湊人と雪乃の運命的な出会いから始まるこの映画は、心の奥深くに触れるような静かな感動を呼び起こします。雪乃のピアノの音色が、湊人のトラウマを少しずつ解きほぐす描写が印象的です。雪乃が突然姿を消すことで、湊人の葛藤や未解決の感情が浮き彫りになります。役者の演技が自然で、特に雪乃を演じる古川琴音の表情が切なくも美しく、ストーリーに深みを与えていました。最後の展開は、予想を裏切りつつも心に残るものがあります。

自分自身と重なって印象に残るシーンが多く、涙が流れました。ファンタジー要素もあり、引き込まれました。

こんなに泣けた映画は見たことがないです。リメイクというのは知っていたけど、あえて内容を知らないまま行ったら、京本さんの演技はもちろん、BGMやサントラ、映画の撮り方や背景全てのクオリティが意味を持っていて、最後のSixTONESの曲で涙が止まらなくなりました。ハッピーエンドといえばそう、メリバと言われたらそうとも取れる、見る人によって受け取り方が変わる映画でした。