映画「ミツバチと私」は、性自認に迷いを感じる子供の葛藤を描いた、スペイン発のヒューマンドラマ映画です。主演のソフィア・オテロはこの作品で史上最年少で第73回ベルリン国際映画祭の最優秀主演俳優賞を受賞しました。
その繊細かつ自然な演技は見るものの胸を打ちます。アイデンティティの確立というテーマを優しい視点から描いた作品です。
| 制作国 | |
| 作品カテゴリー | 映画 |
| 公開日 | 2024年1月5日 |
| 作品ジャンル | ドラマ |
| 公式サイト | 公式サイトへ移動する |
映画「ミツバチと私」のあらすじ・キャスト
夏のバカンスで、家族とフランスからスペインのバスク地方へやって来たココ。彼は、男性的な名前「アイトール」で呼ばれることに抵抗があり、自身の性をめぐり困惑し心を閉ざしていた。
叔母が営む養蜂場で、ミツバチの生態やバスク地方の豊かな自然に触れていくうち、ココの心は少しずつ解き放たれていく。ある日、自分の信仰を貫いた聖ルチアのことを知り、ココもそのように生きたいと思うようになる。
- キャスト
- スタッフ
ココ(アイトール)[ソフィア・オテロ] アネ[パトリシア・ロペス・アルナイス] ルルデス[アネ・ガバライン]
映画「ミツバチと私」のレビュー
映像が綺麗
感動
作品中では多くのことが語られないけど、主人公アイトールや彼女を取り巻く人々の葛藤が、まるで彫刻作品が創り上げられるように、浮かび上がってきました。
当時9歳だった主演のソフィアさんが、自分自身に迷うアイトールを見事に演じており、心の痛みの音が聞こえてくるよう(涙)こちらまで苦しくなりました。
劇中で感じた疑問や感情が、現実の世界にもすっと溶け込んでくる映画こそ、いい作品だと感じています。


