第36回東京国際映画祭の作品紹介、219本を上映(2023)

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10月23日から始まるアジア最大級の映画祭典「第36回東京国際映画祭(TIFF)」のラインナップ発表記者会見が、9月27日に都内で開催。

ナビゲーターを務める安藤桃子監督、コンペティション部門から小辻陽平監督、富名哲也監督がゲスト登壇しました。

今年の東京国際映画祭は「2023年10月23日~11月1日」の10日間にわたり開催。

期間中に上映される作品を一挙ご紹介します。

アジア最大級の映画の祭典|上映数は25%増

東京国際映画祭は、1985年に初めて開催され、今年で36回目の開催になるアジア最大級の映画祭。

映画祭で上映される作品は、「コンペティション部門」「アジアの未来部門」「ガラ・セレクション部門」をはじめとする9部門にて構成されています。

2023年の上映作品は219作品で、昨年の上映作品(174作品)から約25%増加したと発表されました。

会見で話した安藤チェアマンは、今年の映画祭の特色として「国際交流を大いに強化したいと考えて、海外からもたくさんのゲストに来ていただき、日本の映画人や一般の方と交流していただくということを目指したいと思っております。また今後の方向性として、アジアの国々との連携を強化してアジアの映画祭としての特色をより鮮明に出していきたいと思っております。(※一部抜粋)」と話しました。

安藤裕康チェアマン

また関連イベントとして、小津安二郎監督の誕生120周年ということで様々なイベントを実施するとし、小津監督作品のほぼ全作である35作品が上映されると発表されました。

コンペティション部門の審査委員長を努めるヴィム・ヴェンダース監督は、「東京国際映画祭にまた戻ってこられることを嬉しく思います。今年の東京国際映画祭は私が敬愛する巨匠・監督の死後60年、生誕120年の記念すべき年に開催されるもので、そんな機会に参加できることは私にとって特別なことです。(※一部抜粋)」と話しました。

ヴィム・ヴェンダース監督
©︎By Gerhard Kassner

ヴィム・ヴェンダース監督のほか、アルベルト・セラ(映画監督/スペイン)、國實瑞惠(プロデューサー/日本)、チャン・ティ・ビック・ゴック(プロデューサー)、チャオ・タオ(俳優・プロデューサー/中国)らがコンペティション部門の審査員を務めます。

これまで俳優・女優が歴任してきたアンバサダーは、映画祭をより楽しんでもらうための案内人として「ナビゲーター」という肩書きに変わり、安藤桃子監督が就任しました。

ナビゲーター 安藤桃子監督

「アンバサダー」から「ナビゲーター」として名称を変えたことについて安藤監督は「これから先、私たちがどこに向かっていきたいかという道を示していくことが“ナビゲーション“だと思っていますので、東京国際映画祭もそういったことを意識されたんじゃないかなと感じて、ぶっ飛ぶほどに光栄に感じました。(※一部抜粋)」と話しました。

その後、東京国際映画祭の顔となるコンペティション部門から、『曖昧な楽園』の小辻陽平監督と『わたくしどもは。』の富名哲也監督が登場。

小辻監督は「この作品のきっかけになったのは、私の祖父が亡くなった時の最後の時間をもとにしてこの映画を作りました。映画を作る過程としては、曖昧で漠然とした瞬間を写したいと考えました。実際の人生は複雑だったり、漠然としていたり、そのような感覚に近い映画を作れたらと思って作りました。」と思いを語りました。

『曖昧な楽園』小辻陽平監督

身体の不自由な母親の介助をしながら暮らす青年と、宇宙基地のような巨大団地で植物状態の老人の世話をする青年。

不特定の場所と時間を舞台に、決して交わることのないまま並行していくふたつの物語。

生と死をめぐるふたつの物語を、独自の手法で映し出した小辻監督初の長編映画です。

『曖昧な楽園』©曖昧な楽園製作委員会

続いて、富名監督は「今回の『わたくしどもは。』は、新潟県の佐渡島で撮ったのですが、1作目も佐渡島で撮っており、初めて訪れたときにいろいろインスピレーションを受け、今回のメイン舞台である佐渡金山から得たインスピレーションで物語や映画を撮りました。」と話しました。

