2024年公開の新作「エイリアン:ロムルス」公開に伴い、これまでに公開されている「エイリアン」シリーズを紹介します。本記事では、時系列やおすすめの見る順番、各作品のあらすじや見どころなども合わせてまとめています。
映画に登場する黒光りする生命体のエイリアンはゼノモーフという固有種で、エッグ、フェイスハガー、チェストバスター、エイリアン・ウォーリアー、エイリアン・クイーンといった様々な形態を持ち、宇宙空間の特異な環境にも耐えうる架空の生き物として設定されています。
作品で登場するエイリアンは、金属を一瞬で溶かす強酸の血液と、金属をも食い破る強靭な顎(アゴ)や尻尾を持つ地球外生命体として、デザイナーのH・R・ギーガー氏により生み出されました。
映画「エイリアン(1979年)」公開後、エイリアンは生命体としての生態や魅力的な容姿で宇宙空間で遭遇したくない存在として知られるようになりました。
さらに辞書の「異星人」「宇宙人」という本来の意味を、エイリアン=エイリアン(映画)に変えてしまうほど、社会に影響を与えた作品です。
エイリアンシリーズでは、エイリアンの起源からエレン・リプリーとの死闘、巨大企業ウェイランド・ユタニ社の陰謀、アンドロイド(ヒューマノイドとも言う)の関わりなどが描かれています。
さらに、宇宙という広大で閉鎖的な空間への恐れ、種として蹂躙される恐怖、巨大な宇宙船や近未来兵器が登場するロマンなども作中で描かれています。
「エイリアン vs. プレデター」では、プレデターシリーズ悪役の主人公として人気のプレデターとの共演も果たしています。
2024年9月6日(金曜日)公開の「エイリアン:ロムルス」は、リプリーが主人公のエイリアン最終章「エイリアン4(1997年公開)」から27年の時を経て、エイリアンが迫りくる恐怖が再び蘇ります。
ぜひこの記事を参考に過去歴代のエイリアン作品と合わせて、2024年公開の新作映画「エイリアン:ロムルス」をお楽しみください。
「エイリアン」シリーズの魅力と人気の理由
映画「エイリアン」シリーズが長年愛され、人気シリーズになった理由は、物語の設定と緊迫したストーリーにあります。
エイリアンで描かれているのは、宇宙空間という逃げられない閉鎖空間で、圧倒的な強者である地球外生命体のエイリアンに蹂躙される恐怖と、それに立ち向かう人間の知恵と仲間と協力する姿です。
エイリアンシリーズの魅力として共通するのは、激しい銃撃戦やアクションよりも、迫りくるエイリアンの恐怖に怯えながら隠れて生き残る過程が描かれているところです。
広大な宇宙という舞台でありながら、狭い宇宙船や施設内で展開されるストーリーは、観る人に恐怖と深みを与えています。
血液が鋼鉄をも溶かす強酸のエイリアンには、うかつに攻撃できないため、エイリアンを傷つける以外の方法で撃退しなければならないという絶望的な状況に対し多くの観客が恐怖を感じました。
絶望的な恐怖の中、エイリアンという困難な敵に立ち向かっていくストーリーや、くじけず諦めない強さを持ったエレン・リプリーの姿が「エイリアン」シリーズの魅力のひとつです。
「エイリアン:ロムルス」では「エイリアン(1979年)」のラストで宇宙空間に放り出されたエイリアンが登場するところや、ノストロモ号に搭乗していたアンドロイド・アッシュにそっくりなアンドロイド・ルークが登場するところもエイリアンファンの間では話題になっています。
「エイリアン」の1作目でノストロモ号に搭乗していたアンドロイド・アッシュを演じた故イアン・ホルムさんは、2020年にこの世を去っています。
AIを駆使して俳優の故イアン・ホルムさんを復活させ、アニマトロニクス(SFXの一種)を使い忠実にアッシュ似のアンドロイド・ルークを再現しています。
「エイリアン:ロムルス」で登場するアッシュにそっくりなアンドロイドは、ルークと呼ばれ、劇中では半壊したアンドロイドとして登場します。
このシーンを見るだけでもエイリアンシリーズのファンとしては、新作映画「エイリアン:ロムルス」を劇場に見に行く価値はあります。
「エイリアン」シリーズの時系列と年表を解説
映画「エイリアン」シリーズの作品内の時系列順に各タイトルを並べ替えると、下記表のようになります。
2024年の新作「エイリアン:ロムルス」は、「エイリアン」と「エイリアン2」の間のストーリーで、「エイリアン2」のほんの少し前の出来事です。
人類の移住や植民星の探索、エンジニアとの遭遇があった「プロメテウス」や「エイリアン:コヴェナント」の内容を知っていると、ウェイランド・ユタニ社が病的なまでにエイリアンを生きたまま捉えようとする理由が分かります。
「エイリアン」シリーズの時系列
タイトル | 劇中の年代 | 日本公開日 |
---|---|---|
エイリアンVS.プレデター | 西暦2004年 | 2004年12月18日 |
AVP2 エイリアンズVS.プレデター | 西暦2004年 | 2007年12月28日 |
プロメテウス | 西暦2093年 | 2012年8月24日 |
エイリアン:コヴェナント | 西暦2104年 | 2017年9月15日 |
エイリアン | 西暦2124年 | 1979年7月21日 |
エイリアン:ロムルス | 西暦2142年 | 2024年9月6日劇場公開 |
エイリアン2 | 西暦2144年 | 1986年8月30日 |
エイリアン3 | 西暦2270年 | 1992年8月22日 |
