1960年代初頭、後世に大きな影響を与えたニューヨークの音楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出身の一人の無名ミュージシャン、ボブ・ディラン（ティモシー・シャラメ）が、フォーク・シンガーとしてコンサートホールやチャートの寵児となり、彼の歌と神秘性が世界的なセンセーションを巻き起こしつつ、1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルでの画期的なエレクトリック・ロックンロール・パフォーマンスで頂点を極めるまでを描く。

「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」は、歌手でありながらノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランの若き日々を描く伝記ドラマ。「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」のティモシー・シャラメが主演を務め、ミネソタ州の無名時代から時代の寵児として世界的なミュージシャンとなりながらも苦悩するディランを表現しています。第82回ゴールデングローブ賞3部門でノミネートされている作品です。