの回も満足感に包まれた五郎が店を出るとき、ふと心の中で自分の人生における食事の大切さを再認識し、忙しい日常から少し離れて心地よく食事を楽しむことができる幸せを感じながら、次の仕事に向かうシーンは視聴者が食の大切さを考える機会を与える素晴らしい演出になっています。
孤独のグルメ Season4 特別編! 真夏の博多出張スペシャル
放送日 | 2014年8月9日 |
放送時間 | 16:00~16:55 |
上映時間 | 55分 |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) ゲスト出演 うどん店の店主(小松政夫) 中州で出会った女将(りりィ) 奥村鉄也(中村有志) 商工会議所の職員(中村靖日) サラリーマン(コンバット満) サラリーマン(ケン坊田中) サラリーマン(寿一実) OL(藤田可菜) ふらっとQUSUMI 久住昌之 ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 監督・演出:溝口憲司 脚本:田口佳宏 音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ |
井之頭五郎(松重豊)は、久しぶりの遠方出張で九州の福岡県博多にやって来た。まずは、友人の奥村(中村ゆうじ)が経営する「節句人形おくむら」を訪ね、元気で地元で頑張っている奥村に会うことでほっと一息。
仕事の前に小腹を満たすべく、五郎は目に留まったうどんの店に立ち寄る。その店では、雰囲気がいい気さくなオヤジ(小松政夫)が温かく迎えてくれ、手際よく出された「丸天うどん」を楽しむ。
うどんの深い味わいに感動した五郎は、商工会議所でのプレゼンに向かう…久しぶりの大人数の前で少し緊張しつつも、なんとか無事にプレゼンを終える。しかし、隣に座っていた担当職員(中村靖日)が寝ていた…。
大仕事をなんとかうまく乗り切った五郎は、せっかく博多に来たので中洲調査に繰り出すことに…そこで出会った女将(りりィ)の誘いで、五郎はその店に入る。
しかし、その店では博多弁の嵐が吹き荒れており、五郎は少し圧倒される。店の雰囲気に飲み込まれつつ、注文した「鯖ごま」「鯖納豆」「変わり茶碗蒸し」「若どりのスープ炊き」を堪能し、中洲の味を大いに楽しんだ五郎は満足感に包まれ博多の夜を後にする。
「孤独のグルメ Season4 特別編! 真夏の博多出張スペシャル」のメイングルメは、福岡県福岡市博多区中洲の「鯖ごまと若どりスープ炊き」で、福岡の街のありのままの様子がそのまま映し出されています。
タイトルにスペシャルとついていますが、基本的なストーリー構成や撮影の方法やアングルは普段の「孤独のグルメ」とほぼ変わらず、井之頭五郎が仕事をこなし、仕事の後の食事をのんびりと楽しむだけです。
変に飾らず、ありのままで等身大の渋い男性の食事の時間が映し出されており、共感できる所も非常に多いです。
作品の前半は仕事で、後半は食事と向き合う構成になっており、井之頭五郎にとって仕事にかける時間と食事にかける時間が均等になっています。
普通のサラリーマンが食事を一瞬で終わらせる現代において、五郎がどれだけ食事をおいしく楽しむかに重きを置いているかがわかります。
孤独のグルメ Season4
放送日 | 2014年7月9日~2014年9月24日 |
放送枠 | ソコアゲ★ナイト |
話数 | 全12話(1話:47分) |
オープニング曲 | Oriental Goro |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) ふらっとQUSUMI 久住昌之 ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 監督:溝口憲司 演出:溝口憲司、井川尊史 脚本:田口佳宏 音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ |
井之頭五郎(松重豊)は、商談のために西武池袋線の清瀬駅に降り立ち、駅近くの商店街で焼鳥の焼ける音に引き寄せられる。
その時、商談相手の大橋(志賀廣太郎)から電話が入り、待ち合わせ場所がなんと雀荘に変更される…雀荘の看板には「健康マージャン」と書かれているものの、大橋が大負けをする光景に、五郎はちっとも健康じゃない気分になる。
その後、大橋のメガネサロンでサングラス探しの依頼ついでに、サングラスの試着を勧められるが、勧めた大橋が怖がるほどの強面に…大橋のメガネサロンでの商談を終えた五郎は、お腹が空いてきた。
