こりこりストール

50代/女性

579 件のレビュー

投稿日順 評価順

ウィッカーマン

3.0

スローな展開に眠くなりそうだったけれど、終盤は目の覚めるような恐ろしさと絶望感で盛り上がった。卑猥な歌や奇妙なダンスなど、サマーアイル島の異様な儀式が衝撃的で、クリストファー・リーも不気味でよい。ハウイの絶望的な叫びが心に残る。ブリット・エクランドがセクシーだった。

2025.04.18 投稿

悪魔のいけにえ 公開40周年記念版

3.5

チェーンソーやハンマーにはビビるけれど、意外にグロではなく、楽しめた。うろたえるレザーフェイスの表情がわかったりもして、恐怖の中にも、ちょっと笑える瞬間もある。叫びっぱなしのマリリン・バーンズがいたいたしい。恐怖に見開いた目のアップが脳裏に焼き付いて離れない。ラストもある種の美を感じさせて、何とも味わい深い。

2025.04.18 投稿

タクシードライバー

1.5

トラヴィスの行動が独りよがりの義心に思えて、全然肩入れできなかった。シビル・シェパードが美しい。ただ女性の描き方が性の対象ばかりみたいで不快に感じてしまった。終盤のモヒカン刈り姿が異様すぎてドン引き。あれで英雄扱いになるのが訳がわからなかった。狂気と自己陶酔を見せられたようで気分が悪くなった。

2025.04.18 投稿

ハンガー

3.0

カトリーヌ・ドヌーヴとスーザン・サランドンの同性ラブシーンにびっくり。でも美しかった。デヴィッド・ボウイが哀愁を漂わせていてよい。全編に退廃的な美しさがあり、恐さよりも哀しみを感じる作品。ちょっと毛色のちがうホラーで、結構楽しめた。

2025.04.17 投稿

昼顔

3.0

カトリーヌ・ドヌーヴの妖艶さにクラクラ。妖しくて危うくて目が離せない。夢と現実の境目がわからず、ラストも私にはちょっとわかりにくかったけれど、解釈は自由でいいのかも。娼館を訪れる男たちもそれぞれ一癖あって印象に残る。難解だけど、森の美しさやどこか不気味な無人の馬車など、雰囲気があってよかった。

2025.04.17 投稿

反撥

4.0

病んでいくカトリーヌ・ドヌーヴが美しくて、何ともぞわぞわさせられる映画。目が死んでいて、顔にかかる何かを払いのけようとする病的なしぐさも怖い。唐突に燭台を振り下ろす場面にぎょっとさせられた。狂気の原因や引き金は何なのか、いろいろな解釈ができそう。居心地の悪さや外の世界への不安が迫ってきて、息苦しくなった。

2025.04.17 投稿

アレキサンダー

3.0

金髪が全然似合わないコリン・ファレルだけど、勇猛で豪胆なイメージと違って、ゲイっぽかったりマザコンぽかったりするアレキサンダー大王像が新鮮で、面白く見れた。戦闘場面はオリバー・ストーン監督さすがの迫力とリアルさで引きこまれた。隻眼のフィリッポス王を演じたヴァル・キルマーも、出演時間が短いながら存在感があった。

2025.04.16 投稿

フライトナイト/恐怖の夜

2.5

アントン・イェルチンは可愛かったけれど、やはりオリジナルの85年版の魅力にはいまひとつおよばず。デイヴィッド・テナントのピーター・ヴィンセントもちょっとお下劣だった。コリン・ファレルもバンパイアとしては魅力が生かされていなくて残念。もっとカリスマ性がほしかった。期待しすぎたかも。

2025.04.16 投稿

オンディーヌ 海辺の恋人

3.0

アイルランドの海が美しく、伝説やおとぎ話も面白かった。コリン・ファレルが長髪でムサいけれど、根はやさしいアル中の漁師を演じていて、リアルでよい。娘のアリソン・バリーが可愛かった。あんまり飾らず素朴な一編という感じで、心あたたまる。

2025.04.16 投稿

アウトブレイク

3.5

パンデミックの恐怖が、コロナの時と通じるものがあり、今見ても戦慄。感染者が増えていく過程がわかりやすく恐かった。皮肉屋っぽいケヴィン・スペイシーがいい味を出していた。パトリック・デンプシーがちょっとだけ出ていてびっくり。いつの間にか病気との闘いではなく、軍との戦いになってしまっているけれど、十分スリリングで楽しめた。病気ネタの会話もウィットに富んでいて、恐い中クスッとさせられた。

2025.04.15 投稿

ザ・エージェント

2.0

トム・クルーズのイケメンぶりはよくわかったけれど、ストーリーが恋愛方面にダラダラしていて、ちょっとイライラしてしまった。キューバ・グッティングも大げさな演技で、これでアカデミー賞というのはちょっと疑問だった。むしろ出番少なくても笑わせてくれたケリー・プレストンが印象に残る。全体的にあまり引き込まれなくて、残念。

2025.04.15 投稿

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)

3.5

ジュリー・デルピーの英語の上手さに感銘を受けた。声もよくて、いつまでも話すのを聞いていたくなった。主演の二人の自然な演技が素晴らしい。ウィーンの風景も楽しめる。ラストも、半年後どうなるのか・・・と思わせる余地をのこしているのが、甘くなりすぎていなくて、よかった。

2025.04.15 投稿

クライング・ゲーム

3.5

ジェイ・デヴィッドソンの妖艶さに幻惑される。ボーイ・ジョージの気だるげな歌もよく合っていた。ファーガスとディルのやりとりが、何だかちょっとおかしくて笑ってしまう。残酷な場面もあるけれど、どこかユーモアのある、幻想的な物語。ミランダ・リチャードソンも迫力があった。

2025.04.15 投稿

依頼人

3.5

この作品でスーザン・サランドンのことが好きになった。切なさと優しさをにじませるまなざしがよい。早世したブラッド・レンフロの美しさと演技力も忘れがたい。トミー・リー・ジョーンズもイヤミな役なのにどこか面白くて憎めなくて、いい味を出していた。悪党がちょっと間が抜けていてスリルがやや弱かったけれど、結末には意外性があって楽しめた。

2025.04.15 投稿

いつか晴れた日に

4.0

フレッシュなケイト・ウィンスレットがとても可愛らしかった。エリノアの誰にも言えない切ない恋心に涙を誘われる。おしゃまな三女も微笑ましかった。ヒュー・ローリーやトム・ウィルキンソンなど、脇役も渋めの魅力があってよかった。ジェーン・オースティンの世界に浸れる素敵な逸品。

2025.04.15 投稿

スピード

4.0

冒頭のエレベーター落下からひきつけられっぱなしの約二時間。キアヌ・リーヴスが精悍でとっても素敵だった。大型バスを運転するサンドラ・ブロックも男らしくてよかった。デニス・ホッパーのねちっこい喋り方が時々ギャグのようで笑ってしまった。バスに乗り合わせてしまった面々もクセがあって面白かった。

2025.04.15 投稿

真夜中のサバナ

2.5

サバナの街並みや風変わりな人々の描写は面白かったけれど、サスペンスとしてはいまいち盛り上がらず、退屈に感じてしまった。ジュード・ロウの危険な美青年ぶりは印象に残った。殺人事件の真相ももっとスリリングに描いてほしかった。

2025.04.15 投稿

マスク

4.0

ジム・キャリーの顔芸が最大限に楽しめて素晴らしい。キャメロン・ディアスもセクシーでキュートだった。何といってもワンコのマイロが忘れがたい。とにかく笑いっぱなしで楽しめて大満足。

2025.04.15 投稿

レザボア・ドッグス

3.5

おっさんたちがマドンナの曲についてだらだらとお喋りする場面からおかしくてひきこまれた。ティム・ロスが独特の美しさで、ほんのりBLの香りも。結構バイオレントだけど、密室劇と会話がスリリングで楽しめる。監督本人も怪演。残酷描写もあるけれど、どこか笑えてしまう、タランティーノの恐怖と笑いのバランスが絶妙。選曲にもセンスが感じられる。

2025.04.15 投稿

ギルバート・グレイプ

3.5

知的障害者を演じたディカプリオがとにかく素晴らしかった。悲惨な状況なのにどこかユーモラスな雰囲気の、不思議な味わいの映画。偏見のない自由人のジュリエット・ルイスが清涼剤のようでよかった。母を笑いものにはさせないというギルバートの決意と、そこからの解放が胸を打つ。最後までディカプリオの名演が印象に残る。

2025.04.15 投稿

コレクター

3.0

犯人の鬼畜さとエグさに気分が悪くなるけれど、意外性はあり。タフな女性を演じていたアシュレイ・ジャッドの輝きが印象に残る。牛乳パックの使い方に目からウロコだった。『セブン』と被るようなモーガン・フリーマンのキャラがよくて、安心して見ていられた。

2025.04.15 投稿

遥かなる大地へ

3.0

壮大な物語なのに、細部にギャグもあり、ラブコメ要素もありで、意外に軽いノリで見れてしまった。トム・クルーズのボクシングシーンはさすがの弾けっぷりで、ユーモアもあってよかった。クライマックスの土地獲得レースの迫力は凄くて息をのむほどだった。『クリミナル・マインド』のホッチナーの若き日を見れたのも僥倖。あまり深く考えずに楽しめる娯楽作。

2025.04.15 投稿

チャーリー

3.0

ジェラルディン・チャップリンが母親役で憑りつかれたような表情だったのが強烈な印象を残す。ロバート・ダウニーはちょっとチャップリンのモノマネみたいな演技だった。豪華な女優陣が見ていて楽しかった。ポーレット・ゴダードを演じたダイアン・レインのさりげない演技がよかった。もうちょっとひとつひとつのエピソードを長くしてもよかったのでは、と思うぐらい、やや駆け足の伝記映画だった。

2025.04.15 投稿

ファーゴ

3.0

偽装誘拐をするカールとゲアのコンビがギャグっぽいので最初はちょっと笑えたけれど、殺し方がグロくて後半は気分が悪くなってしまった。田舎訛りの女性警官が、人の話をちゃんと聞いたりして、冷静に凄惨な状況に対処していくのがよかった。ブラックコメディーというほど笑いがあるわけでもなく、悪趣味な描写もあって、ちょっとうんざりさせられた。

2025.04.15 投稿

セブン・イヤーズ・イン・チベット

4.0

少年ダライ・ラマがとてもいい顔をしていて、チベットの人々の生活と人間性に心を惹かれた。ハラーがダライ・ラマとの交流で徐々に人間らしさを取り戻していくのがよかった。「月の光」も心に残る。中国から土足で侵攻されるチベットの苦難の歴史が垣間見えて胸に刺さる。

2025.04.15 投稿

評決のとき

3.5

若いマシュー・マコノヒーの清冽なイケメンぶりが際立っている。サンドラ・ブロックのキャラも有能で活躍が快い。ケヴィン・スペイシーはイヤミな演技がちょっとマンネリっぽく感じた。なかなか逆転できず追い詰められていく法廷劇もスリリングだし、KKKの暗躍にもぞ~っとさせられた。アシュレイ・ジャッドも美しかった。

2025.04.15 投稿

ロビン・フッド

3.5

アラン・リックマンが憎たらしくもユーモラスな悪代官を演じていて、何度も笑わされた。ケヴィン・コスナーも何となく人のよさを感じさせるロビンで、キュートだった。飛んでいく矢の視点はベタだけど迫力あって面白い。ラストの大物登場にはびっくり。ブライアン・アダムスの歌もいつまでも耳に残る。

2025.04.15 投稿

ツイン・ピークス/ローラ・パーマー 最期の7日間 リストア版

4.0

ドラマ版を見ずに、予備知識なしで見たらとても楽しめた。シェリル・リーがとても美しく、悲しげで心に残る。赤い部屋などホラー風味でいい感じだった。ローラ・パーマーの裏の顔が暴かれショッキングで、殺人の真相もおぞましいものだったけれど、独特の美しさを放つ映画だと思う。私は好き。

2025.04.15 投稿

スパイ・ゲーム

4.0

ブラピとレッドフォードの共演というだけで胸アツだし、国家間の駆け引きもスリリングで引きこまれた。CIAの会議室でのやりとりも面白いし、レッドフォードに振り回されるスティーヴン・ディレインがちょっとコミカルに感じてしまった。ラストも人を食ったようなレッドフォードのキャラにクスっとさせられる。頭脳戦が中心でちょっと地味だけど、楽しめた。

2025.04.15 投稿

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

3.5

少年ぽいレオ様の七変化が楽しめて、犯罪ものなのにどこかさわやかに感じてしまった。ハンラティとフランクの間にいつしか友情が芽生えていくのも何だかほっこり。フランク・アバグネイルって人並外れた頭のよさがあったのだなあ・・・と感心させられた。音楽もよく、テンポよい展開で、詐欺の話ではありながら、あまり嫌な気分にならず見れてしまった。

2025.04.15 投稿

白雪姫と鏡の女王

3.0

意地悪な女王をジュリア・ロバーツがコミカルに演じていて笑えた。衣装もちょっと風変わりだけど華やかで一見の価値あり。 長身の王子様アーミー・ハマーもキュートだった。ショーン・ビーンの登場もうれしい。随所に笑えるポイントもあり、決して悪くはない。

2025.04.13 投稿

ソーシャル・ネットワーク

4.0

情報量の多い大量のセリフを早口で喋るジェシー・アイゼンバーグが素晴らしかった。フェイスブックができる頃のドロドロがよくわかって複雑な気持ちになる。ウィンクルボス兄弟を演じ分けたアーミー・ハマーも印象に残る。始終暗い画面で、雰囲気はよく出ていたけれど、なんだか不健康な気分になる一作。

2025.04.13 投稿

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー

3.5

米ソ冷戦の裏側がよく見えて戦慄させられるものの、コメディ仕立てでさらりと見れる問題作。ソ連をアフガニスタンから撤退させるのに大きな役割を果たしたチャーリー・ウィルソンが、酒好き、女好き、ドラッグも・・・というところにも笑えた。ムジャヒディンに惜しみなく武器供与をして、ソ連をやっつけていくのが一種サクセスストーリーにも見えてしまって痛快に感じてしまったのも、よく考えると怖い。ラストも、その後の911につながる事態を引き起こしたことを考えさせられて、ブラックな味わいへと変わる、なかなかの秀作。

2025.04.13 投稿

ジュリー&ジュリア

3.5

コルドン・ブルーでの修業から料理本を出すまでのジュリア・チャイルドのサクセス・ストーリーの部分が特に面白かった。スタンリー・トゥッチ扮する夫も素敵。1年間ジュリアのレシピを実践してブログにアップするジュリーの経る変化も心に響いた。二人が対面しなかったのは残念。エイミー・アダムスが可愛らしかった。

2025.04.13 投稿

めぐりあう時間たち

3.0

始終不満そうにぶつぶつ言っているヴァージニア・ウルフが嫌な人に思えてしまって、あまり肩入れできなかった。ニコール・キッドマンは一見してわからないぐらいの変貌ぶりだけど、これでアカデミー賞といわれるとちょっと疑問。同性愛に苦悩する主婦を演じたジュリアン・ムーアはとてもよかった。

2025.04.13 投稿

エンジェルス・イン・アメリカ

2.0

舞台劇が元のせいか、かなり台詞に頼った表現が多くて、映像的にはそれほど楽しめなかった。アル・パチーノの演技もちょっとうるさく感じてしまった。パトリック・ウィルソンの美しさが際立っていた。詰め込み過ぎで、結局何を一番訴えたかったのか少し疑問が残った。大地震や、ローゼンバーグ事件や、エイズなど、アメリカの苦難の歴史については考えさせられるところもあり面白かった。

2025.04.13 投稿

愛と哀しみの果て

4.0

一晩中、物語を語って楽しく過ごす場面がすてきだった。ジョン・バリーの音楽も忘れがたい。ロバート・レッドフォードが魅力的。結構苦難や失望が続くカレンの人生だけど、暗くならずにどこかさわやかさが残るのは、広大なケニアの風景のせいだろうか。黒死病で命を落とすバークリーを演じたマイケル・キッチンもよかった。

2025.04.13 投稿

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

3.0

もうサッチャー本人にしか見えなくなってくるメリル・ストリープの化けっぷりがすごすぎる。もうちょっと政治面での功績や影響を描いてほしかったけれど、認知症のために過去や現在が幻のように見えてくる物語の流れは、ホラー風味もあって面白かった。若き日を演じたアレクサンドラ・ローチもフレッシュな魅力があってよかった。

2025.04.13 投稿

マディソン郡の橋

3.5

切ない大人の四日間の愛。メリル・ストリープの生活感ある主婦ぶりがリアルだった。母の秘密の恋を後で知る子供たちの心情も複雑で、理解に至るまで時間をかけているのもよかった。屋根付きの橋や、農場が多いアイオワの風景も印象に残る。ラジオから流れる音楽もよかった。

2025.04.13 投稿

ソフィーの選択

4.0

ケヴィン・クラインの狂気を感じさせる存在感が際立っていて素晴らしい。苦しみを背負ったメリル・ストリープが透明感のある美しさで、魅了された。過酷な選択を迫られるソフィーの物語に涙を誘われながら引き込まれた。ピーター・マクニコルの心優しい純粋な青年ぶりも心に残る。

2025.04.13 投稿

A.I.

4.0

母親への一途な愛情を捧げるロボット、デイビッドの旅路が涙ぐましい。ロボットに限らず、ペットも安易な気持ちで家族にしてはいけないと思わされた。地球のあまり明るくない未来についても考えさせられる。ハーレイ・ジョエル・オスメントの素晴らしさはもちろん、ジュード・ロウの演技も秀逸。

2025.04.13 投稿

激流

3.5

メリル・ストリープの逞しい美しさに惹きつけられた。川下りを利用した逃亡劇というのも、ありそうでなかったので新鮮でスリリングだった。川の流れの怖さを生かした展開も素晴らしい。悪役が迫力不足だけど、結構楽しめたので満足。

2025.04.13 投稿

インビジブル

2.5

液体が身体を巡っていって透明になるまでの過程がグロくて怖くてスリリング。ただどうして透明人間になると不死身なぐらい強くなるのかはわからなかった。科学者なのに透明人間になったらやりたいことは結局そっちなのか・・・と品のない行動にげんなり。もうちょっとストーリーに工夫がほしかった。終盤の爆発は迫力あり。エリザベス・シューもセクシーで美しかった。

2025.04.13 投稿

ブラック・スキャンダル

2.5

議員とギャングが兄弟という実話なのが衝撃的。ただ、これだけ豪華な俳優陣なのに、盛り上がりに欠けて、あまり面白くならなかったので残念。スーツ姿で優雅なベネディクト・カンバーバッチが見れたのはよかったけれど、もっと内面の葛藤にも迫ってほしかった。バルジャーの人物像もいまひとつ捉えにくかった。

2025.04.13 投稿

アメリカン・ヒストリーX

3.5

デレクが人種差別主義者だった頃のモノクロ映像と、出所してからの現在のカラー映像、という対比が面白い。刑務所内シャワー室でのシーンは衝撃的で、エドワード・ノートンよくやったなあ・・・と息をのんだ。エドワード・ファーロングの純粋な美しさも心に残る。悲劇的な結末に涙。人種差別や格差社会について考えさせられるけれど、いまだに解決できる答えが出てこないなあと思わされる、問題作。エドワード・ノートンの熱演にひきこまれた。

2025.04.13 投稿

イマジナリー

3.5

よくあるイマジナリーフレンドものかと思っていたのが、チョーンシーの存在をめぐる問題が出てきた中盤から俄然面白くなり、ひきこまれた。最後までヒヤッとさせられてなかなかよかった。『ウォーキング・デッド』でキュートだったトム・ペイン目当てで見ていたら、意外に出番が少なくてがっかりだったけれど、ストーリーは面白かったので満足。

2025.04.13 投稿

スナッチ

4.5

アクション中心でないジェイソン・ステイサムもなかなかよかった。ダイヤがめぐりめぐって・・・というストーリーも面白くてひきこまれた。細部のギャグも笑えるし、登場人物も情報量も多いけれど、わかりやすくテンポよく、さすがガイ・リッチーである。ベニチオ・デル・トロの登場場面の短さにも驚かされた。ラストまで隙なく楽しめた。音楽もよい。で、また最初から見たくなってしまう。

2025.04.12 投稿

ジェントルメン

4.0

登場人物多いけれそ、すっきりと頭に入ってきて小気味良い、ガイ・リッチーの手腕が素晴らしい一作。ヒュー・グラントがまた軽快に悪党を演じていて、笑いもあってよい。コリン・ファレルのダサいジャージ&帽子姿に笑わされた。『ダウントンアビー』のミシェル・ドッカリーの美しさも印象に残る。中国系マフィアのヘンリー・ゴールディングも存在感があった。

2025.04.11 投稿

モンスター上司

2.5

コリン・ファレルのおバカ演技は笑えるし、ジェニファー・アニストンの悪女っぷりやケビン・スペイシーのイヤミはおかしかったけれど、主人公3人の行動が間抜けすぎてちょっとイライラさせられた。もうちょっと面白くなりそうだったのに残念。コリン・ファレルのヤク中で頭髪薄目&おっさん体型には笑った。

2025.04.11 投稿

オペレーション・フォーチュン

4.5

ジェイソン・ステイサムの冷静なアクションが楽しく、チームの面々も個性豊かで有能で面白かった。ガイ・リッチーのセンスの光る演出が素晴らしい。ヒュー・グラントの開き直った悪役ぶりが痛快で、エンドクレジットまで笑わせてれて大満足。ジョッシュ・ハートネットのギャグセンスもなかなかだった。ケイリー・エルウィズとヒュー・グラントの共演というだけでも胸アツになる。

2025.04.11 投稿

セールスマンの死

3.5

息子のビフを演じたマルコヴィッチが素晴らしかった。何とも悲しいストーリーで、名作だけど、何度も繰り返し見たいと思う作品ではない。ラストのダスティン・ホフマンの表情が切なくて心に残る。

2025.04.11 投稿

S.W.A.T.

4.5

スカウトされるSWATの面々も皆個性的で魅力あるし、射撃などのトレーニング場面も面白かった。ミシェル・ロドリゲスのタフな感じも素敵だった。チームの中にまで敵が現れる展開もスリリングで楽しめた。このまま続編も作ってほしかった。

2025.04.11 投稿

ヒットマンズ・レクイエム

3.5

ブルージュの幻想的な街並みと、小人の登場など、夢の中を漂っているような感覚にさせられる不思議な一作。鬱ぎみのコリン・ファレルと、ブルージュ観光を楽しむブレンダン・グリーソンの会話も面白い。バイオレンス描写はちょっときついけれど、どこか笑える要素もあり、ブルージュの美しさも心に残る。嫌いになれない作品。

2025.04.11 投稿

プラクティカル・マジック

3.5

サンドラ・ブロックとニコール・キッドマンの姉妹役というだけで眼福。姉妹の絆にも心熱くなるし、ロマンチックな要素たっぷりでドキッとさせられた。ストッカード・チャニングとダイアン・ウィーストの組み合わせもコミカルで大人の魅力があふれていて素敵だった。ちょっと少女マンガ的だけど、楽しい一作。

2025.04.11 投稿

ピースメーカー

3.5

ミミ・レダー監督の力強く大胆な演出が素晴らしい。核兵器の扱いや影響などツッコミどころはあるけれど結構ハラハラさせられて楽しめた。ジョージ・クルーニーの軍服姿も凛々しい大佐役が素敵。ブルネットの知的な美しさのニコール・キッドマンもよかった。

2025.04.11 投稿

パーティで女の子に話しかけるには

4.0

タイトルからは予想もつかない方向に話がぶっ飛んでいて驚愕。エル・ファニングの可愛さがよくわかった。年齢不明な美しさと強さで輝いているニコール・キッドマンも素敵。パンクの魅力にいつのまにかひきこまれてしまった。切ないラブストーリーと、年月を経ての意外なラストに涙。主人公にニール・ゲイマンの面影が見えた。

2025.04.11 投稿

ある貴婦人の肖像

2.0

長時間で映像にも凝っているものの、ヒロインが結局何をしたかったのかよくわからなかった。見る人を選ぶ映画かも。女性の性的欲求が生々しく描かれていて時々ぎょっとしてしまった。解釈も人によるのだろうけど、もうちょっとはっきり作り手側の意図を見せてもよかったのではと思う。

2025.04.11 投稿

リピーテッド

2.0

原作本は面白かったんだけど、映像化すると凡庸なサスペンスとなってしまい、設定を変えたせいで面白さが半減してしまった残念な一作。意外性がなくて先が読めてしまい、いまいち盛り上がらなかった。せっかくいいキャストだし、特にマーク・ストロングも良かっただけに、もうちょっとがんばって一級サスペンスにしてほしかった。

2025.04.11 投稿

バットマン フォーエヴァー

4.0

ヴァル・キルマーのバットマンもミステリアスでどこかとぼけていて、いい味だった。なんですかマンみたいなジム・キャリーのリドラーに大爆笑。ドクターに見えないけれど美しいニコール・キッドマンも良く、あまり深刻にならずに楽しめる一本で、後年の悩めるヒーロー像よりも、エンターテインメント色強めなこっちのほうが好き。U2の歌もよかった。

2025.04.11 投稿

ザ・ゲスト

3.5

ダン・スティーヴンスの得体のしれない怖さが良かった。ちょっとツッコミどころはあるけれど、前半はサイコサスペンスっぽい雰囲気が楽しめるし、後半加速する残虐性に驚かされて、ひきこまれて見てしまった。タイトルが出るところも不吉な怖さを感じさせてよかった。ダン・スティーヴンスは『美女と野獣』より映りがいいのではと思ってしまうくらいイケメンに撮れていた。

2025.04.05 投稿

ザ・ゲーム

4.0

冷戦時代のMI5の中に二重スパイが・・・という衝撃のドラマ。誰が裏切者なのか、なかなかわからず引き込まれた。調査チームの面々も、回を追うごとにひとりひとり味が出てきて、個性的で魅力があった。トム・ヒューズの煙草の吸い方がかっこよかった。後味の悪い、切ないラストもなかなか良い。繰り返し見たくなった。

2025.04.05 投稿

ザ・ギフト

3.5

よくあるストーカーものかと思っていたら、ラストでぞーっとさせられ、タイトルの意味を改めて考えさせられる、なかなかの秀作。後味の悪さと不安感がハンパなく、伏線のめぐらせ方も秀逸。ちょっと卑怯な感じのするジェイソン・ベイトマンもいいキャスティングだと思った。このイヤな感じはあまり類を見ないかも。

2025.04.05 投稿

マイ・フェア・レディ

4.0

ヒギンズ教授による、ビー玉を口に入れてこぼさないように話すなどの、話し方のレッスンが面白い。教育が実を結び出した「スペインの雨」の一連の場面などは、さわやかな感動があった。イギリスの階級社会の超えられない壁が見えて興味深かった。単なるシンデレラストーリーではないところがまた良かった。

2025.04.04 投稿

ローマ帝国の滅亡

4.0

暴君コンモドゥスを演じたクリストファー・プラマーの、悪の輝きが良かった。誠実なリヴィウスが苦しむのがつらい。ルシラを演じたソフィア・ローレンが美しい。CGなどに頼る前の時代の大作で、スケールも大きく、美術や衣装も素晴らしく、贅沢に楽しめる。

2025.04.04 投稿

ラ・ジュテ

4.0

『12モンキーズ』の元ネタ。短く簡潔な淡々とした語り口で、過去や未来を映し出し、切ない愛の記憶をたどっていて、心に残る傑作。静止画で物語を繋いでいく構成も斬新。もの悲しいラストも忘れがたい。

2025.04.04 投稿

マーズ・アタック!