エイリアン4 | 西暦2470年 | 1998年4月25日 |
さらに、下記では「エイリアン」シリーズでの出来事や歴史を、年表にしてまとめました。
作中では一瞬しか描かれていない内容も含んでいますので、エイリアンの世界観を深く知りたい人は、ぜひこの年表を確認しながらエイリアンシリーズを楽しんでください。
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「エイリアン」シリーズの年表
- 紀元前32億年プロメテウス
エンジニアが巨大宇宙船ジャガーノートに乗って地球に到来。岩山と激流しか見当たらない惑星(地球)の地表に降り立った人型の異星人が半球形の容器に満たされた黒い液体を飲み、自らのDNAを惑星(地球)に拡散させ、人類の誕生をうながす。
- 紀元前35000年プロメテウス
エンジニアが再び地球に到来して人類とコンタクトをはかり、文明を授けていたことが当時に描かれた壁画から判明。
- 紀元前2996年エイリアンVS.プレデター
プレデターは地球の人類に建築技術(ピラミッド)を伝える代わりに、地球人をエイリアン寄生の生け贄として利用する。南極ブーベ島の地下洞窟に儀式用のピラミッドを築く。
- 紀元前2896年エイリアンVS.プレデター
紀元前2896年10月10日、プレデターは再び地球に戻り、エイリアン寄生の生け贄として人間を利用した「成人の儀式」を始める。以後、100年後の10月10日ごとに、地球で「成人の儀式」儀式が行われる様になる。
- 西暦1730年エイリアンVS.プレデター
プレデターの一族が惑星LV-1201を発見し、エイリアンを見つけてスペース・ジョッキーのエンジニアが残した古代遺跡に狩猟キャンプを建設する。
- 西暦1904年エイリアンVS.プレデター
1904年10月10、ブーベ島の地下ピラミッドでプレデターの「成人の儀式」が行われ、エイリアンとプレデターが捕鯨基地を襲い猟師達を皆殺しする。
- 西暦2004年エイリアンVSプレデター
2004年10月4日、人工衛星が南極のブーヴェ島に大規模な熱反応を発見する。ウェイランド社のチャールズ・ビショップ・ウェイランド社長が自ら調査チームを率いて南極へ出発。地下でプレデターが「成人の儀式」を行うための遺跡(ピラミッド)とエイリアンを発見する。
- 西暦2004年AVP2 エイリアンズVS.プレデター
南極における激闘の末、エイリアン・クイーンを倒してスカー・プレデターは死んでしまう。戦いで死んだスカー・プレデターの体内に寄生していたチェスト・バスターが、プレデターの宇宙船内で胎動し、プレデターの性質を受け継いだ新種のエイリアン「プレデリアン」として成長し、船内のプレデター達を殺戮する。宇宙船はコロラド州の田舎町ガニソン付近の森に墜落し、エイリアンが町を襲う。
- 西暦2089年プロメテウス
エリザベス・ショウ博士が、スコットランドの古代遺跡で星図を発見する。ウェイランド社のプロメテウス号が惑星LV-223に向けて出発する。
- 西暦2093年プロメテウス
ウェイランド社のプロメテウス号が惑星LV-223に到着する。
- 西暦2104年エイリアン: コヴェナント
コヴェナント号は、船を管理するアンドロイドのウォルター、冷凍休眠中の乗組員15人と2千人の入植者、1千体以上の人間の胎芽を乗せ惑星「オリガエ6」に向けて航行中、突如発生したニュートリノの衝撃波を受け甚大なトラブルに見舞われる。
- 西暦2124年エイリアン
宇宙貨物船ノストロモ号が地球への帰還航行中、発信者不明の信号を傍受する。航行針路を変更し、発信先の惑星LV-426に調査のため着陸。着陸した惑星LV-426で乗組員達は謎の宇宙船と船内で化石化した宇宙人(スペース・ジョッキー)を発見する。調査を終えた乗組員のケインがエイリアンに寄生され、ノストロモ号内でケインの体内から出てきたエイリアンが次々と乗組員を殺害する。
- 西暦2159年エイリアン2
ウェイランド・ユタニ社が惑星LV-426に開拓者を派遣し入植させるが、少女ニュートの一家がエイリアンと遭遇し、彼女の父親や入植者がエイリアンに寄生されてしまう。
- 西暦2179年エイリアン2
ノストロモ号の惨劇から唯一生存した航海士、エレン・リプリーの乗った脱出艇は、地球周回軌道付近の宙域で偶然発見され救助される。会社の査問会でノストロモ号を爆破した責任を問われたリプリーは、通信が途絶えた惑星LV-426に調査のため、ウェイランド・ユタニ社の社員と宇宙海兵隊とで惑星LV-426に向かう。
- 西暦2270年エイリアン3
惑星LV-426のエイリアン殲滅作戦後、冷凍睡眠につくリプリーら生存者達を乗せて地球に帰還するはずだった植民地海兵隊の宇宙戦艦スラコ号に謎の事故が発生。スラコ号から自動的に切り離された脱出艇は、流刑惑星フィオリーナ161(通称「フューリー」)へと不時着。しかし、共に生還したはずのヒックスやニュートが着陸時に死亡した上に、ビショップも機能を停止。スラコ号の事故の真相は、脱出ポッド内にエイリアン・クイーンが卵を生み落していたことに気付かないまま、リプリー達が冷凍睡眠に入ってしまい、その間に生まれたフェイスハガーによってポッドが故障したというものだった。
- 西暦2470年エイリアン4
