極限状態、かつ理不尽な状況で物語が展開するソリッドシチュエーション映画として注目された「Saw(ソウ)」シリーズの新作が2024年10月18日に公開されました。
これまでに「Saw(ソウ)」シリーズ7作品と「Jigsaw」「Spiral」の9作品が公開され、ユーネクスト(U-NEXT)などで配信されています。
本記事では、これまでの「Saw(ソウ)」シリーズの見る順番や各作品のあらすじ、特徴や見どころとシリーズを通してのストーリーをまとめています。
最新作の「Saw X」を見る前に全シリーズ見たほうが楽しめますが、時間がない人は本記事を参考にして内容理解の助けになれば幸いです。
恐怖のデスゲームに巻き込まれる主人公と、生き残るために犠牲を払わないといけないシチュエーションが合わさったホラー映画で衝撃的なスプラッターシーンや計算されたトラップがシリーズを通しての特徴です。
1作目の「Saw(ソウ)」は制作費が約120万ドルという低予算映画ながら1億ドル以上の興行収入を記録し、さらに独特なソリッドシチュエーションホラーとして世界的に有名になった映画です。
衝撃的なスプラッター描写とホラー要素、不快なシーンなどが多くあるため、映画の批評家の評価は賛否両論に分かれています。
そのため「Saw(ソウ)」シリーズを見る場合は、心にダメージを受けないように十分注意してください。
映画「Saw(ソウ)」シリーズ概要と人気の秘密
凶悪犯に捕まり、謎の密室で究極のデスゲームが行われる展開は、1997年公開のシチュエーションスリラー映画「キューブ」が有名で知られています。
しかし「Saw(ソウ)」シリーズは、より理不尽なストーリー展開と過激なスプラッター描写、計算された複数のトラップが、これまでのホラー映画とは異なり人気の秘密となっています。
「Saw(ソウ)」シリーズは、密室での恐怖シーンを映しているだけでなく、登場人物の心の変化や心理的な苦しさなどの描写が非常によく映し出されています。
「Saw(ソウ)」シリーズは、他の低予算映画とは異なり、脚本や演出がよく練られています。
特に大成功を収め、最も収益性が高いホラー映画のひとつとなった1作目の「Saw(ソウ)」は、ファンの間では高く評価されています。
3作目以降の「Saw(ソウ)」は、連続殺人鬼ジグソウ・キラーのジョン・クレイマーが殺害され、ゲーム参加者や共犯者・弟子の中から連続殺人鬼ジグソウ・キラーの名を継いて殺人ゲームを操ることになる。
1作目から3作目まで殺人ゲームを操っていた初代連続殺人鬼ジグソウ・キラーのジョン・クレイマーは、殺人が目的ではなく殺人ゲームを通して命の大切さや生きる意味を見出させることが目的である。
しかし「Saw(ソウ)」3作目以降の連続殺人鬼ジグソウ・キラーの名を継いだ者たちは、殺人ゲームを楽しむことが目的となっているため、殺人ゲームの手法が過激になり、より恐怖心を煽り、スプラッター描写が派手になっています。
そのため、3作目以降の「Saw(ソウ)」シリーズは、1作目ほどのストーリーの奥深さやサスペンス、思想的要素があまりなく、殺人鬼のサイコパス要素が前面に出ています。
人間の心理的には、自分は安全な場所で他人が苦しんでいる様子を見ると安心した気分になったり、優越感に浸れたりするという心理があります。
「自分は勝ち組」「自分は負け組ではない」「自分は苦しまないで済む」という描写を見たり読んだりすることは、精神安定につながる場合があるとも言われています。
視聴者は安全な場所から理不尽な状況や密室での心理的圧迫と恐怖、過激なスプラッター描写が映し出される作品を見るという構図が成立することで「Saw(ソウ)」という作品が完成します。
「Saw(ソウ)」シリーズは、視聴者を巻き込むことで完成する疑似体験型デスゲームのような作品として現在も多くの人に人気を博しています。
映画「Saw(ソウ)」シリーズの見る順番を解説
「Saw(ソウ)」シリーズは、公開順に見るのがおすすめです。ストーリーに繋がりがある作品もありますが、基本的にはそれぞれの作品は独立した内容です。
「Saw(ソウ)」の1作目を見てから他の「Saw(ソウ)」作品を見たほうが、作品全体の雰囲気を感じられるので「Saw(ソウ)」シリーズを楽しみやすくなります。
「Saw(ソウ)」シリーズには、人によって相性があり、全くおもしろくない、気分が悪くなると感じる人もいます。
密室・スプラッター・ホラー・サスペンスというかなり尖った内容の映画なので、まず最初に「Saw(ソウ)」1作目を見て興味を持った人は、他の「Saw(ソウ)」作品を見ると良いでしょう。
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作品タイトル | 日本公開日 | 上映時間 |
---|---|---|
Saw(ソウ) | 2004年10月30日 | 111分 |
Saw II(ソウ2) | 2005年10月29日 | 93分 |
Saw III(ソウ3) | 2006年11月18日 | 108分 114分(NR版:ノーレイティング) 121分(ディレクターズカット版) |