2.0

キャストが豪華で期待していたけど、コメディというには時々グロすぎて、笑うに笑えなかった。首をワンコにすげかえられちゃった場面も、笑うとこなのか?と当惑させられた。火星人の造型も悪趣味で不快だった。まったく乗れず、楽しめなかった。

2025.04.04 投稿

007/ダイ・アナザー・デイ

4.5

ピアース・ブロスナンのボンドもこれで見納めかと思うと寂しい。あと何作かやってほしかった。40周年記念ということで、今までのボンド映画へのオマージュがたくさん見れて楽しかった。トビー・スティーブンスのちょっと卑怯な悪役ぶりが良かった。ハル・ベリーも存在感あり。セリフもユーモラスで笑えた。マドンナの主題歌も、従来の007シリーズとは趣が違っていて、これはこれで良かった。

2025.04.04 投稿

プリティ・リーグ

4.0

戦時中の女子リーグの物語で。ジーナ・デイヴィスの運動神経の良さに目が釘付けになった。姉妹の葛藤と、お互いを認め合う物語も良かった。マドンナのダンスシーンやロージー・オドネルとの掛け合いなど、いいシーンが多く心に残る。ラストにご本人たちが登場するのにも胸アツになった。トム・ハンクスのアル中気味の監督がちょっと笑えた。

2025.04.04 投稿

スウェプト・アウェイ

3.5

ジャンカルロの息子アドリアーノ・ジャンニーニが同じ役を演じているというだけで、オリジナルを見ている身としてはぐっとくるものがあった。ところどころに笑える場面もあり、そんなにどぎつくなくて楽しく見れてしまった。マドンナのビキニ姿も、セクシーというよりはストイックな逞しさで、あまりエロくはなかった。ラストもオリジナルの味を生かしていて、ほろ苦くて良かった。酷評されるけれど、けっして悪くはない。

2025.04.04 投稿

アビゲイル

2.5

大人にも子供にも見える不思議な顔つきのアリーシャ・ウィアーの演技が秀逸。劇場予告編でアビゲイルが豹変するところまでバラしていたので、映画中盤になってわかるはずのアビゲイルの正体が、すでにわかってしまっていたのが、もったいなく感じた。ところどころ登場人物の行動がバカっぽかったり、ヴァンパイアのルールが一貫していなかったりで、ちょっとイラっとさせられた。もうちょっと隙なく緻密なストーリーにしてほしかった。

2025.04.04 投稿

ノックは無用

4.5

マリリン・モンローが、戦争で恋人を亡くし、心を病んだ若い女性を演じていて、繊細な演技がなかなか良かった。悪人でないリチャード・ウィドマークも温かみがあって、いい味を出していた。アンニュイに歌うアン・バンクロフトは、これがデビュー作と思えないほどの輝きと存在感。病んだネルが暴走する後半は結構スリリングで、なかなか怖かった。

2025.04.04 投稿

アメリカン・ギャングスター

3.0

ギャングでありながらどこか紳士的でエレガントさまであるフランク・ルーカスを演じたデンゼル・ワシントンが良かった。怖じることなくビンタを食らわせる母親との場面が心に残る。汚職警官がこんなに多かったのかと暗澹たる気持ちになった。終盤までフランク・ルーカスとリッチー・ロバーツが顔を合わせない展開も意外で良かった。

2025.04.01 投稿

カイリー・ミノーグ:ポップ・プロフィール

4.0

アイドル時代からポップクイーンの現在まで、いつも美しくチャレンジャーなカイリーの歴史を、ミュージックビデオを中心に見ることができて楽しかった。ゴールドのホットパンツは今見てもセクシーでおしゃれ。いつの間にか頭の中で繰り返してしまう名曲が多く素晴らしい。ロビー・ウィリアムスとのデュエットもよかった。

2025.04.01 投稿

ドラキュラ

4.0

ゲイリー・オールドマンのドラキュラ像が、切なくて禍々しくてとても良かった。ウィノナ・ライダーの清楚なミナも良く、衣装も素敵だった。ルーシーをめぐる三人の男性陣もそれぞれ魅力的だった。音楽はちょっと劇的すぎる気もしたけれど、全体として映画の雰囲気は好き。

2025.03.31 投稿

ナイアガラ

4.0

マリリン・モンローの美しさ、スタイルの良さが際立っている。特にピンクのドレス姿が素晴らしい。神経症の夫を演じたジョゼフ・コットンも良かった。夫殺しの計画のはずが、死んだのは愛人だったという展開もサスペンスフルで楽しめた。ナイアガラの滝の霧の濃い風景や、流水の多さに圧倒される。結婚を滝の上流の状態に例えたセリフも面白い。なかなか楽しめた一作。

2025.03.31 投稿

パラダイス

4.0

フィービー・ケイツの魅力に尽きる。ストーリーはぬるめだけど、フィービーが美しいし、ヌードも、ボディダブルもあるけれど、総じてきれいだった。フィービーの美声と美しいメロディの主題歌も良かった。

2025.03.29 投稿

猛獣大脱走

3.0

ネズミの群れに襲われるシーンや、チーターに追われるシーンなど、トラウマになりそうな恐ろしさが容赦なく畳みかけてくるイタリア製パニックホラー。汚染された水が原因で、子供たちまで狂暴化する終盤もショッキングだった。結構残虐度高めなので、動物好きな人は見ない方がいいかも。パニックものとしては楽しめます。

2025.03.29 投稿

レプリコーン

3.0

悪い妖精のルックスがどこかユーモラスなので、コメディホラーかと思いきや、結構残酷で笑えなかった。初々しいジェニファー・アニストンがとてもかわいかった。

2025.03.28 投稿

ドット・ジ・アイ

4.0

ドキドキさせられる導入から、だれることなく、どんでん返しに次ぐどんでん返しが楽しめた。情熱的なナタリア・ベルベケが魅力的。狂気をにじませる若きトム・ハーディの貴重な姿も見ることができ大満足。

2025.03.26 投稿

コードネームU.N.C.L.E.

5.0

東西冷戦時代を舞台に、オリジナルの「ナポレオン・ソロ」よりもかなりスリリングなスパイ合戦が楽しめる。スマートでセクシーなヘンリー・カヴィルがとても良かった。シリーズ化してほしかった。映像も音楽もスタイリッシュでガイ・リッチーのセンスが冴えている。何度でも見たい傑作。

2025.03.23 投稿

卒業

4.0

アン・バンクロフトの物憂げなロビンソン夫人の存在感が素晴らしい。キャサリン・ロスの清純な美しさも印象的。あまりにも有名なラストだけど、この先どうなるんだろう、と一抹の不安をおぼえさせるような二人の表情も心に残った。サイモン&ガーファンクルの数々の名曲も忘れがたい。

2025.03.23 投稿

噂の二人

3.0

子供のたわいない嘘から始まってしまった、何ともつらい展開の悲劇で、シャーリー・マクレーンの告白に衝撃を受けながらも心動かされる。親たちの反応や子供の邪悪さも描いていて、当時の社会のモラルに疑問を投げかけた問題作だったのではと思う。オードリー・ヘプバーンの凛とした美しさが印象的。

2025.03.23 投稿

何がジェーンに起ったか?

4.0

ベティ・デイヴィスとジョーン・クロフォードの強烈な組み合わせもすごいけれど、ベビージェーンとブランチの確執の物語じたいもとても面白くてひきこまれた。ジョーン・クロフォードのやりすぎな濃い眉毛が気になった。ベティ・デイヴィスのメイクやりすぎの場面もあるけれど、どこかユーモアを感じてしまう。二人ともよくこの役をやったなあという感じ。

2025.03.23 投稿

太陽がいっぱい

4.0

アラン・ドロンの美貌と船上での殺人が強烈な印象を残す。音楽も耳から離れない。全てを手に入れたと思った幸せな瞬間からのラストが残酷で素晴らしい。モーリス・ロネの俺様ぶりも効いているし、マリー・ラフォレの憂いある美しさも忘れがたい。名作。

2025.03.23 投稿

ふたりの女

3.0

ソフィア・ローレンが20代とは思えない貫禄で逞しい母親を演じていた。ジャン=ポール・ベルモンドが心優しい奥手なメガネ青年を好演していて、いい味を出している。チェジラの行動がちょっと浅慮で無防備で、もう少し慎重にすればいいのにと思うところもあって肩入れできなかった。

2025.03.23 投稿

ブレア・ウィッチ・プロジェクト

3.0

アイディア先行で話題性はすごかったっけれど、物語自体はシンプルで、解明もされないので、ちょっともやもやした。ドキュメンタリーっぽく揺れる画面や、暗くてよくわからない画面に、落ち着かない気分にさせられた。ホラーな雰囲気は楽しめるけれど、ストーリー性を求めるとちょっと厳しい。

2025.03.23 投稿

ゴールデンボーイ

3.0

ブラッド・レンフロの狂気を感じさせる演技が秀逸だった。もっと見ていたかったのに惜しい人を亡くしたとつくづく思う。戦慄のラストも良く、引き締まった映画。冷酷な元ナチの老人と少年との火花散るやり取りが、ものすごい緊張感で良かった。

2025.03.23 投稿

ムーンウォーカー

4.0

全編ミュージックビデオみたいな作りだけど、華やかで「スムースクリミナル」のシーンにはやはり目をとらわれてしまった。謎のロボットマイケルまで出てきて話にはついていけないけれど、今見ても目を見張る映像には飽きなかった。マイケルの力強い「カム・トゥゲザー」まで聴けるラストまで目が離せない。

2025.03.23 投稿

ツインズ

3.0

ギャグはベタだけど、シュワちゃんとダニー・デヴィートが双子という一発ネタ的な設定だけで笑わせられる。ランボーへのオマージュにもクスッとさせられた。ケリー・プレストンが優しげでとてもキュートだった。80年代ぽい明るい雰囲気で楽しめる一本。

2025.03.23 投稿

ワンダとダイヤと優しい奴ら

4.0

モンティ・パイソンの面々とケビン・クラインの顔合わせが楽しめる、先の読めないコメディーだった。魚や犬の扱いが残酷だけど、ギャグとしては笑えたし、男装まで披露するジェイミー・リー・カーティスがキュートだった。ケビン・クラインも面白かったけれど、アカデミー賞級の名演というのにはちょっと疑問がある。セリフや小ネタの方が楽しめる地味な作品という感じだった。

2025.03.23 投稿

サタデー・ナイト・フィーバー

3.0

トラヴォルタのダンスは今見るとちょっと笑ってしまう瞬間もあるけれど、音楽とあいまって当時の輝きは強く感じられる。ヒロインの魅力がいまいち謎だけど、ラストはいい感じで、やはりビージーズの名曲が心に残る。

2025.03.23 投稿

スラップ・ショット

4.0

結構バイオレントで挑発もえげつないのに、笑えて痛快なホッケーのシーン。メガネ三兄弟の活躍がまたおかしい。マイケル・オントキーンもとぼけていてキュートだった。脚本が女性によるものとは思えないぐらい、ギャグや乱闘に男らしさを感じた。

2025.03.23 投稿

アリス・スウィート・アリス 2Kレストア版

4.0

黄色いレインコートの小柄な人影の犯人がとても怖い。犯人も意外だし、結構残酷で、緊張感が途切れない上質なホラーサスペンスだった。まだ幼いブルック・シールズの、既に完成された美貌も印象的。子供にしか見えないポーラ・シェパードが、それなりに歳がいっていたのも衝撃。

2025.03.23 投稿

ロッキー2

4.0

もう戦わないと言ったはずの、アポロとの再戦への道のりが地味にリアルに描かれ、生活苦とエイドリアンの健気さに涙を誘われる第二作。監督もスタローンだけど堅実な作りで、雰囲気も1作目とあまり違和感がなく、好感が持てた。

2025.03.23 投稿

マジック

4.0

ファッツが怖いけれど目が釘付けになる。アンソニー・ホプキンスの狂気を感じさせる澄んだ目が印象的で、物語も面白く引き込まれた。脚本のうまさを感じさせる。アン・マーグレットが美しい。幕切れの後味の悪さも良い。

2025.03.23 投稿

シャープ・オブジェクト KIZU-傷-:連続少女猟奇殺人事件

4.0

アルコール依存症の主人公の暗い過去がだんだん明らかになっていく過程にひきこまれた。朝からお酒を手放せない依存症の描写がリアルだった。毒親なのがわかりやすい母親以上に、現実から目を背けてレコードをかける父親の空気感もかなり気になった。アマもかなり病んでいると思うけれど、そこに至る描写ももう少し欲しかったところ。ラストのラストまで引っ張る衝撃度の強さはなかなかだった。

2025.03.23 投稿

Let's 太って痩せるダイエット

4.0

太り過ぎに悩むクライアントに寄り添うために、トレーナー自身も太ってから、クライアントと一緒にトレーニングして痩せていこうという企画は面白かった。それまで理想体型だったトレーナーが、急激な体重増加で皆鬱状態になるところが、考えさせられた。健康で理想体重になりたいと思うけれど、食べることとメンタルの関連も明らかに見えて、興味深かった。

2025.03.23 投稿

激突!

5.0

運転手の顔が見えず、トラック自体が生き物のように見えて、めちゃくちゃ怖かった。疑心暗鬼になってしまう主人公にも肩入れし、全然だれない90分だった。ラストの陽の美しさに涙が出そうになる。スピルバーグの才能が素晴らしい。

2025.03.23 投稿

見えない恐怖

3.0

ミア・ファローの、目が見えない演技が秀逸だった。死体に気づくことができないのがいちいち恐ろしく、見ていてぎょっとする画面が多かった。偏見を持ってはいけないと思いつつも、ジプシーたちが怖かった。

2025.03.23 投稿

雨の訪問者

3.0

ちょっとチャールズ・ブロンソンのキャラを気障に感じたけれど、謎めいた展開には引き込まれた。マルレーヌ・ジョベールの少女のような魅力も印象的。謎が解けてすっきりするというわけではなくミステリーとしてはいまいちだけど、物憂げな全体の雰囲気はよい。

2025.03.23 投稿

フレンチ・コネクション

4.0

よく考えるとかなり問題ありのポパイのキャラだけど、ジーン・ハックマンの新鮮な魅力と存在感にひきつけられた。なんといってもカーチェイスのシーンがド迫力で、どうやって撮ったのか知りたくなる。走っていくときの呼吸音もリアルで、見ていて苦しくなるほどだった。刑事の執念がすさまじく、見ごたえがあった。

2025.03.23 投稿

ピースメイカー

5.0

空気を読まずポリコレやコンプラなど一切配慮していないピースメイカーの発言がいちいち面白くて笑ってしまう。ジョン・シナの肉体美とコメディセンスに脱帽。オープニングのレトロなダンスも楽しい。ロバート・パトリックの姿も見ることができて満足。

2025.03.23 投稿

あなたが寝てる間に…

4.0

笑顔がかわいいサンドラ・ブロックの、幸せな気持ちになれる一作。ほとんど寝たままのピーター・ギャラガーも笑えるけれど、ビル・プルマンがとても魅力的。家族っていいなと思わされる、心温まる佳作。ラストも素敵。

2025.03.23 投稿

チェーン・リアクション

3.0

石油に代わるエネルギーの研究なのだが、あまり目新しさがなかった。全体的にB級っぽい雰囲気だけど、アクションはそれなりに楽しめる。地味なレイチェル・ワイズも良い。モーガン・フリーマンの存在感もよかった。

2025.03.23 投稿

戦火の勇気

4.0

味方を誤射してしまったトラウマをひきずる大佐が、ウォーデン大尉の死の真相を探っていくミステリー仕立ての展開が面白かった。激やせしたマット・デイモンの容貌の変化がすごかった。戦争のトラウマについても考えさせられる、心に響く作品。

2025.03.23 投稿

シックス・センス

5.0

ハーレイ・ジョエル・オスメントの演技が素晴らしく、思わず涙が。怖いけれど泣けて心温まる秀作。ブルース・ウィリスの抑えた演技も秀逸。『OC』のミーシャ・バートンも出ていて驚いた。

2025.03.23 投稿

ある告発の解剖

4.0

特権階級の傲慢さとモラルの揺らぎが暴かれていてとても面白かった。人当たりがよく一見好感が持てる政治家を演じたルパート・フレンドが良かった。ショックを受けて身体が吹っ飛ばされる心象風景の描写がユーモラスでユニーク。法廷劇もスリリングで引きこまれた。

2025.03.23 投稿

シンプルな情熱 劇場公開オリジナル版

3.0

セルゲイ・ポルーニンの肉体美と残酷なまでのセクシーさに強烈に惹きつけられる。レティシア・ボッシュも美しく、苦悩と陶酔の表現が素晴らしい。長続きする関係でもないし先は見えているけれど、関係を終わらせるのも苦しく切ない心情がよく伝わってきた。原作もじっくり読んでみたくなった。

2025.03.23 投稿

オーシャンズ13

4.0

アル・パチーノとエレン・バーキンの『シー・オブ・ラブ』以来のコンビに胸アツになった。ジュリアン・サンズの登場もうれしい、なかなか豪華な顔ぶれの一作。セキュリティのハイテクさを逆手に取ったテクニックが痛快。ヴァンサン・カッセルやジュリアン・サンズの出演もうれしい。豪華さが増して、ラストまで楽しめた。

2025.03.23 投稿

コンテイジョン

4.0

コロナ禍を経て見ると、現実とリンクした描写があり、驚かされる。でも発端となる感染は、いくら何でも不潔すぎてドン引き。パンデミックの恐ろしさが的確に描写されているのに加え、ケイト・ウィンスレットの好演が印象的。

2025.03.23 投稿

サイド・エフェクト

4.0

ルーニー・マーラの鬱演技にひきこまれる。鬱をテーマにした医療ミステリーって新鮮で楽しめた。どんでん返しにびっくり。キャサリン・ゼタ=ジョーンズの役どころにも驚かされて、意外性に満ちたなかなかの逸品だった。

2025.03.23 投稿

オーシャンズ11

4.0

ジョージ・クルーニーとブラピの組み合わせだけでもキラキラしていて楽しいし、現金強奪計画も、見ている側も見事に騙されるのが痛快。仲間たちひとりひとりの個性も特技もわかりやすく描かれている。ラスベガスのカジノのゴージャスさも目に楽しい。文句なしに楽しめる一作。

2025.03.23 投稿

さらば、ベルリン

2.0

クラシックなフィルムノワールみたいなことをやりたかったのかもしれないけれど、ちょっと現代にそぐわない感じがした。ケイト・ブランシェットの演技も大げさで、気取りすぎだった。ラストも意外性がなく残念。

2025.03.23 投稿

エージェント・マロリー

3.0

豪華キャストなんだけど、ジーナ・カラーノ扮するマロリーの前にはみんな弱々しすぎて、ちょっとがっかり。ユアン・マクレガーとの対決ももっともっと力強く盛り上げてほしかった。ところどころ魅力的な映像ではあるだけに残念。

2025.03.23 投稿

恋するリベラーチェ

4.0

マイケル・ダグラスのコミカルな熱演にひきこまれた。美青年風のマット・デイモンも良かった。二人の関係が変化していくのが切なかった。ロブ・ロウがセルフ・パロディみたいな怪しげな登場で笑えた。

2025.03.23 投稿

ローガン・ラッキー

5.0

ローガン家の呪いと言われようが健気に生きている兄妹の、スカッとする現金強奪サクセスストーリーで、誰も不幸にならず、とても楽しかった。セイディちゃんが可愛すぎる。強面のダニエル・クレイグも楽しそうで良い。

2025.03.23 投稿

ふたりの女王 メアリーとエリザベス

3.0

メアリーの方に肩入れした作りで、エリザベスの容色の衰えなどの描写が容赦なくて、見ていてちょっと切なかった。マーゴット・ロビーがよく演じたと感心した。ガイ・ピアースやデヴィッド・テナントなど、俳優陣もなかなかいい顔ぶれだった。

2025.03.18 投稿

銀河ヒッチハイク・ガイド

4.0

全体的に地味な作りだけど、鬱状態のロボットや、宇宙の区画整理、「今まで魚をありがとう」の歌など、ギャグがいちいち面白かった。マーティン・フリーマンの平凡さがいい感じで笑えた。アラン・リックマンが声だけなのにすごい存在感だった。

2025.03.18 投稿

エリザベス

4.0

陰謀がうずまき暗殺が何度も企てられるなど、サスペンスてんこ盛りでハラハラさせられた。ウォルシンガムと女王の師弟のような関係が良いと思った。クリストファー・エクルストン演じるノーフォーク公が存在感があった。全体的に暗い画面なのも、雰囲気があって良かった。

2025.03.18 投稿

フォーエバーフレンズ

4.0

幼い頃にビーチで出会って以来の友達の女性どうしの、長年にわたる物語で、それぞれの生きざまが面白く、ひきこまれた。ベット・ミドラーの少女時代を演じた子役がそっくりで見事。 泣ける展開で、ベット・ミドラーの歌声にも感動させられる。

2025.03.17 投稿

カクテル

4.0

トム・クルーズのアクロバティックなバーテンダー技が面白かった。エリザベス・シューも健康的でキュート。ブライアン・ブラウンも中年の魅力でいい味を出していた。音楽も楽しいし、好きな作品。

2025.03.17 投稿

007/消されたライセンス

4.0

意外に残酷描写があってびっくりしたけれど、復讐に燃えるボンドの姿が凛々しくてよかった。劇中で髪型も変化してさまざまなファッションでも楽しませてくれるキャリー・ローウェルがとてもキュートだった。まだ新人ぽいベニチオ・デル・トロがすごい存在感で、一度見たら忘れられない容貌だった。グラディス・ナイトの歌も良かった。

2025.03.17 投稿

いまを生きる

3.0

ジョッシュ・チャールズやイーサン・ホークの初々しさが可愛い、心に響く一作。こんな先生いたらいいなと思うけれど、現実の厳しさも突きつけられる。ちょっと不良っぽいゲイル・ハンセンも素敵だった。笑わせようとしない抑えたロビン・ウィリアムスの演技がとてもよかった。