舞台は前作の「エイリアン3」から200年後の世界。フューリーの宇宙刑務所に残されていたリプリーの血液をもとに、軍の実験宇宙船「オーリガ」で、科学者らの手によりクローン体「リプリー8号」として再生される。その目的は、リプリー8号の体内に寄生するエイリアン・クイーンの摘出であり、エイリアンを繁殖させて軍事兵器として利用することであった。リプリー8号の存在はあくまでも副産物に過ぎなかったが、クローン化の過程で彼女の遺伝子はエイリアンのそれと融合しており、科学者らにとって興味深い実験材料であった。
「エイリアン」シリーズの見る順番を解説
「エイリアン」シリーズは、時系列順に作品を見ても理解が深まらない部分がありますので、下記作品はセットで見ることでエイリアンシリーズの理解が深まります。
「エイリアンVS.プレデター」と「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」をセットで見て、「プロメテウス」と「エイリアン:コヴェナント」をセット見ます。
そして「エイリアン」の1作目から4作目までをセットで見れば、エイリアンシリーズ全体のストーリーが理解できます。
2024年9月6日公開の新作映画「エイリアン:ロムルス」のストーリーは、「エイリアン」と「エイリアン2」の間で起こった出来事の物語になります。
「エイリアン」シリーズを時系列順で見る
「エイリアン」シリーズを時系列順に見たい場合は、先に「エイリアンVS.プレデター」と「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」見て、そして「プロメテウス」と「エイリアン:コヴェナント」を見てから「エイリアン」1作品目から4作品目の順番で見るのがおすすめです。
「エイリアンVS.プレデター」については、1作品目と2作品目をセットで見ていれば、時系列を気にする必要はありません。
しかし、先に「エイリアン」と「エイリアン2」を見て、エイリアン・クイーンの恐ろしさを知ってから「エイリアンVS.プレデター」「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」を見たほうがより楽しめます。
「エイリアン」シリーズを時系列で見る
作品タイトル | 劇中の年代 | 監督 | 日本公開日 |
---|---|---|---|
エイリアンVS.プレデター | 西暦2004年 | ポール・W・S・アンダーソン | 2004年12月18日 |
AVP2 エイリアンズVS.プレデター | 西暦2004年 | グレッグ&コリン・ストラウス兄弟 | 2007年12月28日 |
プロメテウス | 西暦2093年 | リドリー・スコット | 2012年8月24日 |
エイリアン:コヴェナント | 西暦2104年 | リドリー・スコット | 2017年9月15日 |
エイリアン | 西暦2124年 | リドリー・スコット | 1979年7月21日 |
エイリアン:ロムルス | 西暦2142年 | フェデ・アルバレス | 2024年9月6日劇場公開 |
エイリアン2 | 西暦2144年 | ジェームズ・キャメロン | 1986年8月30日 |
エイリアン3 | 西暦2270年 | デビッド・フィンチャー | 1992年8月22日 |
エイリアン4 | 西暦2470年 | ジャン=ピエール・ジュネ | 1998年4月25日 |
「エイリアン」シリーズを公開順で見る
「エイリアン」の1作目は1979年に公開され、1998年公開の「エイリアン4」まで19年という時間がかかっています。
2024年9月6日(金曜日)公開の新作映画「エイリアン:ロムルス」は、エイリアン1作目公開から45年越しの新作映画になります。
リプリーが主人公のエイリアンシリーズ最後の映画「エイリアン4」1997年公開から数えると「エイリアン:ロムルス」は27年ぶりの新作映画になります。
「エイリアン:ロムルス」は、「エイリアン(1979年)」1作目の続編で、さまざまなエイリアンらしさが組み込まれている話題作です。
「エイリアン:ロムルス」は、最新のCG技術による映像美、巨大な宇宙船と狭い船内の恐怖も健在で、映像技術により、さらに恐怖や緊迫感が増したため、多くのファンの期待を一身に背負った作品となっています。
「エイリアン」シリーズを公開順で見る
作品タイトル | 監督 | 日本公開日 |
---|---|---|
エイリアン | リドリー・スコット | 1979年7月21日 |
エイリアン2 | ジェームズ・キャメロン | 1986年8月30日 |
エイリアン3 | デビッド・フィンチャー | 1992年8月22日 |
エイリアン4 | ジャン=ピエール・ジュネ | 1998年4月25日 |
エイリアンVS.プレデター※ | ポール・W・S・アンダーソン | 2004年12月18日 |
AVP2 エイリアンズVS.プレデター※ | グレッグ&コリン・ストラウス兄弟 | 2007年12月28日 |
プロメテウス | リドリー・スコット | 2012年8月24日 |
エイリアン:コヴェナント | リドリー・スコット | 2017年9月15日 |
エイリアン:ロムルス | フェデ・アルバレス | 2024年9月6日劇場公開 |
「エイリアン」歴代シリーズのあらすじと見どころを解説
1作目の「エイリアン」から「エイリアン4」では、主人公のエレン・リプリーがエイリアンと出会い、死闘を繰り広げ、最終的にエイリアンに勝利して地球に帰還するストーリーが描かれます。