『わたくしどもは。』富名哲也監督

過去の記憶を失った女性が、同じく過去の記憶を持たない男性と出会い、恋に落ちる。

佐渡島を舞台に、互いに記憶を失くしたふたりの男女の過去と運命を描いた作品。

小松菜奈・松田龍平主演で2024年公開予定の映画です。

『わたくしどもは。』©TETSUYA to MINA film

各部門の上映作品を紹介

今年のオープニング上映作品は、映画祭の委員長でもあるヴィム・ヴェンダース監督の最新作『PERFECT DAYS』。

主演の役所広司がカンヌ国際映画祭にて最優秀男優賞を受賞しました。

左:PERFECT DAYS/右:ゴジラ-1.0

クロージング作品に選ばれたのは、山崎貴監督の最新作『ゴジラ-1.0』。

神木隆之介主演、ゴジラ誕生70周年の記念作品です。

コンペティション部門

「コンペティション部門」は2023年1月以降に完成した長編映画を対象とし、世界各国・地域の応募作品の中から入選した作品が上映されます。

会見にて市山プログラミング・ディレクターは「応募数も増えたのですが、クオリティも非常に高いです。国籍のバランスでいうと、日本映画の本数は昨年と変わりませんが、今年は中国映画が3本入っており、バランスが多少崩れても作品のクオリティを重視しました。中国映画が3本入っているというのは今年の大きな特色かと思います。」と話しました。

今年の応募数は1,942作品。その中から選ばれた15作品が期間中に上映され、クロージングセレモニーで各賞が決定されます。

正欲©2021朝井リョウ/新潮社 ©2023「正欲」製作委員会

日本からは3作品が選出。朝井リョウのベストセラー小説を稲垣吾郎主演で映画化した『正欲』、生と死をめぐるふたつの物語『曖昧な楽園』、記憶を失った2人の男女の過去と運命を描いた『わたくしどもは。』の3作品が上映されます。

コンペティション部門 作品一覧

『正欲』(日本)
監督:岸善幸
出演:稲垣吾郎/新垣結衣

『エア』(ロシア)
監督:アレクセイ・ゲルマン・ジュニア
出演:アナスタシア・タルィジナ/セルゲイ・ベズルコフ

『真昼の女』(ドイツ)
監督:バルバラ・アルベルト
出演:マーラ・エムデ/マックス・フォン・デア・グレーベン

『西湖畔に生きる』(中国)
監督:グー・シャオガン
出演:ウー・レイ/ジャン・チンチン

『曖昧な楽園』(日本)
監督:小辻陽平
出演:奥津裕也/リー正敏

『ゴンドラ』(ドイツ/ジョージア)
監督:ファイト・ヘルマー
出演:マチルデ・イルマン/ニニ・ソセリア

『野獣のゴスペル』(フィリピン)
監督:シェロン・ダヨック
出演:ジャンセン・マグプサオ/ロニー・ラザロ

『ロングショット』(中国)
監督:ガオ・ポン [高朋]
出演:ズー・フォン/チン・ハイル―

『ペルシアン・バージョン』(アメリカ)
監督:マリアム・ケシャヴァルズ
出演:レイラ・モハマディ/ニユシャ・ヌール

『ロクサナ』(イラン)
監督:パルヴィズ・シャーバズィ
出演:ヤスナ・ミルターマスブ/マーサ・アクバルアバディ

『鳥たちへの説教』(アゼルバイジャン)
監督:ヒラル・バイダロフ
出演:フセイン・ナシロフ/ラナ・アスガロワ

『開拓者たち』(チリ/アルゼンチン/オランダ)
監督:フェリペ・ガルベス
出演:マーク・スタンリー/カミロ・アランシビア

『雪豹』(中国)
監督:ペマ・ツェテン
出演:ジンパ/ション・ズーチー

『タタミ』(ジョージア/アメリカ)
監督:ザール・アミール/ガイ・ナッティヴ
出演:アリエンヌ・マンディ/ザール・アミール

『わたくしどもは。』(日本)
監督:富名哲也
出演:小松菜奈/松田龍平

アジアの未来部門

「アジアの未来部門」は、長編3本目までのフレッシュな作品を先駆けて上映するアジア・コンペティション部門。

今年の傾向として、石坂シニア・プログラマーは「女性監督の作品が3本入っております。そういうものを集めようとしたわけではありませんが、家庭や社会の軋轢の中で女性が戦っていくというような傾向の作品が割合多かったです。また家族や夫婦というところに光を当て、その背後にある社会や国家が見えてくる、アップを重ねてロングショットも見えてくるというような、そんな作品が多く入選したと思います。」と話しました。

