大河ドラマ歴代人気ランキングTOP10!名作大河ドラマの主役とあらすじを紹介

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NHKの大河ドラマは「坂本龍馬(龍馬伝|2010年)」や「新選組(新選組!|2004年)」、「紫式部(光る君へ|2024年)」や「徳川家康(どうする家康|2023年)」など、日本の歴史上の人物や時代に焦点を当てた歴史ドラマです。

2015年の「花燃ゆ」や1999年の「元禄繚乱」のように一般的にはあまり知られていないような人物を主人公にして、その魅力を学べるような作品もあります。

たびたび話題に上がるほど時代考証、豪華な衣装、実力のある俳優陣、小道具やセットが充実しており、1年かけて1つの作品が放送されるためファンも多く、今なお語り継がれる傑作が多くあります。

大河ドラマはこれまでに60作品以上が制作されているため、イッキに全ての作品を見るのは難しく、まずは人気の大河ドラマから見ていくのがおすすめです。

特に注目された人気大河ドラマ10作品とその内容、見どころをまとめています。それぞれの魅力を知って、どの作品から視聴するか参考にしてみてください。

毎週日曜夜8時から放送中!新作大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」【第64作】

出出典元:nhk

放送日:2025年1月5日(日)夜8時~

キャスト・スタッフ

【蔦屋】蔦屋重三郎:横浜流星/蔦屋次郎兵衛:中村蒼
【駿河屋】駿河屋市右衛門:高橋克実/ふじ:飯島直子【松葉屋】松葉屋半左衛門:正名僕蔵/いね:水野美紀/花の井:小芝風花
【二文字屋】きく:かたせ梨乃/朝顔:愛希れいか/ちどり:中島瑠菜

脚本:森下佳子
音楽:ジョン・グラム
語り:綾瀬はるか

制作統括:藤並英樹/石村将太
プロデューサー:松田恭典/藤原敬久/積田有希
演出:大原拓・深川貴志・小谷高義・新田真三・大嶋慧介
時代考証:山村竜也
版元考証:鈴木俊幸
戯作考証:棚橋正博
風俗考証:佐多芳彦吉原
風俗考証:山田順子
近世美術史考証:松嶋雅人
古文書考証:大石泰史
医事考証:若尾みき
建築考証:三浦正幸
江戸糸あやつり人形考証:両川船遊
浮世絵考証:浅野秀剛
「Glorious Edo」演奏:NHK交響楽団指揮:下野竜也

あらすじ

18世紀半ば、人口は100万を超え、天下泰平の中、世界有数の大都市へと発展した江戸。

蔦重こと蔦屋重三郎は、江戸郊外の吉原の貧しい庶民の子に生まれる。幼くして両親と生き別れ、引手茶屋の養子となる。

血のつながりをこえた人のつながりの中で育まれた蔦重は、貸本屋から身を興して、その後、書籍の編集・出版業をはじめる。

折しも、時の権力者・田沼意次(渡辺謙)が創り出した自由な空気の中、江戸文化が花開き、平賀源内など多彩な文人が輩出。

蔦重は朋誠堂喜三二などの文化人たちと交流を重ね、「黄表紙本」という挿絵をふんだんに使った書籍でヒット作を次々と連発。33歳で商業の中心地・日本橋に店を構えることになり、“江戸の出版王”へと成り上がっていく。

蔦重が見出した才能は、喜多川歌麿(染谷将太)、山東京伝、葛飾北斎、曲亭馬琴、十返舎一九といった若き個性豊かな才能たち。その多くは、のちの巨匠となり日本文化の礎となっていく。

しかし時世は移り変わり、田沼意次は失脚。代わりに台頭した松平定信による寛政の改革では、蔦重の自由さと政治風刺は問題になり、財産の半分を没収される処罰を受ける。周囲では江戸追放や死に追いやられるものもあらわれる。