エレン・リプリーは「エイリアン3」で一度死亡しますが、「エイリアン4」ではクローンとして復活して地球に帰還を果たします。
逃げることのできない宇宙空間という究極の密室で、人間の反撃を全く許さない圧倒的な戦闘力を持つエイリアンに捕まらないように策を練ったり、戦ったり逃げたりする要素がエイリアンシリーズの恐怖の根源にあります。
その中で、まともな武器もろくに持たず、生身の状態でエイリアンに対峙するリプリーの強さとクレバーさに魅了される人が後を絶ちません。
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エイリアン(1979年)
監督 | リドリー・スコット |
脚本 | ダン・オバノン |
原案 | ダン・オバノン ロナルド・シャセット |
配給 | 20世紀フォックス |
日本公開日 | 1979年7月21日 |
上映時間 | 117分(劇場公開版) 116分(ディレクターズ・カット版) |
- アーサー・ダラス(トム・スケリット)
- エレン・リプリー(シガニー・ウィーバー)
- ジョーン・ランバート(ヴェロニカ・カートライト)
- サミュエル・ブレット(ハリー・ディーン・スタントン)
- ギルバート・ケイン(ジョン・ハート)
- アッシュ(イアン・ホルム)
- デニス・パーカー(ヤフェット・コットー)
- エイリアン(ボラージ・バデージョ)
地球を遠く離れた広大な宇宙で就業していた宇宙船ノストロモ号は、ほかの宇宙船からの救難信号を受けて未知の惑星に降り立つ。
そこには異星人の宇宙船があり、船内には卵のような謎の物体があった。その卵の中から奇怪な生き物が飛び出してきて乗組員に寄生し、宿主の腹を食い破りノストロモ号内に潜伏。
成長した奇妙な生き物は、乗組員をひとりまたひとりと抹殺していく…生き残った女性航海士リプリーは、逃げ場のない閉鎖された宇宙船内で、たったひとりで絶望的な戦いを繰り広げることになる。
巨大な宇宙船、どこにも逃げられない密室でのエイリアンとの対峙。命をかけた逃走劇が見る人の背筋を凍らせた、初代にして至高の作品です。
不朽の名作とも言われる「エイリアン2」につながる内容なので、エイリアン1とエイリアン2は同時に連続してみるべき作品です。
巨大な近未来の宇宙船に乗員の1人として振舞うヒューマノイド、H·R·ギーガー氏が生み出した異形のエイリアン、生命としての根源的な恐怖や、完全な弱者である人間の抵抗など、広大な宇宙空間と宇宙船内という密室で繰り広げられる情け容赦ない恐怖が描かれています。
逃げることしかできない恐怖は、映画「エイリアン」の世界を題材にして製作されたゲーム「ALIEN: ISOLATION」で追体験できます。
エイリアン2(1986年)
監督 | ジェームズ・キャメロン |
脚本 | ジェームズ・キャメロン |
原案 | ジェームズ・キャメロン デヴィッド・ガイラー ウォルター・ヒル |
配給 | 20世紀フォックス |
日本公開日 | 1986年8月30日 |
上映時間 | 137分 (劇場公開版 154分(完全版) |
- エレン・リプリー(シガニー・ウィーバー)
- ドウェイン・ヒックス(マイケル・ビーン)
- ニュート(キャリー・ヘン)
- ビショップ(ランス・ヘンリクセン)
- ウィリアム・ハドソン(ビル・パクストン)
- ジェニット・バスクエス(ジェニット・ゴールドスタイン)
- スコット・ゴーマン(ウィリアム・ホープ)
- マーク・ドレイク(マーク・ロルストン)
- アル・エイポーン(アル・マシューズ)
- リッコ・フロスト(リッコ・ロス)
- シンシア・ディートリック(シンシア・デイル・スコット)
- カーター・J・バーク(ポール・ライザー)
宇宙貨物船ノストロモ号での惨劇から57年後…唯一の生存者である航海士リプリーが、催眠カプセルの中で眠りながら宇宙を漂っているところを発見された。
目を覚ましたリプリーは、かつて自分たちがエイリアンと遭遇した星が現在は植民惑星となっていることを知り、がく然とする。
リプリーがエイリアンの危険性を訴える中、植民惑星との通信が突如として途絶えてしまう。原因調査を依頼されたリプリーは、海兵隊とともに現地へ向かう。
エイリアンとの遭遇を生き延びた唯一の人間として、エレン・リプリーが、沈黙した植民星の基地に植民地海兵隊(Colonial Marines)とともに調査に向かい、大量のエイリアンとクイーン・エイリアンから逃げ延びる展開が描かれます。
エレン・リプリーが生き残りの少女ニュートを救うため、エイリアンの巣に立ち向かう…息苦しくなるほどの緊張感があるシーンは有名です。
登場するエイリアンはエイリアン・クイーンとフェイスハガー、チェストバスター、エイリアン・ウォーリアーです。本作でエイリアンの生き物としての生態が明らかになっています。
本作ではエイリアンを少数ながら討伐できており、重火器や炸薬があれば相討ち覚悟でウォーリアーを倒せる事が描かれています。
この様子は映画「エイリアン」シリーズを舞台に開発されたシューティングゲーム「Aliens: Fireteam Elite」などで追体験できます。
エイリアン3(1992年)
監督 | デヴィッド・フィンチャー |
脚本 | デヴィッド・ガイラー ウォルター・ヒル ラリー・ファーガソン |
原案 | ヴィンセント・ウォード |
配給 | 20世紀フォックス |
日本公開日 | 1992年8月22日 |