Saw IV(ソウ4) | 2007年11月17日 | 92分 96分(ディレクターズカット版) |
Saw V(ソウ5) | 2008年11月28日 | 92分 95分(ディレクターズカット版) |
Saw VI(ソウ6) | 2009年11月6日 | 95分 |
Saw 3D(ソウ ザ・ファイナル 3D) | 2010年10月30日 | 90分 |
Jigsaw(ジグソウ:ソウ・レガシー) | 2017年11月10日 | 92分 |
Spiral(スパイラル:ソウ オールリセット) | 2021年9月10日 | 93分 |
Saw X(ソウ10) | 2024年10月18日公開予定 | 118分 |
「Saw(ソウ)」1作目から3作目まで、同じ登場人物が連続殺人鬼ジグソウ・キラーとしてストーリーが展開するのでストーリーに関連性があります。
「Saw(ソウ)」1作目と2作目は登場人物、ストーリーに繋がりがあり、2作目「Saw(ソウ)II」で1作目のストーリーとの繋がりがはっきりします。
さらに、1作目の登場人物が2作目で重要人物として描かれ、2作目の登場人物が3作目の重要人物として描かれるという展開で各作品が続くため「Saw(ソウ)」シリーズは公開順に見ていくのがおすすめです。
3作目「Saw(ソウ)III」と4作目の「Saw(ソウ)IV」は、ストーリーが一部つながっている部分があります。
4作目の「Saw(ソウ)IV」では、2作目「Saw(ソウ)II」から半年監禁されていたエリック、3作目「Saw(ソウ)III」で登場したホフマン刑事が登場します。
「Saw(ソウ)」の1作目から4作目までは、公開順に見た方がいいです。特に「Saw(ソウ)」3作目と4作目は、ストーリーが繋がっている部分があるので、可能であれば続けて見た方がストーリーを理解しやすいです。
「Saw(ソウ)」シリーズ初代殺人犯のジグソウ(ジョン・クレイマー)が登場するのは、「Saw(ソウ)III」までです。
4作目以降は、ジグソウの後継者や模倣犯など、初代ジグソウ(ジョン・クレイマー)に心酔する人物たちが狂気の殺人ゲームを続けていくという展開になっています。
Saw(ソウ)2004年
公開日 | 米国:2004年10月29日 日本:2004年10月30日 |
監督 | ジェームズ・ワン |
脚本 | リー・ワネル |
製作会社 | エボリューション・エンターテイメント |
上映時間 | 111分 |
キャスト・出演者・吹替声優 | ゲーム参加者
|
連続殺人鬼ジグソウが、世間を騒がせていた…アダム(リー・ワネル)とゴードン(ケイリー・エルウィス)は、なぜか地下室のバスルームに閉じ込められてしまったようだ。
よく見ると彼らの足には、鎖がはめられている。バスルームの中には、もう一人男がいたが、すでに息絶えていた。
ポケットには、なぜか「カセットテープ」が入っている。死んでいた男の手には、テープレコーダーと拳銃。ポケットのテープを再生してみる…。
そこには「デスゲーム」への誘い文句が録音されていたのだった。密室に閉じ込められた彼らの運命は…。
物語の後半に進むにつれて謎が深まり、最後の最後になって衝撃的などんでん返しが訪れる展開に多くの視聴者が引き込まれます。
作中では、ありふれた日常と理不尽な凶悪殺人が相互に描かれ、徐々に主人公が被害者として巻き込まれていき、犯人の謎も明かされていきます。
犯人が分かってからも、主人公には厳しい状況が続き、まさかの黒幕の存在に頭を抱えた視聴者も多いはずです。
サスペンスの凶悪事件か?逆恨みの復讐か?ジグソウが仕掛ける恐怖のはじまりにして、最も完成度が高いと言われている作品です。
第1作目「Saw(ソウ)」は、サスペンスやホラー映画にしてはグロテスクな描写が割と控えめで、サプライズ演出が少しあります。
Saw II(ソウ2)2005年
公開日 | 米国・カナダ:2005年10月28日 日本:2005年10月29日 |
監督 | ダーレン・リン・バウズマン |
脚本 | ダーレン・リン・バウズマンリー・ワネル |
製作会社 | ツイステッド・ピクチャーズ |
上映時間 | 93分 |
キャスト・出演者・吹替声優 | 殺人鬼
|
エリック・マシューズ刑事は、息子ダニエルが警察に捕まり、引き取りに行くが、ダニエルは不満そうな様子を隠さず、エリックから逃げるように去ってしまう。
その夜、同僚の女刑事ケリーから呼び出されたエリックは、ジグソウによる連続殺人事件の現場に向かう。
惨殺された死体が転がっていた…その殺し方は、どうもジグソウの仕業のように見える。
エリックはなぜ自分が現場に呼ばれたのか分からなかったが、死体を検分してやっと理解する。その死体は、エリックが使っていた情報屋のマイケルだった。
マイケルの死体にはジグソウからのヒントが隠されていた。エリックはSWATと共にジグソウのアジトに急行し、あっさりとジグソウを逮捕する…拍子抜けするように簡単に捕まったジグソウの狙いは何なのか?
