テンペスト
- 基本情報
- あらすじ
- 作品概要
制作年: 1979年 / 制作国:
カテゴリ:映画 / ジャンル:
【演出】
カール・ジョンソン ヒースコート・ウィリアムス ピーター・バル トーヤ・ウィルコックス デビッド・メイヤー ネイル・カニンガム
今までにも映画化されているシェークスピアの原作を、「セバスチャン」での長編デビュー以降、「エンジェリック・カンヴァセーション」などホモセクシャル的な映像感覚で前衛的作品を撮り続けるイギリスのデレク・ジャーマンが映像化を試みた作品。
「テンペスト」は、大嵐により難破した船から絶海の孤島に漂着したナポリ王アロンゾーとミラノ大公アントーニオらの物語。島には、大公の地位を追われたプロスペローと娘ミランダが暮らしていた。嵐はプロスペローの魔法によるもので、彼の復讐の一環だった。島で出会ったプロスペローの娘ミランダとナポリ王子ファーディナンドは恋に落ち、試練を乗り越えて結婚を許される。一方、アントーニオと島の怪物キャリバンはそれぞれの野望のために陰謀を巡らすが、全てはプロスペローの妖精エアリエルの力によって阻止される。最終的にプロスペローは復讐を思いとどまり、和解を選ぶ。
※作品情報の一部はU-NEXTから引用しております。
引用元:https://video.unext.jp/
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※2025年3月更新データ
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レビュー 1件
このレビューはネタバレを含みますこのレビューはネタバレを含みます
原作を読んでから再鑑賞。前に観たときは、ニューウェーブ的でアヴァンギャルドな演出ばかりに目がいっていた気がする。戯曲の詩法は相変わらず難解だが、台詞のリズムには古典らしさがしっかり残っている。プロスペローの魔法を捨てる場面と、「復讐よりも徳を与える」という締めが重なり、儚い余韻を残す。デレク・ジャーマン作品の中では比較的観やすく、カラヴァッジオやヴィトゲンシュタインに次いで好み。