蔦重は、その後も幕府からの執拗な弾圧を受け続けるが、反権力を貫き通し、筆の力で戦い続ける。そんな中、蔦重の体を病魔が襲う。

命の限りが迫る中、蔦重は決して奪われない壮大なエンターテインメント「写楽」を仕掛けるのだった。

作品概要

2025年1月5日から公開されている新作NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」が、毎週日曜夜8時に放送されています。

天下泰平の江戸時代の吉原を舞台に「江戸のメディア王」と言われた蔦屋重三郎の人生を深堀りした内容で、当時流行した小説形式の読み物や遊郭や遊女をテーマにした読み物などの始まりと発展の様子を扱っている作品です。

蔦屋重三郎は「葛飾北斎」や「喜多川歌麿」、「恋川春町」らの作品出版に関わった重要人物です。

主人公・蔦屋重三郎を横浜流星が演じ、吉原をまとめている駿河屋(江戸時代の風俗無料案内所や風俗街の管理者のようなもの)の主人・駿河屋市右衛門は高橋克実が演じています。

本作で登場する「蔦屋」は出版社、「駿河屋」は吉原の引手茶屋でまとめ役、「松葉屋」は老舗の女郎屋・遊郭のひとつ、「二文字屋」はいわゆる場末の女郎屋のことです。

将軍は徳川家治(在任:1760年~1786年)や徳川家斉(在任:1787年~1837年)の頃で、特に「徳川家斉」の在任中は大御所時代とも天下泰平の時代ともいわれており、大奥が最も活発だった時代で、自由な気風の文化が発達した頃でもありました。

これまでのドラマで「大奥」が扱われた作品はありましたが、本作は華やかな将軍家の大奥の様子や城の暮らしとは対照的に、民衆の自由な文化が花開いた頃を描いています。

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大河ドラマの歴史とその魅力について

大河ドラマは1963年(昭和38年)からNHKで制作、放送されている歴史ドラマシリーズの総称です。

放送当初は白黒放送でしたが、1969年に放送された第7作「天と地と」からはカラー放送が始まりました。

映画が娯楽の主流だった時代に、「映画に負けない日本一の大型娯楽時代劇を」との思いで制作が開始され、年々スケールアップしていき、すでに60以上の作品が制作されています。