上映時間 | 114分(劇場公開版) 145分(完全版) |
- エレン・リプリー(シガニー・ウィーバー)
- ジョナサン・クレメンス(チャールズ・ダンス)
- ハロルド・アンドリュース(ブライアン・グローヴァー)
- フランシス・アーロン(ラルフ・ブラウン)
- レオナルド・ディロン(チャールズ・S・ダットン)
- ロバート・モース(ダニー・ウェッブ)
- ウォルター・ゴリック(ポール・マッギャン)
- ビショップ(ランス・ヘンリクセン)
2270年、エイリアンの脅威から逃れたリプリーの乗る救命艇が、囚人惑星フィオリーナに不時着する。
不時着する際、惑星アチェロンでの戦いを切り抜けた、少女のニュートと海兵隊のヒックスが死んだことを知り悲しむリプリー。
唯一の生存者となったリプリーは、男ばかりの惑星に波紋を起こす。そんな中、エイリアンが惑星に紛れ込んでおり、囚人たちを次々と襲撃していく。
武器のない圧倒的に不利な状況に加え、リプリーは自分の体がエイリアンに寄生されていたことを知る…。
エレン・リプリーは「エイリアン2」の死闘を生き延びたにも関わらず、船内での事故と救命艇の不時着で仲間を失い、潜んでいたハガーに卵を産み付けられてしまう。
余命わずかなリプリーは、囚人たちと協力して施設内に潜んでいるドッグエイリアンを始末するために最期の戦いに挑む。再び逃げることのできない場所で、最悪の恐怖と戦うことになります。
本作では、ウェイランド・ユタニ社の陰謀や思惑も明らかになり、エレン・リプリーの最期を描いたストーリーになっています。1作目の「エイリアン」のような恐怖が再び描かれたのも本作の魅力のひとつです。
エイリアン4(1997年)
監督 | ジャン=ピエール・ジュネ |
脚本 | ジョス・ウィードン |
配給 | 20世紀フォックス |
日本公開日 | 1998年4月25日 |
上映時間 | 109分 |
- リプリー8号(シガニー・ウィーバー)
- アナリー・コール(ウィノナ・ライダー)
- ロナルド・ジョナー(ロン・パールマン)
- ドム・ブリース(ドミニク・ピノン)
- フランク・エルジン(マイケル・ウィンコット)
- ゲーリー・クリスティー(ゲイリー・ドゥーダン)
- マーティン・ベレス将軍(ダン・ヘダヤ)
- メイソン・レン(J・E・フリーマン)
- ジョナサン・ゲディマン(ブラッド・ドゥーリフ)
- ヴィンセント・ディステファノ(レイモンド・クルス)
- ラリー・パーヴィス(リーランド・オーサー)
惑星フィオリーナで溶鉱炉に消えたリプリーだったが、エイリアンの軍事利用をたくらむペレズ将軍率いる一派が、残されていたDNAからクローンを生み出し、リプリーは副産物として復活する。
軍部はリプリーの体内に宿っていたエイリアンをもとに、宇宙船オリガ号の中でエイリアンの養殖が開始される。しかし、成長したエイリアンが次々に檻から脱走する事態が発生する。
オリガ号は緊急事態のため、地球へ向けて動き出してしまう…リプリーはエイリアンを地球に降ろすまいと必死に戦うが…。
宇宙実験船のクローン技術により、副産物として復活してしまったエレン・リプリーが、再びエイリアンから逃げ延びる展開が描かれます。エイリアンを研究している様子やエイリアンとの戦闘も見どころのひとつです。
CGによる演出も多く、エイリアンの姿も鮮明に描かれています。また、巨大な宇宙船や特殊な兵器、研究施設といった要素も魅力のひとつです。
本作でエイリアンは、フェイスハガーとエイリアン・ウォーリアー、エイリアン・クイーン、ニューボーン・エイリアンが登場します。
人間とエイリアンの混血であるニューボーン・エイリアンは、同種のクローン・リプリーになつきます。
ニューボーン・エイリアンが最後の宇宙空間に吸い出されるシーンは、強烈に観客の記憶に焼き付いていることでしょう。
本作で映画「エイリアン」シリーズのメインストーリーである、1作品から4作品は一応の完結を迎えます。
プロメテウス(2012年)
監督 | リドリー・スコット |
脚本 | デイモン・リンデロフ ジョン・スペイツ |
配給 | 20世紀フォックス |
日本公開日 | 2012年8月24日 |
上映時間 | 124分 |
- エリザベス・ショウ(ノオミ・ラパス)
- デヴィッド(マイケル・ファスベンダー)
- ピーター・ウェイランド(ガイ・ピアース)
- ヤネック(イドリス・エルバ)
- チャーリー・ホロウェイ(ローガン・マーシャル=グリーン)
- メレディス・ヴィッカーズ(シャーリーズ・セロン)
地球である古代遺跡が発見されたことによって、「人類の起源」に関するとても重要な手がかりが発見された。
この遺跡を調べていくうちに、遺跡は1000年以上前のものにも関わらず、ある一つの共通点があることがわかった。
その共通点により、「未知の惑星」の存在が浮かび上がってきたのだ…科学者たちのチームは、この未知の惑星へ向かうことを決意する。
古代遺跡で発見された「人類の起源」に関する謎を解明するため、宇宙船プロメテウス号に乗り未知の惑星を訪れる。しかし、そこには人類が決して触れてはならない驚きの真実が眠っていた。
「プロメテウス」は、遠い星に住む「エンジニア」と呼ばれる、エイリアンや人類の生みの親について描かれた作品です。
エイリアンのような生命体は、ほとんど姿を見せず一瞬しか遭遇しません。これまでのシリーズとは異なり、エイリアンではなく調査隊とエンジニアとの闘いを描いているため「エイリアン」シリーズとは言えない要素も多いです。
