おひとりさまライフがすっかり板についた31歳の黒田みつ子。人間関係や身の振り方に迷った時は、脳内の相談役“A”が正しいアンサーをくれる。そんな平和な日常がずっと続くと思っていたある日、みつ子は年下の営業マン・多田くんに恋をしてしまう。

「私をくいとめて」は、綿矢りさの小説を大九明子監督が映画化した作品です。一歩踏み出せない男女の恋愛模様を描いた深過ぎる崖っぷちロマンスです。主人公は、時にやさぐれ、時に激しく吠える妙齢の女性で、そのおかしみ全開な姿をのんがキュートに熱演しています。この作品は、恋愛の難しさと面白さを描き出しており、観る者の心に深く響く内容となっています。