「アジアの未来部門」からは10作品が選出され、すべて世界初上映の作品(ワールド・プレミア)で、日本からは2作品が入選しています。

『ロシナンテ』©AlkaliFilm

日本作品からは、男女5人の恋愛群像劇を描いた木村聡志監督の『違う惑星の変な恋人』、2015年に東京国際映画祭日本スプラッシュ部門で作品賞を受賞した『ケンとカズ』の小路紘史監督の最新作『辰巳』が上映されます。

アジアの未来部門 作品一覧

『離れていても』(香港)
監督:サーシャ・チョク
出演:ウー・カンレン/サーシャ・チョク

『ラ・ルナ』(シンガポール/マレーシア)
監督:M・ライハン・ハリム
出演:シャヘイジー・サムシャリファ・アマニ

『マディーナ』(カザフスタン/パキスタン/インド)
監督:アイジャン・カッセィムベック
出演:マディーナ・アキルベック/アリベック・アディケン

『マリア』(イラン)
監督:メヘディ・アスガリ・アズガディ
出演:カミャブ・ゲランマイェー/パンテア・パナヒハ

『家探し』(イスラエル)
監督:アナト・マルツ
出演:ヴィクトリア・ロソフスキー/レヴ・レイブ・レヴィン

『レッドライフ』(タイ)
監督:エカラック・ガンナソーン
出演:ティティ・マハーヨーターラック/スピチャー・サンカチンダー

『ロシナンテ』(トルコ)
監督:バラン・ギュンドゥズアルプ
出演:ニライ・エルドンメズ/ファティヒ・ソンメズ

『相撲ディーディー』(インド)
監督:ジャヤント・ローハトギー
出演:シュリヤム・バグナーニー/チャイタニヤ・シャルマー

『違う惑星の変な恋人』(日本)
監督:木村聡志
出演:莉子/筧 美和子

『辰巳』(日本)
監督:小路紘史
出演:遠藤雄弥/森田 想

ガラ・セレクション部門

日本公開前の最新作が上映される「ガラ・セレクション部門」では、世界の映画祭で話題になった作品や大ヒット娯楽映画など14作品が上映されます。

『哀れなるものたち』©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞したエマ・ストーン主演の『哀れなるものたち』や、カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したトラン・アン・ユン監督の『ポトフ』など話題作が選出。

日本作品からは北野 武監督の『首』、三池崇史監督の『怪物の木こり』などが上映されます。

ガラ・セレクション部門 作品一覧

『異人たち』(イギリス)
監督:アンドリュー・ヘイ
出演:アンドリュー・スコット/ポール・メスカル

『エクソシスト 信じる者』(日本)
監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン
出演:レスリー・オドム・Jr/アン・ダウド

