街中でゴミ拾いをしながらランニングに勤しむ三田園薫（松岡昌宏）のもとに、むすび家政婦紹介所の所長・結頼子（余貴美子）から招集の電話がかかる。――「VIPなお客様からご依頼よ。すぐ戻ってきてちょうだい」脱税疑惑をかけられ、一時は業務停止に追い込まれていたむすび家政婦紹介所。事務所を移転し、頼子の甥・村田光（伊野尾慧）、阿部真理亜（平田敦子）、式根志摩（しゅはまはるみ）に新人家政婦の霧島舞（飯豊まりえ）を加え、無事に業務を再開していた。ひとまず三田園が来るまでの間…と、依頼人の家へと向かった光と舞。そこは次期環境大臣に内定している“Mr.クリーン”こと議員の岩瀬和夫（尾美としのり）の自宅だった。大臣就任を前に、妻の美紗子（渡辺真起子）と息子の浩一（細田佳央太）にも「クリーンでいること」を求める岩瀬。そんな岩瀬の要望を呆れながらも聞き入れる妻子の姿を見た光は「温かい、理想の家庭」と羨望の眼差しを向ける。

「家政夫のミタゾノ(2020)」は、家事スキルは完璧だが超絶迷惑な家政夫、ミタゾノが4度目のカムバックを果たす物語です。ミタゾノと共に行動する若き家政夫役を伊野尾慧が続投し、依頼人の人間性を見抜く新人家政婦役を飯豊まりえが演じます。飯豊まりえが演じる新人家政婦が、どのようなエッセンスをドラマに加えるのかが注目ポイントです。