無伴奏

学生運動に揺れる1969年、仙台に暮らす女子高生の響子は、時代に流されて制服廃止闘争委員会を結成。友人に連れられて初めてクラシック音楽の流れる喫茶店・無伴奏を訪れた彼女は、そこで大学生の渉、祐之介たちと出会い、渉との恋にのめり込んでいく…。

「無伴奏」は、直木賞作家・小池真理子の半自叙伝小説を映画化した作品です。1970年代の仙台を舞台に、混沌とした時代を生き抜く男女3人の恋愛模様を描いています。主人公の少女から大人へと成長する過程を、成海璃子が繊細に演じています。彼女の恋の相手役を、池松壮亮と斉藤工が演じ、それぞれ異なる魅力を放っています。この作品は、少女の成長とともに描かれる多感な恋が、観る者の心を深く握ります。