『満江紅(マンジャンホン)』(中国)
監督:チャン・イーモウ
出演:シェン・タン/イー・ヤンチェンシー

『ゴールド・ボーイ』(日本)
監督:金子修介
出演:岡田将生

『緑の夜』(香港)
監督:ハン・シュアイ
出演:ファン・ビンビン/イ・ジュヨン

『KIDNAPPED(英題)』(イタリア)
監督:マルコ・ベロッキオ
出演:パオロ・ピエロボン/ファウスト・ルッソ・アレジ

『首』(日本)
監督:北野 武
出演:ビートたけし/西島秀俊

『怪物の木こり』(日本/PG12)
監督:三池崇史
出演:亀梨和也/菜々緒

『ムービー・エンペラー』(中国)
監督:ニン・ハオ
出演:アンディ・ラウ/ニン・ハオ

『MY (K)NIGHT マイ・ナイト』(日本)
監督:中川龍太郎
出演:川村壱馬/RIKU

『ネクスト・ゴール・ウィンズ』(アメリカ)
監督:タイカ・ワイティティ
出演:マイケル・ファスベンダー/エリザベス・モス

『哀れなるものたち』(イギリス/R18+)
監督:ヨルゴス・ランティモス
出演:エマ・ストーン/マーク・ラファロ

『ポトフ(原題)』(フランス)
監督:トラン・アン・ユン
出演:ジュリエット・ビノシュ/ブノワ・マジメル

『ほかげ(原題)』(日本)
監督:塚本晋也
出演:趣里/森山未來

ワールド・フォーカス部門

「ワールド・フォーカス部門」では、いまの世界の映画界の潮流を示す作品を上映。

「ラテンビート映画祭」とコラボレーションしたスペインや中南米の作品に加え、台北駐日経済文化代表処 台湾文化センターとの共催による「台湾電影ルネッサンス2023」、生誕100周年を迎えるイタリアの映画監督フランコ・ゼフィレッリ(1923-2019)やスペイン・バスク地方の映画、アジアン・フィルム・アワード・アカデミーと共催した香港映画など様々な特集上映が行われます。

『ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ』
© El Deseo. Photo by Iglesias Más. Courtesy of Sony Pictures Classics.

「ラテンビート映画祭」からは、カンヌ国際映画祭で上映されて話題になったペドロ・アルモドバル監督の『ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ』など5作品が上映。

「台湾電影ルネッサンス2023」からは、台湾の新作映画4作品が上映されます。

また、「フランコ・ゼフィレッリ特集」からは『トラヴィアータ/1985・椿姫<デジタル・リマスター版>』など3作品が上映、「アジアン・シネマ-香港フォーカス」から5作品、「バスク映画特集」からは、第73回ベルリン映画祭で主演のソフィア・オテロが主演俳優賞を受賞したことも話題になった『20000種のハチ(仮題)』など5作品が上映されます。

ワールド・フォーカス部門 作品一覧

『耳をかたむけて』(中国)
監督:リュウ・ジャイン
出演:フー・ゴー/ウー・レイ

『アンゼルム/Somebody Comes into the Light』(ドイツ/日本)
監督:ヴィム・ヴェンダース
出演:[アンゼルム]アンゼルム・キーファー/ダニエル・キーファー[Somebody Comes into the Light]田中 泯

『ダンテ』(イタリア)
監督:プピ・アヴァティ
出演:セルジオ・カステリット/アレッサンドロ・スペルドゥ―ティ

『湖の紛れもなき事実』(フィリピン/フランス)
監督:ラヴ・ディアス
出演:ジョン・ロイド・クルーズヘイゼル・オレンシオ

『漁師』(フィリピン)
監督:ポール・ソリアーノ
出演:モン・コンフィアード/ユーラ・バルデス

『愛は銃』(香港/台湾)
監督:リー・ホンチー 
出演:リー・ホンチー/リン・インウェイ

『メイ』(中国)
監督:ルオ・ドン
出演:チェン・ユーメイ/リウ・ショウユン

『メニュー・プレジール~レ・トロワグロ(原題)』(フランス/アメリカ)
監督:フレデリック・ワイズマン

『ミュージック/Somebody Comes into the Light』()
監督:[ミュージック]アンゲラ・シャーネレク/[Somebody Comes into the Light]ヴィム・ヴェンダース
出演:[ミュージック]アリョーシャ・シュナイダー/アガト・ボニゼール[Somebody Comes into the Light]田中 泯

『パッセージ』(フランス)
監督:アイラ・サックス
出演:フランツ・ロゴフスキ/ベン・ウィショー

『犯罪者たち』(アルゼンチン/ブラジル他)
監督:ロドリゴ・モレノ
出演:ダニエル・エリアス/エステバン・ビリャルディ

『魔術』(チリ/メキシコ/ドイツ)
監督:クリストファー・マレー
出演:バレンティーナ・ベリス・カイレオ/ダニエル・アンティビロ

『ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ』(スペイン/フランス)
監督:ペドロ・アルモドバル
出演:イーサン・ホーク/ペドロ・パスカル