アジトには数台のテレビモニターが設置され、新たなるジグソウの囚人たちが新しいゲームに臨んでいる姿が映し出されていた。
彼らは出口のない館で、遅効性の毒ガスにさらされながら、2時間以内に勝ち抜き解毒剤を手に入れるゲームに挑む…。
驚くべきことに、その中にエリックの息子ダニエルが含まれていた。果たして、エリックは息子を救い出すことができるのか?ジグソウの真の狙いは何なのか?緊迫した展開が繰り広げられる。
1作目の「Saw(ソウ)」にも登場し、生還したアマンダが再びジグソウのゲームの被害者になっていることに頭を抱えた視聴者も多いはずです。
1作目に続き、男女が監禁されて、そこからの生存、脱出をサスペンスやホラーを含めたデスゲームを描いた作品です。
本作ではジグソウによる直接の復讐から、その後継者による復讐に切り替わっており、1作目の「Saw(ソウ)」同様、最後の数分ですべてが明かされる衝撃の展開は健在です。
デスゲームの被害者は何かしら罪を犯したものが集められており、参加者が多いから安心できるというわけではありません。
警察相手でも幾重にも張り巡らされたトラップや策略でターゲットを追い詰めて行き、目的を達成する様子は犯罪行為でありながら見事という他ありません。
エリックの息子ダニエルはゲームの生存者でもあり、始めからゲームの枠から外れた存在でもあったように感じられる演出があります。
スプラッターシーンや暴力的なシーンあまりなく、神経ガスによる比較的穏やかな死が待ち受けているシーンが多い作品となっています。
Saw III(ソウ3)2006年
公開日 | 米国:2006年10月27日 日本:2006年11月18日 |
監督 | ダーレン・リン・バウズマン |
脚本 | リー・ワネル |
製作会社 | ツイステッド・ピクチャーズ |
上映時間 | 108分 |
キャスト・出演者・吹替声優 | 殺人鬼
|
廃校で発見された惨殺死体は、殺人鬼ジグソウの犠牲者とは異なる特徴を持ち、女刑事ケリーは困惑する。
ジグソウは動けないはずなのに、その夜、彼女は何者かに拉致される。一方、交通事故で息子を失ったジェフは、食肉加工工場の地下室で目を覚ます。
そこには、飲酒運転で彼の息子をひき逃げした男、男に軽罪しか与えなかった判事、ひき逃げを目撃したのに証言しなかった女の男女3人が鎖で繋がれていた…ジェフは、自らの手で彼らを処刑するのか悩む。
一方、女医リンは、シフト明けに誘拐されてジグソウの病室に連れて行かれる…「このゲームが終わるまで私の命を持たせろ!私の死は、お前の死も意味する。」とジグソウは彼女に告げる。
彼の生死が彼女の生死に直結する中、新たなゲームが始まる。ジェフは復讐の道を選ぶのか?女医リンは、ゲーム終了までジグソウを生かせることができるのか?緊迫したサスペンスが展開する。
「Saw III(ソウ3)」は、1作目「Saw(ソウ)」、2作目「Saw II(ソウ 2)」と同様に衝撃的な展開が待ち受けており、スプラッターシーンや暴力的なシーンがかなり増えており、殺人鬼2代目ジグソウになってから残虐性が増しています。
相手が警察でも容赦なく追い詰めてデスゲームに参加させる殺人鬼ジグソウの綿密なトラップも健在で、1作目、2作目のストーリーを補いながら、徐々に謎が解き明かされていく内容になっています。
「Saw III(ソウ3)」は、1作目の「Saw(ソウ)」と2作目の「Saw II(ソウ2)」を見ていないと、登場人物の関係性が分からないため、事前に1作目と2作目を見ることをおすすめします。
Saw IV(ソウ4)2007年
公開日 | 濠州:2007年10月25日 米国:2007年10月26日 日本:2007年11月17日 |
監督 | ダーレン・リン・バウズマン |
脚本 | パトリック・メルトンマーカス・ダンスタン |
製作会社 | ツイステッド・ピクチャーズ |
上映時間 | 92分 |
キャスト・出演者・吹替声優 | 殺人鬼
映画や演劇などで、短い時間で強い印象を与える登場のしかた。 多く、大物俳優や著名人が端役で出演する場合に使う業界用語。スーパーエキストラという扱いの場合もある。 |
連続猟奇殺人鬼ジグソウ、ジョン・クレイマーとその助手アマンダの死後、検視官がジョンの遺体を解剖中に胃からカセットテープを発見する。
テープには「自分の死で、すべてが終わったと思わないことだ」という不気味なメッセージが録音されていた。
一方、SWAT隊長リッグは、自宅にいるところを何者かに昏倒させられ、ジグソウの新たな被験者として異常なゲームに巻き込まれる。
今回のターゲットは、売春斡旋業者や強姦魔などの悪党たちで、過去にリッグと関わりがある者たちだった。
リッグは90分の制限時間内に罠をクリアし、旧友を救うことができるのか?それとも地獄の結末を迎えるのか?
その頃、FBIのストラム捜査官は、ジョンの元妻ジルの尋問を行い、彼の意外な過去が明らかになっていく…果たして、このゲームを操っているのは誰なのか?