駅周辺まで戻ると、店構えにぐっと来た「みゆき食堂」に入る…店内は意外にも広く、壁一面に並んだ短冊メニューに圧倒される五郎。
店内には独り酒を楽しむ老人やガテン系の客、初老のカップルなど、強烈な個性を持つ客たちが揃っている。
店の雰囲気に少し圧され戸惑いながらも、五郎はお母さん(ふせえり)に「もやしと肉のピリ辛イタメ」や「味噌にんにく唐辛子入り」、さらには「ジャンボ餃子のハーフ」を注文する。
出てきた料理の間違いない味に舌鼓を打ちながら、隣の客に触発されて「やきとり」も追加注文してしまう五郎だった。
※「孤独のグルメ Season4」1話あらすじ抜粋
「孤独のグルメ Season4」でもストーリー構成はほぼ変わらず、井之頭五郎が訪れた街のありのままの様子や五郎目線で見る街やお店、グルメなどを淡々と紹介しています。
仕事直後に急にお腹が空くのがお決まりのパターンで、五郎の胃袋と自分の勘を頼りにお店を選び、ビシッと決まったスーツで庶民的なお店で食事を楽しむ姿が視聴者に親近感を抱かせます。
井之頭五郎の取引相手とのシーンやお店のメニューをじっくり見て悩むシーンは、コメディ要素が強く、視聴者も経験したことがある、あるあるのシーンではないでしょうか。
さらに、五郎が食べている様子だけでなく、さまざまなお客さんが楽しそうに食事をしているシーンもあり、人それぞれの時間の過ごし方、食事への向き合い方を感じられるように制作されています。
「孤独のグルメ Season4」では、東京、神奈川、愛知と訪れますが、五郎が入るお店のほとんどが東京なため、第5話の愛知県での食事が少し特別な回となっています。
孤独のグルメ Season3
放送日 | 2013年7月10日~2013年9月25日 |
放送枠 | ソコアゲ★ナイト |
話数 | 全12話(1話:47分) |
オープニング曲 | 孤独のツンドラ |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) ふらっとQUSUMI 久住昌之 ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 監督・演出:溝口憲司、宝来忠昭、井川尊史 脚本:田口佳宏 音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ |
井之頭五郎(松重豊)は、商談のため久しぶりに赤羽を訪れ、街の変化に驚きつつも「YO!YO!赤羽女子(バネジョ)」の大看板に苦笑。
喫茶店「プチモンド」での打ち合わせでは、最初の顧客・黒田真理子(広田レオナ)と商談をすることに…真理子は奇抜なファッションをし、悪魔の像「パズズ」や「アモン」が欲しいと言い、五郎を戸惑わせる。
商談を終え、真理子を早々に帰すと、気分転換にフルーツサンドを注文し、一息ついた五郎は次の商談相手、呉服店の店主・南木(千本松喜兵衛)を訪ねる。
しかし、南木は不在で代わりに、重い紙袋をあずけられ、近くのスナックに行くように頼まれる…そこへ行くとママ(清水ミチコ)と南木と友人が昼から楽しそうに飲んでいた。
五郎は、南木に注文の品と紙袋を渡す。紙袋の中身は、何と重い卒業アルバムだった…疲れを感じつつも懐かしい気持ちで赤羽の町を歩く五郎。
五郎は赤羽の街をさらに歩いていると、以前訪れたことがある、うなぎ屋「まるます家」を見つけて心が揺れるが、今回は新しい店に挑戦するため「川栄」に入ることに。
五郎はさっそく「ほろほろの鳥の合わせ盛り」「ほろバラ串」「ほろあぶら串」「鰻のオムレツ」「ほろスープ」まで頼む。
一人の中年男性客(石倉三郎)が白焼きと日本酒を堪能し「くぅ~」などと声を上げている。その様子を見て「フッいい気なもんだ」などと思いつつも、その美味しさについつい自分も声を上げてしまう五郎だった。
「川栄」で数々の料理を堪能した五郎がシメに頼んだのは、「うな重」ではなく「うな丼」だった。
※「孤独のグルメ Season3」1話あらすじ抜粋
「孤独のグルメ Season3」では、家庭的なおふくろの味を思い出せるような、銀だら西京焼きや麦とろ飯の他、静岡では生ワサビ付わさび丼という静岡の名産のを味わう回もあります。
シーン3では、丼ものや家庭的な温かみを感じるメニューを堪能している回が多い印象で、東京以外には神奈川、静岡、新潟へと足を運んでいます。
各地域を訪れた際にはランドマークや分かりやすい目印が撮影されており、その地域に住んでいる人にとっては親近感を感じられるでしょう。
さらに、全国の「孤独のグルメ」ファンにとっては、聖地巡礼もしやすいです。
