郊外のスクラップ工場で働く2人の男。40 歳を過ぎて独身、不器用な性格が災いして上司から目の敵にされている秋本。妻子と暮らし、気ままに人生を楽しみながら要領よく世の中を渡ってきた谷口。ある夜の出来事をきっかけに、彼らの運命は大きく揺らぎ始める。

「夜を走る」は、罪を背負った男たちの運命を描いた社会派サスペンスです。『教誨師』の佐向大が監督を務め、『きみの鳥はうたえる』の足立智充と『おかえりモネ』の玉置玲央という演技派俳優2人が共演します。物語は、現代社会に偏在する矛盾と対立を怒涛の展開で描きつつ、わずかな希望を見つけ出すという内容です。夜明けを迎えることができるのか、その結末に注目です。