2025.03.17 投稿

ザ・シークレットマン

4.0

『大統領の陰謀』を裏側から見れた感じで、「ディープスロート」の立場がわかり、緊張感と苦悩が迫ってきて、楽しめた。孤独な妻を演じたダイアン・レインも見事だった。サスペンス要素と同様に、本人や家族の苦悩がよく出ていて、考えさせられた。

2025.03.17 投稿

チケット・トゥ・パラダイス

3.0

ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツの顔合わせに期待したけど、ストーリーは予想通りで、あまり弾けることがなかった。バリ島の風景は本当に美しく、雰囲気は楽しめた。

2025.03.17 投稿

ロックアップ

3.0

スタローンの筋肉美もすばらしく、ドナルド・サザーランドの憎たらしい悪役ぶりも印象的な、楽しめる一作。出番は少ないけれどダーラン・フリューゲルも美しかった。度重なる嫌がらせに耐えまくるスタローンの姿にぐっときてしまう。ラストも工夫があって良かった。

2025.03.17 投稿

ランダム・ハーツ

3.0

ハリソン・フォードは好きだけど、あまりこの役に合っていなかったような気がした。何だかラブロマンスとしても体温が低いような、のりきれなさがあって、しんどかった。もうちょっと甘くロマンチックにしてほしかった。監督もポラックなだけに残念。

2025.03.17 投稿

ことの終わり

3.0

グレアム・グリーンの原作よりも攻めた映画だった。ジュリアン・ムーアの、色っぽくもどこか清楚な感じもする魅力がよくわかる。ラブシーンが結構激しめなので驚いた。もうちょっと控えめでもよかったのではと思ってしまった。

2025.03.17 投稿

スリー・キングス

3.0

金塊を頂戴するつもりが、思わぬ人助けという、予測のつかない展開にうならされた。ブラックなユーモアが随所に見られ、あまり大笑いというわけにはいかなかったけれど、ジョージ・クルーニーはかっこよかった。砂漠の風景も、息をのむような美しさが時おり見られた。

2025.03.17 投稿

マグノリア

4.0

蛙が降ってくるという驚愕の展開だけど、愛と赦しを感じる心温まる作品。心優しい警官を演じたジョン・C・ライリーが特に良かった。過去の過ちや心の傷に悩まされる人たちにも、どうか幸せになってほしいと思ってしまう。エイミー・マンの歌も心に残る。

2025.03.17 投稿

メッセージ・イン・ア・ボトル

4.0

亡き妻を想う物静かなギャレットを演じるケヴィン・コスナーがチャーミングだった。渋いポール・ニューマンもとても魅力的で、その存在だけで映画の格がさらにあがった感じ。ラブストーリーも切なく、心に残る良作。

2025.03.17 投稿

ジェイド

3.0

フリードキン監督に期待して見たら、ちょっとがっかり。『氷の微笑』をかなりマイルドにしたような二番煎じ感が強く、もうちょっと面白くできそうなのにもったいなかった。マイケル・ビーンやリチャード・クレンナなど、いい俳優も出ているだけに惜しい。

2025.03.17 投稿

カラーパープル

4.0

セリーとネッティーの姉妹の絆に涙を誘われる。苦難を経てもどこか少女のような純粋さを感じさせるウーピーに心を動かされた。オプラ・ウィンフリーも力強い熱演。黒人女性の生きづらさがめちゃくちゃ身にしみる、考えさせられる作品。

2025.03.17 投稿

ハロウィン

3.0

意外に静かなホラーで、殺戮場面もそんなにグロくなくて良かった。住宅街に大人が全くいないような夜の設定に疑問があるけれど、そこはあまりつっこんではいけないのだろう。音楽もよく、クセになりそう。

2025.03.17 投稿

ビリオネア・ボーイズ・クラブ

2.0

ケヴィン・スペイシーの登場場面は面白かったけれど、そんなに乗りたい投資話にまず見えなくて、なぜこれだけ皆が巻き込まれたのかよくわからないままだった。アンセル・エルゴートに魅力がなく、退屈だった。

2025.03.17 投稿

7月4日に生まれて

4.0

トム・クルーズの熱演に目は行くけれど、反戦メッセージが強くなりすぎてちょっとしんどかった。言葉も汚くて、大切なことを伝えたいのはわかるけれど、何度も見たい作品ではない。現実的なのかもしれないけれど、ヘビーであまり救いがなく、つらかった。

2025.03.17 投稿

テキーラ・サンライズ

4.0

カート・ラッセルがかっこよく、メル・ギブソンも物静かな魅力をたたえ、どちらも素敵だった。二人の間で揺れるミシェル・ファイファーもイヤミがなく美しい。音楽と映像もスタイリッシュで、嫌いになれない作品。エンド・クレジットのハートの歌も良かった。

2025.03.17 投稿

ロック・オブ・エイジズ

3.0

80年代の音楽シーンの雰囲気が上手に再現されていて、その時代に思い入れがある身としてはかなり楽しめた。トム・クルーズのカリスマ性に惹きつけられる。セバスチャン・バックまで出てきて驚いた。

2025.03.17 投稿

オーシャンズ8

4.0

サンドラ・ブロックとケイト・ブランシェットのツーショットだけでも華やかですてきだった。ヘレナ・ボナム・カーターもいい味を出していた。安全ピンネックレスがおしゃれに見えた。これだけの面々をよく揃えたという感じ。仲間をスカウトしていく過程も面白かったし、 計画の成功も痛快で、文句なし。

2025.03.17 投稿

愛と精霊の家

4.0

豪華な顔ぶれの大河ドラマだけど、そこまで重厚ではなく、さらりと見れてしまった。クララのエスパー能力が物語にもっと重要に絡んできてもいいのではないかと思った。ヴィンセント・ギャロが出番はそんなに多くないのにイヤ~な感じの存在感がすごかった。原作を読んでみたいと思った。

2025.03.17 投稿

ドアーズ

3.0

ジム・モリソン本人そのものにしか見えないヴァル・キルマーの熱演にひきこまれる。ただ、ラリパッパばかりが強調されて、あまり周囲の人物なども掘り下げていないのが残念。メグ・ライアンもがんばっているのに、あまりいい見せ場がなく、もったいなかった。

2025.03.17 投稿

プロミスト・ランド/青春の絆

4.0

主演の四人がそれぞれ魅力が光る、ほろ苦い青春ものだった。真っ赤な髪も似合うメグ・ライアンがちょっとパンクな女性を好演。トレーシー・ポランも哀愁を感じさせて良かった。

2025.03.17 投稿

めぐり逢えたら

3.0

終盤まで二人が対面しないという斬新なアイディアは素晴らしいけれど、ちょっと退屈してしまった。非もないのにふられてしまう婚約者に同情してしまう。『危険な情事』の恐ろしさをトム・ハンクスが叫ぶシーンに笑ってしまった。ニューヨークの夜景もゴージャスでよかった。

2025.03.17 投稿

シティ・オブ・エンジェル

3.0

黒いコート姿の天使たちが浜辺に立っている場面が何ともスタイリッシュで美しかった。幸せな時が短いラブストーリーに涙を誘われるものの、日常生活でも、こんな時、天使がそばにいるのかも、と思えるような、心にやさしい一作。

2025.03.17 投稿

ロスト・ソウルズ

3.0

やたら黒っぽい暗めの映像だけど、ストーリーには合っているのかもと思わされた。ウィノナ・ライダーの美貌が印象に残る。ラストのラストまでひっぱったどんでん返しに吃驚。もうちょっと余韻が欲しかった気もする。オカルト・スリラーとしてそこそこ楽しめた。

2025.03.17 投稿

プルーフ・オブ・ライフ

3.0

交渉人を演じたラッセル・クロウがなかなか魅力的。主演の二人の恋が公開当時話題になったけれど、それもしかたないと思えるくらい、二人とも独特の輝きを放っていた。誘拐された旦那の奮闘ぶりも良かった。

2025.03.17 投稿

ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ

4.0

膨大な量の原稿を、ためらわずバッサリカットしていく描写が面白かった。いつも帽子をかぶっている風変わりな編集者をコリン・ファースが好演。あの名作もこうやって世に出たのか…と感慨深く見ることができ楽しかった。

2025.03.17 投稿

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで

3.0

映像は美しいけれど、ひたすら鬱になりそうな暗い展開にげんなり。童顔のディカプリオがいまいち役に合っていないような気がした。マイケル・シャノンの怪演が強い印象を残す。何だか悲しい物語。

2025.03.17 投稿

アンナ・カレーニナ

2.0

現代的すぎるキーラ・ナイトレイに気品があまりなくて、ラブシーンもちょっと下品な感じだった。ヴロンスキーもミスキャスト。マシュー・マクファディンの登場場面はちょっとユーモラスで笑えた。

2025.03.17 投稿

ノイズ

2.0

『ローズマリーの赤ちゃん』を意識したみたいなストーリーやシャーリズ・セロンのショート・ヘアが気になった。目新しい展開でもなく、あまり乗り切れなくて残念。もうちょっとオカルトかSFのどちらかにふりきれてほしかった。

2025.03.17 投稿

イギリスから来た男

4.0

ちょっと危ういテレンス・スタンプのアクションにハラハラさせられながら、ひきこまれて見てしまった。ピーター・フォンダの優雅な魅力も忘れがたい。ギャグっぽい想像シーンに笑わされるけれど、緊張感はあって、楽しめた。

2025.03.17 投稿

ゴージャス

3.0

トニー・レオンのオネエ感が板についていて素晴らしい。スー・チーがとっても可愛らしく見入ってしまった。アクション控えめなジャッキーも、たまにはいいかも。

2025.03.17 投稿

コーマ

4.0

何体もの吊るされた仮死状態の人間が出てくるシーンは、今見てもシュールでショッキング。医療サスペンスと思いながらもホラー風味で、不気味で不穏で怖かった。マイクとスーザンという役名に「ER」のコンビを思い出し、マイケル・クライトンつながりでちょっとクスッとさせられる。若きトム・セレックも出ていて、出演は短いながら印象にちゃんと残った。

2025.03.17 投稿

ミッドナイト・エクスプレス

4.0

ブラッド・デイヴィスの熱演とヘビーな監獄描写に圧倒される。実話が基になっているとは言うけれど、かなり脚色した部分もあるらしく、そのまま事実と受け止めなくてもよさそうな場面もあった。恋人との面会シーンがショッキングで哀れだった。力作だけど、そんなに何回も見たくはない、つらい一本。

2025.03.17 投稿

トレマーズ

3.0

巨大なモグラみたいなグロな怪獣との戦いで、ぐいぐい引き込まれてしまった。飽きないのでつい何回も見てしまう快作。知恵比べみたいなラストもよく、すっきりする。ケビン・ベーコンの軽快さがよい。

2025.03.17 投稿

ロスト・シティZ 失われた黄金都市

3.0

実話をもとにしていて、真面目な作りだけど、地味な展開で引きこまれず残念。ボリビアで水源をたどるべく筏で川を旅していくところなど、もっとエキサイティングになりそうなのに、淡々としていて、あまり盛り上がらなかった。題材は興味深いし、キャストもいいだけに、ちょっと残念。

2025.03.13 投稿

ファントム・スレッド

3.0

ちょっと理解しがたい部分もあるけれど、主人公と妻の独特の結びつきが強烈な印象を残す。主人公の姉役のレスリー・マンヴィルが良かった。ダニエル・デイ・ルイスのドレスを仕立てていく流麗な手腕に魅せられる。音楽もとても美しい。

2025.03.13 投稿

グランド・イリュージョン

4.0

ジェシー・アイゼンバーグがカリスマ性があって魅力的だった。マンガチックだけど、映像も面白いし、壮大に騙された感が心地よく、楽しめた。マイケル・ケインの存在で少し重みが加わった感じ。

2025.03.13 投稿

エグゼクティブ・デシジョン

3.0

セガールのあっけない退場にびっくり。ハル・ベリーがキュートだった。ちょっとB級っぽい雰囲気だけど、サービス満点なサスペンスだった。ポワロをやっていたデビッド・スーシェがテロリストを演じていて迫力ありすぎて怖かった。オリバー・プラットやジョン・レグイザモといった顔ぶれも楽しい。

2025.03.13 投稿

インベージョン

3.0

眠ったらおしまい、の緊張感が半端なく、睡眠不足の辛さがひしひしと迫ってくる一本。ダニエル・クレイグが優しげで、ちょっとかわいかった。ボディスナッチャーもので、先は読めてしまうけれど、そんなに悪くないスリラーで、楽しめた。

2025.03.13 投稿

ジョン・ウィック

3.0

デイジーが可愛すぎただけに、許せん!という気持ちがよくわかる。ダンスのように流麗なガンアクションもよかった。よく考えると、主人公が強すぎてダメージ少なすぎな気もするが、テンポも良く、一気に見れてしまう快作。

2025.03.13 投稿

ジャック・サマースビー

4.0

リチャード・ギアのちょっと軽さを感じさせる個性がよく物語に生かされていて、先が読めず楽しめた。サスペンスとしてもラブストーリーとしても楽しめた作品。切ないけど潔さを感じさせるラストもよい。

2025.03.13 投稿

セルラー

3.0

警察署の上の階に行こうとすると電波が弱くなるなど、ハラハラさせるアイディアがてんこ盛りで飽きさせない展開だった。クリス・エヴァンスが軽快でキュートだった。聡明でタフなキム・ベイシンガーも魅力的。ジェイソン・ステイサムの得体のしれない悪役ぶりもなかなかよかった。

2025.03.13 投稿

フリー・ガイ

4.0

モブキャラ大活躍!という展開がとても痛快で面白かった。タイカ・ワイティティの存在感の強さにもびっくり。チャニング・テイタムにかなり笑わせてもらった。

2025.03.13 投稿

蝿の王

4.0

ダークな少年漂流記で、残酷さもあり、考えさせられる。バルサザール・ゲティの少年らしいイノセントさが救い。原作に結構忠実で怖かった。

2025.03.13 投稿

イージー・ライダー

4.0

有名な主題歌とバイクのシーンに惹かれて見始めたら、物語は結構闇が深くて驚いた。理不尽に排斥されるラストもトラウマ級のショッキングさで、茫然とさせられた。ピーター・フォンダの繊細な美しさが印象に残る。

2025.03.13 投稿

ジャッカルの日

4.0

寡黙なエドワード・フォックスがセクシーだった。展開は地味だけど、緊張感が途絶えず最後まで引っ張ってくれて、すばらしい。つい肩入れしてしまって、史実を知っていても、一瞬暗殺成功を祈ってしまったりしてしまった。

2025.03.10 投稿

ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ

4.0

ジェーン・バーキンの少年っぽい肢体と雰囲気が独特の美しさを出していた。体にも心にも痛いラブストーリー。ジェーン・バーキンの痛そうな叫びが耳から離れず切ない。映画全体のアンニュイな雰囲気にも心惹かれてしまう。

2025.03.10 投稿

マンディンゴ

4.0

今なら、なかったことにされてしまいそうな、奴隷制のアメリカの黒歴史的な物語だけど、黒人を家畜のようにしか思っていない描写が徹底していて、スキャンダラスで面白かった。スーザン・ジョージの何とも淫らな雰囲気が忘れがたい。

2025.03.10 投稿

恐怖のメロディ

4.0

ジェシカ・ウォルターの狂気の演技がすばらしく、ストーカーの恐ろしさがひしひしと伝わってくる。DJの役どころも生かされていて、選曲もしゃれていてよかった。海辺の景色も美しく、ちょっと間延びするけれど、後半の散歩シーンは捨てがたい。とにかくジェシカ・ウォルターの演技に脱帽の、戦慄の一作。

2025.03.10 投稿

時計じかけのオレンジ

4.0

好きなクラシックの音楽やジーン・ケリーの「雨に唄えば」に嫌悪感を抱いてしまいそうになるほど、忌まわしいけれど、強烈に引き込まれて見てしまう怪作。ルドヴィコ療法に自分も巻き込まれてしまっているのかも。ソ連の影響を受けていると思われる言葉の使い方も面白い。いまだにショッキングな問題作。

2025.03.10 投稿

小さな恋のメロディ

3.0

不良っぽいジャック・ワイルドが、今見てもとても魅力的。初恋で結婚したいと思う気持ちが可愛らしすぎて涙を誘われる。周りの大人たちにもどこか悲哀があって憎めない。みんな演技が自然ですばらしい。

2025.03.10 投稿

白い肌の異常な夜

4.0

『ダーティーハリー』と同時期にこんな作品にも出ていたクリント・イーストウッドの心理に大いに興味をひかれた。神経症的なエリザベス・ハートマンがとても美しく、はかなげだった。マクバーニーの行動が軽率すぎるので、そのへんもうちょっと物語を工夫して不可抗力的に巻き込まれる形にしてくれればと思った。風変わりなサスペンスとしては楽しめた。

2025.03.10 投稿

ハロルドとモード/少年は虹を渡る

4.0

自殺ごっこや霊柩車が好きなハロルドのキャラに、不謹慎にも大笑い。とぼけたキュートなバッド・コートが魅力的だった。すごい年齢差のロマンスにはびっくりだけど、それも納得してしまうくらいモードが可愛くて心惹かれた。

2025.03.10 投稿

哀しみのトリスターナ

3.0

ちょっと難解で、トリスターナの心理もわかりかねるけれど、全編に漂うホラーっぽい雰囲気は好き。カトリーヌ・ドヌーヴの冷たい妖艶さが印象的。鐘楼の生首の場面はスローにして見てしまった。そういう悪夢のような描写も捨てがたい。

2025.03.10 投稿

おもいでの夏

3.0

ジェニファー・オニールが本当に美しく、少年の憧れも切ないほど伝わってきた。ミシェル・ルグランの美しい音楽も心に残る。ちょっと笑える友達のエピソードもあり、シリアス一辺倒でないのもよかった。古い写真や海辺の景色など、ノスタルジーをかきたてられる描写がまたよかった。

2025.03.06 投稿

落下の解剖学

3.0

夫の真意と死因は謎のままだけど、引き込まれて見てしまった作品。ワンちゃんの演技がリアルすぎて涙が出てしまった。ワンちゃんにあんなことをする、息子がいちばん怖いと感じてしまった。受け取り方は人それぞれな作品だと思う。

2025.03.06 投稿

ドリーム・シナリオ

4.0

みんなの夢に突如現れるようになって世界的にバズって…という導入から面白かった。その後の急転落がまた悪夢のようで、先が読めなくて楽しめた。奥さんへの愛が絶えないニコラス・ケイジの、ラストの切ない表情が良かった。

2025.03.06 投稿

愛しのロクサーヌ

4.0

『シラノ・ド・ベルジュラック』の80年代版。スティーヴ・マーティンのコメディセンスが最高。ダリル・ハンナも魅力的で、会話も面白く、幸せな気分になれる素敵なラブコメだった。消防士の設定もよく、CDの身体能力の高さにも笑ってしまった。

2025.02.21 投稿

コズモポリス

3.0

ストーリーはシュールで難解で、ちょっと面食らってしまった。ジュリエット・ビノシュの大胆なラブシーンに吃驚。バンパイアの時と同じような顔色の悪さのロバート・パティンソンの絶望ぶりが、妙に印象に残った。もうちょっとわかりやすくしてほしかった。

2025.02.19 投稿

サウンド・オブ・ミュージック

5.0

バイタリティ溢れる、文句なしの名作。ジュリー・アンドリュースの素晴らしい歌声に魅了されっぱなし。ヒトラーの台頭が影を落とすオーストリアからの脱出、と厳しい展開の後半も、どこか希望を持てて感動をおぼえる。何度でも見てしまう名作。

2025.02.19 投稿

ロッキー4/炎の友情

4.0

ミュージックビデオのようなスタイリッシュな映像に魅せられる。米ソ対立の構造がもろに見えるストーリーだけど、面白いし、筋肉はきれいだし、トレーニング風景や試合場面はスリリングでとても楽しめる。音楽も良く、シリーズ中で一番好きな作品。

2025.02.19 投稿

ザ・ロストシティ

3.0

80年代の『ロマンシングストーン』にも通じる、ロマンス作家のロマンチックな冒険もので、笑いどころ多く楽しめた。絵に描いたような二枚目ぶりのブラピに大爆笑。チャニング・テイタムもキュートだった。

2025.02.19 投稿

アザーズ

4.0

古い屋敷、妙に顔色の悪い子供や、神経質な母親と、謎を呼ぶ設定にひきこまれて、不穏な雰囲気にのまれ一気見してしまった。どんでん返しにも吃驚。グロはなく、じわじわと控えめに怖い良作。

2025.02.19 投稿

エクソシスト/ディレクターズ・カット版

5.0

リンダ・ブレアの変貌と数々のショッキングな言動に血も凍る恐怖を味わえる。ブリッジ体勢で階段を駆け下りる姿も衝撃的で、ディレクターズカット版でも冗長に感じることはなかった。リンダ・ブレアの声をあてている人もすごいと思う。恐怖と緊張感が絶えない名作。

2025.02.19 投稿

シッピング・ニュース

4.0

癒し効果ある、心にしみいる作品。ジュディ・デンチやジュリアン・ムーア、皆とてもよかった。海辺の寒そうな風景、家や海にまつわる過去の因縁、祖先の呪縛など、ミステリアスな要素を現在の状況と重ねていき、主人公が立ち直っていくのにつなげた物語がユニークで面白い。何度も見たくなる良作。

2025.02.18 投稿

恋とニュースのつくり方

3.0

番組を面白くしていくレイチェル・マクアダムスの奮闘を応援したくなる、生き生きとしたサクセス・ストーリーで楽しめた。ハリソン・フォードとダイアン・キートンの顔合わせも魅力的で、いい味を出していた。ジェフ・ゴールドブラムまで出ていて、ちょっと笑わせてくれる。

2025.02.18 投稿

ブロードチャーチ

4.0

一見平和な田舎町ブロードチャーチで少年の死体が見つかり、捜査が進むにつれ、住人たちの秘密が暴かれていき…と、丹念に描かれたミステリードラマを楽しめるけれど、人間不信になりそうな真相がヘビーで、つらかった。物語には引き込まれるし、見ごたえあり。

2025.02.18 投稿

クリーチャー

3.0

「エイリアン」の亜流みたいで、設定にオリジナリティを感じないけれど、暗い雰囲気や冷たい宇宙船内の感じなどは悪くなく、クラウス・キンスキーの存在でホラー感が増して、そこそこ楽しめた。ちょっと懐かしい感じのB級80年代ホラー。

2025.02.18 投稿

天使とデート

3.0

ショートヘアがキュートなフィービー・ケイツと、文字通り天使のようなエマニュエル・ベアールの顔合わせが贅沢で楽しい、軽いけれど、もうそれだけで許せちゃう素敵な一本。エマニュエル・ベアールが本当に美しかった。幸せなラストもよい。

2025.02.18 投稿

アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド

4.0

ダン・スティーブンスのアンドロイド演技が見事。自分の思い通りに相手が反応してくれる恋愛とは、果たして幸せといえるのか、などいろいろと考えさせられる。AIの人間への寄り添いにも心が動かされたりする、ちょっと切なさも感じるコメディーの佳作。

2025.02.18 投稿

レッド・ドラゴン

4.0

レクター博士のミステリアスさがちょっと薄れてきた印象の作品。そのぶんレイフ・ファインズのダラハイドの不気味さと残酷さが際立った。フィリップ・シーモア・ホフマンが受ける仕打ちには唖然とさせられた。

2025.02.18 投稿

コットンクラブ

4.0

当時10代とはとても思えないダイアン・レインの大人っぽいセクシーさに驚いた。物語はあまり深みはないけれど、グレゴリー・ハインズの兄弟でのタップダンスなど、華やかで印象的な場面は多く、決して悪くない。ダッチ・シュルツの狂犬ぶりも恐ろしい。衣装や美術も当時の雰囲気が出ていて良い。

2025.02.18 投稿

フェイス/オフ

4.0

ジョン・トラボルタもニコラス・ケイジも、顔入れ替わりからの善人と悪人の演じ分けが見事で、特に悪人になってからのトラボルタのキラキラ感が印象に残った。ジョン・ウーのマンガチックなアクション演出も、ストーリーに合っていて楽しめる。荒唐無稽だけど勢いがあって楽しい一作。

2025.02.18 投稿

マッシブ・タレント

4.0

ニコラス・ケイジのセルフ・パロディがいちいちおかしく、自虐だけでなく製作者側のニコラス・ケイジ愛も感じられる、楽しい一作。ペドロ・パスカルも好演。ラストまでサービス満点で、楽しかった。

2025.02.18 投稿

天国の門

4.0

アメリカ史の暗部と言われる悪名高いジョンソン郡事件を題材としていて、ちょっとわかりにくいところもあるし、まとまりが悪いけれど、美しい映像と悲劇的な物語にひきこまれる。できたら大画面で見たいと思わされる。制作会社を破産させたというのも興味深い、スケールの大きい力作。