前作の「Saw III(ソウ3)」では、スターシップ・トゥルーパーズのディジー役を演じたことでも有名な女優ディナ・メイヤーが演じるケリー捜査官が殺人ゲームの被験者になってしまいます。
しかし、今作の「Saw IV(ソウ4)」では、リリク・ベントが演じるSWATの隊長・ダニエル・リッグが殺人ゲームの被験者となってしまいます。
2作目の「Saw II(ソウ2)」でジョンに感化され、協力者になっていたアマンダによって監禁されたエリック捜査官も本作で登場し、視聴者をも騙す展開が見どころです。
2作目は1作目から内容が続いており、2作目「Saw II(ソウ2)」3作目「Saw III(ソウ3)」のストーリーや設定、相関図が本作に影響しています。
そのため、Saw(ソウ)シリーズの1作目から3作目すべて見ることで「Saw IV(ソウ4)」の内容がより深く理解できます。
Saw V(ソウ5)2008年
公開日 | 米国:2008年10月24日 日本:2008年11月28日 |
監督 | デヴィッド・ハックル |
脚本 | パトリック・メルトンマーカス・ダンスタン |
製作会社 | ツイステッド・ピクチャーズ |
上映時間 | 92分 |
キャスト・出演者・吹替声優 | 殺人鬼
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九死に一生を得たFBI捜査官ストラムは、殺人ゲームの生き残りであるホフマン刑事がジグソウの後継者ではないかと疑念を抱く。
一方、ジグソウの元妻ジルは、生前に弁護士に預けられた遺言と遺品を見て衝撃を受ける…。
そして、コンクリートの密室で目覚めた5人の男女は、犬の首輪に繋がれ、V字型の大きな刃がセットされた装置の前に立たされる。
「ハロー!5人が一緒になって、生き残りに励んでほしい」という声が響く中、彼らは新たなゲームに巻き込まれる。
果たして、真の仕掛け人はホフマンなのか?ジグソウの遺言の内容とは一体何なのか?緊迫したサバイバルゲームが繰り広げられる中で、次々と明らかになる真実に目が離せない。
4作目「Saw IV(ソウ4)」で生き延びたストラム捜査官が、独自に捜査を進めるという展開は、1作目「Saw(ソウ)」に登場した黒人のタップ刑事と似ています。
刑事や捜査官が独自に捜査を進めるという展開は、ソウシリーズにおけるフラグのひとつで、罠であることは明白ながらも、視聴者はそこから逃れられなくなります。
「Saw V(ソウ5)」は、4作目に登場した殺人鬼ジグソウ後継者誕生の理由が明かされて行くというストーリー展開になっています。
「Saw V(ソウ5)」では、これまでの「Saw(ソウ)」シリーズのデスゲームというよりは、最初からゲーム参加者を殺害することが目的で作られた仕組みになっています。
そのため「Saw V(ソウ5)」の殺人鬼ジグソウは、初代殺人鬼ジグソウとは思想や理念、そしてゲーム参加者に対して伝えたいことや考えていることからは、かけ離れているように感じられます。
「Saw V(ソウ5)」は、ただただ残虐な死を描いている作品であり、模倣犯の思想も理念もないシリアルキラー(猟奇殺人鬼)映画へと発展している様子は、ある意味で王道のホラー演出です。
したがって「Saw V(ソウ5)」は、ストーリーにサスペンス要素や心理的恐怖、衝撃的な展開がほどんど無く、デスゲームで残虐に人が殺害されていく様子を描いた作品になっています。
Saw VI(ソウ6)2009年
公開日 | 米国:2009年10月23日 日本:2009年11月6日 |
監督 | ケヴィン・グルタート |
脚本 | パトリック・メルトンマーカス・ダンスタン |
製作会社 | ツイステッド・ピクチャーズ |
上映時間 | 95分 |
キャスト・出演者・吹替声優 | 殺人鬼
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FBI捜査官ストラムの死体が発見され、指紋が残されていたことから、彼がジグソウの後継者であるという噂が広がり、後継者へと引き継がれてきたジグソウの事件は終わったかに見えた。
しかし、ストラムの上司であったエリクソンは、そうした世間の風評に疑問を持ち、ホフマン刑事に接近する。
一方、ジグソウの前妻ジル・タックは、亡き夫からの遺言と遺品をどう扱うか思い悩みながらも、行動を起こす決心を固める。
そして、またも新たなゲームが始まる…そのモニターを最前列で見ている人物は、はたして殺人鬼ジグソウの真の後継者なのか?そして、その人物は一体誰なのか?
