埋もれ木

山に近い小さな町。女子高校生・まちは、女友達と短い物語を作り、それをリレーして遊ぶことを思いつく。次々と、紡がれる物語は、未来へと向かう夢。町に住む大人たちにも物語はあるが、それらは過去。ふたつの物語は夢や過去、現実や未来が溶けあい…。

「埋もれ木」は、小栗康平監督が描く夢や記憶、過去と未来が交錯するファンタジー作品です。物語は、女子高校生たちの純粋な夢と、過去の歴史を背負いながら生きる大人たちの世界が対比されています。この対比を通じて、柔らかな子供たちの心に触れ、自分の夢と向き合うことの大切さを伝えています。過去と未来、現実と夢が混ざり合う中で、観る者に深い感動と共感を与える作品となっています。