エイリアンがどのような生き物で、なぜ生み出されたのかを紐解く過去編でありながら、テクノロジーや世界観は、かなり未来にあるように感じられる作品です。
エイリアン:コヴェナント(2017年)
監督 | リドリー・スコット |
脚本 | ジョン・ローガン ダンテ・ハーパ |
原案 | ジャック・パグレン マイケル・グリーン |
配給 | 20世紀フォックス |
日本公開日 | 2017年9月15日 |
上映時間 | 122分 |
- デヴィッド( マイケル・ファスベンダー)
- ウォルター( マイケル・ファスベンダー)
- ジャネット・ダニエルズ( キャサリン・ウォーターストン)
- クリス・オラム( ビリー・クラダップ)
- テネシー・ファリス( ダニー・マクブライド)
- ロープ軍曹( デミアン・ビチル)
- カリン・オラム( カルメン・イジョゴ)
- マギー・ファリス( エイミー・サイメッツ)
- リックス( ジャシー・スモレット)
- アップワース( キャリー・ヘルナンデス)
エイリアン
- ネオモーフ(バックバスター)
- ネオモーフ(マウスバスター)
- プロトモーフ / ゼノモーフ
人類で初めて大規模な移住計画が進められた。冷凍休眠中の乗組員15人と2千人の入植者、1千体以上の人間の胎芽を乗せ、新しく植民地とした惑星「オリガエ6」に向けて宇宙船コヴェナント号へ乗り込んだ。
順調に惑星「オリガエ6」に到着するはずだったが、航行中に突然のトラブルに巻き込まれ、乗務員数十人の命が失われてしまうが、生き残った乗組員で応答のあった惑星に向かう。
降り立った惑星は、なんと限りなく地球に近い環境だったのだ…彼らはこの惑星について調査をはじめるが、調査団にトラブルが発生する。
なんとこの惑星に未確認生物がいたのだ!その恐怖を目の当たりにした乗組員たちは、命からがら星からの脱出を試みる。
「エイリアン」シリーズらしい展開は終盤のみですが、逃げ場のない船内でエイリアンと対峙する恐怖と緊張感は受け継がれています。
「エイリアン:コヴェナント」での様々なトラブルは、主にヒューマノイドの「デヴィッド」が原因です。
デヴィッドは、人類移住計画のために保管されている胚の中にエイリアンの胚も保管してしまうほどのポンコツっぷりを発揮します。
「エイリアン」シリーズに登場したフェイスハガーを生み出したのも、この「デヴィッド」であり、全ての元凶であることも描かれています。
ヒューマノイドだからできる心のない異常な行動の数々と、エイリアンの圧倒的な恐怖がともに描かれた作品です。
エイリアン:ロムルス(2024年9月6日劇場公開)
監督 | フェデ・アルバレス |
脚本 | フェデ・アルバレス ロド・サヤゲス |
原作 | ダン・オバノン(キャラクター創作) ロナルド・シャセット(キャラクター創作) |
配給 | 米国:20世紀スタジオ 日本:ウォルト・ディズニー・ジャパン |
日本公開日 | 2024年9月6日劇場公開 |
上映時間 | 119分 |
- レイン(ケイリー・スピーニー)
- アンディ(デビッド・ジョンソン)
- タイラー(アーチー・ルノー)
- ケイ(イザベラ・メルセド)
- ビヨン(スパイク・ファーン)
行き場のない6人の若者が、生きる希望を見いだすために、宇宙ステーション「ロムルス」にやって来る。
しかし、そこには人間を襲い寄生するエイリアンがいた。酸性の血液であらゆる物質を溶かすエイリアンになすすべもない彼らは、ロムルスから脱出するべくサバイバルを繰り広げる。
人間に寄生し進化するエイリアン、この宇宙最強にして最恐の生命体と対峙する若者たち6人の運命は?
「エイリアン」で宇宙空間に放り出されたエイリアンとの絶望的な再会となる本作は、初代「エイリアン」の恐怖を再び感じさせてくれます。
行き場のない若者が行き着いた宇宙船「ロムルス」で、未知のエイリアンと遭遇します。逃れられない恐怖と対峙する展開で、ファンにとっては待望の続編として注目されています。
信頼していたヒューマノイド・ルークの裏切り、絶望的な死を待つ数名の仲間との協力、逃げ延びた後でも安心させてくれない恐怖…。
たったひとり生き残るレインと、1作目の「エイリアン(1979年)」を感じさせる展開が多数盛り込まれています。
実質、レインは二代目リプリーと言っても過言ではないでしょう。未来に希望を抱いた若者たちの未来を、圧倒的な強者である生命体に蹂躙される恐怖が過去作を大々的にリスペクトして描かれています。
さらに、ファンを喜ばせたのは、2020年にこの世を去った俳優の故イアン・ホルムさんが「エイリアン」の1作目で演じたアンドロイドのアッシュに似たルークというアンドロイドで登場するところでしょう。
俳優の故イアン・ホルムさんをAIを駆使して復活させ、アニマトロニクス(SFXの一種)を使い、忠実にアッシュ似のアンドロイド・ルークを劇中に出演させました。
このシーンを見るだけでも、監督を務めたフェデ・アルバレス氏の「エイリアン」へのリスペクトと「エイリアン:ロムルス」製作への意気込みとこだわりが見て取れます。
「エイリアン:ロムルス」は、時系列で言うと「エイリアン」1作目の続編になり、「エイリアン(1979年)」「エイリアン2(1986年)」の中間の物語です。