メニューを見ている時や料理を食べている時、井之頭五郎の心の声がそのままナレーションになっており、独り言をそのまま聞いているような演出が作品の面白さを増幅させています。
注文した料理を食べ始めるまでに、心の声で店内の雰囲気や他のお客さんが食べている料理を解説するなど、じっくりと前置きの演出があるので、話が間延びしないように工夫されています。
料理を食べるまで視聴者を焦らす演出は、料理が運ばれてくるまでに我々が感じるワクワク感と、楽しい食事の時間を想像する様子と似ています。
松重豊の演技力も高く、とてもおいしそうに料理を食べる五郎の姿が映し出されると、見ているこちらもお腹が減るという飯テロに要注意です。
特に「孤独のグルメ Season3」では、お酒にも合う料理も多く登場するため、仕事終わりのひとときに五郎が食事を楽しんでいる姿を見れば、視聴者もきっとお酒が欲しくなるでしょう。
お酒好きにとっては「孤独のグルメ」は、もはや晩酌のアテの一品と言えるグルメドラマです。
孤独のグルメ Season2
放送日 | 2012年10月10日~2012年12月26日 |
放送枠 | ソコアゲ★ナイト |
話数 | 全12話(1話:47分) |
オープニング曲 | 荒野のグルメ |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) ふらっとQUSUMI 久住昌之 なぎら健壱(1話ゲスト) 阿曽山大噴火(5話ゲスト) かせきさいだぁ(6話ゲスト) ザ・スクリーントーンズ(12話ゲスト) ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 監督・演出:溝口憲司、宝来忠昭 脚本:田口佳宏、児玉頼子 音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ |
井之頭五郎(松重豊)は、神奈川県の新丸子に商用で訪れるが、まだ少し時間があり、軽く食べ物調査をすることに…。
街を歩いていると、昼間から賑わっている「三ちゃん食堂」を見つける。活気にあふれるその店を覗くと、なぜかたくさんの客が昼間からお酒を楽しんでいるのを目撃し、軽いショックを受ける。
その後、仕事先のダンススタジオに向かうと、約束していたオーナーの西園寺(佐藤藍子)は外出中で、時間つぶしに近くの和菓子店「昭和堂」に入る。メニューの中から「クリームあんみつ」を注文し、ホッと一息つく五郎。
再度ダンススタジオに向かうと、ハイテンションな西園寺が出迎え、10周年記念パーティにバラ100本を飾りたいという突飛なアイデアを話し出す。
「花瓶じゃなくてもいいんです。要はパッションです!」と語る西園寺の言葉が五郎の心に残る…ダンススタジオを出て、再び腹が減った五郎は、あの「三ちゃん食堂」が気になり、店の前まで来る。
しかし、活気に怖気づき、足が止まってしまう…その時、頭の中で西園寺の「パッション!」という言葉が響き、五郎はついに決心して店内に足を踏み入れる。
店内はサラリーマンや学生、職業不詳の客で賑わっており、五郎は隣の客の酒のすすめを断りつつも、みょうがの天ぷら、チーズ入りウインナー、ネギ肉炒め、ライスと味噌汁と次々に料理を注文する。
さらに、ラテンのノリに押されて海鮮春巻きまで追加してしまう五郎。店の雰囲気に浸りながら、食事を楽しみ大満足で店を後にする。
※「孤独のグルメ Season2」1話あらすじ抜粋
「孤独のグルメ Season2」では、東京を飛び出して神奈川や千葉、群馬にも足を伸ばしています。シーズンが進むにつれて次第に遠くの地域の人気店を訪れるようになり、シーズン2はその先駆けでもあります。
ストーリー構成は、仕事や人間関係を片付けてから腹が減り、胃袋が求めるままにお店を探して彷徨い、偶然見つけたお店で絶品料理に舌鼓をうつという構成で作品が制作されていきます。
仕事をこなし、胃袋が求めるままに料理をおいしく頂く井之頭五郎を見るだけのドラマですが、等身大の働く大人の様子や、自分のこだわりやペースで食事を楽しむ作品内容がウケて人気が出るようになりました。
派手なアクションも豪華な演出もなく、ただ食事を楽しむ様子だけしかないと言っても良いほどの作品ですが、逆にその緩さが良くて「孤独のグルメ」を見る人が多く、見ていて落ち着ける作品となっています。
孤独のグルメ Season1
放送日 | 2012年1月5日~2012年3月22日 |
話数 | 全12話(1話:30分) |
オープニング曲 | JIRO’s Title |
