カリガリ博士

あるドイツの田舎町のカーニバルで、カリガリ博士という男が眠り男・ツェザーレを使った見世物を出していた。自分の死期を尋ねた男が「明日の朝まで」と告げられ、翌朝に殺されてしまう。友人の死に疑問を抱いたフランシスは真相究明に乗り出すが…。

「カリガリ博士」は、不気味な眠り男の予言通りに起こる殺人事件を描いた作品です。ドイツ表現主義の頂点とも称されるこの古典作品は、モノクロの色調がストーリーの不気味さを一層引き立てています。また、どんでん返しとなる結末は、後世の映画に多大な影響を与え、ホラー映画の名作として語り継がれています。