2025.02.18 投稿

007/ユア・アイズ・オンリー

5.0

優雅な二枚目ボンド、ロジャー・ムーアが良い。上品なキャロル・ブーケとの急がないロマンスがまた素敵。リン=ホリー・ジョンソンも可愛くて笑わせてくれる。シーナ・イーストンの歌も心に残る。

2025.02.18 投稿

ハウリング

5.0

特殊メイクの素晴らしさ、全体的に不穏なホラーの雰囲気と、魅力あふれる作品。ダークな美貌のマーシャがセクシーで魅力的。変身シーンが本当にすごくて、度肝をぬかれた。

2025.02.18 投稿

チャタレイ夫人の恋人

4.0

ジュスト・ジャカンによる映像が美しく、シルヴィア・クリステルもとてもきれいだった。ニコラス・クレイのメラーズもほどよく野性味が感じられてよかった。文芸ものなのに、あまり気取った作りでないところがよい。

2025.02.18 投稿

ベストフレンズ

4.0

ジャクリーン・ビセットが魅力的。若さ弾けるメグ・ライアンが後半で出てきて目を奪われた。お互いに嫉妬する女の友情が怖い。女優同士の張り合いも垣間見えて緊張感があった。

2025.02.18 投稿

シャイニング

4.0

そんなに怖い物語ではないのだけれど、大量の血が押し寄せてくるところとか、ホテルのバーの場面など、インパクト強く忘れがたい瞬間がいくつもあり、ついつい引き込まれてしまう作品。ジャック・ニコルソンが時々やりすぎで、笑ってしまいそうになる。『ドクター・スリープ』とセットで見たくなる。

2025.02.18 投稿

ザ・ビーチ

4.0

主人公に全く肩入れできないものの、予測のつかないストーリーにはひきこまれた。出番は少ないのにロバート・カーライルが強烈な印象を残す。ビーチの美しさと対照的に人間の浅薄さ、無責任さが描き出され、寒々とした気持ちにさせられる。

2025.02.18 投稿

愛は静けさの中に

3.0

マーリー・マトリンは鮮烈な印象だったけれど、ラブストーリーとしてはちょっとありきたりで、あまり引き込まれなかった。ウィリアム・ハートは熱演だが、もうちょっと伝え方に工夫がほしかった。

2025.02.18 投稿

世界一不幸せなボクの初恋

4.0

幸せになると気絶してしまうマーティン・フリーマンが可愛らしくてひきこまれた。感情豊かなモリーナ・バッカリンも魅力的で、二人の幸せを祈ってしまいたくなるコメディー。幸せを感じないように日々工夫する努力にも笑ってしまう。ラストのほっこり感も素敵。

2025.02.18 投稿

バッド・エデュケーション

4.0

後ろ暗さを抱えたヒュー・ジャックマンの表情がよい。横領や二重生活を描いているけれど、どこかユーモラスで、後味もそんなに悪くなかった。アリソン・ジャネイもコミカルで良かった。

2025.02.18 投稿

ケーブルガイ

2.0

ジム・キャリーのストーカーぶりが笑えず、ブラックすぎてしんどかった。ベン・スティラーの自分出たがりな演出にもちょっとイラっとしてしまって、あまり楽しめなかった。

2025.02.18 投稿

マダム・フローレンス! 夢見るふたり

3.0

サイモン・ヘルバーグのピアノが聴けてよかった。下手だけど歌への情熱が絶えないマダム・フローレンスをちょっとオーバーにメリル・ストリープが演じていて、笑いを誘われる。ヒュー・グラントのヒモ旦那ぶりも良い。

2025.02.18 投稿

マイ・ビューティフル・ランドレット

4.0

ダニエル・デイ=ルイスの大胆なキスシーンにびっくりさせられた。ゲイの恋愛要素より、パキスタン人青年の置かれた社会的状況の方が印象に残った。見通しは甘くなさそうだけど、ランドリーの泡のブクブク音がユーモラスで、何となく明るさを感じてしまう。考えさせられる問題作。

2025.02.18 投稿

グレムリン2/新・種・誕・生

3.0

前作よりも監督がやりたい放題に撮った感じがする、悪趣味全開の、おふざけがくどいぐらいの第二作。ギズモは可愛かったけれど、ちょっと胸やけするぐらいグレムリンの暴走が激しかった。

2025.02.17 投稿

ドクター

3.0

優秀な医師が癌にかかり、患者の立場になって、初めて見えてくる痛みを描いていて、ウィリアム・ハートの心情にじみ出る演技が心に残る。クリスティーン・ラーティも好演。地味ながら、心に響く作品。

2025.02.17 投稿

バックドラフト

4.0

ちょっと物語を詰め込み過ぎなのがもったいないけれど、豪華キャストで展開も早く楽しめた。燃えさかる火が生き物のように見えてしまう描写は見事で、バックドラフト現象の恐ろしさに息をのんだ。音楽も印象的。

2025.02.17 投稿

ロボコップ2

3.0

生意気な子供の登場にイラっとさせられるけれど、ピーター・ウェラーのロボコップはやはりかっこよくて魅せられる。ナンシー・アレンの続投もうれしい。残虐な描写も1作目よりはおとなしいので、見やすかった。

2025.02.17 投稿

トータル・リコール

4.0

シャロン・ストーンの悪女っぷりが美しく、強くて素敵だった。バーホーヴェン監督ならではの悪趣味なグロ描写もふんだんに、裏切りがあったりして先の読めない展開で楽しめた。マイケル・アイアンサイドも、なんだかかっこよかった。

2025.02.17 投稿

ダイ・ハード2

4.0

前作よりもパワーアップしたような充実の第二作。空港でのさまざまなアクションが楽しい。テロリストたちも抜かりがなく、作戦にもひねりがあって、うならされた。派手な爆発シーンなど、レニー・ハーリンのサービス満点な演出が楽しめる。

2025.02.17 投稿

ブリーダー

3.0

気が滅入るようなバイオレントなエピソードが続く、登場人物も癖がありすぎてキツい映画だけど、マッツ・ミケルセンだけ可愛く魅力的に見える。映画オタクなビデオ店員のキャラがおかしくて笑えた。

2025.02.16 投稿

ニューヨークの恋人

3.0

設定は面白かったけれど、メグ・ライアンがちょっと疲れて見えて、あまり笑えなかった。二人が惹かれ合う過程をもうちょっと見せてほしかった。脇のリーヴ・シュレイバーのほうが笑わせてくれた。

2025.02.16 投稿

プロポーズ

3.0

ブルック・シールズとマライア・キャリーのゲスト出演場面は笑えたけれど、レニー・ゼルフィガーのぶりっ子な感じが耐えられず、あまり楽しめなかった。クリス・オドネルのハンサムぶりはわかるし、もっと面白くなりそうなのに残念。

2025.02.16 投稿

ナインスゲート

4.0

雰囲気はいいんだけど、もっと面白くなってもいいのではと思ってしまった。ラストも唐突で、その先が見たいと思わされたまま終わってしまった。悪魔的なエマニュエル・セニエのキャラにも謎が残っていてもやもやした。

2025.02.16 投稿

真夏の夜の夢

4.0

豪華キャストの顔ぶれが楽しい、ロマンチックなラブコメで、幸せな気分になれる一作。キャリスタ・フロックハートがかわいらしかった。クリスチャン・ベールも素敵。ソフィー・マルソーも花を添えている。なんとも楽しい作品。

2025.02.16 投稿

ファイト・クラブ

4.0

ブラピの細マッチョな肉体美にうっとりさせられた。エドワード・ノートンの繊細で緻密な演技にもうならされる。オチもぶっ飛んだし、面白いテーマを含んでいて、相当楽しめた。

2025.02.16 投稿

ヤングガン2

3.0

ボン・ジョヴィの主題歌もかっこいい第2作。前作からの面々を再び見れるのはうれしいけれど、この先はないのが悲しい。ルー・ダイアモンド・フィリップスが素敵だった。

2025.02.16 投稿

ジェイコブス・ラダー

4.0

人によっては好みが分かれそうな作品だけど、このオチは私は好き。ちょっとだるいけれど、そのだるさも味わい深い、幻想的な心理ホラーだった。マコーレー・カルキンの静かな演技にもうならされる。

2025.02.16 投稿

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀

4.0

1968年の同名作品の忠実なリメイク。1990年代にカラーであの名作が蘇ったというだけで胸が熱くなる。ゾンビよりも生きている人間のほうが怖いのではと思わされる展開が、後味の悪いラストと共に印象に残る。

2025.02.16 投稿

ハドソン・ホーク

3.0

そんなに面白いわけではないのだけれど、ブルース・ウィリスが軽快で楽し気に演じていて、全編なんとも楽しい雰囲気なので、憎めない作品。アンディ・マクダウェルも美しく、ギャグも見せてくれるサービスぶりで、悪くない。

2025.02.16 投稿

グッドフェローズ

4.0

ジョー・ペシの狂犬のような存在感が見事。後半レイ・リオッタの麻薬中毒ぶりがどこかおかしくも恐ろしい。マフィアの栄枯盛衰の物語も面白く引き込まれる。残酷な場面もあるけれど、どこかユーモアを感じてしまう、底に明るさのある作品。

2025.02.16 投稿

殺したいほどアイ・ラブ・ユー

3.0

フィービー・ケイツも出てきて、ケヴィン・クラインの軟派ぶりがおかしい、出だしは最高に笑えたけれど、そのあとはテンポもあまりよくなくて、だるかった。せっかくの豪華キャストがもったいない。もっとたくさん笑わせてほしかった。

2025.02.16 投稿

ルーキー

4.0

フレッシュなチャーリー・シーンと渋いベテラン、クリント・イーストウッドの組み合わせが面白い。ラウル・ジュリアの悪役も魅力的。ソニア・ブラガに襲われてしまうクリント・イーストウッドという図も、何だか新鮮で、嫌いにはなれない一作。

2025.02.16 投稿

ミザリー

4.0

キャシー・ベイツの狂気が凄まじい、トラウマものの密室劇。タイプライターや原稿用紙など、作家のアイテムの使い方がアイディアが効いていてよろしい。後遺症のようにつきまとう恐怖の描写が印象に残る。

2025.02.16 投稿

デイズ・オブ・サンダー

4.0

レースシーンも迫力あって見応えあるし、ミュージックビデオのようにスタイリッシュな映像が全編良かった。トム・クルーズとニコール・キッドマンの本気度高いラブシーンも良いし、マイケル・ルーカーもいい味を出している。サントラも繰り返し聴いてしまう。

2025.02.16 投稿

アルタード・ステーツ/未知への挑戦

3.0

幻覚のシーンはケン・ラッセル独特の悪趣味さとグロさが感じられて楽しめたけれど、類人猿化したら何だか急にマンガチックになってしまって、それまでの重厚感が欠けてしまい残念。ラストも拍子抜けしてしまった。

2025.02.16 投稿

死霊のはらわた

4.0

取り憑かれた女性の形相が恐ろしすぎて震えるけれど、恐怖が行き過ぎて笑いも誘われる不思議な作品。カメラの動きも面白くて引き込まれた。鉛筆を刺されるシーンはかなり痛い。パワフルなホラー映画。

2025.02.16 投稿

狼男アメリカン

4.0

変身のシーンは今見ても息をのむ迫力で、質感も素晴らしい。後半は健気な看護師ジェニー・アガターとの悲恋も切なく、悲劇的なラストも味わい深くてよかった。イギリスの田舎の独特の暗い感じもよかった。

2025.02.16 投稿

キャノンボール

4.0

ロジャー・ムーアやジャッキー・チェンといった面々の登場がうれしい、なんとも楽しい、カー・アクション(そこまで派手でもないけれど)映画。NGシーンまで見せてくれてサービス満点の一作。

2025.02.16 投稿

ブルース・ブラザース

4.0

豪華アーティストの顔見せも楽しいし、スリリングな逃走劇も楽しめる、面白さてんこ盛りの 名作。美しいキャリー・フィッシャーのぶっ飛んだ役どころにも大笑いしてしまった。静まり返っていた会場をノリノリにさせてしまう場面が好き。このコンビをもっと見たかった。

2025.02.16 投稿

カリギュラ

4.0

豪華キャストでエロスもふんだんに、残酷で退廃的な場面も多く、飽きずに楽しめた大作。マルコム・マクダウェルの存在で映画の格も上がっているような気がした。妖艶なヘレン・ミレン、美しいテレサ・アン・サヴォイなど、女性陣も麗しい。美術や衣装も良く、退屈しなかった。

2025.02.16 投稿

眺めのいい部屋

5.0

自由で風変わりな青年ジュリアン・サンズがとても魅力的。マギー・スミスもわきに回りながらコメディ・センスが光っている。ダニエル・デイ・ルイスも意外な役どころながら、優雅でユーモラスな存在感。格調高い作りの作品というだけでなく、皆名演技で素晴らしい。

2025.02.15 投稿

スーパーマンIII 電子の要塞

4.0

リチャード・プライアーのギャグも楽しい、コメディー多めな第三作。スーパーマンが不良になったりの展開も新鮮で楽しめた。善悪が戦うシーンは名場面だと思う。さまざまなアイディアと見せ場で、飽きずに見れるし、嫌いになれない作品。

2025.02.15 投稿

風と共に去りぬ

5.0

三時間超えの大作だけど、何度も一気見してしまう名作。生き生きとしたヒロインのヴィヴィアン・リーはもちろんのこと、クラーク・ゲーブルの優雅な身のこなしや絶妙な表情も素晴らしく、細部までよくできている作品。前半部ラストのスカーレットの誓いのシーンは忘れられない。

2025.02.15 投稿

モーリス

4.0

主演の三人が美しく、禁断の愛の物語に心を揺さぶられる。同性愛が許されない時代と社会の描写も興味深かった。音楽も心に残る。

2025.02.15 投稿

スーパーマンII 冒険篇

5.0

ロイスへの愛を選んで人間として生きようとするスーパーマンの決断が切ない、ロマンチックな第2作。三悪人との戦いも迫力満点で楽しめた。スーパーマンの人類愛を強く感じた感動作。素晴らしい。

2025.02.15 投稿

クジョー

4.0

狂犬病になってしまったセントバーナードが襲い掛かってくる恐怖がものすごい。不倫や家庭の事情など人間ドラマも十分に前半で描かれており、絶望と恐怖の後半につながる展開も見事だった。怖いけれど一気見してしまう、息もつけない90分。

2025.02.15 投稿

ミッション:インポッシブル フォールアウト

5.0

謎めいたCIAエージェントを演じたヘンリー・カヴィルがアクションシーンも華麗で魅力的だった。トム・クルーズが骨折したという屋上の疾走シーンも迫力たっぷりで、最後までフルに楽しめる大作。シリーズで一番好きかも。

2025.02.15 投稿

恋しくて

4.0

ショートカットのドラマー少女メリー・ スチュワート・ マスターソンが魅力的。ワッツの切ない恋心が胸にしみる。ちょっと天然なエリック・ストルツも可愛くて、リー・トンプソンもキラキラしている青春ドラマの佳作。

2025.02.15 投稿

告発の行方

4.0

ショッキングなレイプシーンはトラウマもの。事件の真相が裁判の証言で明らかになる構成も見事でひきこまれた。ジョディ・フォスターの熱演が光るけれど、あまり何度も見たくはない、力作。

2025.02.15 投稿

007/ワールド・イズ・ノット・イナフ

4.0

ピアース・ブロスナンのスマートなボンドが板についていて、安心して見れる快作。ソフィー・マルソーの影ある美しさがひときわ際立っている。ガービッジの主題歌もドラマチックで印象に残る。

2025.02.15 投稿

13日の金曜日 PART6/ジェイソンは生きていた!

4.0

007のパロディーまで披露してくれるジェイソンが可愛く見えてくる6作目。完結編からジェイソンとの対決でトラウマを負っているトミーの戦いっぷりを応援してしまう。ユーモアもあって愛すべき一作。

2025.02.15 投稿

青い珊瑚礁

4.0

ブルック・シールズの美しさにため息。海中を泳ぐ場面は本当に素敵。二人の純粋な愛に魅せられる、ひたすら美しい映画。

2025.02.15 投稿

スーパーマン

5.0

ため息の出る美しいスーパーマン、クリストファー・リーヴが素晴らしい。ジーン・ハックマンのユーモラスな悪役ぶりも憎めなくていい。ハスキーボイスのマーゴット・キダーのロイスも魅力的。すべてが素晴らしい作品。

2025.02.15 投稿

イン・カントリー

3.0

戦没者記念碑を見るラストにしんみり。決して多くを語らない戦争帰還兵たちの苦しみが静かに伝わってきた。ブルース・ウィリスも脇に回って好演。ジョン・テリーが魅力的だった。

2025.02.14 投稿

キャリー

4.0

怖くて切ない青春ホラーの傑作。パイパー・ローリー扮する狂信的な母親の恐ろしさも秀逸。若さ弾けるジョン・トラボルタも存在感あり。プロムのシーンは切なく美しく、その後の惨劇への展開が見事だった。ラストまで気が抜けない。

2025.02.14 投稿

エイリアン:コヴェナント

3.0

ストーリーはもうかなりワンパターンだけど、エイリアンの前日譚と思って見るとなかなか感慨深いものがある。『プロメテウス』からのつながりもわかって退屈はしなかった。マイケル・ファスベンダーの怪演に戦慄。

2025.02.14 投稿

エイリアン2

4.0

ミリタリー・アクションとしても楽しめる、サスペンスフルな2作目。シールズの面々が個性的で最期も強烈な印象を残す。リプリーとニュートのつながりにも心をつかまれる。

2025.02.13 投稿

ゴーストバスターズ2

4.0

あの自由の女神を動かしちゃうなど、アイディアが楽しい、パワフルな二作目。邪悪なビーゴも恐ろしかったし、スライムの特性なども面白かった。楽しい雰囲気は一作目そのままに、十分楽しめた続編。

2025.02.13 投稿

オール・ザ・キングスメン(1949)

4.0

ちょっと展開が早すぎてわかりにくいところもあったけれど、理想に燃えていた主人公が、権力を手にして腐敗していくという物語は面白かった。ジョン・アイアランド演じる新聞記者ジャックの視線が、だんだん苦々しくなっていくのもリアルでよかった。

2025.02.13 投稿

ジョーズ

4.0

何度見ても、海に入るのが怖くなる傑作。なかなかサメの全貌が見えないことで恐怖が煽られる展開も見事。音楽も素晴らしくて忘れられない。クイントの狂気と壮絶な最期も印象に残る。

2025.02.13 投稿

ベスト・キッド2

3.0

日本の描写がちょっと不思議だったりはするものの、ミヤギさんとダニエルさんの師弟愛がほほえましくて、嫌いになれない一作。タムリン・トミタがチャーミングだった。でんでん太鼓はもう笑ってしまう。

2025.02.13 投稿

マグノリアの花たち

4.0

若さあふれるジュリア・ロバーツだけでなく、内に強さを秘めた南部の女性たちのキャラがそれぞれ魅力的。シャーリー・マクレーンやオリンピア・デュカキスが好演。女友達っていいなあと思わされる、心救われる良品。

2025.02.13 投稿

ジョニー・ハンサム

3.0

ミッキー・ロークの二枚目ぶりが堪能できる一作だが、もうちょっと復讐劇を描きこんでほしかった。ストーリーに意外性があまりなくて残念。エリザベス・マクガヴァンの清涼剤のような存在は魅力があってよかった。

2025.02.13 投稿

ビルとテッドの大冒険

3.0

「エクセレーント」のポーズで弾けるおバカっぽいビルとテッドのコンビが楽しい。学生なら夢見た歴史の課題のかたづけ方だなあと感じる。タイムマシンが電話ボックスなのも、今考えるとかなり斬新。

2025.02.13 投稿

恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ

4.0

ミシェル・ファイファーの素敵な歌声にほれぼれ。ピアニスト兄弟のドサ周りの悲哀も描かれていて、恋のゆくえ以外にも物語が面白かった。ボー・ブリッジスがいい味を出していた。

2025.02.13 投稿

ベイビー・トーク

4.0

ブルース・ウィリスが赤ちゃんの声というだけでも笑えたけれど、ジョン・トラボルタがキュートで良かった。何だか幸せな気分になれる楽しい一作。音楽も良かった。

2025.02.13 投稿

マー -サイコパスの狂気の地下室-

3.0

オクタヴィア・スペンサーの死んだような目がとても怖かった。高校時代のトラウマないじめの思い出が、見ていていたたまれなくなる。現代ならではのSNSの利用がストーリーにひねりを与えていてみごとだった。

2025.02.13 投稿

さよならミス・ワイコフ

3.0

スキャンダラスな内容だが、アン・ヘイウッドの繊細な演技で、ミス・ワイコフの心情が迫ってきて、心動かされた。出番は少ないけれどロバート・ヴォーンも好演。エロス以上に、ミス・ワイコフの生き方の物語が心に残った。

2025.02.11 投稿

ゲット・アウト

4.0

さまざまな違和感が重なって冷たい恐怖が押し寄せてくる展開が見事。特に黒人女性の泣き笑いの表情にぞ~っとさせられる中盤が素晴らしい。不穏な雰囲気とショッキングな真相が秀逸な傑作。

2025.02.11 投稿

或る夜の出来事

4.0

クラーク・ゲーブルの軽妙洒脱な魅力と、ウィットに富んだ会話が楽しい、文句なしのラブコメ。ヒッチハイクのシーンなど、小ネタも楽しい。後世のラブコメに反映されるいろんな要素がつまっていて感心させられた。

2025.02.11 投稿

悪魔のような女

3.0

今見るとどうしても古く感じてしまうけれど、ホラーかと思わせるぐらいのサスペンスの盛り上がりは見事で、息詰まる。シャロン・ストーン的な雰囲気のシモーヌ・シニョレの悪女っぷりが印象的。華奢なヴェラ・クルーゾーとの対比もよかった。

2025.02.11 投稿

ジェーン・エア

4.0

出演時間は短いながらエリザベス・テイラーの清純な存在感が印象に残った。ジェーンの子供時代がとてもかわいらしかった。原作の雰囲気はある程度出ていて、悪くなかった。

2025.02.11 投稿

ベスト・キッド3 最後の挑戦

3.0

ちょっと高校生の設定が苦しいラルフ・マッチオだったし、とってつけたようなストーリーも陳腐だけど、ミヤギさんとダニエルさんのコンビに愛着があるため、ついつい見てしまう三作目。監督も続投なのがうれしい。嫌いになれないシリーズ。

2025.02.11 投稿

リーサル・ウェポン2/炎の約束

3.0

1作目とはうって変わってリッグスが明るいキャラになっていて恋にも積極的で驚いてしまった。パッツィ・ケンジットが美しかった。ジョス・アックランドの存在感も良い。ツッコミどころああるけれど、勢いあって楽しめた。

2025.02.11 投稿

デッドフォール

4.0

スーツ姿もかっこいいスタローンと、カジュアルなカート・ラッセルの組み合わせが楽しい一作。カート・ラッセルの女装と脚線美にも大笑いしてしまった。テリー・ハッチャーも可愛くて、アクションもサスペンスも楽しめる、サービス満点の快作。

2025.02.11 投稿

ガス燈

4.0

シャルル・ボワイエの冷淡なモラハラ夫ぶりが印象的。ちょっと意地悪でセクシーなアンジェラ・ランズベリーの存在感も効いている。イングリット・バーグマンも美しく熱演が光る、ホラー風味のサスペンスでとても楽しめた。

2025.02.11 投稿

ザ・ブルード/怒りのメタファー

4.0

顔があまりはっきり映らない子供たちが襲ってくるのがすごく怖かった。クローネンバーグならではの悪夢のような終盤は見事。サマンサ・エッガーの怒りとグロテスクなブルードが頭から離れなくなる。

2025.02.11 投稿

髪結いの亭主

3.0

アンナ・ガリエナの美しさとセクシーさにクラクラさせられた。ちょっと意外過ぎるラストで、現実感がなかった。寓話のようにとらえるべきなのかもしれない。アントワーヌの変わったダンスと不思議な音楽が妙に頭に残ってしまった。

2025.01.28 投稿

シャーロック・ホームズ

4.0

ロバート・ダウニー・Jrのちょっととぼけた感じのシャーロック・ホームズ像もなかなか良いと思った。マーク・ストロングの不気味な存在感も印象的。アクションの見せ場多めで全然飽きずに楽しめた。何となくクセになりそうな音楽も良かった。

2025.01.28 投稿

トライアングル

4.0

無人の豪華客船も不気味だったけれど、とにかく殺人鬼の正体がわかってからのループが地獄で、ひきこまれた。ループを絶つための試行錯誤から、意外な終盤まで一気に見れたし、なかなか味わいのある不条理ホラーで、楽しめた。

2025.01.28 投稿

プレシャス

4.0

プレシャスという名前なのに誰からも大切にされていない主人公の姿に涙が出る。母親のクズっぷりがすごくて唖然とした。不幸のてんこ盛りで救いがないけれど、主人公のエネルギーを感じさせるラストがよい。マライア・キャリーの出演には後から気づいた。