キャスト・スタッフ | 登場人物(キャスト) 井之頭五郎(松重豊) ふらっとQUSUMI 久住昌之 ナレーション:植草朋樹 (テレビ東京アナウンサー) スタッフ 原作:久住昌之、谷口ジロー 監督・演出:溝口憲司、宝来忠昭 脚本:田口佳宏、板坂尚 音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ |
井之頭五郎(松重豊)は、仕事で門前仲町のカフェに訪れる…商談相手のカフェ店長(山村美智)の明るすぎるおしゃべりに疲れを感じる。
何とかカフェ店長との商談を終えた五郎は、その後ふと立ち寄ったアンティークショップで癒され、町をぶらりと歩くことに。
歩きながら見つけたのは、こぢんまりとした居酒屋…五郎は店内に入って、やきとりと焼きめしを注文することに。シンプルな料理ながら、その味わいに心が満たされる五郎であった。
※「孤独のグルメ Season1」1話あらすじ抜粋
「孤独のグルメ Season1」は、孤独のグルメのはじまりにして注目すべき話も多いシーズンで、東京を中心にスタッフが念入りに探した人気のお店をピックアップして作品にしており、2024年になった今でも実際に食べに行けるお店もあります。
シーズン1は、孤独のグルメのストーリー構成を形作った最初のシーズンで、松重豊さんが演じる井之頭五郎が淡々と食事を楽しむ様子を映像化。
仕事一筋、独身の社会人男性の楽しみの一つとして「食事」に注目しており、お店探しや井之頭五郎なりの美学に沿った食に対する向き合い方やこだわりが見れるドラマです。
毎回ストーリー構成は同じような流れで、仕事終わりに急にお腹が空き、その時食べたいものに合わせてお店を探して食事を楽しむ構成内容になっています。
原作漫画では、五郎は口コミなどを参考にしないため、ハズレ店にあたる描写もありましたが、ドラマ版「孤独のグルメ」では、制作スタッフが探し出したお店が舞台になっているため、ハズレ店は出て来ません。
ハズレ店が出ない分、クセの強い商談相手が五郎を困惑させたり、仕事でのムチャ振りやトラブルなど、仕事でのハズレ?が多いようです。
孤独のグルメは、毎回飯テロ要素が多い作品なので、お腹が空いている時に見るのは少しキツイかもしれません。
そのため、食事しながら見るか、満腹のときにお酒とおつまみと一緒に見るのが良いでしょう。
孤独のグルメのオリジナルグッズにも注目!
「孤独のグルメ」のグッズは普段なかなか手に入らないですが、公式ネットショップではグッズを入手できます。
Tシャツや湯呑み、ネクタイ、箸など実用的なグッズが多く、日常的に使えるアイテムがほとんどです。原作コミックやDVDなどの購入もぜひご検討下さい。
劇映画 孤独のグルメ Tシャツ
フランス語で「孤独のグルメ(Le Gourmet Solitaire)」とプリントされた黒字のTシャツで、サイズはM/L/XLが用意されます。
背面には井之頭五郎が立ち尽くす姿がプリントされており、目立ちすぎずに着用できます。
孤独のグルメ 特製湯のみ8
「孤独のグルメ」の文字が刻印されている湯呑みで、作中に井之頭五郎が感じたことや心の声も刻印されています。容量は300ml、口径72mm、高さ102mmで、磁器の特製湯呑みです。
孤独のグルメ エコバッグ
井之頭五郎が食事をするシーンをロゴにしてプリントされたネイビーブルーの下地のエコバッグです。サイズは約W30cm×H36cm×D18cmと大きすぎず、適度な大きさで使いやすいです。水洗い可能で撥水加工されており、日常的に使用できます。
孤独のグルメ Tシャツ
表には「孤独のグルメ」の文字、裏には「腹が、減った…」の文字だけがプリントされており、ファンにとっては特別なTシャツですが、一般的に見ればおもしろTシャツです。サイズはM/L/XL用意されており、素材は綿100%
他にも公式ネットショップや劇場の売店にはさまざまな「孤独のグルメ」グッズがありますので、この機会にぜひ入手して下さい。
孤独のグルメが見れる動画配信サービス
「孤独のグルメ」シリーズの作品は、U-NEXT、Hulu、Amazonプライムビデオなどで配信されており、多くの動画配信サービスで視聴できます。既にお使いのアプリがある方はアプリ内で検索してみて下さい。
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U-NEXT
月額2,189円(税込)で利用できるU-NEXTでは、配信オリジナル「孤独のグルメ~美味しいけどホロ苦い…井之頭五郎の災難~」や「孤独のグルメ配信オリジナル2~五郎、芸人まみれ」を含めたほぼ全ての「孤独のグルメ」シリーズを視聴できます。
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