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ある夏の1日。7歳の少女・ソルは、母に連れられて父・トナの誕生日パーティーのため祖父の家を訪ねる。病気で療養中の父と久しぶりに会えることを無邪気に喜ぶソルだったが、準備に駆け回る家族の異変に気が付いていく。よろこびや戸惑い、希望や不安…それぞれが抱える思いが交差するなか、パーティーが始まろうとしていた――。
新鋭リラ・アビレスが描く少女の心の揺れ動きは、1日を通して瑞々しく映し出される。彼女はMIU MIUの短編アンソロジーシリーズ「Women’s Tales」で注目を集め、今作は長編2作目ながらベルリン国際映画祭エキュメニカル審査員賞を受賞。さらに、アカデミー賞国際長編映画賞のショートリストにも選出され、世界70以上の映画祭で上映された。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、アルフォンソ・キュアロン、ギレルモ・デル・トロらアカデミー賞受賞監督たちも絶賛。映画初出演のナイマ・センティエスをはじめ、個性豊かなキャストたちが唯一無二の輝きを放ち、まるでドキュメンタリーのような映像美が心に迫る。7歳の少女ソルは、父トナの誕生日パーティーのため祖父の家を訪れる。病気療養中の父に久しぶりに会えることを楽しみにしていたが、なかなか会わせてもらえず、ソルは苛立ちと不安を感じる。従姉妹たちと遊ぶことも、大人たちの話し合いに加わることもできないソルの心は揺れ動く。ようやく父との再会を果たしたとき、彼女の感情は溢れ出し、新たな感情に目覚める。喜び、悲しみ、希望、落胆―ソルが最後に願ったこととは何か。メキシコの太陽の下、誰もが大切な記憶を思い出す宝物のような物語。物語が今、幕を開ける。
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