ですので「エイリアン」を見たことが無い人は、「エイリアン:ロムルス」を見る前に、1作目の「エイリアン(1979年)」と「エイリアン2(1986年)」を事前に見ることをおすすめします。
「エイリアン」シリーズ派生作品のあらすじと見どころを解説
「エイリアン」シリーズから派生した作品として、完全生物VS全身武装の殺し屋、最凶のドリームマッチと称される「エイリアンVS.プレデター」があります。
エイリアンとプレデターという人類にとって絶対に遭遇したくない2つの地球外生命体が登場し、人類を絶望の淵に突き落とします。
プレデターがハンターとして一人前として認められるためにエイリアンを狩るという儀式のようなもので、人間がエイリアンの繭として使われ、生贄として蹂躙される様子も描かれます。
どちらが勝っても人類にはまともな未来が待っていないとはいえ、まだコミュニケーションが取れるプレデターの方がマシだと思わせるくらい、エイリアンの凶悪さが際立ちます。
映画「エイリアン」シリーズと合わせてみると、リプリーの切実な思いも虚しく、時系列的には既に地球にもエイリアンの種が存在しているという絶望を感じさせる展開のストーリーです。
エイリアンVS.プレデター(2004年)
監督 | ポール・W・S・アンダーソン |
脚本 | ポール・W・S・アンダーソン |
原案 | ポール・W・S・アンダーソンダン・オバノン |
配給 | 20世紀フォックス |
日本公開日 | 2004年12月18日 |
上映時間 | 101分(劇場公開版) 109分(完全版) |
- アレクサ・ウッズ(サナ・レイサン)
- セバスチャン・ウェルズ(ラウル・ボヴァ)
- チャールズ・ビショップ・ウェイランド(ランス・ヘンリクセン)
- グラハム・ミラー(ユエン・ブレムナー)
- マックス・スタッフォード(コリン・サーモン)
- マーク・ヴァーヘイデン(トミー・フラナガン)
- アデル・ルソー(アガト・ドゥ・ラ・ブライユ)
- トーマス(サム・トラウトン)
- クイン(カーステン・ノルガード)
- コナーズ(ジョセフ・ライ)
エイリアン
- バトル・エイリアン
- グリッド・エイリアン
- エイリアン・クイーン
- プレデリアン
プレデター
- スカー・プレデター
- ケルティック・プレデター
- チョッパー・プレデター
- エンシェント・プレデター
- エルダー・プレデター
人工衛星がある日、南極大陸で異常な熱の放射を観測した。解析した結果、南極大陸の氷の下600メートルに巨大な建造物が眠っていることが分かった。
実業家ウェイランドは、世界中から考古学者や科学者らを集め、女性冒険家レックスにガイドを頼み、謎の熱源へと向かう。
そして彼等が発見したものは、様々な古代文明の特徴が混在するピラミッドだった。だが、世紀の発見に喜ぶのも束の間、彼等は恐ろしい事態に直面することとなる。
なんとそこはプレデターがエイリアンと戦い、戦士としての試練を受ける「儀式」の場所だったのだ。
探険チームは、エイリアンとプレデターによる想像を絶する殺戮の真っ只中に、誤って足を踏み入れてしまったのだ。死闘が繰り広げられる中、果たしてレックスたち人類に助かる道はあるのか…。
舞台は地球の南極、プレデターの狩りがきっかけで起動した儀式の場で、エイリアンの恐怖が人類を襲います。
危険な場所だと知りながらも調査という名目で遺跡に足を踏み込んでいく調査隊一行、容赦なく死に向かう人々の絶望が描かれます。
絶望の中にありながらも唯一の光として、プレデターと協力関係を築いた女性がプレデターと共闘し、クイーンを海底に沈める様子やプレデターの長老に認められる様子は圧巻です。
しかし、クイーンが地球の海底深くに眠っているという事実が後世に残され、絶望が根本的に消え去っていないことが分かり、エンディングを迎えます。
さらに、エンディングではプレデターに寄生したエイリアンが「プレデリアン」として生まれるシーンが描かれ、クイーンの存在以上の絶望を残します。
AVP2 エイリアンズVS.プレデター(2007年)
監督 | コリン・ストラウス グレッグ・ストラウス |
脚本 | シェーン・サレルノ |
原案 | エイリアン原案 ダン・オバノン ロナルド・シャセット プレデター原案 ジム・トーマス ジョン・トーマス |
配給 | 20世紀フォックス |
日本公開日 | 2007年12月28日 |
上映時間 | 94分 102分(完全版) |
- ケリー・オブライエン(レイコ・エイルスワース)
- エディ・モラレス保安官(ジョン・オーティス)
- ダラス・ハワード(スティーヴン・パスクール)
- リッキー・ハワード(ジョニー・ルイス)
- デイル・コリンズ(デヴィッド・パートコー)
一体のプレデターからチェストバスター(エイリアンの幼体)が誕生し、両者の能力を併せ持つ「プレデリアン」へと成長、プレデターたちを次々に惨殺していく。
そして、コントロール不能となった宇宙船はコロラドの森へ墜落…。すると、プレデリアンのほか、船内に潜んでいたエイリアンたちが獲物を求め飛び出していくのだった。
一方、宇宙船の異変を知ったプレデター側も、エイリアンの駆逐を生業とするニュー・プレデターザ・クリーナーが地球へと乗り込んでくる。
こうして、再び2大モンスターの激闘が始まり、地元の人間たちはこの凄惨な戦いに巻き込まれてしまう。
新種降臨!プレデリアンが誕生する!前作の衝撃的ラストは終わりではなく、始まりだった。大ヒットSFバトルアクション第2弾!