『Totem(原題)』(メキシコ/デンマーク他)
監督:リラ・アヴィレス
出演:ナイーマ・センティーエス/モントセラート・マラニョン

『ひとつの愛』(スペイン)
監督:イザベル・コイシェ
出演:ライア・コスタ/ホヴィク・ケウチケリアン

『成功補習班』(台湾)
監督:ラン・ジェンロン [藍正龍]
出演:ジャン・ホァイユン/チウ・イータイ

『ミス・シャンプー』(台湾)
監督:ギデンズ・コー [九把刀]
出演:ダニエル・ホン/ビビアン・ソン

『Old Fox』(台湾)
監督:シャオ・ヤーチュエン [蕭雅全]
出演:バイ・ルンイン/リウ・グァンティン

『青春の反抗』(台湾)
監督:スー・イーシュエン [蘇奕瑄]
出演:リー・リンウェイ/イェ・シャオフェイ

『トニー・レオン マスタークラス/2046』(香港)
監督:ウォン・カーウァイ [王家衛]
出演:トニー・レオン/コン・リー

『白日の下』(香港)
監督:ローレンス・カン [簡君晋]
出演:デビッド・チャン/ジェニファー・ユー

『年少日記』(香港)
監督:ニック・チェク [卓亦謙]
出演:ロー・ジャンイップ/ロナルド・チェン

『バイタル・サイン』(香港)
監督:ヴィンシー・チェク [卓韻芝]
出演:ルイス・クー/ネオ・ヤウ

『烈火青春<4Kレストア版ディレクターズカット>』(香港)
監督:パトリック・タム [譚家明]
出演:レスリー・チャン/パット・ハー

『トラヴィアータ/1985・椿姫<デジタル・リマスター版>』(イタリア)
監督:フランコ・ゼフィレッリ
出演:テレサ・ストラータス/プラシド・ドミンゴ

『尼僧の恋/マリアの涙〈修復版〉』(イタリア/日本)
監督:フランコ・ゼフィレッリ
出演:アンジェラ・ベティス/ジョナサン・シェックゴ

『永遠のマリア・カラス〈デジタルリマスター版〉』(イタリア/フランス他)
監督:フランコ・ゼフィレッリ
出演:ファニー・アルダン/ジェレミー・アイアンズ

『20000種のハチ(仮題)(スペイン)』
監督:エスティバリス・ウレソラ・ソラグレン
出演:ソフィア・オテロ/パトリシア・ロペス・アルナイス

『ディープ・ブレス 女性映画監督たち(バスク自治州)』
監督:ベルタ・ガステルメンディ、ロサ・スフィア
出演:エレア・ロペス/ララ・ララニャガ

『女性たちの中で』(スペイン)
監督:シルビア・ムント
出演:アリシア・ファルコ/エレナ・タラッツ

『ライ麦のツノ』(スペイン/ポルトガル他)
監督:ハイオネ・カンボルダ
出演:ジャネット・ノバス/シオバン・フェルナンデス

『スルタナの夢』(スペイン/ドイツ)
監督:イサベル・エルゲラ
出演:ミレン・アリエッタ/パウル・B・プレシアード

Nippon Cinema Now部門

「Nippon Cinema Now部門」では、この1年の日本映画を対象に、特に海外に紹介されるべき日本映画という観点から選考された劇映画やドキュメンタリーなど新作映画7本が上映。

また、今年は城定秀夫監督特集が組まれ、代表的な作品4本が上映されます。

『市子』©2023 映画「市子」製作委員会

新作映画からは、抗えない境遇に翻弄された女性の壮絶な半生を描いた杉咲 花主演の映画『市子』や、突如この世を去った伝説の漫画家・土田世紀の未完作品を吉沢 亮主演で実写映画化した「かぞく」など7作品が上映されます。

