紀元180年。病を患うローマ皇帝は、最も信頼する指揮官・リヴィウスに皇位を継がせることを決意する。しかし、皇帝が暗殺されたことから、リヴィウスは皇位を辞退し、息子のコモドウスが即位する。皇帝となったコモドウスは暴政を振るい始め…。

「ローマ帝国の滅亡」は、アンソニー・マン監督が壮大なスケールで描いたスペクタクル史劇です。古代ローマの神殿を再現した豪華なセットと美術は圧巻で、視覚的にも楽しむことができます。物語は、愚帝・コモドウスを演じたクリストファー・プラマーの名演が引き立てられています。また、ソフィア・ローレンの類まれな美貌も特筆に値します。この作品は、歴史的な背景と個々のキャラクターの人間ドラマが融合した、見ごたえのある作品となっています。