グランメゾン・パリ

映画「グランメゾン・パリ」は、2019年放送の人気ドラマ「グランメゾン東京」の続編となる劇場版です。フランス料理の世界を舞台にしたドラマが展開されます。
主演の木村拓哉をはじめ、鈴木京香らドラマ版の主要キャストが再集結。監督は塚原あゆ子、脚本は黒岩勉が務め、パリでの新たな挑戦を描きます。
2019年10月から12月までTBS系で放送されたテレビドラマ「グランメゾン★東京」の続編となる劇場版になります。
ドラマは平均視聴率12.9%、最終話には16.4%という高視聴率を上げました。劇場版の今作は、ドラマシリーズで【グランメゾン東京】が日本で三つ星を獲得してから少し時間が経ってからのお話になります。
フランス料理の本場であるパリでミシュラン“三つ星”を獲得するため、シェフやスタッフたちが奮闘努力し、レストランを作り上げながら成長する姿を描いています。
主演はもちろん木村拓哉。監督は、テレビドラマに引き続き塚原あゆ子がメガホンをとりました。
塚原あゆ子監督は、「わたしの幸せな結婚」や2024年に興行収入約59億6,000万円と大ヒットした「ラストマイル」などのメガホンをとった注目の監督です。
今作は、ドラマ版に続きいかにもキムタクなキムタクがとても魅力的な作品でした。キムタク批判の中には、キムタクがキムタク過ぎる...というのをよく聞きますが、キムタクなんだからそれでいいと思います。それがキムタク作品の最大の魅力だと思います。
物語は、ドラマ版とスペシャル版を踏まえた上でのものにはなっています。
王道展開でいかにもテレビドラマの劇場版な感じはするのですが、お仕事系でなにかを作り上げていくという物語は、エンタメ展開でないと広く万人ウケはしません。
この王道展開を上手く、誰が観ても面白いと思えるように作り上げるのには、作り手に高度なテクニックが必要になります。
今作は見事に誰もが楽しめるエンタメ作品として仕上がっています。起承転結もわかりやすくて、とても観やすい作品です。
観やすいので、感情移入もしやすく作品の中に入り込むことが出来るので、非日常な気持ちも味わえます。
観てて、ワクワクすることが出来ます。ちゃんと爽快感も味わせてくれます。そして、観ると絶対フランス料理が食べたくなります。食テロ映画でもありますね。
世界観もドラマ版の時から全くブレていません。ドラマ版はゼロから苦労しながら仲間を集めて作り上げる面白さがありましたが、劇場版の今作の展開はそういう作り上げ部分は薄めになっています。
よくあるスポ根ものや、爽快お仕事系などの続編と同じようなもので、1作目にある面白味は薄くなってはいます。これは、続編なのでしょうがないところ。でも、スケールは大きくなっているし、簡単にはいかない展開にはどうしても食いついて見てしまいます。
クライマックスの盛り上げ方は定番な見せ方ではありますが、映画版としての盛り上げをしっかり用意してくれています。
そして、とにかく格好いいキムタクを見せながら、キムタク演じる尾花も、鈴木京香や沢村一樹他のスタッフやキャストもちゃんと成長しているのがとてもいいです。
ドラマ版に続いて、エンディングで流れる山下達郎の「RECIPE」もとても印象的な楽曲でした。
小難しいところは一切ない、老若男女誰もが楽しめるエンタメ作品になっていますよ。
過去作を観ていなくても楽しめる内容にはなっていますが、人物の設定や関係などがすぐには理解出来ないと思います。
各サブスクで配信もされているので、ドラマ版、出来ればスペシャル版を観てから、今作をご覧になるとより楽しめる作品になっています。
【書いた人】
映画大好きroninです。
年間、劇場など新作を350本前後、その他配信などで約700本以上の映画を観ています。
ラジオドラマを数本、映画のシナリオや企画も執筆しています。
たまに映画のトークイベントやラジオにも出演。
映画検定2級。
アメブロで映画のブログやってます!
https://ameblo.jp/roninfilms/
制作国 | 日本 |
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作品カテゴリー | 映画 |
公開日 | 2024年12月30日 |
作品ジャンル | ドラマ |
公式サイト | 公式サイトへ移動する |
あらすじ
かつてフランス・パリで挫折を経験した型破りなシェフ・尾花夏樹。彼は早見倫子ら仲間と共に東京で三つ星レストラン「グランメゾン東京」を成功させた。
次なる挑戦の舞台は、再びパリ。アジア人として初めて、本場で三つ星を獲得するという前人未到の目標を掲げ奮闘する。
しかし、料理界の最高峰であるパリでは、新たなライバルや厳しい評価基準が待ち受ける。異国の地でのプレッシャーの中、尾花と倫子、そしてチームの仲間たちは、最高の料理を追求し、絆を武器に困難に立ち向かう。
レビュー 17件
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~5
47%
~4
35%
〜3
18%
〜2
0%
〜1
0%
面白い 前向きになれる お腹が空く
面白いです。
やはり、キムタクはキムタクでした。
それがいいんです。
物語も、王道でドラマの劇場版なものではありますが、起承転結もわかりやすくて観やすい。
キムタクがすこしずつ変わっていく姿がやっとわかりやすく描かれていたように思いました。仲間を信頼してるようでこれまでは、どちらかというと先陣を切る感じだったので。またパリが拠点になってるのでグローバルな演出が良かったです。
お腹が空く
大人が全力出す映画大好き!
今回初登場のスイーツ担当の韓国人めっちゃかっこよかったな〜!パリでも色々アクシデントありつつもドラマチックに進んで行って良かった!
面白い お腹が空く
料理もチームワークが大事なんだと思った。それぞれの得意分野を極めるからこそ、美味しいコースメニューを提供できるのだ。どの料理も美味しそうで、お腹が空く映画だった。
やっぱりキムタクさんが出ていると、つい観てしまう。そして今回も期待を裏切らない。
料理に真剣に向き合い、旅行してでも訪れたくなるような一流の店を目指す――。そんな登場人物たちの強い気持ちと、軽やかな所作、そして舞台となるパリに、うっとりする映画でした。
ドラマも感動したので、今回続編の映画ももちろん見ました。
今回の舞台がパリでアジア人初のミシュラン三つ星を獲得する映画でした。
迫力ある料理シーンや感情のぶつかりあい、異文化との言語の衝突といった様々なシーンが見られて面白っかたです。
映画になって嬉しいです。
しかも今回はパリが舞台ということで、期待しかありません。画面からもフランスの雰囲気が感じられて旅行に行った気分になりました。
映画に出てくる料理がものすごく綺麗で美味しそうでした。

2025.2.10
らんくるかっこいい/30代/男性
0
SNSかなんかで見た広告がかっこよくて映画を見に行きました。結論から言うと面白かったです。すっごい意外性のあるストーリーというわけではなかったけど、キムタク風味が存分に味わえて良かった。料理の演出がすっごいおいしそうでした。個人的にフランスに何度も行ったことがあったので、より想像が湧いて楽しめました。
キャスト
【出演】
尾花夏樹[木村拓哉] 早見倫子[鈴木京香] 京野陸太郎[沢村一樹] 相沢瓶人[及川光博] 平古祥平[玉森裕太] 芹田公一[寛一郎] 松井萌絵[吉谷彩子] 久住栞奈[中村アン] リンダ・真知子・リシャール[冨永愛]
【スタッフ】
監督[塚原あゆ子] 脚本[黒岩勉] 音楽[木村秀彬] 料理監修[小林圭] 制作プロダクション[TBS SPARKLE]
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