2025.01.28 投稿

愛とセックスとセレブリティ

3.0

主人公のキャラに肩入れはできないけれど、アシュトン・カッチャーの肉体美と脱ぎっぷりの良さはなかなかすごいものがあった。アン・ヘッシュ演じる年上の女性の性欲がちょっと生々しくて怖かった。結末は妥当ですっきりできた。

2025.01.28 投稿

セブンティーン・アゲイン

4.0

マシュー・ペリーの哀愁あふれる中年の父親の演技が素晴らしい。中身は37歳のザック・エフロンが奥さんに向けるまなざしが切なくてよかった。オタクな友人のロマンスも面白い。単なるティーン向けコメディではなくて、大人もジーンとくる佳作だった。

2025.01.28 投稿

噂のモーガン夫妻

2.0

破綻しかけのセレブ夫婦が、殺人事件を目撃してしまい、ニューヨークからワイオミングの田舎生活へと、面白くなりそうな設定なのに、あまり笑えなくて残念だった。弱気なヒュー・グラントは良かったけれど、サラ・ジェシカのキャラがブレていて、いまいちのりきれず。渋いサム・エリオットが魅力的だった。

2025.01.28 投稿

リプリー

4.0

金持ちのドラ息子を演じたジュード・ロウの、残酷さを秘めた美しさが光っていた。ボート上の殺害シーンはトラウマものの迫力だった。アラン・ドロンの「太陽がいっぱい」や原作を知っていても意外で楽しめる展開だった。ラストの後味の悪さと孤独感はとてもよい。音楽もよかった。

2025.01.23 投稿

戦慄の絆

4.0

異様な形の手術器具、毒々しく赤い手術着など、クローネンバーグ監督の異形へのこだわりが随所に見えて、それだけでも不気味で怖い一作。外の世界から隔絶されて自滅していくような終盤は息詰まるような絶望感だった。女性をはさんで三人でダンスするシーンが異様で印象に残る。

2025.01.23 投稿

ビデオドローム

4.0

ビデオドロームにハマり暴力的な幻覚を見るようになっていく展開が面白かった。デボラ・ハリーが妖艶。ブラウン管テレビの画面に頭を突っ込んでいったり、ビデオテープがウネウネ動いたり、グロでぎょっとする描写にもひきこまれる。寂寥感漂うラストもよい。怖いけれど何度も見てみたくなる映画。

2025.01.23 投稿

クラッシュ

4.0

交通事故の痛みに官能を感じてしまう変態さんたちがハマっていく世界を描いているけれど、透明感ある美貌のジェームズ・スペーダーのせいか、不快ないやらしさはなく、どこか美しさまで感じてしまった。ここまでつきつめられると、むしろすがすがしい、納得のラストでもあった。

2025.01.23 投稿

ピラニア

4.0

残酷度高めで、今見ても十分怖いパニック映画。ピラニアが集団で寄ってくるときの高音が悪夢のように耳に残る。それしかなかったんだろうけれど結局それでいいのか、と思わずにはいられない最終手段。大丈夫ですと言うバーバラ・スティールの暗い瞳に、不安な思いをかきたてられる。

2025.01.23 投稿

天国から来たチャンピオン

4.0

人のいいジョーと、真面目なベティの心が通い合ったたところで、ジョーが大富豪の身体から去らなくてはならなくなる展開が切ない。暗殺を企てるトニーとジュリアもコミカルで笑えたので、あまり嫌な気持ちにならず見れた転生コメディだった。ラストも希望があっていい感じだった。

2025.01.23 投稿

チャンス

4.0

屋敷から出たことがなく、知識はテレビから得ていたチャンスが、少なく発する言葉が重みを持って受け入れられて周りからどんどん重要視されていく展開が面白くてひきこまれた。シャーリー・マクレーンの大胆なセクシー演技にもびっくり。ちょっととぼけた味のピーター・セラーズの静かな演技も良かった。

2025.01.23 投稿

ディア・ハンター

4.0

ベトナム戦争を経て、もう以前の自分に戻れなくなってしまった男たちの心情がつらい。クリストファー・ウォーケンの病んだ悲しいまなざしが心に残る。「カヴァティーナ」のギターの調べが、切なく響いて忘れがたい。

2025.01.23 投稿

クレイマー、クレイマー

4.0

離婚の痛みがよく伝わってくる、考えさせられる作品。子役ジャスティン・ヘンリーの自然ンな演技がすばらしく、涙を誘われた。フレンチトーストを作るのがうまくなっていくのと共に父と子の絆が強まっていく描写が心に響く。ラストの唐突な切れ方もリアルで、お涙頂戴になっていなくてよい。

2025.01.23 投稿

エイリアン

5.0

初めてエイリアンを目にした時の驚きはもう、比べるものが思いつかない強烈さだった。シガニー・ウィーバーの透明感ある少年のような魅力が印象的。宇宙船も惑星も、今見ても古さを感じさせない造形で見事。残り10分で爆発、の終盤の緊迫感もすごいし、どこに潜んでいるかわからないエイリアンの存在も怖くて、最後まで気がぬけなかった。

2025.01.23 投稿

ハンニバル

4.0

クラリスとレクター博士の距離がぐっと縮まって、レクター博士のミステリアスさも薄まった続編。原形を留めていないゲイリー・オールドマンの外見が衝撃的。何だか変態度や猟奇度が上がって「羊たちの沈黙」よりも大味になってしまったような気がするが、ラストは納得。

2025.01.23 投稿

羊たちの沈黙

4.0

ガラス張りの監房が異様な感じでレクター博士の不気味さを引き立てていた。暗号みたいな謎解きはついていくのがしんどかったけれど、博士との対話からヒントを得ていき、クラリスが真犯人に近づいていく過程はスリリングで引きこまれた。不穏な終わり方もよい。

2025.01.23 投稿

サスペリアPART2 完全版

4.0

人形や絵が怖くて、一人で見たらうなされそうな一作。主人公がそうとは知らず犯人の顔を目にしていたという展開がユニークで面白かった。犯人の正体には戦慄。ちょっと詩的な雰囲気のデヴィッド・ヘミングスがすてきだった。

2025.01.23 投稿

バクラウ 地図から消された村

4.0

途中まで本当にホラーなのかサスペンスなのかSFなのかわからず、それでも引き込まれて見てしまった。訪問者たちの正体と村人たちが団結して迎撃する姿に戦慄。意外過ぎてバイオレンスも満載で、予備知識全くなしで見た分ショックが大きく、楽しめた。

2025.01.23 投稿

不都合な理想の夫婦

3.0

あまり80年代の米英の空気が伝わってこなくて、ローリーの窮地も最初から自業自得という感じで、肩入れできなかった。いい女ぶったキャリー・クーンにもイラっときてしまった。馬がかわいそうで胸が痛んだ。

2025.01.23 投稿

ヘルレイザー2

4.0

ジュリアがパワーアップして復活するまさかの展開にびっくりした。特殊メイクも冴えていて、血や肉のベタベタな質感が生々しく、悪夢度が増していた。アシュレイ・ローレンスの続投もうれしい。魔導士たちに親しみを感じてしまった。

2025.01.23 投稿

ある日どこかで

4.0

意志の力でタイムスリップする設定がユニークだった。エリーズのあの写真がリチャードを見つめていた時のものだったとわかるあたりが胸を打つ。あまりに美しく幸せなつかの間の恋の思い出が切ない。ジョン・バリーの音楽も美しく、忘れがたい作品。

2025.01.23 投稿

アサシン/暗・殺・者

3.0

ブリジット・フォンダは頑張っていたけど、全体的にオリジナルの「ニキータ」より薄味で軽く感じた。ガブリエル・バーンは哀愁があっていい感じだった。アン・バンクロフトは短い出番ながらさすがの存在感。ラストはもっと寂しい余韻がほしかった。

2025.01.23 投稿

コピーキャット

3.0

アゴラフォビアの描写がリアルで、見ていて苦しくなってしまった。序盤のハリー・コニックの邪悪な表情も忘れがたい。ホリー・ハンターの刑事役は良かった。犯人像はもうちょっと複雑さと深みがあればいいのにと思ってしまった。ちょっと変態ぽくてドン引きしてしまった。ラストも読めて、意外性がもう少しほしい。

2025.01.23 投稿

ベスト・フレンズ・ウェディング

3.0

あの手この手でウェディングを阻止しようとするジュリアンの狂気じみた行動にドン引きしながらも、ゲイのジョージの存在などに心和まされながら何とか笑って見れる。バート・バカラックの名曲が場面とマッチしていて切なく心に残る。

2025.01.23 投稿

ヤングガン

4.0

豪華な顔ぶれが楽しい、若きガンマンたちの復讐劇。だんだんビリー・ザ・キッドのサイコパスぶりが激しくなってきてしんどくなっていく。狂気をにじませた明るいエミリオ・エステベスの演技が秀逸。トム・クルーズのカメオ出演は確認しにくい。

2025.01.23 投稿

飛べないアヒル

3.0

少年ホッケーチームをコーチしていくうちに本来の自分を取り戻していくゴードンの姿も良いし、子供たちが頑張って実力をつけていく様子も感動的な、楽しいスポ根ものだった。ラストに流れるクイーンの曲でじーんときてしまう。

2025.01.23 投稿

ジョー・ブラックをよろしく

3.0

ブラピは美しく撮られていたけれど、テンポが悪く、このストーリーで3時間超はちょっとだるかった。ピーナッツバターがおいしそうだったり、くすっと笑えるコメディー要素はあったけれど、もうちょっとまとめてもよかったと思う。生を離れがたいと思うアンソニー・ホプキンスの言葉は心に響いた。

2025.01.23 投稿

若き勇者たち

4.0

よく考えるとツッコミどころの多い設定だけど、高校生たちが銃を手にして戦う姿はショッキングで、ゲリラ戦もスリリングだった。戦争で表情も荒んでいくリー・トンプソンも印象に残る。みんなの兄貴的存在のパトリック・スウェイジがよい。全員生還とはいかない現実的なラストが身につまされる。ソ連の脅威がアメリカにもかなり重圧だったと思われる80年代の空気が伝わってくる。

2025.01.23 投稿

あなたにも書ける恋愛小説

4.0

いろいろ現実的なツッコミをしながら物語ができていく過程が面白くてひきこまれた。さまざまな役をこなすケイト・ハドソンがチャーミング。笑顔がどんどん可愛くなっていくのがさすがだった。ソフィー・マルソーの1920年代風ルックも素敵。切なさもありロマンチックで楽しめた良作。

2025.01.23 投稿

フェノミナ

4.0

今なら問題ありとつっこまれること必至の邪悪な犯人の設定だけど、顔があらわになる終盤は本当にショッキングだった。残酷描写もふんだんで、ラストまで息がつけない。ジェニファー・コネリーの清楚な美貌が清涼剤だけど、蛆のプールにドボンさせられたりしてなかなか気の毒だった。

2025.01.23 投稿

リトル・シングス

3.0

連続殺人事件の犯人の逮捕に至るスカッとするミステリーではなくて、刑事の暗い過去や悔恨に焦点をあてた人間ドラマだと思った。ディーコンがジムを救おうとする行動も、過去のあやまちへの悔恨からだと思うと、納得がいった。終盤のラミ・マレックの虚ろな顔が印象的。ジャレット・レトの邪悪さが行き過ぎで不快感があったので、この展開はありだと思った。

2025.01.23 投稿

キンダガートン・コップ

3.0

マッチョなシュワちゃんと幼稚園児たちという組み合わせが楽しい快作だった。今ならいろいろ問題扱いされそうだけど、規律正しく幼児たちをしつけていく場面もそんなに嫌な感じではなく笑えたし、校長役のリンダ・ハントもいい味を出している。ペネロープ・アン・ミラーもさわやかで魅力的だった。

2025.01.23 投稿

ワイルドシングス

4.0

どんでん返しに続くどんでん返しで、エンドクレジット中も目が離せない。デニース・リチャーズの危ないお色気にクラクラさせられてしまう。ちょっととぼけているのに実は冷静に真相を見抜いていたビル・マーレイのキャラが、美味しいところを持っていったという感じで、にやりとさせられた。

2025.01.23 投稿

エース・ベンチュラ

3.0

ジム・キャリーのさまざまな顔芸と身体芸が楽しめて、かわいい動物たちも大量に登場する楽しさいっぱいの映画だった。ショーン・ヤングの役どころにびっくりさせられた。当時の現役フットボール選手ダン・マリーノも本人役で出ていて、アメフトネタも笑えるサービス満点の一作。コートニー・コックスも可愛かった。

2025.01.23 投稿

パラダイス・アーミー

3.0

なめた感じのビル・マーレイが軍隊をも茶化してしまう、やってることはなかなか大胆なコメディー。泥レスのシーンが記憶に残った。ゴーストバスターズ組も出ていて、ドタバタ感がとても楽しい一作。

2025.01.23 投稿

ビバリーヒルズ・コップ

4.0

スレンダーで身のこなしも軽いエディ・マーフィが魅力的だった。おネエっぽく喋るシーンに大笑いしてしまった。治安悪いデトロイトと、日差しも明るいビバリーヒルズの高級住宅街の対比も興味深かった。80年代のポップな音楽も素敵で、いまだにサントラがほしくなる。

2025.01.23 投稿

ジャージー・ボーイズ

3.0

フランキー・ヴァリの高音ボイスとともに、数々のヒット曲が蘇る。画面から登場人物が語り掛けてくるミュージカル映画。マフィアが絡んできたりもして、借金癖のあるトミーのせいで苦労の絶えないフランキー・ヴァリが、ドサ周りも厭わずに仕事をこなし、歌で生き延びてくるさまに感動した。殿堂入りの舞台で四人が歌う場面はじーんときた。

2025.01.23 投稿

レジェンド・オブ・フォール

4.0

ブラッド・ピットの魅力は言うまでもないけれど、不遇の長男アルフレッド役のエイダン・クインの好演も光っている。第一次世界大戦前後からの歴史も辿れて面白いし、モンタナの自然の美しさも楽しめた。もともとは末弟の婚約者だったのに運命を狂わされるスザンナの末路には涙。インディアンの教えも興味深かった。

2025.01.23 投稿

マシニスト

3.0

見ているのが辛くなるほどのクリスチャン・ベールのガリガリぶりがすごい。悪夢のような遊園地のシーンが、ホラー風味で面白かった。薄幸そうなシングルマザーのアイタナ・サンチェス=ギヨンも良かった。夢と現実の区別がつかなくなっていく展開とオチも楽しめた。

2025.01.23 投稿

スキャナーズ

4.0

眼光鋭い悪人顔のマイケル・アイアンサイドがひたすら恐い。頭爆発のシーンに度肝を抜かれた。カナダの寒そうな風景と、ジェニファー・オニールのクールな美貌も印象に残る。超能力者の孤独感もよく伝わってきた。恐さが消えないラストの味わいも、独特でよろしい。

2025.01.23 投稿

イノセント

3.0

ラウラ・アントネッリの、男性を狂わせる美しさが印象的。ジェニファー・オニールも美しいけれど迫力負けしている感じだった。それでも最後にビビって逃げてしまうテレサのキャラが一番人間的で肩入れできるかも、と思ってしまった。

2025.01.23 投稿

スキャンダル 愛の罠

3.0

いつまでも美しいラウラ・アントネッリが、女の情念をにじませて怖い。娘もちょっと病んでいて怖い。ラストの絶望的なノックを繰り返すフロリンダ・ボルカンの不安に満ちた表情が忘れがたく、不穏感のある終わり方も良い。

2025.01.23 投稿

青い体験

3.0

ラウラ・アントネッリの美しさとセクシーさに魅せられる。友達のお姉さんもお色気多めで、ドキドキさせられた。最後は、「えっ、それでいいの?」と思ってしまうような、インモラルでブラックなユーモアを感じてしまった。

2025.01.23 投稿

恋人たちの予感

4.0

ハリーとサリーが、人生のさまざまな節目で再会して、話していくうちにだんだん友情を深めていくのが良かった。こんな友達いたらいいなあ…と思ってしまった。メグ・ライアンは本当にキュートで、ビリー・クリスタルもいい味を出していた。

2025.01.23 投稿

卒業白書

3.0

妖艶な年上のお姉さんレベッカ・デモーネイの存在感が強烈だった。売春斡旋などかなり大胆な物語展開だけど、夢だったかもと思わせるぐらい、電車の中のシーンなど、幻想的で美しい。

2025.01.23 投稿

ウエディング・クラッシャーズ

3.0

他人の結婚式に堂々と紛れ込んで、その場に馴染んで楽しそうなジョンとジェレミーのコンビに大笑いさせられる。宗教や家柄によって違うさまざまなウェディングも見れて楽しい。ジェーン・シーモアの驚異の若さとセクシーさにぶっとんだ。

2025.01.23 投稿

60セカンズ

4.0

次々登場する幻の名車がゴージャスで、見ていて楽しかった。それぞれに美しい女性の名前をつけているところにもクスッとさせられた。仕事に取り掛かる前に音楽で精神統一するのも笑えた。

2025.01.23 投稿

ブレイクアウト

2.0

話の展開が先読みできてしまい、サスペンスも盛り上がらず、退屈してしまった。シューマカー監督に期待していたのに、とても残念。ニコール・キッドマン若々しいとは思ったけれど、ニコールである必要性をそんなに感じない役だった。 

2025.01.23 投稿

フローズン・グラウンド

3.0

ジョン・キューザックの冷酷な犯人役に震え上がった。メガネの奥の目が怖い。ヴァネッサ・ハジェンズの形相も違って見えるほどの熱演に感銘を受けた。ただ、ちょっと展開がもたつくので、実話ベースとはいっても、そこはもうちょっと映画的に見やすくしてほしかった。アラスカの冷たさと犯人の残虐さは良く伝わってきて、寒々とした気分にさせられた。

2025.01.23 投稿

あなたに降る夢

3.0

ちょっと現実離れな気もするけれど、何とも楽しい一作。心優しい警官のニコラス・ケイジが良かった。「地下鉄代は俺のおごりだー」の場面が好き。スタイル抜群のブリジット・フォンダは、ウェイトレス姿もバスローブ姿もとても美しい。

2025.01.23 投稿

ドク・ハリウッド

4.0

安心して見れるラブコメで楽しかった。手紙の朗読など、田舎町の往診事情もおかしくて笑えた。ブリジット・フォンダが明るくて可愛かった。ヒットしたチェズニー・ホークスの歌も耳に残った。

2025.01.23 投稿

ジプシー

3.0

ナオミ・ワッツの美しさは印象的だし、セラピーに来る面々の問題や、家族がそれぞれ抱えている問題も、現代ならではで面白く、もっと広がっていきそうだったけれど、中途半端に終わってしまってがっかり。ジーンが自分で事態をこじらせているようにも見え、何がしたいのかわからなかった。

2025.01.23 投稿

ワン・ナイト

4.0

豪華キャストと心温まる物語で、とっても得した気分になれた。クリス・プラットのカラオケに大笑い。オスカー・アイザックの弾き語りにうっとり。苦労してない人なんていないよね…とほっこりさせられるエピソードもあって、心和む良作だった。

2025.01.23 投稿

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団

4.0

テレビゲーム画面になるバトルが面白く、日本愛もふんだんに感じることができて大笑いしてしまった。趣味がぶっ飛んでいるキーラン・カルキンが不思議と魅力的だった。クリス・エヴァンス目当てで見ていたのに、なかなか気づけなかった。

2025.01.23 投稿

遺産相続は命がけ!?

3.0

マイケル・J・フォックスがキュートだけど、遺産目当ての攻防がややクドくてえげつないので、そこまで笑えなかった。ラストには唖然とさせられたけれどね。

2025.01.23 投稿

深夜の告白

4.0

悪女に引っかかってしまったネフの語りが、絶望感と悲しみを感じさせてよい。エドワード・G・ロビンソン演じるキーズのプロの勘と知識がすごくて、ハラハラさせられた。ネフとキーズのお互いを尊重する思いが切なく、心に残った。

2025.01.23 投稿

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ

4.0

一画面に全登場人物が収まってしまったり、ダイジェスト風の長女の性遍歴の説明など、表現方法が面白かった。ベン・スティラーやオーウェン・ウィルソンがおとなしく静かな演技なのも新鮮だった。現代文学っぽい香りのする、風変わりな家族譚で、ひきこまれた。

2025.01.23 投稿

ボニーとクライド/俺たちに明日はない

4.0

今見てもショッキングなバイオレンス描写と、ウォーレン・ビーティとフェイ・ダナウェイの繊細で的確な演技、衝撃のラストと、一度見たら決して忘れられなくなる強烈な作品。マイケル・J・ポラードも独特の存在感があった。恐いけれど、何度も見てしまいたくなる。

2025.01.23 投稿

リプレイスメント

4.0

力士やサッカー選手など、訳ありメンバーの個性が強烈で面白かった。だんだんみんなが団結していくのが感動的。留置所でのダンスのシーンがよい。ジーン・ハックマンの尊厳ある監督も良かった。

2025.01.23 投稿

リトル★ニッキー

4.0

地上での末っ子悪魔の不器用な奮闘ぶりに大笑い。長兄の悪魔を演じたリス・アイファンズが魅力的だった。ハーヴェイ・カイテルやリース・ウィザースプーンなど意外に豪華キャストでギャグも笑えた。表情豊かなブルドッグの名演も忘れがたい。

2025.01.22 投稿

ダンボ

5.0

ダンボがとにかく可愛くて健気で、涙を誘われる。ピンクの象が出てくる中盤のパートは今見てもちょっと大人向けかと思うぐらいシュールで妖しい感じ。ひたすらダンボの幸せを願いながら見てしまう、心に残る作品。

2025.01.22 投稿

白い恐怖

4.0

ローブ姿も男前なグレゴリー・ペックに見とれてしまった。夢や心理分析で真相に近づいていくのが面白かった。イングリット・バーグマンの堅物っぽい美しさが印象的。ちょっと強引な夢解きの終盤だけど、ミステリーとして十分面白かった。

2025.01.22 投稿

アイス・ストーム

4.0

キー・パーティーの場面など、70年代のちょっと乱れた大人の性事情にゾクリとさせられた。シガニー・ウィーバーが妖艶。人間関係も気候も、何とも冷え冷えとした、苦さの効いた人間ドラマだった。

2025.01.22 投稿

愛に囚われて

3.0

ティム・ロスが影のある受刑者を演じていてとてもセクシーだった。限られた時間での密会も切なくて良かった。ジュリア・オーモンドの清潔感ある美しさが印象的。

2025.01.21 投稿

サバイビング・R.ケリー:全米震撼!被害女性たちの告発

3.0

R・ケリーの歌が好きだっただけに残念、と思いながら見ていたら、R・ケリーの鬼畜ぶりと犠牲者たちが低年齢であることにぎょっとした。中にはまだ洗脳が解けてなくて揺れている女性もいたりして、改めて戦慄した。あのアリーヤもそうだったかと思うと、ますます闇を感じてしまい、しばらく彼らの音楽を聴きたくないかもと思ってしまった。

2025.01.21 投稿

アウトサイダー

4.0

ミステリーと思ってみていたらホラーで、意外な展開はかなり楽しめた。ベテラン刑事ベン・メンデルスゾーンが魅力的。エル・クーコの恐ろしさがよく伝わってきた。ホリーのキャラは「ミスターメルセデス」とちょっと違う気がするが、これはこれで、天才的な感覚で真相を導き出すのが素晴らしく、魅力あり。

2025.01.21 投稿

ジェシカ・ジョーンズ シーズン1

4.0

マーベルっぽくない、暗さと病み感あふれるヒロイン。洗脳されて残虐行為、の展開が多く、痛い描写も結構あって、見ていてきつかった。キルグレイブの残虐さにげんなり。もうちょっとスカッとしたかった。

2025.01.21 投稿

舞踏会の手帖

4.0

クリスティーヌのモテ自慢みたいな感じがしてあまり主人公に好感が持てなかったのだが、訪ねていく相手ごとのエピソードがオムニバス映画のようで、サスペンスあり、ハードボイルド風だったり、ホラー風味ありで、楽しめた。16歳の頃には輝いて荘厳に見えた舞踏場が、今になってみるとそんなに豪華ではなかったり、冷徹に現実をつきつける展開も良かった。

2025.01.21 投稿

ノッティングヒルの恋人

4.0

ロマンチックなラブコメとしても楽しいけれど、ルームメイトや友人たちのキャラまで面白くて、細部まで笑えた。マシュー・モディーンやアレック・ボールドウィンなどアメリカの俳優たちも、クレジット出さずにさりげなく登場して強烈な印象を残していくので笑ってしまった。音楽も心に残る。

2025.01.21 投稿

アイズ ワイド シャット

3.0

キューブリック監督のこだわりはすごく感じられたけれど、はっきり言って3時間もかけて語るほどのストーリーではないのでは…と思ってしまった。秘密の夜会の不気味さは良かったけれど、真相をはっきりさせないまま終わるので、見ていて欲求不満になる。