その魅力はなんといっても、スケールの大きさ。壮大な脚本はもちろんのこと、豪華な出演陣や衣装、セットなど細部までこだわりが見え、視聴後の満足感はとても高いです。

大河ドラマの名称の由来と変遷

実は大河ドラマははじめから大河ドラマと呼ばれていたわけではありません。第1作目の時点では「大型時代劇」という名称で呼ばれていました。

その後、読売新聞が第2作の放送開始を報じる際に「歴史を作った人々の生涯を、その時代の流れと関連させて描く壮大なドラマ」として「大河小説」と評しました。

これが「大河ドラマ」と呼ばれるようになったきっかけと言われています。1978年以降はNHKでも「大河ドラマ」とシリーズ名を明記するようになりました。

大河ドラマの番組内容と主人公の特徴

大河ドラマは主に日本の歴史上の人物や事件にスポットライトを当てた歴史ドラマです。

主人公と周囲の人々だけではなく、その時代の民衆やその歴史的背景もしっかりと描かれているのも特徴です。

主人公は「坂本龍馬」など世間に知られている有名な偉人から、「黒田官兵衛」など歴史好きにしかなかなか馴染みのない偉人までさまざまです。

また女性の偉人を主役にした作品も多く制作されています。

共通するのは、主人公は苦難を乗り越えて成功を収めていたり、波乱万丈の生涯を送っていたりと、ドラマチックな展開が見られることです。

大河ドラマが人気の理由

大河ドラマは脚本から俳優陣、セットまですべてに力が入っており、そのスケールの大きさが人気の一番の理由といえるのではないでしょうか。

日本でも有数の脚本家が脚本を書き、名だたるメンツが主役のみならず脇役までも固めるというコンテンツは、大河ドラマの他にはそうそうありません。

内容も魅力的な歴史上の人物を取り上げ、歴史的な背景とともに掘り下げていくという王道スタイルです。

これは歴史好きはもちろんのこと、歴史にあまり詳しくない人も見やすい内容で、多くの人を惹きつける魅力になっているといえます。

大河ドラマ歴代人気ランキングTOP10

大河ドラマの魅力を十分にお伝えしたところで、個別の作品について見ていきましょう。

ここでは数ある魅力的な大河ドラマの中でも、人気のTOP10をランキング形式で発表します。

それぞれの作品のあらすじや見どころを中心にお伝えしますので、ぜひ視聴の際の参考にしてください。

1位:真田丸(2016年)

出典元:nhk
放送期間2016年1月10日~2016年12月18日
話数全50話
作家三谷幸喜
ナレーター有働由美子
時代設定戦国時代後期から江戸時代初期
物語の主人公真田信繁:堺雅人
登場人物・俳優きり:長澤まさみ
真田昌幸:草刈正雄
薫:高畑淳子
松:木村佳乃
梅:黒木華
堀田作兵衛:藤本隆宏
小山田茂誠:高木渉
高梨内記:中原丈雄
あらすじ

「日本一の兵」と謳われた戦国武将・真田幸村こと真田信繁。のちに徳川家康をも恐れさせる名将となる信繁は、天才の父、秀才の兄の背を追いかけながら、故郷に住む家族と共に乱世を生き延びていくために迷い、悩み、苦しみながら成長していく。

魅力と見どころ

『真田丸』の一番の見どころは真田家の絆です。主役の信繁、父である昌幸、兄の信之。彼らが戦国の世でどのように生き残るか、苦悩し知恵を出し合って支えあう様子には感動させられます。

はじめから表舞台で華々しい活躍をしたわけではありませんが、次第に人としても武将としても成長していく信繁を、主演の堺雅人が生き生きと演じます。

また本作は三谷幸喜脚本であり、コミカルな演出が散りばめられているのも魅力の一つです。

2位:鎌倉殿の13人(2022年)

出典元:U-NEXT
放送期間2022年1月9日~2016年12月18日
話数全48話
作家三谷幸喜
ナレーター長澤まさみ
時代設定平安時代末期から鎌倉時代初期
物語の主人公北条義時(小栗旬)
登場人物・俳優北条義時:小栗旬
北条政子:小池栄子
北条宗時:片岡愛之助
平清盛:松平健
比企能員:佐藤二朗
畠山重忠:中川大志
平宗盛:小泉孝太郎
大姫:南沙良
安達盛長:野添義弘
源行家:杉本哲太
あらすじ

平家が栄華を極める時代、伊豆の小さな豪族の次男坊として人生を終えるはずだった北条義時は、姉の政子が源頼朝と結婚したことでその運命が大きく変わり始める。

1180年頼朝が関東の武士たちを集め挙兵する際、義時は頼朝の側近としてその手腕を発揮、ついに平家の撃退に成功した。

頼朝が頂点にたち作り上げた鎌倉幕府で、義時は将軍を支える立場として巨大な権力を手にしていく。しかしそんな義時を快く思わない者も大勢いて…。

弱ければすぐに倒されてしまう激動の時代の中で、波乱に満ちた人生を駆け抜けた北条義時の生き様とは?!

魅力と見どころ

『鎌倉殿の13人』は、鎌倉幕府を舞台に血で血を洗う権力闘争を暗くなりすぎないようにユーモアを交えながら描き出した人間ドラマです。

頼朝亡き後、有力な御家人たち13人がどのようにして争い、北条義時はいかにしてその権力を手に入れたのか。

裏切り、密告、陰謀。個性が強い俳優陣が圧巻の演技で、そのおどろおどろしい人間関係を表現しているところが本作の最大の魅力です。

特に主演の小栗旬の演技には心を打たれます。一方で所々に脚本を担当した三谷幸喜らしいユーモアもあって、視聴者の心も和ませてくれます。

3位:龍馬伝(2010年)

