アメリカ人の若い人妻・メアリーは、妹を訪ねてローマへやってきた。滞在中、彼女は1人の青年と知りあい、激しく愛しあうようになる。やがて帰国する日を迎え、メアリーはどうすることもできずに駅で列車を待つ。だが発車の数分前、青年が駅に駆けつけた。

「終着駅」は、男女の別れの瞬間に焦点を当てたラブロマンスです。人々が行き交う駅を舞台に、別れを惜しむ男女の姿を淡々と描いています。日常的な風景を背景にすることで、別れの哀切さが一層引き立てられ、その心情の高まり方も見どころの一つです。この作品は、別れの切なさをリアルに描き出し、観る者の心に深く響く作品となっています。