2025.01.21 投稿

エントラップメント

4.0

若きキャサリン・ゼタ・ジョーンズとの歳の差がすごいと思っていたけれど、ショーン・コネリーが素敵で、これならロマンスも納得。紐を張り巡らせた空間での訓練が面白い。続編できてもいいぐらいに、いい感じのラストも楽しめた。

2025.01.21 投稿

バックマン家の人々

4.0

いい親になろうとするギルのさまざまな苦労に共感。キアヌ演じるトッドの言葉「父親は免許なしでなれてしまう」に考えさせられる。笑いのうちにも理想の子育ての矛盾や難しさを考えさせられて、それでいて説教くさいわけではない、良作。

2025.01.20 投稿

レイジング・ブル

3.0

デニーロの体型の変化にめちゃくちゃ驚いた。ボクシングの場面もすごいけれど、猜疑心が強くなっていき破滅にむかう元ボクサーの物語としてのほうが印象に残った。若妻キャシー・モリアティが本当に若くて初々しい。ジョー・ペシも名演。

2025.01.20 投稿

バウンティー・ハンター

2.0

設定からいってもうちょっと面白くなりそうなのに、ニコールのキャラも行動もぶれていて、あまり魅力を感じなかった。せっかくいいキャストなのに残念。後半のサスペンスも、話を詰め込み過ぎで盛り上がりに欠ける。

2025.01.20 投稿

蜘蛛女

3.0

レナ・オリンの迫力ある悪女っぷりにたじたじ。ちょっと押され気味で弱気なゲイリー・オールドマンが何だか可愛かった。アナベラ・シオラの清涼剤のような存在感も捨てがたい。虚無感漂うラストがよかった。

2025.01.20 投稿

奇蹟の輝き

4.0

油絵のような質感の天国の描写が面白かったし、暗くて苦痛に満ちた地獄の描写はとても恐ろしかった。息子や娘との会話に涙を誘われる。色彩鮮やかな画面に驚かせられっぱなしで、ひきこまれた。

2025.01.20 投稿

地獄の黙示録

4.0

ベトナム戦争の狂気を描くだけでなく、哲学的テーマも入っている、カオスな名作。ホラー風味の終盤がよい。ナパーム弾の匂いが好きなキルゴア中佐や、若いローレンス・フィッシュバーンなど、主人公が出会う面々も強烈なものばかり。何度か見直しても発見がある。

2025.01.20 投稿

セックスと嘘とビデオテープ

4.0

アンディ・マクダウェルの静かな演技が素晴らしい。シンプルなストーリーだけど、アンが本来の自分に目覚めていく過程は説得力あってよく描かれていると思った。ビデオに撮られる女性たちの本音トークが興味深い。ありそうでなかったテーマの物語で、ひきこまれた。

2025.01.20 投稿

摩天楼を夢みて

3.0

舞台劇が基のせいか、とにかく台詞の情報量の多さと会話の迫力に圧倒される。皆実力派で見事なのだけど、ちょっとうるさすぎて、哀愁漂うジャック・レモンの控えめさが逆に印象に残った。イヤミなアレック・ボールドウィンの存在感はさすが。

2025.01.20 投稿

ペット・セメタリー

4.0

赤ちゃんゲイジの愛らしさと、その後の邪悪な表情が、もうすごいとしか言いようがない。どうやって演技させたのか知りたくなった。猫ちゃんの表情もリアル。自分でも同じことをしてしまうかもと思ってしまうぐらい、主人公の気持ちはよくわかる。もの悲しいホラー。

2025.01.20 投稿

俺たちは天使じゃない

4.0

ちょっとまぬけなデニーロが楽しげでよい。人の好さそうなジム役ショーン・ペンが何だかかわいかった。ちょっと疲れたシングルマザーを演じたデミ・ムーアが色っぽくて美しい。ほろっとさせられる場面もあり、楽しめた。

2025.01.20 投稿

アイリスへの手紙

4.0

読み書きができないスタンリーが、「字を教えて」とアイリスに助けを求める場面に心を動かされた。文字を覚えていってどんどん表情が生き生きとしていくあたりは、サクセスストーリーのようで楽しかった。マーサ・プリンプトンやスウージー・カーツも、現実の厳しさを思い起こさせる存在で好演。

2025.01.20 投稿

ピアニスト

3.0

変態エリカ先生に惹かれるワルター役のブノワ・マジメルの美青年ぶりにほれぼれ。ピアノを弾いている場面も力強く自然ですごかった。倒錯しすぎのエリカの欲望が明らかになるにつれ恋が終わっていくのが苦しい。痛みが強烈なラストに息をのむ。

2025.01.18 投稿

ゆりかごを揺らす手

3.0

逆恨みするレベッカ・デモーネイの復讐がなかなか手が込んでいて怖かった。ちょっと派手なジュリアン・ムーアも出ていて存在感があった。アナベラ・シオラの喘息の演技がリアルでヒヤヒヤさせられた。温室のガラスが割れるシーンなど、怖いシーンが多く、最後までゾクッとさせられた。

2025.01.18 投稿

トム・クルーズ/栄光の彼方に

4.0

奨学金で大学進学しないと出ていけない田舎の町の閉塞感がリアルでつらい。夢くじけた時の挫折感もよく描かれている。同級生のクリス・ペンも印象的。リー・トンプソンが初々しくてとても可愛かった。

2025.01.18 投稿

ハスラー2

4.0

渋くて魅力的なポール・ニューマンと、リーゼントもかわいい若きトム・クルーズの師弟行脚が面白かった。フォレスト・ウィティカーも出演場面は短いながら強い印象を残している。ビリヤードの球の動きにもひきこまれた。

2025.01.17 投稿

アリゾナ・ドリーム

4.0

風変わりでシュールだけど、不思議な魅力のある映画。魚になりたいと思う夢見がちなジョニー・デップがかわいい。フェイ・ダナウェイの美熟女ぶりと、リリ・テイラーの清冽さが印象に残った。

2025.01.17 投稿

チャイナタウン

4.0

フェイ・ダナウェイの憂いある大人の魅力が印象的。おぞましい真相と後味の悪いラストがまた素晴らしく、ジェリー・ゴールドスミスのアンニュイな音楽も良い。残虐な小男を演じた監督も怖かった。

2025.01.17 投稿

恋愛小説家

4.0

ワンコのバーデルが可愛すぎて、ラブストーリーよりも、バーデルとの生活で主人公が変化していくところにひきこまれてしまった。ヘレン・ハントがとても魅力的。なんだか幸せな気持ちになれる一作だった。

2025.01.17 投稿

エンドレス・ラブ

3.0

よく考えるとデヴィッドのやってることがかなりサイコパスで怖いのだが、それも仕方ないと思わせるくらい、心をとらえて離さないブルック・シールズの美しさが格別。ダイアナ・ロスの歌とともに、忘れがたい迷作。

2025.01.17 投稿

オール・ユー・ニード・イズ・キル

4.0

何度も繰り返す一日が、飽きのこない描写でうまく説明されていて、面白くてひきこまれた。「戦場のビッチ」のエミリー・ブラントのきりっとした魅力が印象的。ビル・パクストンも笑えた。近未来の戦場の迫力もすごかった。

2025.01.17 投稿

TAG タグ

3.0

やり過ぎ感あふれるノールール鬼ごっこに笑わせてもらった。ジョン・ハムがチャーミング。ジェレミー・レナーもホークアイ役をパロっているようで面白かった。

2025.01.17 投稿

マリグナント 狂暴な悪夢

3.0

サイコサスペンスっぽい雰囲気の前半に対して、後半はアクションほらーになっていてびっくり。後ろ向きでの派手なアクションが妙にかっこよく、残酷だけど見入ってしまった。ガブリエルの能力がすごすぎるのだが、その原理についてはかなり疑問が残った。

2025.01.17 投稿

ザ・マミー/呪われた砂漠の王女

4.0

飛行機に大量の鳥が突っ込んでくる場面は大迫力だった。ラッセル・クロウのジキルとハイドをもっと見たいと思ってしまったので、ダークユニバース頓挫は残念。アマネットの力は怖かったし、口から精気を吸い取るところは面白かった。全体としてそんなに悪くはなかった。

2025.01.17 投稿

恋におちたシェイクスピア

4.0

『ロミオとジュリエット』が書かれていく過程がロマンチックでユーモアあふれていて面白かった。生き生きとした二人の恋と演劇のシンクロにひきこまれる。『十二夜』につながると思われるラストまで見事。

2025.01.14 投稿

恋におぼれて

3.0

マギーの過激な復讐がぎりぎり笑えるちょっとブラックなラブコメだった。カメラ・オブスクラ状態で向かいの二人の生活を監視する場面が面白かった。恐いイメージだったチェッキー・カリョが意外とキュートでコミカルだった。

2025.01.14 投稿

薔薇の名前

4.0

中世の修道院を舞台にした、重厚感たっぷりなミステリーで楽しめた。ショーン・コネリーのいぶし銀の魅力と若いクリスチャン・スレーターの純真さがよい。先が読めない謎解きもかなり面白かった。原作を読んでみたくなった。

2025.01.14 投稿

ディアボロス

3.0

怖さと意外性は今ひとつだけど、アル・パチーノのダークな風貌が悪魔っぽくてはまっている。シャーリーズもコニー・ニールセンも美しい。キアヌもスレンダーでセクシーなので、見ていて楽しいオカルトもの。悪魔は教会に入っても平気なんだろうかと思いつつ、楽し気なアル・パチーノに魅せられる。

2025.01.14 投稿

パラダイン夫人の恋

3.0

アリダ・ヴァリの美貌と、苦悩するグレゴリー・ペックに魅せられる。裁判が進むにつれ気まずくなっていく夫婦の仲も目が離せなかった。奥さんの心情が切ない。

2025.01.14 投稿

運命の元カレ

4.0

ちょっとエッチな題材だけど、アンナ・ファリスのギャグセンスが光り、下品になりすぎず楽しむことができた。男性陣も結構豪華キャストで見ていて楽しい。ちょっとホロっともさせられる、良作。

2025.01.14 投稿

ヘルレイザー

4.0

パズルボックスの美しさとピンヘッドの哲学的な容貌にクギづけになってしまった。アシュレイ・ローレンスも可愛らしい。魔導士たちの物語をもっと知りたかった。

2025.01.14 投稿

自由研究には向かない殺人

4.0

5年前の殺人(といっても死体は見つかっていない)事件を調査する優等生ピップが無謀だけど、演じるエマ・マイヤーズがキュートで憎めなかった。ジュブナイルものではあるけれど真相に近づいていくにつれ危険と恐怖は増していき、スリリングで十分楽しめた。

2025.01.14 投稿

ハスラー

4.0

気だるげで今にも崩れそうな弱さを体現したパイパー・ローリーが素晴らしかった。ポール・ニューマンの静かな演技も秀逸。ビリヤードの腕もなかなかで、見ごたえあり。

2025.01.13 投稿

ブラッククランズマン

3.0

白人英語を巧みに使いこなすジョン・デヴィッド・ワシントンの演技がすごかった。二人で行う潜入捜査もスリリング。監督のトランプ批判が痛烈に表れている作品。

2025.01.11 投稿

バッド・バディ!私とカレの暗殺デート

4.0

アナ・ケンドリックが覚醒して能力発揮していくさまが痛快。サム・ロックウェルがかっこよく見えてしまった。クレイジーだけど不思議と笑える、楽しい一作。

2025.01.08 投稿

ヒーロー 靴をなくした天使

4.0

男性版シンデレラストーリーのようなアイディアがまず面白いと思った。せこいダスティン・ホフマンの演技に笑わせてもらった。ヒーローを作り上げるメディアへの皮肉も込められていて、よくできていた。

2025.01.08 投稿

アンタッチャブル

5.0

カポネに立ち向かう四人の男たちの奮闘が痛快。モリコーネの音楽も心に残る。ショーン・コネリーの渋い大人の魅力にほれぼれした。銃さばきも見事な若いアンディ・ガルシアも素敵だった。白いスーツの殺し屋も怖かった。

2025.01.08 投稿

ラブ・ポーションNo.9

3.0

サンドラ・ブロックの美女への変身がシンデレラストーリー的でわくわくする、ロマンチックな良作コメディー。音楽も90年代ポップ感があふれていて楽しい。実験がいちいち面白かった。

2025.01.08 投稿

お熱いのがお好き

4.0

ジャック・レモンのコメディセンスが光っている。マリリン・モンローが本当にキュートで、ひたすら笑える傑作コメディー。ラストは爆笑の名セリフで、心に残る。

2025.01.08 投稿

ジョーズ2

3.0

ロイ・シャイダーの続投がうれしい二作目。一作目ほどの強烈な衝撃はないけれど、やっぱりサメがボートに向かってくるときの恐怖は盛り上がっているし、十分怖くて楽しめた。今回のやっつけ方にも脱帽。

2025.01.08 投稿

嵐が丘

4.0

キャサリンとヒースクリフの悲恋に焦点があてられ、原作の前半をメインにしているけれど、それがよかった。野性味あるローレンス・オリヴィエがはまっていた。マール・オベロンの狂気を感じさせるキャサリンも秀逸。お坊ちゃんぽいデヴィド・ニーブンも良かった。

2025.01.08 投稿

失われた週末

3.0

回想をはさみながら、お酒がやめられずにどんどん堕ちていく現在を描いていてひきこまれた。依存症病棟の描写は今見ても戦慄する。健気なジェーン・ワイマンが美しい。

2025.01.08 投稿

アメリカン・ビューティー

4.0

理想の家庭のように見えても、皆満たされない何かを抱えていて、自分らしく生きているわけではないのがわかる、考えさせられる作品。ブラックなユーモアにぞくっとさせられる。

2025.01.07 投稿

真実の瞬間(とき)

3.0

ハリウッドの赤狩りの実態を描いている。自分が助かるためには他の人を告発しなくてはいけない、理不尽でシビアな状況。主人公のように行動するのは実際は本当に難しかっただろうなあと思わされたラスト。アネット・ベニングが美しい。

2025.01.07 投稿

ユージュアル・サスペクツ

4.0

それぞれ訳ありな5人のキャラがよく描かれており魅力があった。騙された感が気持ちいいどんでん返しのラスト。面通しで全員登場する場面がかっこよく見えてしまった。

2025.01.07 投稿

いそしぎ

3.0

エリザベス・テイラーのちょっと肉感的な女っぽさと、エヴァ・マリー・セイントの清楚な魅力が対照的。海辺のデートがロマンチックだった。ジョニー・マンデルの歌が切なくてよい。

2025.01.07 投稿

鏡の国の戦争

4.0

スパイに仕立てあげられ東ドイツに潜入する青年をクリストファー・ジョーンズが演じていて、影のあるハンサムぶりが印象的。ピア・デゲルマルクも美しい。アンソニー・ホプキンスが若いけれどベテラン感があった。

2025.01.07 投稿

パニック・フライト

4.0

機内でのテロリストとの頭脳戦も面白いし、着陸してからの怒涛の展開も見事で、息もつかせず楽しませてもらった佳作サスペンス。目が怖いキリアン・マーフィーの不気味な存在感がやはりすごい。

2025.01.06 投稿

ワンダー・ボーイズ

4.0

トビー・マグワイアのちょっととぼけたキャラが不思議と魅力的だった。短い登場ながら笑わせてくれるロバート・ダウニーもよく、スランプに陥った作家のマイケル・ダグラスもいい味を出していて、なんだか好きな映画。アイアンマンとスパイダーマンだなんて、今考えるとすごい顔合わせである。

2025.01.06 投稿

真実の行方

4.0

なんといってもエドワード・ノートンの演技が秀逸。法廷サスペンスとしても飽きさせない展開で最後まで楽しめた。こういう大どんでん返しは好き。ローラ・リニーも光っていた。

2025.01.06 投稿

ギャング・オブ・ニューヨーク

4.0

カリスマ的なダニエル・デイ=ルイスの魅力にひきこまれた。ちょっとストーリーは散漫な印象だけど、1860年代のニューヨークの様子がリアルで良かったし、U2の曲がまた良かった。

2025.01.06 投稿

ダメ男に復讐する方法

2.0

キャメロンが彼が既婚者だと知らずにプロポーズを待つ前半は楽しかったけれど、復讐のやり方がえげつな過ぎて笑えなかった。ニコライ・コスター・ワルドーの無駄使い。妻のはしゃぎっぷりにもイラっとしてしまった。もうちょっと面白くできそうなのに、惜しい。

2025.01.06 投稿

妖精たちの森

4.0

『ねじの回転』の前日譚といったところだが、クイントの残酷さとジェスルとの歪んだ愛を描いていて、本編との整合性もあり、納得のいく展開で面白かった。クイントとジェスルの関係を目にして、子供たちが愛の定義を解釈する過程が、皮肉で恐ろしい。

2025.01.06 投稿

スコア

3.0

エドワード・ノートンの演技があっぱれで、知らなかったら本当に騙されそう。ベテランの実力を静かに見せるデニーロも良かった。モントリオールの風景も味わい深くて、行ってみたいと思った。

2025.01.06 投稿

波止場

4.0

ギャングに仕切られた波止場で働き、その影響下から逃れられないような閉塞感の中、イディとの恋で少しずつ変わっていくテリー。マーロン・ブランドの演技が繊細で引きこまれた。エヴァ・マリー・セイントの清冽な魅力も印象的。ラストは相当痛そうな描写がきついけれど勇気を出したテリーの姿に感動。

2025.01.06 投稿

グッド・オーメンズ

5.0

天使と悪魔なのに親友の二人が、地球での生活を愛するあまり、運命づけられているハルマゲドンが訪れるのを阻止しようとする…6000年にもわたる二人の友情と、歴史の重要な場面に居合わせては友情を深めていく過程が面白かった。ハルマゲドンを阻止しようと奔走する人間たちのドラマも見ごたえあり。

2025.01.06 投稿

オーメン

4.0

恐怖の原点の第一作。ショッキングな場面が連続し、重厚感もある名作ホラー。ミセス・ベイロックの眼も怖かった。「アヴェ・サタニ」の旋律が耳から離れず、眠れなくなる怖さ。リー・レミックの美しさと壮絶な死にざまも忘れがたい。

2025.01.06 投稿

ユー・キャン・カウント・オン・ミー

3.0

しっかり者の姉サミーが、ひょんなことから上司と不倫してしまう展開にびっくり。根無し草だけど心優しい弟テリーを演じたマーク・ラファロに心癒された。なんだか優しい気持ちになれる作品。

2025.01.06 投稿

かもめ

3.0

チェーホフの原作に忠実な映画化。若さに輝いていたニーナが、幸せになることなく二年後に疲れた顔で現れるのがつらい。作家を演じたコリー・ストールのちょっと屈折した感じもよかった。

2025.01.06 投稿

ラストダンス

3.0

ノーメイクのようなシャロン・ストーンが美しい。ただ物語は救いがなく、ラブストーリーとしても盛り上がらず、どんでん返しが望めるような流れでもないので、気が滅入ってしまった。タージ・マハルを見てみたくはなった。

2025.01.06 投稿

グレムリン

3.0

ギズモがとてもかわいくて一体欲しいと思ってしまった。お母さんがキッチンで道具を駆使してグレムリンをやっつけるシーンは今でも結構バイオレントで恐ろしい。ケイトのクリスマスの思い出もブラックジョークみたいで、ところどころにジョー・ダンテの悪趣味なテイストを感じる。

2025.01.06 投稿

ザ・インターネット

4.0

今見るとちょっと古さを感じてしまうけれど、自分のIDを乗っ取られてしまったらと恐怖は十分肩入れできるし、緊迫感はものすごくて飽きなかった。ジェレミー・ノーサムのイギリス訛りがセクシーで魅力的だった。

2025.01.06 投稿

そして誰もいなくなった

4.0

10人のキャラも過去も、回想シーンなどでうまく説明されておりわかりやすく、孤島の雰囲気もよかった。陰惨になり過ぎそうな原作通りのラストを上手に処理してあって大満足だった。エイダン・ターナーが魅力的。

2025.01.06 投稿

世界一キライなあなたに

4.0

表情豊かなエミリア・クラークが素晴らしい。ウィルの決断と、ルイーザへの愛のこもったメッセージに涙が出る。悲しいけれど、生きなきゃという気持ちになれる終わり方が良い。

2025.01.06 投稿

追憶

4.0

軍服姿も寝顔もキュートなロバート・レッドフォードに見とれてしまう。ラブストーリーとしても引き込まれるけれど、妥協しないケイティのキャラにはちょっと疲れるものを感じてしまった。若いジェームズ・ウッズが可愛かった。あの歌で切なさが増し増しになる。

2025.01.06 投稿

トッツィー

5.0

「女優」となったマイケルが、女性の心理への理解を深めたり、男性からモテてしまったりするのがなかなか面白かった。セリフも心に響くものが多々あり、ビル・マーレイやテリー・ガーもいい味を出していた。80年代の昼メロの撮影現場のドタバタも笑えた。ハッピーになれる一作。

2025.01.06 投稿

永遠に美しく…

4.0

若さと美への執着を思いっきり皮肉ったブラックコメディーだった。お腹に穴が開いたり首がねじれたりの特撮もすごく、メリル・ストリープとゴールディー・ホーンの組み合わせも迫力満点。ブラックな後味がちょっときつかった。

2025.01.06 投稿

ナンバー23

3.0

ジム・キャリーである必要性をそんなに感じなかったけれど、ミステリーとして見る分にはそこそこ楽しめた。数字って気になると、こじつけでもどんどん自分に関係あるものに見えてきてしまうというのはわかる。ヴァージニア・マドセンもきれいだった。

2025.01.06 投稿

フィリップ、きみを愛してる!