出典元:U-NEXT
放送期間2010年1月3日~11月28日
話数全48話
作家福田靖
ナレーター香川照之
時代設定幕末から明治
物語の主人公坂本龍馬:福山雅治
登場人物・俳優坂本龍馬:福山雅治
伊與:松原智恵子
八平:児玉清
乙女:寺島しのぶ
権平:杉本哲太
千野:島崎和歌子
幸:草刈民代
千鶴:大鳥れい
高松太郎:川岡大次郎
春猪:前田敦子
あらすじ

天保14年(1843)高知城下。幼い龍馬は、学問も剣術も苦手な泣き虫。土佐藩の厳しい身分制度の下で、龍馬や弥太郎は屈辱的な差別を受けていた。

やがてたくましく成長した龍馬は幕末の動乱で薩長同盟に尽力し、明治維新を大きく進める原動力となっていく。

魅力と見どころ

誰もが知っている幕末の維新志士である坂本龍馬の生涯を描いた『龍馬伝』。

『龍馬伝』の最大の魅力は、主役の坂本龍馬の生涯を追いながら、幕末の時代が大きく変わっていく様子を臨場感あふれる演出で表現されているところです。

明治維新によって人々の意識もどんどん新しくなっていく、その疾走感がたまりません。

主人公の坂本龍馬は「好きな偉人ランキング」などでも必ずと言ってもいいほど名前が挙がる人物です。

その龍馬を福山雅治が演じることでカッコよさに磨きがかかっているのも見どころです。

4位:新選組!(2004年)

出典元:nhk
放送期間2004年1月11日~12月12日
話数全49話
作家三谷幸喜
ナレーター小寺康雄
時代設定江戸時代末期(幕末)
物語の主人公近藤勇:香取慎吾
登場人物・俳優近藤勇:香取慎吾
沖田総司:藤原竜也
坂本龍馬:江口洋介
深雪太夫:優香
沖田みつ:沢口靖子
近藤周斎:田中邦衛
近藤ふで:野際陽子
佐久間象山:石坂浩二
土方歳三:山本耕史
斎藤一:オダギリジョー
あらすじ

幕末、京都の治安を守り、最後まで未来を信じて生きた新選組局長・近藤勇とその仲間たちの青春群像を、三谷幸喜ならではの機知に富んだ大胆な創作を盛り込みながら描いた物語。

魅力と見どころ

『新選組!』の最大の魅力は、豪華なキャスト陣。近藤勇役の香取慎吾や土方歳三役の山本耕史、沖田総司役の藤原竜也など魅力的な俳優が多数登場しています。

三谷幸喜脚本の本作では、新選組の隊士それぞれのキャラクターが深く掘り下げられていて、脇役も含めて個性的な俳優たちがそれを丁寧に表現しています。

個性的な新選組の隊士たちの熱い絆や覚悟は涙なしでは見られません。

5位:篤姫(2008年)

出典元:U-NEXT
放送期間2008年1月6日~12月14日
話数全50話
作家田渕久美子
ナレーター奈良岡朋子
時代設定江戸時代末期(幕末)
物語の主人公篤姫:宮崎あおい
登場人物・俳優天璋院(於一・篤姫):宮﨑 あおい
肝付尚五郎(小松帯刀):永山 瑛太
徳川家定(家祥):堺 雅人
西郷吉之助(隆盛):小澤 征悦
大久保正助(利通):原田 泰造
幾島:松坂 慶子
滝山:稲森 いずみ
坂本龍馬:玉木 宏
和宮:堀北 真希
徳川家茂(慶福):松田 翔太
島津斉彬:高橋 英樹
勝 海舟:北大路 欣也
あらすじ

