ばかもの

19歳のヒデは半ば強引に誘われるように強気な年上女・額子と初体験をする。ぶっきら棒だけど美人で率直な額子に、ヒデはのめりこんでいく。しかしある日突然、額子は一方的にヒデを捨てる。そして10年後、変わり果てた姿で2人は再会する…。

「ばかもの」は、芥川賞作家・絲山秋子の代表作を映画化した作品です。不器用な男女のラブストーリーを描いています。主人公は、年上の女性に捨てられ、次第に転落していく男性で、その役を鬼気迫る演技で成宮寛貴が演じています。また、男性を惑わす魔性の女性役を内田有紀が演じており、2人がかつてない汚れ役に挑んだことが話題となりました。その迫真の演技が見どころの一つです。