ジグソウが残した影響力は依然として強く、真実が交錯する中でゲームの参加者たちは次々と迫りくる恐怖に立ち向かわなければならない。
「Saw VI(ソウ6)」は、1作目とは全く異なるストーリーになっており、「Saw V(ソウ5)」で単なるシリアルキラー(連続猟奇殺人鬼)となっていたジグソウの名誉を回復するような展開になっています。
3代目殺人鬼ジグソウは、真の後継者ではなく単なる模倣犯による事件であった。「Saw VI(ソウ6)」では、模倣犯と真のジグソウ後継者との戦いが始まります。
誰もが騙し合い、罠に嵌め合い、過去を清算させるために被験者と称してターゲットの命を残虐に奪う描写ばかりで、サスペンス要素はほとんどありません。
そのため「Saw VI(ソウ6)」も「Saw V(ソウ5)」と同様に、参加者が残虐な殺人ゲームで次々と殺害されるストーリーになっています。
エンディングで次回作に繋がるような気になる終わり方をするのは、これまでの「Saw(ソウ)」シリーズと同じです。
Saw 3D(ソウ ザ・ファイナル 3D)2010年
公開日 | 米国:2010年10月29日 日本:2010年10月30日 |
監督 | ケヴィン・グルタート |
脚本 | パトリック・メルトンマーカス・ダンスタン |
製作会社 | ツイステッド・ピクチャーズ |
上映時間 | 90分 |
キャスト・出演者・吹替声優 | 殺人鬼
映画や演劇などで、短い時間で強い印象を与える登場のしかた。 多く、大物俳優や著名人が端役で出演する場合に使う業界用語。スーパーエキストラという扱いの場合もある。 |
ジグソウのゲームを生き延びたボビー・デイゲンは、その経験談をTVや著書などで語りカリスマ的な人気を得ていたが、彼の過去には暗い秘密が潜んでいた。
ボビーの元には、同じくジグソウのゲームから生還した者たちが救いを求めて集まる…その中には1作目の被害者であるゴードン医師もいた。
物語が進むにつれて、ボビーが突然拉致され、オリの中で目を覚ます…彼の過去が明らかになるにつれ、恐ろしいゲームが再び幕を開ける。
一方、前作でジルの仕掛けたトラップをなんとか突破したホフマン刑事は、復讐に燃えジルとの間でジグソウの遺品を巡る激しい争いを繰り広げる。
復讐心を燃やしジグソウの遺品も狙うホフマンから身を守るために、ジルは内務調査課のマット・ギブソンに保護を求める。
最後に「GAME OVER(ゲームオーバー)」を告げるのは誰なのか?ジグソウの最後の遺言がついに明かされる…。
作品タイトルから読み取れるように本作は、これまでの「Saw(ソウ)」シリーズをまとめたような作品になっており、物語は完結します。
1作目の「Saw(ソウ)」と、本作「Saw 3D(ソウ ザ・ファイナル 3D)」を見れば、Saw(ソウ)シリーズのストーリーと登場人物の相関関係が大体把握できます。
1作目の登場人物と本作の登場人物はリンクしており、ジグソウの後継者候補であるホフマンとジルの立ち位置や関係性を理解していれば、途中の「Saw(ソウ)」作品を見なくても話が理解できるようになっています。
殺人ゲームで死んだと思われていた人物や、監禁・失踪と思われていた人物の再登場に「Saw(ソウ)」シリーズのファンは驚きを隠せないでしょうし、本作の見どころでもあります。
大勢の命に手をかけた、初代ジグソウ(ジョン・クレイマー)は、殺人ゲームや参加者、死というものに独特の思想や理念を持っている。
なぜなら、2作目の「Saw II(ソウ2)」で未成年の少年はむやみに殺さずに生かしているところを考えると、初代ジグソウ(ジョン・クレイマー)は、残虐でありながらも理性的で自分のルールに従っていることが分かります。
本作「「Saw 3D(ソウ ザ・ファイナル 3D)」のエンディングについては、賛否両論の展開で作品は終了します。
Jigsaw(ジグソウ:ソウ・レガシー)2017年
公開日 | 米国:2017年10月27日 日本:2017年11月10日 |
監督 | マイケル・スピエリッグピーター・スピエリッグ |
脚本 | ジョシュ・ストールバーグピーター・ゴールドフィンガー |
製作会社 | ツイステッド・ピクチャーズ |
上映時間 | 92分 |
キャスト・出演者・吹替声優 | 殺人鬼
|
遺体安置室で半裸の男性の死体が発見され、刑事のハロランとキース、検視官のローガンとエレノアはその異様な状況に困惑する。
顔が半分はがれ、首の皮膚はジグソウパズル型に切り取られているこの死体の惨状は、伝説の連続殺人鬼「ジグソウ」の手口を彷彿とさせる。
死体から抜き取ったUSBスティックをパソコンに接続すると「ゲームは始まった。4人の罪人が犯した罪が償われるまで終わらない」との不気味なメッセージが流れる。
その声はまさしくジグソウ。だが、ジグソウは10年前に死亡したはず…。
果たして、ジグソウの後継者が現れたのか?伝説の殺人鬼ジグソウに心酔する模倣犯が犯行を重ねているのか?
