弥生、三月　君を愛した30年

高校時代に親友のサクラ（杉咲花）を病気で亡くした弥生（波瑠）と太郎（成田凌）は心に深い傷を負うことになってしまう。その後、サクラの出来事の影響もあり、お互いの想いをきちんと打ち明けられないまま、別々の人生を弥生と太郎は歩んで行くことになる。お互い、夢に挑戦し、結婚相手を見付け、子供が産まれるといった人生を送る。しかし人生は上手くいかずに、離婚を経験し、災害に見舞われ、配偶者を失い、理想の人生は断たれてしまう。そんな二人の人生において、いつも手を差し伸べてくれたのは“とある人物”だった。そんな激動の30年が、リアリティを持って時に痛々しく描かれていく。

「弥生、三月　君を愛した30年」は、運命で結ばれた2人の30年間の愛を描いた作品です。昭和、平成、令和と時代をまたぎ、運命に翻弄されながらもその運命を信じ続けた2人の姿が描かれています。特に、正しいことに真っ直ぐ突き進み、強い信念を持つヒロインの描写は見事で、波瑠の演技が光ります。3月だけで紡がれるこの激動のラブストーリーは、観る者の心を深く揺さぶります。