4.0

フィリップ・モリスを演じたユアン・マクレガーが、かわいいと思ってしまった。グロくならずに二人の愛を描いて笑いにまぶしてあり、不快にならずに見れた。ジム・キャリーの狂気走った天才詐欺師ぶりも説得力があった。実話だなんてすごい。

2025.01.06 投稿

ライアー ライアー

4.0

ジム・キャリー絶好調の楽しい一作。嘘がつけない状態での法廷劇の展開が意外で面白かった。アドリブ多用と思われるがよくまとまったなあという印象。ちょっとほろっとさせられるし、心温まる良作。

2025.01.06 投稿

13日の金曜日

4.0

衝撃の第一作。殺人鬼の正体が最後までなかなかわからず恐怖が煽られる展開は見事。若きケビン・ベーコンの熱演が見られる。ぞわっとくるラストも秀逸。

2025.01.06 投稿

仮面の男

4.0

一人二役のレオ様の演じ分けもすばらしいけれど、なんといっても四銃士のおじ様たちが皆それぞれ素敵で胸が熱くなる。皆でフィリップを教育する場面に微笑んでしまった。風景や衣装も豪華で、楽しめる。

2025.01.06 投稿

ナイト&デイ

4.0

ハーレクインロマンスみたいなノリに笑ってしまいながらも、かっこいい謎のスパイを軽快に演じるトム・クルーズがキュートで、キャメロンのコメディセンスもよく、楽しめた。ヨーロッパの街並みも見ていて楽しかった。

2025.01.06 投稿

灼熱の魂

4.0

母の過去が衝撃的過ぎて、見た後はしばらく立ち直れなかった。ただどちらかというと、この衝撃的な事実の判明につなげるために物語が作られたような感じもして、人間ドラマの深みはいまいち足りていない気がした。

2025.01.06 投稿

エルム街の悪夢3/惨劇の館

4.0

ナンシーの再登場がうれしい第3作。フレディもちょっとユーモラスで、怖いのに笑ってしまうような瞬間もある。まだ少女のようなパトリシア・アークエットの熱演も光る。充実の傑作。

2025.01.05 投稿

ノクターナル・アニマルズ

3.0

元夫の書いた小説と、実際の過去がシンクロしていく構成は面白いし、どうにも暗い予感が漂う全体の雰囲気は悪くなかったけれど、もうちょっとわかりやすくまとめてほしかった。トム・フォードのこだわりがいろいろあるのだろうけれど、結局何が言いたかったのかいまいちすっきりしなかった。

2025.01.05 投稿

君の名前で僕を呼んで

4.0

恋に揺れ動く心を表現しきったティモシー・シャラメが素晴らしかった。美しく切ないひと夏が心に残る。80年代を思い起こさせる選曲もよい。ラストは胸がつまるような切なさで、忘れがたい。

2025.01.05 投稿

フリー・ファイヤー

2.0

もうちょっと面白くなりそうな設定なのに、予告編の方が面白かったくらいでがっかり。ストーリーもそんなに工夫が感じられず、せっかくの豪華キャストがもったいなく感じた。

2025.01.05 投稿

キングコング:髑髏島の巨神

3.0

怪獣ショーのようで楽しめた。ちょっとあれれな日本人兵描写と中国への配慮は目についたけれど、全体としてスリリングで、キングコングの巨大感が抜群で迫力満点だった。ゴジラの出現をほのめかすラストにクスッとした。

2025.01.05 投稿

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア

4.0

豪華キャストで耽美的な吸血鬼譚でとても楽しめた。トム・クルーズの華やかさとブラピの抑制のきいた憂いある存在の対比が素晴らしい。アントニオ・バンデラスの優雅さも印象に残る。不穏さを残るラストもよい。

2025.01.05 投稿

ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男

4.0

脚本の段階から監督も作者も苦闘してたさまや、撮影時のトラブルや緊張感も描かれていて、『ゴッドファーザー』がより味わい深くなる、興味深いドラマだった。伝説の名プロデューサーをマイルズ・テラーがさりげなく演じていて好感度大。ロバート・エヴァンスの苦悩もよくわかって、面白かった。

2025.01.05 投稿

パーフェクト・ストレンジャー

3.0

登場人物の視点になってみるとまったく別の方向にひっくり返ってしまう物語の構成が見事。私は騙されて、ラストのひねりまで、十分楽しめた。ハル・ベリーがお色気もふんだんに健闘。

2025.01.05 投稿

12モンキーズ

4.0

夢のない近未来の世界の描写も、不幸感漂う音楽もよかった。幸せな未来に届かない絶望感のラストが切なくて心に残る。ところどころに現在の出来事とシンクロするような場面があって、今見ても怖い傑作。

2025.01.05 投稿

ビューティフル・マインド

4.0

サスペンスミステリーのように統合失調症の世界観が明かされる物語の展開が見事。友人の存在までも妄想だったとわかる中盤の大どんでん返しに戦慄した。天才の見えてる世界がどういうものか垣間見えたのは味わい深かった。病との付き合い方を考えさせられた。

2025.01.05 投稿

メジャーリーグ

4.0

弱小チームがのし上がっていくのが痛快で、楽しい作品。小ネタのギャグも効いていて、スポ根的でも暑苦しくなく笑って見れてよかった。まだ隣のお兄ちゃんみたいなウェスリー・スナイプスの駿足が見られるのも貴重。チャーリー・シーンとトム・ベレンジャーの組み合わせが魅力的。

2025.01.05 投稿

誰かに見られてる

4.0

先も読めちゃうし、不倫がばれてかっこ悪い場面もあるけれど、ガーシュインの曲と、大人の切ないロマンスが何とも味わいがあって、好きな映画。ちょっと人の好さそうなトム・ベレンジャーのキャラがよい。当時のニューヨークのナイトライフもスタイリッシュで、見ていて楽しかった。

2025.01.05 投稿

プラトーン

4.0

ベトナム戦争の現実を描くだけでなく、哲学的、内省的なテーマも含んでいたので、戦争映画以上に心に残るものがあった。バーバーの音楽が胸に迫る。チャーリー・シーンが純真さを見せていて可愛らしかった。若いジョニー・デップの美形さも印象に残った。

2025.01.05 投稿

狩人の夜

3.0

邪悪だけどちょっとセクシーでカリスマ的なロバート・ミッチャムの魅力に惹かれてしまった。サスペンスだと思っていたら、なんだか舞台劇のような童話のような不思議なテンポの展開になってしまい、ちょっと戸惑ってしまった。

2025.01.05 投稿

ドクター・スリープ

4.0

『シャイニング』より理解しやすかった。これを見て、『シャイニング』をもう一度見直してみて納得がいくこともあったりして、細部まで楽しめた作品。超能力者の戦いをSFちっくにならずに恐怖を盛り上げて描写しているのは見事。猫ちゃんも忘れがたい。ヘンリー・トーマスの怪演に驚いた。

2025.01.05 投稿

バクダッドの盗賊

4.0

瓶の中の巨人や空飛ぶ絨毯など、夢があって楽しめた。アブーのちょっとおバカな選択も、コメディー的で笑ってしまった。特撮技術もアイディア満点で、見ていて楽しかった。姫も美しく、ラストの二人はなかなか絵になっていた。

2025.01.05 投稿

テス

5.0

悲劇に見舞われるテスを演じたナスターシャ・キンスキーの美しさにため息がでる。音楽も風景も美しく、悲壮感が迫ってくるストーンヘンジの夜明けは忘れがたい。運命に翻弄されるテスの姿に涙を誘われる。

2025.01.05 投稿

汚名

4.0

陰のあるアル中ぎみなイングリッド・バーグマンがセクシーで美しかった。スマートなケーリー・グラントも素敵で、話しながらキスを繰り返す場面がロマンチック。だんだん心身削られていくような任務がつらい。心理サスペンスとしてもなかなか楽しめた。

2025.01.05 投稿

暗闇にベルが鳴る

4.0

オリビア・ハッセーの可憐な美しさが光る。都市伝説にもなった恐怖の電話の原型がここにあるという感じで、緊張感で身体が固くなる一本。はすっぱな感じのマーゴット・キダーもよく、ラストにまたぞくっとさせられるのも後味が悪くてよい。

2025.01.05 投稿

エルム街の悪夢(1984)

4.0

授業中や入浴中に、うっかり眠りに落ちてしまい、夢の中にいってしまう描写が素晴らしい。フレディに立ち向かうナンシーのブービートラップの数々など、アイディア満載で、細部まで楽しめるホラー映画。初々しいジョニー・デップも可愛かった。音楽もよく、好きな映画。

2025.01.05 投稿

猿の惑星

5.0

いまだにこれを超える衝撃のラストはないと思えるほど。ジーラやコーネリアスが知的でちょっとかわいく見えてくる特殊メイクが素晴らしい。オラウータンとゴリラのキャラ分けもそれぞれできていて、見れば見るほどひきこまれる映画。チャールトン・ヘストンの野性味が生かされた役どころにも納得。

2025.01.05 投稿

ローズマリーの赤ちゃん

5.0

妄想かもとも思えるような、じわじわ迫ってくる恐怖感が秀逸。おどろおどろしい場面があるわけではないのに、息がつまりそうな恐怖を味わうことができる。音楽も狂気を感じさせてよかった。ミア・ファローのやつれていく感じがリアルで怖かった。

2025.01.05 投稿

ナイル殺人事件

5.0

憑りつかれたようなミア・ファローのまなざしが迫力満点。可憐なオリビア・ハッセー、ゴージャスなロイス・チャイルズと、女優陣も豪華。殺人の動機とトリックもなかなか読めず、恐怖感も煽られ、大満足な逸品。

2025.01.05 投稿

華麗なるギャツビー(1974)

4.0

ジャズ・エイジの上辺は華やかだけどどこか虚しい退廃的な雰囲気がよく出ていた。わがままで子供みたいなデイジーをミア・ファローがイメージぴったりに演じていて素晴らしい。テンポはややゆっくりだが、丁寧な作りの映画。

2025.01.05 投稿

13日の金曜日 完結編

4.0

シリーズの中でいちばん好きな作品。コリー・フェルドマンのまなざしが忘れられない。ラストの何とも言えないゾっとする感じが秀逸。清潔感あるヒロインも素敵で、なかなかの健闘ぶりが印象に残った。

2025.01.05 投稿

回転

5.0

雰囲気たっぷりの特撮技術によらない、幽霊の出現場面が素晴らしい。デボラ・カーの凛とした美貌が役にぴったりで、子役の演技も文句なしの秀作。ひとりで見ると本当に怖い、雰囲気たっぷりの幽霊譚。

2025.01.05 投稿

スイミング・プール

4.0

現実とフィクションの境目がわからないけれど、それがいいと思えてしまう不思議な魅力をもった作品。気難しいシャーロット・ランプリングがだんだん変わっていく過程にもひきこまれた。音楽もすてき。

2025.01.05 投稿

エンゼル・ハート

5.0

ミッキー・ロークのちょっと崩れた私立探偵と、謎めいた依頼人ロバート・デ・ニーロの対比が素晴らしい。全編を覆う不吉で不穏な雰囲気もよく、オカルトなハードボイルドの味わいを楽しめた。まだ10代のリサ・ボネの妖艶さに驚き。シャーロット・ランプリングも短い出演時間ながらすごい存在感。

2025.01.05 投稿

ネットワーク

4.0

今では少し古く感じてしまうけれど、視聴率のためどんどん過激になっていくテレビ番組をめぐる物語は、十分衝撃的。フェイ・ダナウェイとウィリアム・ホールデンの大人の恋のほろ苦い味わいと、長年連れ添ったのに若い女に夫を取られる妻の威厳と苦痛に満ちたセリフが、印象に残る。

2025.01.05 投稿

ジキル&ハイド

4.0

メイドのメアリー・ライリーの視点から見つめたジキルとハイドの物語。地味めなジュリア・ロバーツもいい味を出していて、決して悪くはない文芸作品。マルコヴィッチが心引き裂かれる苦悩をよく出していて、とてもよかった。

2025.01.05 投稿

ジャイアンツ

4.0

エリザベス・テイラーのフレッシュな魅力と明るさに救われる。ジェームス・ディーンの演技力に感銘を受けた。30年にわたる牧場主とその家族と幼馴染みの物語は、世代と共に価値観も移り変わるさまを描いていて面白い。

2025.01.05 投稿

終着駅

4.0

モンゴメリー・クリフトの悲し気なまなざし、ジェニファー・ジョーンズの品のある美しさが忘れられない。署長の大人な気遣いにぐっときた。音楽も切なさをかきたて、心に残る。

2025.01.05 投稿

マネキン

4.0

キム・キャトラルがいきいきと美しくお茶目ですてきだったアンドリュー・マッカーシーのギャグセンスも光っていて、何とも楽しい作品。オタクっぽい外見のジェームズ・スペーダーも笑えた。スターシップの歌が最高。

2025.01.05 投稿

危険な情事

4.0

グレン・クロースの演技に圧倒された。キュートでちょっと隙のあるマイケル・ダグラスも魅力的。優しくてきれいな奥さんとかわいい子供、郊外の家と、理想の家庭がさらっと描かれているのも抜かりがない、傑作。

2025.01.04 投稿

スクープ・悪意の不在

3.0

ジャーナリストが書いた記事のせいで生活が一変してしまう出だしは面白かったけれど、ちょっとミステリーとしては中途半端な感じがした。ポール・ニューマンは好演だけど、もうちょっと厳格に、社会派サスペンスにしてほしかった。

2025.01.04 投稿

タワーリング・インフェルノ

4.0

スティーブ・マックイーンとポール・ニューマンの顔合わせが胸アツ。高層ビルの火災がトラウマ級の恐怖だった。次々に試みられる救出策と、タイムリミットもあって飽きさせない展開だった。苦渋に満ちたウィリアム・ホールデンの演技が味わい深い。

2025.01.04 投稿

シルバラード

4.0

スコット・グレンのキャラが魅力的。結構な豪華キャストで、明るく楽しめるウェスタンだった。若くて軽いケヴィン・コスナーがユーモラスでキュートだった。可憐なロザンナ・アークエットもなかなかよい味を出していた。

2025.01.04 投稿

ペギー・スーの結婚

3.0

キャスリーン・ターナーの高校生役はかなりムリめだったけれど、入り込んでしまうとキュートにも見えてきた。若きニコラス・ケイジ、ジム・キャリーやヘレン・ハントまで、皆かわいくてびっくり。こういうコッポラ作品も新鮮。

2025.01.04 投稿

サイコ

4.0

今ではちょっと古さを感じるけれど、何度でも見たくなる恐怖の銘品。アンソニー・パーキンスの変貌に度肝を抜かれた。音楽も、シャワーシーンの効果音も耳から離れない。モノクロならではの恐怖描写が秀逸で、好きな作品。

2025.01.04 投稿

ボディ・バンク

4.0

『コーマ』を思い出させるような医療サスペンスで、夢の医療をめぐっても考えさせられ、スリリングで楽しめた。ジーン・ハックマンもさすがの好演。考えさせられる余地を残したラストも悪くなく、良作。

2025.01.04 投稿

イーストウィックの魔女たち

3.0

黒髪、赤毛、金髪の3人の美女が魅力的。ちょっと悪趣味でやりすぎだけど、大人のセクシーブラックコメディとしての楽しさはある。この頃のシェールの美しさと存在感は格別。ジャック・ニコルソンの悪魔的容貌に凄みがある。

2025.01.04 投稿

月の輝く夜に

4.0

最初はちょっと疲れた感じのシェールが、美しくセクシーに変身するところなどわくわくします。ワイルドなニコラス・ケイジも魅力的。オリンピア・デュカキスの諦観と哀愁を感じさせるセリフと雰囲気がとても良い。

2025.01.04 投稿

パディントン2

4.0

1作目よりもさらに愛らしく、働き者で心優しいパディントンに愛着がわきます。マーマレードの美味しそうなこと。スリルはありますが嫌な気持ちにならないラストで、幸せな気分になれる作品。

2025.01.04 投稿

フレイザー家の秘密

4.0

ヒュー・グラントの善人なのか悪人なのかわからない絶妙な表情にひきこまれました。ミステリーも法廷劇も緊迫感あって楽しめます。意味ありげな刑事のエドガー・ラミレスも魅力的。 ニューヨークのハイソな世界の闇が見れて面白かったです。

2025.01.04 投稿

リトル・オデッサ

3.0

ティム・ロスの淡々と仕事をこなす、口数少ない殺し屋ぶりに戦慄。健気な弟のエドワード・ファーロングが繊細な演技も素晴らしく、地味ながら味わいのある映画。

2025.01.04 投稿

フォレスト・ガンプ/一期一会

4.0

1950年代から80年代のアメリカの激動の時代を、ユニークなフォレスト・ガンプの生きざまとともに描ききった名作。歴代大統領と対面し、毎回おかしな発言を残してしまうのも皮肉がきいていて笑えた。

2025.01.04 投稿

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男

5.0

1950年代の赤狩りでハリウッドでの名脚本家の地位を追われたトランボが、偽名でまた名作映画の脚本をいくつも書くという、そのエネルギーと強さに感銘を受けた。アンフェタミンを常用し、バスタブでタイプライターを打っている姿が衝撃的。赤狩りに苦しめられた俳優、映画関係者の話も知ることができて面白かった。

2025.01.04 投稿

すべてが変わった日

4.0

ケヴィン・コスナーとダイアン・レインの演技は素晴らしく、風景も美しい。ノースダコタのヒルビリー一家がまるでホラー映画のように怖かった。孫を取り戻すためとはいえ犠牲が大きすぎて、何とも重苦しい後味の物語。

2025.01.04 投稿

8月の家族たち

3.0

豪華キャストだけど、メリル・ストリープのアクが強すぎて、物語も嫌な方向に進みすぎてげんなり。ベネディクト・カンバーバッチの役は彼である必要性を感じない。映画じゃなくて舞台ならよかったかもと思ってしまった。キャストはすごいだけに、ちょっともったいない。

2025.01.02 投稿

恋に落ちて

4.0

30代のメリル・ストリープが美しく、当時のニューヨークの街並みも楽しめる。音楽も素敵。不倫の恋を描いているけれど、汚くならず、さわやかなぐらいで驚いてしまった。デニーロの奥さんのセリフが印象に残る。

2025.01.02 投稿

アダプテーション

4.0

ニコラス・ケイジの二役が見事。物語も予想のかなり斜め上を行くので全く先が読めずに楽しめた。奇妙な魅力のあるクリス・クーパーといい、「マルコヴィッチの穴」の撮影現場といい、心に響く場面がある、不思議な味わいの一本。

2025.01.02 投稿

グロリア

4.0

ジーナ・ローランズの強さと優しさがにじみ出てくるのが胸にじんとくる。ニューヨークの街を逃げ回る際の緊張感がすごかった。音楽も切なさが増して素晴らしい。緊張しっぱなしで肩が凝りそうな2時間だけど、好きな映画。

2025.01.02 投稿

セントエルモスファイアー

4.0

若きスターたちの顔ぶれがまず豪華で、それぞれの魅力が出ていて素晴らしい。恋のエピソードも切なかったり先が見えなかったりでひきこまれた。デヴィッド・フォスターの音楽も忘れがたい。ロブ・ロウの好演が光っていた。

2025.01.01 投稿

ニュー・ジャック・シティ

4.0

ウェスリー・スナイプスもアイス・Tも好演。ストーリーはややわかりやすすぎるぐらいのマンガチックな展開ではあったけれど、ミュージックビデオみたいで楽しめた。ジャド・ネルソンのニヤリ笑いにぞくっとさせられた。音楽もサービス満点で、サントラがほしいと思ってしまった。

2025.01.01 投稿

地獄の犬(さけび)

3.0

あまり特殊効果に予算はかかっていない感じだけど、怖さは十分に出ていて楽しめた。悪魔の描写も、子供たちが描く絵も、怖くて不吉で雰囲気がよかった。リチャード・クレンナの静かな演技が大げさすぎなくてよい。

2025.01.01 投稿

サイコティック

4.0

エリザベス・テイラーのアンニュイな魅力と、サスペンスともサイコホラーともとれるストーリーで、妙に惹きこまれた作品。不穏な音楽もよかった。原作を読んでみたくなる。

2025.01.01 投稿

レジェンド 狂気の美学

4.0

トム・ハーディの双子の演技に圧倒されるけれど、もうちょっと描きこんでほしかった部分もちらほらあった。エミリー・ブラウニングのお人形さんみたいな60年代ルックの可愛らしさが印象に残る。流行歌や車など60年代のロンドンの雰囲気はよく再現されていて、楽しめた。

2025.01.01 投稿

リンク

4.0

チンパンジーの演技が素晴らしい。表情もリアルに感じた。まだ初々しいエリザベス・シューの美しさも印象的。結構バイオレントな展開で驚いた。ジェリー・ゴールドスミスの音楽が主張が激しいけれど、リンクのキャラに合っている。

2025.01.01 投稿

プレタポルテ

4.0

ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニの組み合わせをまた見ることができただけでもうれしい、豪華な顔ぶれがさらりと登場する楽しい映画。ファッション業界を皮肉った物語も面白いけれど、スターたちによる艶笑エピソードにくすっと笑わされる割合の方が大きかった。

2024.12.28 投稿

ザ・プレイヤー

4.0

映画スターたちのカメオ出演も楽しい、ブラックユーモアに満ちた一作。劇中映画まで出演陣が豪華なのも笑えた。天然ぽいグレタ・スカッキのふわっとした可愛らしさも印象に残る。ラストまで皮肉がきいていて、なんともいえないブラックな味わいがよかった。

2024.12.28 投稿

ドニー・ダーコ

4.0

80年代後半の、何となく虚しい、不穏なアメリカの学校や家庭の雰囲気がよく出ていると思いました。いろんな解釈ができるかもしれないけれど、絶望感と静かな悲しみをたたえた主人公に肩入れしてしまいました。キャサリン・ロスの心優しいセラピストが印象的です。パトリック・スウェイズもうさんくさいカリスマを好演。この映画の雰囲気が好きです。

2024.12.24 投稿

アバウト・ア・ボーイ

5.0

「キリングミーソフトリー」の歌が頭から離れなくなりました。鬼の子みたいなニコラス・ホルトがどこか愛らしくてすばらしいです。ハリウッド的とは違う感動がある、不思議な作品。

2024.12.24 投稿

ファウンテン 永遠につづく愛

2.0

不死を求めて、というのがテーマなのでしょうが、ファンタジーともいいきれず、だんだん宗教じみた描写もでてくるわで、困惑させられた映画でした。テーマとキャストが魅力的なだけに、惜しいです。

2024.12.24 投稿

ソードフィッシュ

4.0

楽し気にハッキングするヒュー・ジャックマンがキュートでした。爆発シーンの大迫力に度肝を抜かれます。うさんくさいジョン・トラヴォルタのスピーチも笑えるし、飽きずに楽しめた一作。

2024.12.24 投稿

エリン・ブロコビッチ

4.0

巨額がからむ大規模な訴訟に、住民のひとりひとりに寄り添ってコツコツと取り組んでいく主人公の姿に感動した。ラストのあたりも、あまり劇的にサクセスストーリーとして盛り上げなかったところが好感度大。

2024.12.24 投稿

ナイルの宝石

3.0

キャスリーン・ターナーが美しく、マイケル・ダグラスのコメディセンスも生きている、楽しい雰囲気の一作。続編ならではのマンネリ感も笑いになっていて、ダニー・デビートも含めた三人組をまた見たいと思ってしまう。

2024.12.24 投稿

野望の階段Ⅲ

4.0

これまでは上り調子だったけれど、栄華をきわめたアーカートの力に陰りが出てきて、崩壊に向かう最終章。葬った過去に復讐されるような物語にひきこまれた。しっかり伏線を回収し締め括っていて見事。イアン・リチャードソンの演技にも魅せられる。

2024.12.24 投稿

迷い婚 -すべての迷える女性たちへ-

4.0

映画も原作も有名な『卒業』が実は…という出だしから興味をひかれるし、随所クスッとさせられる、拾い物の佳作。ケヴィン・コスナーのどこかとぼけた憎めない魅力がよい。もう一度『卒業』を見直したくもなる。ジェニファー・アニストンのギャグセンスも光っていた。

2024.12.24 投稿

ストーリー・オブ・ラブ

3.0

ミシェル・ファイファーの冷めた表情が始終リアルだった。ブルース・ウィリスも悪くなかったけれど、全体にもうちょっと笑わせてほしかった。結婚とは、夫婦とは…と考えさせられる作品。

2024.12.24 投稿

嘆きのテレーズ

4.0

幸薄そうなシモーヌ・シニョレの悲しげなまなざしが忘れられなくなる、心休まらないサスペンスの傑作だと思います。悲劇的で皮肉なラストに、絶望感いっぱいになります。

2024.12.24 投稿

めまい

5.0

キム・ノヴァクが実に美しく、後半の変身ぶりも楽しめる。ホラー風味もあり、主人公の妄執も重要な要素となっている濃厚なサスペンス。バーナード・ハーマンの音楽も劇的で、忘れがたい名作。

2024.12.24 投稿

情婦

4.0

御年60近いとは信じられないマレーネ・ディートリッヒの魅力にくらくら。大どんでん返しで最後まで飽きさせないミステリーの名作。とても楽しめたし、もう一度見直してみたくなる。

2024.12.23 投稿

ギルダ

3.0

物語は結構ツッコミどころがあり、ジョニーの真意もよくわからないところがあったけれど、なんといってもリタ・ヘイワースの魅力で引きこまれた。歌いながら手袋を…の場面はなんともセクシーで、アンニュイな歌声もいつまでも聴いていたくなってしまった。

2024.12.23 投稿

欲望という名の電車

4.0

ヴィヴィアン・リーの形相も変わる渾身の演技が圧巻。モノクロ画面の暗さが物語のヘビーさとマッチしていてよい。粗野だけどちょっとセクシーなマーロン・ブランドの緊張感にみちた終盤は息がつまりそうになる。

2024.12.23 投稿

野望の階段Ⅱ

4.0

イアン・リチャードソンのキャラの魅力に惹かれて一気見してしまいます。理想に燃える国王と冷静で実利的なアーカートの対比がよかったです。1作目の伏線回収もあり、じわじわと怖かったです。

2024.12.23 投稿

別離

4.0

イングリット・バーグマンの純真さと美しさが印象的。レスリー・ハワードも詩的な雰囲気で、美男美女の禁断の愛はとてもロマンチックだった。もうちょっと長くてもいいのにと思ってしまった。

2024.12.21 投稿

いとこ同志

4.0

皮肉で残酷な物語にひきこまれる。要領のいい、なめた感じのジャン・クロード・ブリアリに魅力を感じてしまった。ラストには茫然。

2024.12.21 投稿

北北西に進路を取れ

4.0

サスペンスの中にもユーモアがあり、どこか安心して楽しめた作品。かっこよくてギャグセンスもあるケーリー・グラントの魅力にしびれる。メインテーマの曲も好き。

2024.12.21 投稿

プレステージ

4.0

魔術師どうしの抗争が面白く、ラストまで気を抜けない展開が楽しめた。デビッド・ボウイの出演もうれしい。ヒュー・ジャックマン目当てで見ていたら、クリスチャン・ベールの演技にひきこまれてしまった。エンド・クレジットの歌までダークな感じがよい。

2024.12.21 投稿

リベリオン

5.0

個人的には『マトリックス』よりこっちのほうが好き。ディストピアな近未来感もよく出ていて、肩入れできました。ガンカタに魅せられます。出演場面は短いけれどショーン・ビーンもいい味を出しています。

2024.12.21 投稿

彼が二度愛したS

4.0

ヒュー・ジャックマンの悪男ぶりが、生き生きしていて良かった。善人の役じゃない時のほうがいいかもと思ってしまった。秘密のクラブも魅力的な顔ぶれで、ちょっと先は読めてしまうけれど、サスペンスもエロもあって、結構楽しめた。

2024.12.20 投稿

運命の女

4.0

ダイアン・レインが素晴らしかった。過ちをおかしてしまっても、どこか責められないような哀れさがあった。あの時ああじゃなかったら…と思い描く違う運命の場面も好き。苦悩する夫婦の姿が切ない。