捜査は混乱を極める中で、捜査陣は真相に迫ることができるのか…?ジグソウの呪縛は再び街を脅かす。
「Jigsaw(ジグソウ:ソウ・レガシー)」は、Saw(ソウ)シリーズのスピンオフ的な作品で、Saw(ソウ)の歴代作品で取り入れられた残虐シーンの演出やホラー要素を盛り込んだスプラッター映画となっています。
本作で行われる殺人ゲームは、初代殺人鬼ジグソウの理念や思想とはかけ離れており、ただ残虐に命を奪うことに焦点が当てられています。
「Jigsaw(ジグソウ:ソウ・レガシー)」のストーリー展開としては、フラグや犯人の手がかりが比較的多く、Saw(ソウ)シリーズを見てきた人なら、ストーリーの途中で誰が黒幕か予想がついてしまいます。
そのため「Jigsaw(ジグソウ:ソウ・レガシー)」は、スプラッター描写を見たい人のための作品で、Saw(ソウ)シリーズに加えていいのかが不安になる作品です。
Spiral(スパイラル:ソウ オールリセット)2021年
公開日 | 米国:2021年5月14日 日本:2021年9月10日 |
監督 | ダーレン・リン・バウズマン |
脚本 | ジョシュ・ストルバーグピーター・ゴールドフィンガー |
製作会社 | ツイステッド・ピクチャーズ |
上映時間 | 93分 |
キャスト・出演者・吹替声優 | 警察
|
地下鉄の線路上で、舌を固定された男が宙吊りにされている…猛スピードの電車が轟音を立てて男に迫り、やがて無残にも男の体は四散する。
これは、ジグソウを超えるシリアルキラー(猟奇殺人犯)が仕掛けた新たなゲームの始まりだった。
ターゲットは全ての警察官…不気味な渦巻模様と青い箱が捜査を担当するベテラン刑事ジークと彼の相棒ウィリアムを挑発する。
ジークと相棒ウィリアムは、新たなゲームの真相に迫ろうと奮闘する…しかし、伝説的刑事でありジークの父、マーカスまでもが姿を消し、ジークはますます追い詰められていく。
ゲームは進むにつれ過激さを増し、彼は自らが殺人鬼の巧妙な罠にかかっていることに気づく。
果たしてジークは、この恐ろしいゲームから脱出できるのか?新たな恐怖とサスペンスが繰り広げられる中、戦慄のクライマックスが待ち受ける。
「Spiral(スパイラル:ソウ オールリセット)」は、歴代「Saw(ソウ)」シリーズの設定が大幅に削られており、単なる殺戮ショーとして、ただ人が死んでいく展開のストーリーです。
本作は「Saw(ソウ)」シリーズの軸である「初代ジグソウと後継者争い」というストーリー設定が無いため、Saw(ソウ)シリーズ作品というよりも、スプラッターホラー作品という見方が多い作品です。
刑事の捜査、理不尽な死、重なる謎など、ストーリー構成や演出は「Saw(ソウ)」シリーズらしい雰囲気に仕上がっています。
しかし、ブタの仮面を被った謎の人物が出てくるシーンや殺害シーン以外、ジグソウらしさはあまり感じられません。
ストーリーのテンポはよく、サクサク話が進んでいきますが、「Saw(ソウ)」シリーズの根幹であるシチュエーションスリラーの要素は大幅に削られ、心理的な描写や演出は軽く流されています。
そのため「Spiral(スパイラル:ソウ オールリセット)」は、Saw(ソウ)シリーズとは異なるスピンオフ作品か、スプラッターホラー作品として見るのをおすすめします。
Saw X(ソウ10)2023年:2024年日本公開
公開日 | 米国:2023年9月29日 日本:2024年10月18日 |
監督 | ケヴィン・グルタート |
脚本 | ジョシュ・ストルバーグピーター・ゴールドフィンガー |
製作会社 | ツイステッド・ピクチャーズ |
上映時間 | 118分 |
キャスト・出演者・吹替声優は未定 | 登場人物
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末期がんで余命わずかと宣告された猟奇殺人鬼のジョン・クレイマーは、絶望の中で危険な実験的治療を受けるためにメキシコへ向かう。
しかし、その治療が詐欺であることを知り、復讐の炎が燃え上がる。詐欺師やインチキ治療に加担する医師たちに対し、ジグソウは再び自らの「仕事」に戻り、巧妙な罠を張り巡らせる。
彼のターゲットは弱者を食い物にする者たち…自らをだました詐欺師や不正な治療に加担する医師たちに死のゲームを仕掛ける。
2024年10月18日に日本公開となった「Saw X(ソウ10)」は、1作目の「Saw(ソウ)」を超えるかもしれないほどの復讐劇が描かれています。
ジグソウが描く新たなサスペンスと巧妙なトラップが織り交ぜられ、観る者を最後まで釘付けにするところが本作の見どころです。
「Saw X(ソウ10)」は、時系列で言うと「Saw(ソウ)」シリーズの1作目と2作目の間にあたる前日譚を描く物語です。
本作は、ジョンの個人的な私怨でゲームが始まる。歴代の「Saw(ソウ)」シリーズでは語られなかった彼の知られざる章を描いています。
彼のターゲットは弱者を食い物にする者たちで、復讐劇は恐怖と緊迫感に満ちたものとなります。
果たして、ジョンはどのようにして復讐を果たすのか?新たな恐怖が待ち受ける中、彼の運命が揺れ動きます。
残酷なスプラッター描写、理不尽な状況、密室は健在ですが、本作ではそうなって然るべき事情が先に描かれているため、医療詐欺に加担した人物たちへの同情の気持ちはあまり湧きません。