薩摩の島津家の分家・今和泉島津家に於一という娘がいた。於一はじゃじゃ馬娘だったが、気の優しい魅力的な女性に育つ。

於一は農民のことを思う父が処分されることに納得がいかず、政治の現状に疑問を感じる。

やがて於一は、島津斉彬の養女になることに。そのうえ将軍の正室として名前を篤姫に改めて、江戸に行くことを決意した。

しかし夫となる徳川家定は普通ではない言動を繰り返して、暗愚と噂される人物だった。篤姫は江戸城に向かうが、そこには驚くような運命が待ち受けていた。

篤姫と日本を待ち受ける運命とはいったいどのようなものなのだろうか。

魅力と見どころ

幕末の時代に、歴史の裏舞台で活躍した女性の生涯を描いた『篤姫』。

そんな『篤姫』の最大の魅力は、篤姫が貫く筋の通った気持ちの良い生き方を、主演の宮崎あおいが好演しているところです。賢く愛に溢れる篤姫のキャラクターに多くの人が虜になりました。

大奥が舞台になることもあり、力の入った衣装やセットも美しく魅力的です。また幕末に登場する歴史上の人物の意外な一面が出てくるのも見どころといえます。

6位:八重の桜(2013年)

出典元:U-NEXT
放送期間2013年1月6日~12月15日
話数全50話
作家山本むつみ
ナレーター草笛光子
時代設定明治30年代
物語の主人公新島八重:綾瀬はるか
登場人物・俳優山本八重/新島八重:綾瀬はるか
山本覚馬:西島秀俊
川崎尚之助:長谷川博己
山本権八:(八重の父):松重豊
山本佐久:(八重の母):風吹ジュン
樋口うら:長谷川京子
西郷頼母:西田敏行
大山巌:反町隆史
あらすじ

会津藩砲術指南の子供として生まれた山本八重は、男性のような強い気持ちの持ち主で、両親も取り扱いに苦労していた。

八重は優秀な兄の覚馬を尊敬していて、砲術に強い関心を抱く。覚馬が江戸に勉強に行った後も、八重は秘密裏に砲術の練習を行う。

しかし女性が砲術を学ぶことをよく思わない父は、八重を一喝する。

その頃、兄の覚馬は、黒船に興味を持っていた。しかし先生である象山が捕まってしまい、失意のまま地元に帰ってきた。

覚馬は八重が男のように過ごし、鉄砲の知識を持っていたことに驚くのだった。

魅力と見どころ

『八重の桜』の魅力は、綾瀬はるかが演じる主人公の山本八重のキャラクターです。

型破りでありながら筋が通っていて、かっこよくてチャーミングなその人柄は誰もが好きになってしまう魅力があります。

また名だたる歴史上の人物が「大河ドラマ」の主役になっているなかで、あまり知られていない存在だった山本八重にスポットを当てているところも見どころです。

幕末の会津藩の悲劇や、明治の新しい時代の中での夫婦の絆など一つ一つを丁寧に描き出しています。

7位:独眼竜政宗(1987年)

出典元:nhk
放送期間1987年1月4日~12月13日
話数全50話
作家山岡荘八
ナレーター葛西聖司
時代設定戦国時代末期
物語の主人公伊達政宗:渡辺謙
登場人物・俳優伊達政宗:渡辺謙
豊臣秀吉:勝新太郎
伊達輝宗:北大路欣也
義姫:岩下志麻
喜多:竹下景子
最上義光:原田芳雄
鬼庭左月:いかりや長介
伊達実元:竜雷太
遠藤基信:神山繁
虎哉宗乙:大滝秀治
あらすじ

知恵と才覚で仙台62万石の礎を一代で築いた男、伊達政宗。信長、秀吉、家康という3人の天下人と同時代を生きた。

天下取りの夢こそかなわなかったものの、「独眼竜」とおそれられ、秀吉や家康からも一目置かれた奥州の覇者の生涯を、現代的なタッチでロマン豊かに描いた大河ドラマ。

魅力と見どころ

今やハリウッドスターとなった渡辺謙が主演で制作された『独眼竜正宗』。

波乱万丈な生涯を送った伊達政宗の生き様を、渡辺謙が迫力満点で演じています。幾度もやってくる辛い運命に立ち向かう政宗の姿には涙せずにはいられません。

豪華すぎるキャスト陣もその魅力で、主演の渡辺謙はもちろんのこと、勝新太郎や北大路欣也、岩下志麻など名だたる昭和のスターが出演。

今では見ることができない「これぞ時代劇」を体験できること間違いなしの作品です。

8位:麒麟がくる(2020~2021年)