2024.12.20 投稿

ゴースト・ライター

3.0

面白いけれど、ポランスキーならもうちょっと頑張ってじわじわ恐怖と絶望を味わわせてほしかった。キャストも原作のイメージに沿っていたし、不穏な雰囲気はよく出ていたので、ちょっとだけ惜しい。

2024.12.20 投稿

クリスタル殺人事件

4.0

アンジェラ・ランズベリーのミス・マープルも意外に悪くなく、名優たちのちょっと疲れた感じの共演が物語の雰囲気にも合っていて、楽しめた一作。エリザベス・テイラーの悲しげなまなざしが心に残る。

2024.12.20 投稿

ライアンの娘

4.0

アイルランドの風景が息を飲むほど美しい。タフガイのロバート・ミッチャムが中年の哀愁があり、とてもいい味をだしていた。森の中の逢瀬の場面も美しく、心に残る。クリストファー・ジョーンズも魅力的だった。

2024.12.20 投稿

ポリスアカデミー

4.0

ちょっとお下品なネタや意外に大人向けのお笑いが多いけれど、楽しく笑える、80年代の感覚が懐かしい作品。キム・キャトラルがかわいらしかった。個性豊かな面々がそれぞれいい働きを見せる終盤は感動的でもある。

2024.12.20 投稿

野望の階段Ⅰ

5.0

イアン・リチャードソンの優雅で冷酷な人物像が、怖いけれどとても魅力的で引きこまれてしまう。カメラ目線で語りかけるのもユーモラスで皮肉もきいていた。政界ものだけどまったく退屈せずに一気見してしまう面白さだった。

2024.12.20 投稿

ポセイドン・アドベンチャー

4.0

ジーン・ハックマンの型破りな牧師のキャラが力強くてよかったです。息苦しくなる緊張感が続くパニックものの名作だと思います。シェリー・ウィンタースの見せ場には思わず涙してしまいます。

2024.12.20 投稿

スプラッシュ

5.0

なんといってもキュートなダリル・ハンナのマーメイドが忘れられなくなります。トム・ハンクスとジョン・キャンディの兄弟設定もおかしくてよかったです。見ていて幸せな気持ちになれる作品。ダリル・ハンナのマーメイドにしか見えない水中の動きや表情が見事。

2024.12.20 投稿

追いつめられて

4.0

軍服姿のケヴィン・コスナーの軽妙さに目をひかれます。ショーン・ヤングもセクシーでイマンもゴージャス。ジーン・ハックマンの存在で緊張感が盛り上がります。どんでん返しは本当に意外過ぎて、楽しめました。

2024.12.20 投稿

泳ぐひと

4.0

全編水着姿のバート・ランカスターのマッチョな印象が、話の展開と共にだんだん哀れに思えてくる、ホラー風味も入った一本。ラストはどうしようもなく寒気を感じた。シュールな設定と悲壮感漂う音楽も、怖い。

2024.12.20 投稿

真夜中のカーボーイ

4.0

悲しく美しいジョン・バリーの音楽が耳に残ります。苦しくて切ない物語だし悪夢のような展開もあるけれど、どこか人の好さそうなジョン・ボイトのキャラがよく、ダスティン・ホフマンも光っていて、ひきこまれる作品です。

2024.12.20 投稿

娼婦ベロニカ

4.0

知識も教養もあってセクシーなベロニカの型破りな人生が面白く、魅力にあふれていた。実在の詩人だったというから驚き。ジャクリーン・ビセットも美しく、心に残る快作。

2024.12.19 投稿

サイダーハウス・ルール

4.0

マイケル・ケインのちょっと寂しげで愛情深い孤児院院長が心に残った。トビー・マグワイアの物静かでどこかとぼけた感じもいい味をだしていてよかった。苦しみもある物語だけど、どこか温かさを感じられてよかった。

2024.12.19 投稿

ダークマン

3.0

恐怖の中にも「ぶはっ」と笑ってしまうユーモアがあり、マンガチックだけど勢いあるサム・ライミ節に乗ってしまうと楽しい怪作。ラリー・ドレイクの不気味さも忘れがたい。大柄なリーアム・ニーソンのユーモラスなアクションがどこかかわいかった。

2024.12.19 投稿

レナードの朝

3.0

実話がもとになっているとのことで、患者たちの「目覚め」にはものすごい驚きと感動をおぼえた。それだけにその後は何とも悲しいけれど、短い間の輝きは素晴らしかったと思う。ペネロープ・アン・ミラーや、ジュリー・カヴナーが脇ながらいい味を出していた。音楽も美しい。

2024.12.19 投稿

虚栄のかがり火

3.0

もうちょっと攻めて社会派の問題作になってほしかったが惜しい。ちょっとした躓きから事態がどんどん悪い方向へ広がって大事になっていく物語も興味深く、冒頭の10分は完璧だった。

2024.12.19 投稿

ジョー、満月の島へ行く

4.0

トム・ハンクスの変身ぶりも、メグ・ライアンの一人三役も魅力的で、マンガチックかもしれないけれど、実に楽しい映画。頑丈なトランクの使い道がまたよくて、笑わせられてしまった。

2024.12.19 投稿

On Her Majesty's Secret Service

4.0

この一作だけで終わってしまったジョージ・レーゼンビーのジェームズ・ボンドだけど、クライブ・オーウェン的なスマートさが魅力的で、悪くはなかったと思います。ボンドが結婚するという珍しいパターンのストーリーも面白く、ダイアナ・リグも美しいし、音楽も良かったし、満足です。

2024.12.19 投稿

陽のあたる場所

5.0

苦悩するモンゴメリー・クリフトの陰のある美青年ぶりに魅了されました。ティーンなのに完成された美貌のエリザベス・テイラーに驚かされます。切なく重苦しい結末が心に残ります。

2024.12.18 投稿

サンセット大通り

5.0

グロリア・スワンソンの怪演がすごくて、どんな気持ちで演じていたのか考えさせられます。外界と隔絶されたような屋敷内の暮らしがホラー風味でかなり楽しめました。

2024.12.18 投稿

イヴの総て

5.0

芸能界のシビアな裏側を描いた物語がとても面白い。ベティ・デイヴィスの大御所ぶりもよかった。マリリン・モンローは短い出番だが輝いていた。

2024.12.18 投稿

ブリット

4.0

カーチェイスのシーンが大迫力で、車もかっこよくて素晴らしいのひとことです。ジャクリーン・ビセットは役の重要度は低いけれど、かわいらしくて清涼剤でした。ストーリーはよく考えたらツッコミどころがあるけれど、スティーブ・マックイーンはかっこいいし、映画の雰囲気が何ともよくて、好きな作品です。

2024.12.17 投稿

美女ありき

4.0

ヴィヴィアン・リーの並外れた演技力と美貌に感銘を受けました。特殊メイクでもないのにラストは形相がすっかり違って見えます。不倫を世間から非難されて苦悩する姿もとてもリアルでした。

2024.12.17 投稿

ニキータ

3.0

ところどころ雑に感じてしまう展開もあるけれど、勢いと意外性でひきつけられて見れた。哀愁漂うチェッキー・カリョがよかった。

2024.12.17 投稿

狂っちゃいないぜ

4.0

ビリー・ボブ・ソーントンの人を食ったキャラが不思議な魅力で面白かった。ジョン・キューザックもキュートで目の表情が豊かでよい。結構豪華キャストだった。物語も意外な方向に着地して面白かった。

2024.12.17 投稿

推定無罪

4.0

ハリソン・フォードのディープボイスで、現実の重苦しさがよく伝わってくる。ラウル・ジュリアやジョン・スペンサーなど脇を固める俳優も味があってよかった。法廷劇もスリリングだった。グレタ・スカッキがとても美しかった。

2024.12.17 投稿

殺しのドレス

4.0

デパルマ監督のヒッチコック愛をふんだんに感じられる怪作。サスペンスもエロもサービス満点で楽しめる。アンジー・ディッキンソンもナンシー・アレンもセクシーでよい。

2024.12.17 投稿

イベント・ホライゾン

4.0

自分の最も恐れているものに苛まれる展開が、エグいけれどホラーの王道で、味わい深いです。痛さがリアルな残酷描写が冴えていて、ラストまで気が抜けず一気に見てしまいました。

2024.12.16 投稿

フラットライナーズ

3.0

臨死体験の描写が妙に説得力があって、のめりこんでしまった。フレッシュなキャストでホラーに傾きすぎず、後味も悪くなく済んでよかった。

2024.12.16 投稿

サスペリア

4.0

残酷描写は強烈だけれど、魔女伝説や呪いといった要素にも心をひかれるし、美しさを感じる場面も多くて、くり返し見たくなる作品。ジェシカ・ハーパーの清楚で芯の強いヒロインが魅力的。不気味な音楽もクセになる魅力がある。ひとりで深夜に見ると本当に怖い。

2024.12.16 投稿

マイノリティ・リポート

4.0

近未来感が秀逸で、さすがスピルバーグ。ちょっとイヤミなコリン・ファレルが出演時間は短いのに結構インパクト強くてよかった。どこか幼児のようなかわいさのあるサマンサ・モートンの不思議な魅力にもひかれた。緊迫感もあってかなり楽しめた。

2024.12.16 投稿

カジュアリティーズ

3.0

救いのない内容がかなりヘビーで鬱になるけれど、マイケル・J・フォックスの美しさが際立っていた。音楽も胸に迫ってくる。まだ初々しいジョン・レグイザモも存在感あり。

2024.12.16 投稿

地獄の逃避行

4.0

あてのない逃避行が、だんだん追い詰められて絶望的になっていくさまがよく描かれていた。マーティン・シーンの狂気じみた目が印象的だった。シシー・スペイシクのぼーっとした10代少女の様子がリアル。なんでもない風景が時々息をのむほど美しかった。

2024.12.16 投稿

ホテル・ニューハンプシャー

4.0

人生の悲喜劇を、淡々とした語り口で描いている、不思議な雰囲気の映画だと思いました。ぎょっとするようなエピソードでもどこかユーモラスに流している感じで、俳優たちの演技も静かだと感じます。ナスターシャ・キンスキーはどんな格好をしていても美貌がすごいです。

2024.12.16 投稿

血みどろの入江

3.0

ストーリーはツッコミどころがいくつかありますが、ホラーな雰囲気と時々グロ描写で飽きなかったです。入り江の撮影がとても美しく、不吉で不気味な雰囲気たっぷりでよかったです。 ラストはあっけにとられましたが、嫌いになれない作品です。

2024.12.16 投稿

ア・フュー・グッドメン

5.0

法廷劇もスリリングで、、デミ・ムーアとトム・クルーズの顔合わせもよかった。事件は日本でも起こりうる感じで、考えさせられた。ジャック・ニコルソンとの対決はなかなかの迫力で、飽きなかった。

2024.12.15 投稿

レディ・マクベス 17歳の欲望

3.0

フローレンス・ピューの情念と強さが怖かったけれど、さすがの存在感で、ラストにも納得。 男女が惹かれ合っていく官能的な雰囲気が濃密で、ひきこまれた。原作にもすごく忠実だった。

2024.12.15 投稿

大いなる眠り

4.0

ちょっと枯れたロバート・ミッチャムの探偵ぶりがなかなかよかった。ジェームズ・スチュアートの衰えが見ていてちょっとつらかったけれど、ミステリーに引き込まれて結構楽しめた。

2024.12.15 投稿

華麗なるペテン師たち

5.0

基本的に悪い奴らを嵌めるので、全編嫌な気持ちにならずに見れました。騙し騙されが痛快で、ペテン師たちそれぞれのキャラも魅力があり、応援したくなります。優雅なシニア紳士ロバート・ヴォーンが素敵です。

2024.12.14 投稿

愛がこわれるとき

3.0

パトリック・バーギンのDV夫役がなかなか怖くて震えます。先も読める展開ですが、ジュリア・ロバーツがまだ初々しく、音楽も景色も美しいので、それなりに楽しめるサスペンスでした。

2024.12.13 投稿

ウォール街

4.0

マイケル・ダグラスのカリスマ性あるキャラがインパクト大。80年代後半のニューヨークの雰囲気がよく伝わってきた。チャーリー・シーンの清冽な魅力もよかった。苦い結末も現実的。

2024.12.13 投稿

ヘザース

4.0

ブラックユーモアが随所に感じられる、毒のある青春映画。クリスチャン・スレーターの存在感はさすがで、ひきつけられた。ウィノナ・ライダーのちょっと屈折した美しさが印象的。

2024.12.13 投稿

RED/レッド

4.0

ブルース・ウィリス、ヘレン・ミレン、ジョン・マルコヴィッチが皆魅力的ですばらしいです。シニア扱いのギャグも笑えるけれど、まだまだかっこいいです。カール・アーバンも精悍で素敵です。ラストまで楽しい映画。

2024.12.12 投稿

幸福の条件

3.0

ストーリーはそんなに新鮮ではないけれど、デミ・ムーアの美しさが光っています。ロバート・レッドフォードの白スーツ姿の大富豪ぶりが堂に入っていて、見ているだけで楽しかったです。

2024.12.12 投稿

偽りなき者

3.0

マッツ・ミケルセンはイケメンで、怪我をして血が流れても美しいけれど、いかんせん救いのないイヤ~な物語がつらい、ヘビーな一作。子供が深く考えもせず言ったことから人生破壊されるのがもう重苦しくて、見ているのが辛くなった。

2024.12.11 投稿

トーマス・クラウン・アフェアー

4.0

ピアース・ブロスナンが軽快でスタイリッシュでよいです。レネ・ルッソの魅力もよく伝わってきました。オリジナルのフェイ・ダナウェイの顔見せもうれしい、意外なオチも楽しませてくれる、おしゃれなサスペンスで、良かったです。

2024.12.11 投稿

帰らざる河

3.0

マリリン・モンローのシャツ&ジーンズ姿が意外にとても魅力的だった。歌もよかった。ロバート・ミッチャムの心理をもうちょっと深めて描いてほしかったと思うぐらい、唐突に感じる場面がいくつかあった。この顔合わせはそれだけで魅力的なので、ちょっと残念。

2024.12.11 投稿

阿羅漢

4.0

まだ「リー・リンチェイ」だった頃のジェット・リーの快作。『少林寺』のキャストも出ていて、皆凛々しくて素敵です。ほろ苦い淡い恋の結末もよく、胸に残る作品です。

2024.12.10 投稿

エアフォース・ワン

4.0

ハリソン・フォードの凛々しい大統領っぷりと、テロリストのゲイリー・オールドマンの存在感がなかなか良いです。飽きずに最後まで突っ走れるサスペンスとアクションの充実した一作。

2024.12.10 投稿

白と黒のナイフ

4.0

『危険な情事』前のやや健康的な魅力のグレン・クロースが見れたし、法廷劇もスリリングで なかなか面白いと思いました。ラスト15分のサスペンスは特に素晴らしかったです。ジェフ・ブリッジスがちょっと人が好さそうに見えるのもうまいと思いました。

2024.12.09 投稿

トラック29

3.0

どこか少年ぽいゲイリー・オールドマンの狂気の目が怖いけれど、惹きこまれた。不思議な場面もあるけれど、難解というほどではなく、テレサ・ラッセルの心情に肩入れできた。ジョン・レノンの叫ぶような歌がいつまでも耳に残った。

2024.12.09 投稿

郵便配達は二度ベルを鳴らす(1981)

4.0

ジェシカ・ラングの時おり見せる純な表情も可愛らしく、美しいです。殺人が起きた後の居心地の悪い緊張感がリアルで良いです。

2024.12.09 投稿

カンバセーション…盗聴…

4.0

ジーン・ハックマン演じる盗聴のプロの、孤独で疑心暗鬼が募っていくさまが見事。静けさが逆に重く、不安になってくるような雰囲気がいい。戦慄の真相と後味の悪さも捨てがたい。

2024.12.09 投稿

白いドレスの女

4.0

ジョン・バリーの物憂げな音楽と、不穏な雰囲気がとてもよかったです。ハスキーボイスのキャスリーン・ターナーが本当に魅力的。若かりしミッキー・ロークが存在感ありました。

2024.12.09 投稿

第七の予言

4.0

めちゃくちゃ恐怖を煽る描写ではないけれど、黙示録の予言が実現されていくさまはじわじわとした絶望感が迫ってきて、よい出来だと思います。決断を迫られるデミ・ムーアも人の良さと純粋さをにじませて好演。謎めいたユルゲンの存在感もよく、好きな映画です。

2024.12.08 投稿

ローズ家の戦争

3.0

離婚のドロドロをぎりぎり笑えるところで描ききったブラックコメディー。ダニー・デビートのアドバイスが現実的で勉強になった。キャスリーン・ターナーがだんだんリッチな奥様に洗練されていく過程が、さりげないけれど美しかった。

2024.12.08 投稿

アラモ

5.0

勝ち目のない戦いに、誇りを捨てずに向かっていく男たちがあまりに魅力的で、胸が熱くなります。デイビー・クロケットを演じたビリー・ボブが、恐れをにじませながらも戦いに殉じるさまが何ともいいです。だんだん皆が力を合わせていく過程もよかったです。

2024.12.08 投稿

スター80

4.0

エリック・ロバーツの狂気がどんどん怖くなっていった。陰惨なラストに向けて重苦しい展開で、見ていてちょっと辛かった。マリエル・ヘミングウェイの熱演と美しさは印象に残った。

2024.12.08 投稿

マルコヴィッチの穴

4.0

カオスな作品だけど好き。冴えない主婦を演じたキャメロン・ディアスの演技力がすばらしい。この役にマルコヴィッチをあてる監督の感覚にも感銘を受けた。哲学的なテーマを秘めた魅力ある映画だと思う。

2024.12.08 投稿

ボヴァリー夫人

3.0

ミア・ワシコウスカの病的な雰囲気がすごく役に合っていた。借金の怖さを再認識させられる。ラストはちょっと唐突に感じてしまうけれど、あまり凝っていなくて現代に通じる物語はわかりやすいし、テンポよい展開はいいと思った。

2024.12.08 投稿

エクスカリバー

4.0

伝説の幻想的な雰囲気、戦闘のリアルな力強さ、ホラーっぽい要素もあり、魅了されました。名曲も耳に残ります。円卓の騎士たちも魅力的。心に残る作品。

2024.12.08 投稿

フォーカス

4.0

こんなの自分でも騙されちゃうかも…と思いながらも、騙され感が心地よく、楽しかったです。マーゴット・ロビーのコメディセンスがいいです。音楽もいいし、伏線チェックのためにも繰り返して見たくなります。

2024.12.08 投稿

地中海殺人事件

4.0

ピーター・ユスチノフの何ともユーモラスなポワロがいいです。陰惨な殺人事件というのではなく、全編そこはかとなく明るさがあって、真相がわかっても、どこかさわやかでした。コール・ポーターの音楽も優雅で軽快でよかったです。マギー・スミスもかわいいと思ってしまいました。

2024.12.07 投稿

L.A.コンフィデンシャル

5.0

三人の刑事の個性がすごくはっきりしていて、事件へのアプローチもそれぞれ個性的で、面白かったです。ケビン・スペイシーの繊細な表情が良かったです。ミステリー要素にもぐいぐいひきこまれて一気に見てしまいました。大好きな作品。

2024.12.07 投稿

オープン・ユア・アイズ

5.0

まったく先が読めず悪夢の迷宮に迷い込んだ感覚を味わえた。セクシーで可愛らしいペネロペ・クルスの魅力も満載。違和感の拭えない現実の描写が秀逸だった。ラストまで見るともう一度最初から見たくなる。

2024.12.06 投稿

コンドル

4.0

いつ殺されるかわからない緊張感がよかった。冷たそうな空気と、孤立無援の逃走劇にひきこまれる。クールなフェイ・ダナウェイの優しさに癒しを感じた。マックス・フォン・シドーが冷酷でひたすら怖かった。

2024.12.06 投稿

ドグマ

4.0

アラン・リックマンも出ていて、意外に豪華キャスト。カトリックの信仰についてセンシティブなところを突いているためか問題作扱いだったそうですが、日本では受け入れやすそうではないかと思います。ふつうに楽しめるコメディーで、憎めない作品でした。ケビン・スミス監督の快演も(セリフが超少ない)楽しめます。

2024.12.05 投稿

ホワット・ライズ・ビニース

5.0

ハリソン・フォードとミシェル・ファイファーという顔合わせも豪華で、なかなか怖い、正統派のホラーサスペンスで楽しめました。音楽もすてき。涼しくなりたいときにおススメしたい作品です。

2024.12.05 投稿

名探偵登場

5.0

ちょっとふざけすぎなところもあるけれど、出演陣の豪華な顔ぶれも楽しく、謎解きと犯人探しもちゃんと面白いミステリー・コメディ。探偵小説のパロディが随所にあるのも楽しいです。重要な役を作家のトルーマン・カポーティが演じていて驚きました。音楽も好き。

2024.12.05 投稿

マルホランド・ドライブ

5.0

ナオミ・ワッツの変貌ぶりに度肝を抜かれた。好みが分かれるだろうけど、いろんな解釈ができて、一緒に見た人と話し合えるようなミステリアスな作品。女性の歌う「ジョ~ランド~」の哀しい響きが耳を離れない。何度も見たくなる映画。

2024.12.05 投稿

テレーズ 情欲に溺れて

4.0

エリザベス・オルセンの熱演もすばらしく、トム・フェルトンが禿を強調して病弱なダンナを演じているところに感銘を受けました。ゾラの原作にとても忠実で、終盤の重苦しさも息詰まる感じがよいです。オスカー・アイザックの荒んだ表情や、ジェシカ・ラングの存在感、どれも重みのある文芸ドラマです。

2024.12.05 投稿

ダンシング・ヒーロー

5.0

オーストラリア製ダンス映画の良作です。『ムーラン・ルージュ』のバズ・ラーマン監督の初期の作品。思わず吹き出してしまうようなユーモアたっぷりの場面が多くて、暑苦しくありません。ポール・マーキュリオの躍動感あふれるダンス場面に魅せられます。見ていて何とも幸せな気分になれる映画。

2024.12.04 投稿

危険な関係

5.0

グレン・クロースの迫力にたじたじ。18世紀のフランスを舞台に繰り広げられるドロドロの恋愛模様が見ごたえあります。コスプレ姿も初々しいのに大胆に脱いでいる、当時10代と思われるユマ・サーマンや、すごく若いキアヌ・リーブスの姿まで見ることができて、濃い1作です。

2024.12.04 投稿

ダンス・ウィズ・ア・ストレンジャー

5.0

若いルパート・エヴェレットの残酷なまでの美しさが心に残ります。実話ベースであらかじめ結末を知っていても、「何とか回避できないかなあ…」と思わされました。ミランダ・リチャードソンの鬼気迫る演技が秀逸。ビルボ・バギンズ前の名優イアン・ホルムの、哀愁漂う中年男性も印象的です。息子アンディがかわいそすぎ。冒頭の物憂げな歌が良い。

2024.12.04 投稿

愛という名の疑惑

4.0

キム・ベイシンガーとユマ・サーマンが姉妹という濃い設定ですが、金髪長身セクシー美女の競演はゴージャスです。ベタだけど心理分析は面白いし、惑えるギア様を見るのも一興です。エリック・ロバーツも存在感ありました。2時間サスペンスドラマみたい、と言われることもありますが、私は楽しめました。

2024.12.03 投稿

赤い影

5.0

夜中に一人で見ていたら眠れなくなりました。それでもその後も気になって何度か繰り返して見てしまう、不思議な魅力のある映画。謎が多い展開だけどダフネ・デュ・モーリアの原作を読んだら、映画は見事に原作通りだったので驚きました。ヴェニスの風景や謎めいた全体の雰囲気が捨てがたい一作です。

2024.12.03 投稿

ザ・フォッグ

4.0

光る霧と海辺の風景が美しく、音楽も良く、カーペンター節が冴えわたる良作ホラー。若いジェイミー・リー・カーティスがクールな個性を発揮していて印象的です。実母のジャネット・リーとの共演場面も見逃せないです。最後まで不穏な雰囲気が持続するのがすばらしい。 サントラがあったらほしいです。

2024.12.03 投稿

フライト・ゲーム

4.0

犯人が誰かなかなかわからず、結構すぐひきこまれて一気に見れます。『ダウントンアビー』のミシェル・ドッカリーが出ていたり、ジュリアン・ムーアやライナス・ローチ、コリー・ストールと、意外に豪華なキャストで、それだけでも楽しめますが、誰もが怪しく見えてしまう展開も無駄がなく、最後まで飽きることないサスペンスでした。

2024.12.03 投稿

フロム・ダスク・ティル・ドーン

4.0

ジョージ・クルーニーのカメラ目線できめるセリフに笑いながら引き込まれます。サスペンス映画かと思ったら、後半からは別のものすごいサスペンスになり、びっくりしました。タランティーノの自然な演技にも驚かされます。

2024.12.03 投稿