本作は復讐劇がメインですが、治療先のメキシコでサッカー好きの少年と友情を育んだり、殺人鬼ジグソウではなく、ジョン・クレイマーという一人の人間としての一面が見られるところが新鮮であり、見どころでもあります。
さらに、「Saw II(ソウ2)」「Saw III」でジョン・クレイマー(ジグソウ)の協力者、そして後継者候補になるアマンダとジョン・クレイマーとの会話シーンも結構なボリュームが割かれており、彼らの師弟関係にもフォーカスされています。
「Saw(ソウ)」「Saw X(ソウ10)」「Saw II(ソウ2)」「Saw III(ソウ3)」の順番で作品を見ると、ジグソウ(ジョン・クレイマー)の理念や思想、アマンダとの師弟関係、アマンダがジョン・クレイマーに傾倒していく様が理解できるでしょう。
「Saw X(ソウ10)」は、Saw(ソウ)シリーズの正統な続編として17年ぶりに製作された作品で、世間やファンからの評価も高いです。
しかし、残虐な殺人ゲームの内容に拍車がかかっているため、単なるホラー好きやグロテスクな描写が苦手な人は、映画館の大スクリーンと音響で観るのは、あまりおすすめしません。
そのため「Saw X(ソウ10)」を映画館に観に行く人は、自己責任でお願い致します。
殺人ゲームの目的とジグソウの正体や後継者たちを解説(ネタバレ含む)
「Saw(ソウ)」シリーズのネタバレ部分も解説していますのでご注意ください。
「Saw(ソウ)」に登場した殺人犯「ジグソウ」は大きく分けると4人存在します。
初代ジグソウは、トビン・ベルが演じる末期がん患者の「ジョン・クレイマー」で、2代目ジグソウは薬物中毒者でジグソウ事件に巻き込まれ、ゲームからの生還後、ジグソウから命の大切さを学んで更生した女性の「アマンダ」です。
注意しておきたのは「アマンダ」は、2代目ジグソウではなく、あくまでジョン・クレイマーの協力者、2代目ジグソウの後継者候補であり、真のジグソウ後継者ではないという意見もあるというところです。
「Saw(ソウ)」「Saw X(ソウ10)」「Saw II(ソウ2)」「Saw III(ソウ3)」を見ると、確かにジョン・クレイマーとアマンダとの関係は深く、師弟関係でもあるため、ジョンの意思や思想、理念を受け継いだ2代目ジグソウと言われています。
3代目ジグソウは、自称ジグソウとも言える存在で「マーク・ホフマン刑事」が思想のない連続猟奇殺人犯として登場します。
4代目ジグソウは、初代ジグソウ(ジョン・クレイマー)の元妻である「ジル・タック」です。また、彼女らに協力していた1作目の被験者で外科医の「ゴードン医師」も4代目ジグソウに該当すると言ってよいでしょう。
Saw(ソウ)シリーズのスピンオフ作品という位置づけになっている8作目、9作目にもジグソウのようなシリアルキラー(猟奇的殺人鬼)が登場します。
しかし、彼らはあくまでジグソウの模倣犯であり、ジグソウはジョン・クレイマーの関係者でなければファンは真の後継者とは認めないでしょう。
「Saw(ソウ)」シリーズ殺人ゲームの目的とは?
「Saw(ソウ)」シリーズのゲーム参加者は、犯罪者や薬物中毒者、詐欺師など悪人かつ、命を軽んじている者が選ばれます。
何の罪もない人は、ジグソウのデスゲームに参加することはなく、命の大切さや生きることへの執着を軽視している悪人を更生させるという目的があります。
特に初代ジグソウであるジョン・クレイマーの殺人ゲームは、殺人自体が目的ではない。
ジグソウであるジョン・クレイマーは、ただの末期癌の患者であり、悪人に私的制裁をする権限も権利もないため、シリアルキラー(猟奇的殺人鬼)であることに変わりはないのです。
しかし、彼が行う私的制裁には、ジョン・クレイマーの思想や理念があり、ゲーム参加条件やゲーム内には厳格なルールが存在しています。
ジグソウのターゲットとなる人物は「罪を犯して、そのまま放置されている者」「他者を苦しめた者」などの要素がゲーム参加のターゲットになる条件です。
ゲーム参加者(被験者)たちの罪の重さによっては、死んでも仕方がないと感じさせる者もいれば、少しやりすぎではないかと思わせる者もいます。
「Saw(ソウ)」シリーズのテーマの1つで、ゲーム参加者に理不尽な環境で生きることへの執着を強くさせるという目的で殺人ゲームがシリーズを通して展開されます。
ゲームマスター殺人鬼ジグソウの正体と後継者たち
「Saw(ソウ)」シリーズ全体を通して、ジグソーパズルの形に皮膚を切り抜いて印を残すスタイルは初代ジグソウであるジョン・クレイマーから始まっており、彼が末期がん患者になってから発案したものです。
死を身近に感じたジョン・クレイマーの最後の悪あがきとも言える行為で、巻き込まれたゲーム参加者(被験者)はたまったものではないです。
しかし「罪を犯した者への裁き」「復讐」「命を軽んじる者への裁き」を、ジグソウという偶像を通して行っています。
2代目ジグソウは、初代ジグソウのジョン・クレイマーの弟子であるアマンダが受け継いだとされています。
初代ジグソウのジョン・クレイマーにアマンダ協力することで、殺人ゲームの残虐性が増していきます。
アマンダはジョン・クレイマーに師事することで、彼の思想や理念を受け継いています。実質2代目ジグソウ(アマンダ)までは、殺人ゲームにもルールが存在していましたが、アマンダ以降のジグソウは模倣犯により、単なる猟奇的殺人者に変貌します。
4作目以降の「Saw(ソウ)」シリーズは、ストーリーにサスペンス要素が減って、スプラッター映画になってしまいました。