出典元:U-NEXT
放送期間2020年1月19日~2021年2月7日
話数全44話
作家池端俊策
ナレーター市川海老蔵
時代設定戦国時代初期
物語の主人公明智光秀:長谷川博己
登場人物・俳優明智光秀:長谷川博己
煕子:木村文乃
深芳野:南果歩
稲葉良通(一鉄):村田雄浩
今川義元:片岡愛之助
土田御前:檀れい
藤吉郎:佐々木蔵之介
菊丸:岡村隆史
斎藤道三(利政):本木雅弘
織田信秀:高橋克典
あらすじ

室町時代の末期。美濃にいる明智光秀は、戦いに明け暮れる毎日に疲弊していた。

光秀は主君である斉藤道三に、戦乱の原因を知るため日本の中心である京に行きたいと頼み込むが、道三はなかなか許可を出してくれない。

どうしたら許してもらえるかと考えた光秀は、最近出会ったばかりの鉄砲を持ち帰ってくること、そして病気の道三の妻のために名医を探し連れてくることを条件とする。

やっとのことで許可を得た光秀は、堺に向かいそこで意気投合した武士から鉄砲をもらうことになった。

さらに望月東庵という医師に出会い、美濃へ連れて帰る約束ができた。だがその頃、美濃は織田信長勢の襲撃を受け…。

魅力と見どころ

『麒麟がくる』は、知名度がありながらこれまであまり注目されることがなかった明智光秀の謎に満ちた半生を描いた作品です。

「仁政を行う王のもとに現れるという伝説の生き物」である麒麟を追い求めて、光秀が苦悩し決断していく姿を演じるのは長谷川博己です。

この作品では長谷川博己の繊細かつ美しい演技が最大の見どころです。

裏切者というイメージも強い明智光秀という人物を、繊細で人間味あふれる魅力的なキャラクターに仕上げています。

9位:利家とまつ~加賀百万石物語~(2002年)

出典元:U-NEXT
放送期間2002年1月6日~12月15日
話数全49話
作家竹山洋
ナレーター阿部渉
時代設定戦国時代
物語の主人公前田利家:唐沢寿明/まつ松:嶋菜々子
登場人物・俳優前田利家:唐沢寿明
まつ:松嶋菜々子
織田信長:反町隆史
豊臣秀吉:香川照之
北政所:酒井法子
はる:天海祐希
佐脇良之:竹野内豊
たつ:加賀まりこ
前田利昌:菅原文太
高山右近:沢村一樹
吉乃:森口瑤子
浅井長政:葛山信吾
あらすじ

少年のころ、華美な格好や奇抜な言動で“かぶき者”と言われた前田利家。まつと出会った利家は、信長の一声でまつとの婚儀が決まる。

翌年、長女も生まれ、幸せをかみしめるが、そんな矢先、利家は城内でにん傷事件を起こしてしまい信長の怒りを買う。

魅力と見どころ

『利家とまつ』は夫婦二人の名前がタイトルになっているように、前田利家とその妻であるまつの夫婦の絆が光るホームドラマです。

特に戦国という時代に、強く生きた女性「まつ」の生き方は多くの人を惹きつけます。

前田利家を唐沢寿明が、まつを松嶋菜々子が演じており、二大スターの共演も作品にパワーを与えてくれています。

前田利家が主人公の物語ですが、織田信長や豊臣秀吉などメジャーな歴史上の人物も話の主軸となるため、歴史に詳しくなくても見やすいところも魅力です。

10位:軍師官兵衛(2014年)

