米ソ冷戦の裏側がよく見えて戦慄させられるものの、コメディ仕立てでさらりと見れる問題作。ソ連をアフガニスタンから撤退させるのに大きな役割を果たしたチャーリー・ウィルソンが、酒好き、女好き、ドラッグも・・・というところにも笑えた。ムジャヒディンに惜しみなく武器供与をして、ソ連をやっつけていくのが一種サクセスストーリーにも見えてしまって痛快に感じてしまったのも、よく考えると怖い。ラストも、その後の911につながる事態を引き起こしたことを考えさせられて、ブラックな味わいへと変わる、なかなかの秀作。
2025.04.13 投稿