想影

アーミーナイフをいつも持ち歩き、果物をむくのがうまかった男の子・栄大輔。栄がどこかの農家の一人娘と結婚するという知らせを聞いた幼馴染みの中村由美。思い出が蘇る由美は、同時に栄に伝えられなかった想いが後悔と共にあふれ出してくる。

「想影」は、青春時代の切なくてはかない片想いを描いた作品です。主演は『笑顔の向こうに』の高杉真宙で、彼が純粋な女性を演じる松原菜野花と共に、10年の時を経て過去の想いと対峙する決心を描きます。その女性の行動が観る者の胸を打つ、心に染みる青春グラフィティです。この作品は、片想いなんかじゃないという強いメッセージを伝えています。