出典元:U-NEXT
放送期間2014年1月5日~12月21日
話数全50話
作家前川洋一
ナレーター藤村志保
時代設定戦国時代後期
物語の主人公黒田官兵衛:岡田准一
登場人物・俳優黒田官兵衛:岡田准一
光:中谷美紀
徳川家康:寺尾聰
竹中半兵衛:谷原章介
黒田長政:松坂桃李
織田信長:江口洋介
小寺政職:片岡鶴太郎
おね:黒木瞳
豊臣秀吉:竹中直人
黒田職隆:柴田恭兵
あらすじ

姫路城主の嫡男として生まれた官兵衛は、父の職隆が主君である小寺政職の領地を守るために苦労する中、病弱な母のため、薬草を摘みに敵の領内に入ってしまう。

同じころ、後の秀吉である藤吉郎は、主君となる信長と運命の出会いを果たしていた。

魅力と見どころ

『軍師官兵衛』の最大の魅力は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康という名だたる武将に一目置かれ恐れられた黒田官兵衛の人柄と生き様です。

「軍師」としてだけでなく人を惹きつける魅力がある官兵衛のキャラクターを、岡田准一が好演しています。

官兵衛が採用したとして有名な戦略の「兵糧攻め」や「水攻め」などのシーンも力を入れて表現されており、官兵衛の「軍師」としての素晴らしさを感じることができる大きな見どころです。

