双葉荘の友人

2000年3月。川村正治と妻・美江は、横浜の街を望む高台のテラスハウス・双葉荘に移り住む。ある朝、美江を送り出した正治は、家の中に不穏な気配を感じる。それは26年前に双葉荘の同じ部屋に住んでいた倉田誠司という画家の“幻影”だった。

「双葉荘の友人」は市原隼人主演のロマンティックミステリーで、第8回WOWOWシナリオ大賞を映像化した作品です。応募総数482編の中から大賞に選ばれたこのシナリオは、受賞者の実体験に基づいています。山田洋次監督作品の脚本・助監督を長年務めた平松恵美子監督が、丁寧な人物描写を発揮しています。人間の深層心理を描き出す繊細なストーリーテリングと、鮮やかなキャラクター描写が見どころの一つです。