「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」は、前作「エイリアンVS.プレデター」の続編です。
プレデリアン誕生後、すぐにそのプレデターの船が地球に墜落し、フェイスハガーも閑静な田舎街に放出されるという絶望が描かれます。
舞台となる田舎街、じわじわと観客の精神を蝕んでいく演出があり、精神的にかなりくる描写も多いです。
軍隊でも対応できず人類は蹂躙されるのみで、ただ逃げることしかできない様子が映し出され、人類の絶望が描かれています。
映画「バイオハザード」のようなエンディングを迎えており、エイリアンの派生作品の続編としてストーリーをひとまず完結させています。
「プレデター」シリーズの中でも、なかなか特徴的な描写があるため、プレデターファンにも多く受け入れられた作品です。
「エイリアン」シリーズの人気ランキング
映画「エイリアン」シリーズの人気作品を、エイリアンが登場する「エイリアンVS.プレデター」 2作品も含めて独自にランキングをつけました。
「プロメテウス」と「エイリアン: コヴェナント」は、アメリカ合衆国の映画評論サイト「Rotten Tomatoes」での評価が良く、世界興行収入でも数字を伸ばしました。
しかし、上記の2作品はエイリアンがまともに出てこず、王道のエイリアンとはストーリーが異なるため、エイリアン誕生の謎、前日譚的なスピンオフ作品という位置づけで扱われています。
1979年公開の「エイリアン」から1997年公開の「エイリアン4」のうち、評価が割れるのが「エイリアン3」と「エイリアン4」です。
映像美や宇宙船のデザイン、王道のストーリー進行、恐怖演出の観点から「エイリアン2」と「エイリアン(1979年)」が僅差で1位と2位の評価を受け、「エイリアン4」と「エイリアン3」も僅差で3位と4位にランキングされました。
「プロメテウス」と「エイリアン:コヴェナント」については、AVP同様、スピンオフの位置づけですが、エイリアン誕生や人類誕生の謎に迫るSF映画としての評価が高いです。
しかし、王道の「エイリアン」シリーズらしさはあまりなく、歴代「エイリアン」シリーズと同列で語ることはできない作品です。
SF映画としての人気と「エイリアン」シリーズとしての人気は同じにはできないため、ランキングではスピンオフ作品の順位は下位になっていますが、SF映画としては非常に完成度が高く満足できる内容です。
「エイリアン」シリーズ関連商品やグッズの紹介
「エイリアン」関連のグッズは、デフォルメされたゼノモーフやフェイスハガーのグッズのほか、ウェイランドユタニ社のロゴやステッカー、Tシャツなどが人気です。
2024年公開の新作「エイリアン:ロムルス」公開中は、劇場の物販コーナーも要チェックです。
SNOW WOLF M41Aパルスライフル AEG (宇宙海兵隊主力武器) ブラック
映画「エイリアン2」に登場し、エレン・リプリーがニュートを救う際にも使用したM41Aパルスライフルの電動トイガンです。
フィギュア M240火炎放射器 「エイリアン2」 1/1 プロップレプリカ
映画「エイリアン2」に登場し、エレン・リプリーがニュートを救う際にも使用した火炎放射器で、M41Aパルスライフルとダクトテープがあれば、ロマンあふれるリプリーの最終兵器を再現できます。
1/1スケール M56スマートガン(エクスクルーシブ版)
映画「エイリアン2」の植民地海兵隊員ジェニット・バスケスとマーク・ドレイクが使用した機関銃モデルガンです。非常に大きいながら、作中に登場したサイズと同じため、展示観賞用におすすめです。
エイリアン ウェイランドユタニ社 刺繍ワッペン アイロンワッペン
作中に登場するウェイランド・ユタニ社のロゴワッペンで、お手元のつなぎや厚手のジャケットに縫い付けて使用するのがおすすめです。
ALIEN: ISOLATION -エイリアン アイソレーション-
初代「エイリアン」と「エイリアン2」の世界観を追体験できるゲームで、独自のAIによりプレイヤーを追い詰めるシステムが搭載されています。Easyモードでも、かなり高難易度のゲームです。
「エイリアン」シリーズが見れる動画配信プラットフォーム
映画「エイリアン」シリーズは、Disney+(ディズニープラス)やAmazonプライム・ビデオで視聴できます。
Amazonプライム・ビデオではプライム会員ならば0円で見られる作品と、プライム会員でもレンタル料金がかかる有料作品があります。
Disney+(ディズニープラス)ならば「プロメテウス」や「エイリアン:コヴェナント」を含め、エイリアンシリーズを全て視聴できます。
Disney+(ディズニープラス)
サービス名 | Disney+(ディズニープラス) |
月額料金 | 月額プラン:月額990円 年額プラン:年額9,900円 |
無料期間 | なし |
配信数 | 非公開 |
配信形態 | 見放題 |
特典 | 特になし |
ダウンロード | 〇 |
同時視聴 | 最大4台 |
視聴端末 | スマホ/PC/TV/タブレットなど |
Disney+(ディズニープラス)は、スタンダードプランは月額990円(税込)、プレミアムプランは月額1,320円(税込)で利用できます。
エイリアンシリーズを全て見放題で視聴できるだけでなく、ディズニー・アニメーション作品、スター・ウォーズ、MARVEL、ディズニー・ピクサー作品も見放題で視聴できます。
2024年公開の新作「エイリアン:ロムルス」はディズニー配給のため、いずれはDisney+(ディズニープラス)で視聴できるようになるでしょう。
\初回31日間無料で見放題/
Amazonプライム・ビデオ
サービス名 | Amazonプライム・ビデオ |
月額料金 | 月額600円(税込) 年額5,900円(税込) |
無料期間 | 初回30日間無料 |
配信数 | 非公開 |
配信形態 | 見放題/レンタル/購入 |
特典 | プライム会員特典 |
ダウンロード | 〇 |
同時視聴 | 最大3台※₁ |
視聴端末 | スマホ/PC/TV/タブレットなど |
Amazonプライム・ビデオ基本情報
Amazonプライム・ビデオは、月額600円(税込)または年額5,900円(税込)のプライム会員になることで利用できます。
プライム・ビデオでは有料レンタル作品もありますが、多くの動画をプライム会員で見放題できます。
プライム会員になればAmazon Music UnlimitedやAmazon Kindleなども利用できるため、映画も音楽も書籍も楽しめます。
\30日間無料で見放題/