歴代大河ドラマの主人公と時代背景・主演俳優名一覧の紹介

歴代大河ドラマの主人公を演じた俳優は、知名度や演技力が高い人が多く気になりますよね。

ここでは歴代の大河ドラマの主人公は誰なのか、どんな俳優が大河ドラマに主演したのか、またどんな時代背景のドラマなのかを一覧にして紹介します。

中には時代背景を忠実に再現しながら、架空の人物を主人公にしている場合もあります。

主人公や主演俳優に注目して気になる大河ドラマを見つける参考にしてみてください。

歴代大河ドラマの主人公と時代背景・主演俳優名一覧

放送年作品タイトル
物語の主人公
主演俳優・女優名物語の時代背景
2025年べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜蔦屋重三郎横浜流星江戸時代中期
2024年光る君へ紫式部吉高 由里子平安時代
2023年どうする家康徳川家康松本潤戦国時代末期から江戸時代
2022年鎌倉殿の13人北条義時小栗旬平安時代末期から鎌倉時代初期
2021年青天を衝け渋沢栄一吉沢 亮江戸時代末期(幕末)から昭和時代初期
2020年麒麟がくる明智光秀長谷川博己戦国時代初期
2019年いだてん~東京オリムピック噺~金栗四三・田畑政治六代目中村勘九郎 阿部サダヲ明治時代後期から昭和時代中期
2018年西郷どん西郷隆盛鈴木亮平江戸時代末期(幕末)
2017年おんな城主 直虎井伊直虎柴咲コウ戦国時代
2016年真田丸真田信繁堺雅人戦国時代後期から江戸時代初期
2015年花燃ゆ杉文井上真央江戸時代末期(幕末)から明治時代中期
2014年軍師官兵衛黒田官兵衛岡田准一戦国時代後期
2013年八重の桜新島八重綾瀬はるか明治30年代
2012年平清盛平清盛松山ケンイチ平安時代末期
2011年江~姫たちの戦国~上野樹里戦国時代から江戸時代初期
2010年龍馬伝坂本龍馬福山雅治幕末から明治
2009年天地人直江兼続妻夫木聡戦国時代
2008年篤姫篤姫宮崎あおい江戸時代末期(幕末)
2007年風林火山山本勘助内野聖陽戦国時代
2006年功名が辻千代・山内一豊上川隆也,仲間由紀恵戦国時代
2005年義経源義経滝沢秀明平安時代末期
2004年新選組!近藤勇香取慎吾江戸時代末期(幕末)
2003年武蔵 MUSASHI宮本武蔵市川新之助戦国時代末期から江戸時代
2002年利家とまつ~加賀百万石物語~前田利家・まつ唐沢寿明 松嶋菜々子戦国時代
2001年北条時宗北条時宗和泉元彌鎌倉時代中期
2000年葵 徳川三代徳川家康・徳川秀忠・徳川家光津川雅彦 西田敏行 尾上辰之助戦国時代から江戸時代
1999年元禄繚乱大石内蔵助中村勘九郎(現・18代目中村勘三郎)元禄時代(江戸時代中期)
1997年毛利元就毛利元就中村橋之助(現・8代目中村芝翫)戦国時代
1996年秀吉豊臣秀吉竹中直人戦国時代
1995年八代将軍吉宗徳川吉宗西田敏行享保時代(江戸時代中期)
1994年花の乱日野富子三田佳子戦国時代後期
1993年炎立つ藤原経清・藤原清衡・藤原泰衡渡辺謙 村上弘明平安時代末期
1993年琉球の風楊啓泰・啓山(架空の人物)東山紀之 渡部篤郎17世紀初頭(江戸時代初期)
1992年信長 KING OF ZIPANGU織田信長緒形直人戦国時代
1991年太平記足利尊氏真田広之鎌倉時代末期から南北朝時代
1990年翔ぶが如く西郷隆盛西田敏行江戸時代末期(幕末)から明治時代
1989年春日局春日局大原麗子戦国時代末期から江戸時代初期
1988年武田信玄武田信玄中井貴一戦国時代
1987年独眼竜政宗伊達政宗渡辺謙戦国時代末期
1986年いのち岩田未希(架空の人物)三田佳子昭和時代(終戦直後)
1985年春の波涛川上貞奴松坂慶子明治時代から大正時代
1984年山河燃ゆ天羽賢治(架空の人物)松本幸四郎(現・ 2代目松本白鸚)昭和時代初期から昭和時代中期(太平洋戦争前後の激動の時代)
1983年徳川家康徳川家康滝田栄戦国時代から江戸時代初期
1982年峠の群像大石内蔵助緒形拳元禄時代(江戸時代中期)
1981年おんな太閤記ねね佐久間良子戦国時代から江戸時代初期(大坂の陣)
1980年獅子の時代平沼銑次・苅谷嘉顕(架空の人物)菅原文太 加藤剛江戸時代末期(幕末)から明治時代
1979年草燃える北条政子・源頼朝岩下志麻 石坂浩二鎌倉時代
1978年黄金の日日呂宋助左衛門6代目市川染五郎(現・2代目松本白鸚)戦国時代
1977年花神大村益次郎4代目中村梅之助江戸時代末期(幕末)から明治時代
1976年風と雲と虹と平将門加藤剛平安時代中期
1975年元禄太平記柳沢吉保石坂浩二元禄時代(江戸時代中期)
1974年勝海舟勝海舟渡哲也(急病のため)→ 松方弘樹江戸時代末期(幕末)から明治時代
1973年国盗り物語斎藤道三平幹二朗戦国時代
1972年新・平家物語平清盛仲代達矢平安時代末期
1971年春の坂道柳生宗矩初代中村錦之助(現・萬屋錦之助)戦国時代から江戸時代
1970年樅ノ木は残った原田甲斐平幹二朗江戸時代初期
1969年天と地と上杉謙信・武田信玄石坂浩二 高橋幸治戦国時代
1968年竜馬がゆく坂本龍馬北大路欣也江戸時代末期(幕末)から明治時代初期
1967年三姉妹永井家三姉妹(むら・るい・雪)岡田茉莉子 藤村志保 栗原小巻江戸時代末期(幕末)から明治時代初期
1966年源義経源義経4代目尾上菊之助(現・7代目尾上菊五郎)平安時代末期
1965年太閤記豊臣秀吉緒形拳戦国時代
1964年赤穂浪士大石内蔵助長谷川一夫元禄時代(江戸時代中期)
1963年花の生涯井伊直弼2代目尾上松緑江戸時代末期(幕末)

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