ひきこもりの妹を持つキサラ。彼女は妹・アオイに対しいらだちを感じていたが、ある出来事をきっかけにその窮屈な生活から解放される。幸せの真っただ中にいるキサラは、両親に彼氏を紹介するため久々に実家に帰省するが、ある恐怖に襲われる。

「はらい」は、姉の帰省をきっかけに家族に巻き起こる恐怖を描いた作品です。クォン・ヒョクジュン監督が自身の悪い部分を登場人物に投影し、その人間ドラマを深く描き出しています。また、アナログ特撮を多用することで、視覚的にも味わい深い映像美を実現しています。家族の絆や人間の闇を描いた本作は、観る者に深い感動と共に恐怖をもたらします。