60代後半でデビューし、80代になった今でも世界中で演奏活動を続けるフジコ・ヘミング。パリの自宅で猫たちと迎えるクリスマス、古民家で過ごす京都の休日、ベルリン郊外への旅など、そのプライベートに密着。波乱万丈の人生を歩んできた彼女の素顔に迫る。

「フジコ・ヘミングの時間」は、世界を魅了するピアニスト、フジコ・ヘミングの初のドキュメンタリー映画です。14歳の時に書いた絵日記を公開し、父との離別、貧しい留学生活、聴力の喪失といった苦難を乗り越えてきた彼女の人生を描き出します。その中で、彼女の魂の演奏「ラ・カンパネラ」は圧巻の一言です。この映画は、フジコ・ヘミングの音楽と人生に対する深い愛情と情熱を伝えています。