そのため、初代ジグソウの崇高な信念や行動原理とは、また別の思考や行動原理が殺人ゲームを支配するようになります。
それでも「Saw(ソウ)」シリーズの根幹ルールである「何の罪もない一般人は巻き込まない」「罪を犯した者が被験者に選ばれる」という点は受け継がれています。
作品タイトル | ジグソウ(殺人鬼ゲームマスター) |
---|---|
Saw(ソウ) | ジョン・クレイマー |
Saw II(ソウ2) | ジョン・クレイマー アマンダ・ヤング(ジョンの協力者であり後継者候補) |
Saw III(ソウ3) | ジョン・クレイマー アマンダ・ヤング(ジョンの協力者であり後継者候補) |
Saw IV(ソウ4) | ジョン・クレイマー マーク・ホフマン(殺人ゲームの模倣犯、ジョンの後継者候補) |
Saw V(ソウ5) | ジョン・クレイマー マーク・ホフマン(ジョンの後継者候補) |
Saw VI(ソウ6) | マーク・ホフマン(ジョンの後継者になる) |
Saw 3D(ソウ ザ・ファイナル 3D) | マーク・ホフマン |
Jigsaw(ジグソウ:ソウ・レガシー) | ローガン・ネルソン |
Spiral(スパイラル:ソウ オールリセット) | ウィリアム・シェンク(歴代ジグソウとの接点なし) |
Saw X(ソウ10) | ジョン・クレイマー アマンダ・ヤング(ジョンの協力者であり後継者候補) |
ビリー人形とは?劇中でのビリー人形の役割について
「Saw(ソウ)」シリーズに登場し、殺人ゲームの内容を解説したり、ゲーム参加者(被験者)を嘲笑ったりする奇妙な人形をビリー人形と呼んでいます。
元々はジョン・クレイマーが生まれてくる彼の子どものために用意した人形でしたが、強盗により死産したことから憎しみの人形へと変貌し、殺人ゲーム内で登場するようになります。
命を大切にしていない者、罪を犯した者に裁きを下す偶像のような存在にもなっており、ゲーム参加者にとっては、この人形が恐怖や憎悪の対象となっています。
作中では、ビリー人形が動いて襲ってくるようなことはなく、殺人ゲームの内容を解説したりする腹話術人形のような存在です。
映画「Saw(ソウ)」シリーズの関連商品やグッズの紹介
「Saw(ソウ)」シリーズは、熱狂的なファンがおり、カルト的人気を得ています。日本国内ではあまり出回っていないですが、Saw(ソウ)ファンであれば、手に入れておきたいグッズをいくつか紹介します。
コスチューム ソウ ジグソウ・ローブ
作中に登場した、ジグソウになり切れるコスプレ用のローブです。使いどころは限られますが、ハロウィンのコスプレにいかがでしょうか?
構造はシンプルなので自作することもできますが、ブタの顔のお面は手作りするのは難しいので、ネットショップ等で入手して改造するのが良いでしょう。
ジグソウ SAW ホラー映画 プリントTシャツ
ジグソウがプリントされたTシャツで、知らない人が見れば不気味ですが、ファンの間では持っていて当たり前くらいのアイテムです。クローゼットに収納するときは、向きに気をつけないと同居人がビックリします(笑)。
SAW – ジグソウパペット ストラップ
ジグソウの人形のストラップで、いつでもビリー人形を持ち歩けます。気味悪がられることが多いので、TPOをわきまえて身に付けましょう。
新作の「Saw X(ソウ10)」を劇場に見に行くときに身に付けて行けば、Saw(ソウ)ファンであることを密かにアピールできます。
ジグソウ ポスター ポップアートパネル
ジグソウのビリー人形が描かれているアートパネルポスターです。公式のグッズかどうかは怪しいですが、コレクションのひとつとして所有していても良いでしょう。
ジグソウ Tシャツ
ジグソウのビリー人形がプリントされているTシャツです。ジグソウのプリントパターンがいくつかあり、公式、非公式含めてコレクションに最適です。
ビリー人形風 お面マスク
使い所がかなり限られますが、ビリー人形になり切れるお面です。ローブやスーツと合わせれば、ビリーになりきれます。ハロウィンのコスプレにいかがでしょうか?
映画「Saw(ソウ)」シリーズが見れる動画配信プラットフォーム
全ての「Saw(ソウ)」シリーズ作品を見たい場合は、U-NEXT(ユーネクスト)か、Hulu(フールー)を利用するのがおすすめです。
どちらの動画配信サービスでも過去の全シリーズを追加課金なし、月額料金のみで「Saw(ソウ)」シリーズを視聴できます。
U-NEXT(ユーネクスト)
月額2,189円(税込)で利用でき、「Saw(ソウ)」シリーズを全作品視聴できます。
「Jigsaw(ジグソウ:ソウ・レガシー)」と「Spiral(スパイラル:ソウ オールリセット)」については「ソウ」と検索しても出てこないため、それぞれ「Jigsaw」「Spiral」と検索してください。
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Hulu(フールー)
月額1,026円(税込)で利用でき、「Saw(ソウ)」シリーズを全作品視聴できます。
レンタル課金は不要です。月額料金で考えればHuluを利用した方がお得ですが、「Saw(ソウ)」シリーズ以外のホラー映画、サスペンス映画も視聴したい場合は、U-NEXTの方が作品数が多いです。
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