血を吸う粘土

とある地方の美術専門学校。日高香織は、倉庫でビニール袋に入れて置かれた水粘土の粉に水をかけ、粘土に戻してしまう。それは無残な死を迎えた彫刻家の怨念がこもった悪魔の粘土「カカメ」だった。カカメは生徒たちを次々と取り込み、怪物と化していく。

「血を吸う粘土」は、美術学校を舞台にしたホラー作品です。呪いの粘土が人間を襲い、阿鼻叫喚の地獄絵図が展開します。特殊メイクアーティストの梅沢壮一が監督を務め、人間を取り込みあらゆるものに変化する粘土の特殊造形が描かれています。また、ミスiD2017の受賞者たちが美女役を演じ、その恐怖演技も見どころの一つです。この作品は、視覚的な恐怖とともに人間の心理的な恐怖も描き出しており、観る者を圧倒します。