Nippon Cinema Now部門 作品一覧

『市子』(日本)
監督:戸田彬弘
出演:杉咲 花/若葉竜也

『かぞく』(日本)
監督:澤 寛
出演:吉沢 亮/永瀬正敏

『彼方のうた』(日本)
監督:杉田協士
出演:小川あん/中村優子

『99%、いつも曇り』(日本/アメリカ他)
監督:瑚海みどり
出演:瑚海みどり/二階堂 智

『小学校~それは小さな社会~』(日本)
監督:山崎エマ

『左手に気をつけろ』(日本)
監督:井口奈己
出演:名古屋 愛/北口美愛

『Ryuichi Sakamoto | Opus』(日本)
監督:空 音央

『銀平町シネマブルース』(日本)
監督:城定秀夫
出演:小出恵介/吹越 満

『ビリーバーズ』(日本)
監督:城定秀夫
出演:磯村勇斗/北村優衣

『愛なのに』(日本)
監督:城定秀夫
出演:瀬戸康史/さとうほなみ

『アルプススタンドのはしの方』(日本)
監督:城定秀夫
出演:小野莉奈/平井亜門

アニメーション部門

「ジャパニーズアニメーション部門」から「アニメーション部門」にリニューアル。

国内の新作映画に加えて、海外の話題作も上映されます。

昨年までのコンセプトとの違いについては、昨年までは”東京から”世界に日本のアニメーションの今を発信するというかたちでプログラムを組んでいたのが、今年は”東京で”世界のアニメーションの潮流を体感してもらえるような内容になっているとのこと。

背景として、藤津プログラミング・アドバイザーは「この10年余りの中で、世界で様々な長編アニメーションが作られるようになったということがあります。90年代くらいまでは、60分以上の作品を制作するのは限られた国だけだったのですが、今では世界で様々なクリエイターが長編アニメーションに取り組んでいます。世界の長編と日本の最新作を同時に上映することで、それぞれの独自性や、国境や作品の枠組みを超えた普遍性みたいなものを感じ取っていただけたらと思っています。(※一部抜粋)」と話しました。

最新作を紹介するカテゴリー「ビジョンの交差点」から9作品、レトロスペクティブから3作品の計12作品が上映されます。

『リンダはチキンがたべたい!』©2023 Dolce Vita Films, Miyu Productions, Palosanto Films, France 3 Cinéma

「ビジョンの交差点」の海外作品からは、1990年代初頭の中国で、美大に通う若者たちの姿を描いたリウ・ジエン監督の『アートカレッジ 1994』、今年のアヌシー国際アニメーション映画祭でクリスタル賞を受賞したフランスの映画『リンダはチキンがたべたい!』、前作『西遊記 ヒーロー・イズ・バック』』も注目を浴びた中国のティエン・シャオポン監督の『深海レストラン』など5作品が上映されます。

国内作品からは、世界一のジャズプレーヤーを志し、ジャズに青春をかける若者たちを描いた人気漫画原作の映画『BLUE GIANT』、“幻のウイスキー”の復活を目指すウイスキーの蒸留所を舞台にした『駒田蒸留所へようこそ』、辻村深月のベストセラー小説が原作の映画『かがみの孤城』など4作品が上映されます。

レトロスペクティブからは、「海外映画祭と監督」というテーマで、海外からも期待されている監督の映画が選出。

『夜明け告げるルーのうた』©2017ルー製作委員会

国内外で数々の賞を受賞し、大ヒットした2016年公開の『この世界の片隅に』のもう一つの物語を描いた片渕監督最の『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』、アヌシー国際アニメーション映画祭で長編部門・クリスタル賞を受賞した湯浅政明監督の『夜明け告げるルーのうた』など3作品が上映されます。

また、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の上映時には、片渕監督最の最新作『つるばみ色のなぎ子たち』のパイロットフィルムも上映されます。

スクリーンでは初上映とのことで、こちらも注目。

アニメーション部門 作品一覧

『アートカレッジ 1994』(中国)
監督:リウ・ジエン
出演:

『BLUE GIANT』(日本)
監督:立川 譲
出演:

『リンダはチキンがたべたい!』(フランス/イタリア)
監督:キアラ・マルタ、セバスチャン・ローデンバック
出演:メリネ・ルクレール/クロチルド・エム

『北極百貨店のコンシェルジュさん』(日本)
監督:板津匡覧
出演:川井田夏海/大塚剛央

『深海レストラン』(中国)
監督:ティエン・シャオポン
出演:ワン・ティンウェン/スー・シン

『駒田蒸留所へようこそ』(日本)
監督:吉原正行
出演:早見沙織/小野賢章

『かがみの孤城』(日本)
監督:原 恵一
出演:當真あみ/北村匠海

『ロボット・ドリームズ』(スペイン/フランス)
監督:パブロ・ベルヘル

『トニーとシェリーと魔法の光』(チェコ共和国/スロバキア他)
監督:フィリップ・ポシヴァチュ
出演:ミハエル・ポラーク/アントニエ・バレショヴァー

『この世界の(さらにいくつもの)片隅に)』(日本)
監督:片渕須直
出演:のん/細谷佳正

『夜明け告げるルーのうた』(日本)
監督:湯浅政明
出演:谷 花音/下田翔大

日本映画クラシックス部門

『白い巨塔 4Kデジタル修復版』©KADOKAWA 1966

「日本映画クラシックス部門」からは今年、没後40年を迎える山本薩夫監督の『白い巨塔』『忍びの者』のデジタルリマスター版が2作品、サイレント映画の傑作として知られる阪東妻三郎主演の『雄呂血』 のデジタルリマスター版の計3作品が上映されます。

日本クラシックス部門 作品一覧

『白い巨塔 4Kデジタル修復版』(日本)
監督:山本薩夫
出演:田宮二郎/田村高廣

『忍びの者』(日本)
監督:山本薩夫
出演:市川雷蔵/藤村志保

『雄呂血<4Kデジタル修復版>』(日本)
監督:二川文太郎
出演:阪東妻三郎/環 歌子

ユース部門

「ユース部門」は、少年少女に映画の素晴らしさを体験してもらう部門。

『私たちの世界』©OREZANE FILMS – QUAD+TEN – GAUMONT

「TIFFティーンズ映画教室」では、真利子哲也監督を特別講師として迎えたワークショップで、中学生たちが限られた時間の中で作り上げた映画が発表されます。

ユース部門

『私たちの世界』(コソボ/フランス)
監督:ルアナ・バイラミ
出演:エルサ・マラ/アルビナ・クラスニチ

『パワー・アレイ』(ブラジル/フランス他)
監督:リラ・ハラ
出演:アヨミ・ドメニカ/ロロ・バルドー

『白い小船』(中国)
監督:ゴン・ズーハン
出演:ジョウ・メイジュン/ホアン・ズーチー

TIFFシリーズ部門

「TIFFシリーズ部門」では、TV放映やインターネット配信などを目的に製作されたシリーズ作品を日本国内での公開に先駆け、上映。

小津安二郎生誕120年記念として、小津監督の原点である初期サイレント映画6作品が、6人の映画監督によりオムニバスドラマとして現代版にリメイクされました。

『連続ドラマW OZU ~小津安二郎が描いた物語~』©WOWOW/松竹

今回は第3話までが上映されることになっており、城定秀夫監督の『出来ごころ』、吉田康弘監督の『生れてはみたけれど』、松本優作監督の『非常線の女』の3作品が上映されます。

TIFFシリーズ部門 作品一覧

『連続ドラマW OZU ~小津安二郎が描いた物語~ 第一話 出来ごころ 第二話 生れてはみたけれど』(日本)
監督:[出来ごころ]城定秀夫[生れてはみたけれど]吉田康弘
出演:[出来ごころ]田中 圭/渡邊圭祐[生れてはみたけれど]柄本 佑/国仲涼子

『連続ドラマW OZU ~小津安二郎が描いた物語~ 第一話 出来ごころ 第三話 非常線の女』(日本)
監督:[出来ごころ]城定秀夫[非常線の女]松本優作
出演:[出来ごころ]田中 圭/渡邊圭祐[非常線の女]前田敦子/高良健吾

『平原のモーセ』(中国)
監督:チャン・ダーレイ
出演:ドン・ズージェン/ハイ・チン

その他、屋外上映会も開催。

『トップガン マーヴェリック』や『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』などが上映されます。

チケット購入方法と開催概要

「第36回東京国際映画祭」のチケットは、オンラインチケットサイトまたは有楽町駅前チケットセンターで購入可能。

チケット料金は上映作品ごとに異なるので公式サイトでチェックしてください。

チケット販売期間

※先行販売は受付終了しました。

・先行抽選販売
2023年9月27日(水)12:00~9月29日(金)23:59

・一般販売
2023年10月14日(土)~

開催概要
  • 開催期間:2023年10月23日(月)~11月1日(水)
  • 会場:日比谷/有楽町/丸の内/銀座

画像出典:東京国際映画祭

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