悪は存在しない

制作国 | 日本 |
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作品カテゴリー | 映画 |
公開日 | 2024年4月26日 |
作品ジャンル | ドラマ |
公式サイト | 公式サイトへ移動する |
キャスト
【出演】
大美賀均 西川玲 小坂竜士 渋谷采郁 菊池葉月 三浦博之 鳥井雄人 山村崇子 長尾卓磨 宮田佳典 田村泰二郎
【スタッフ】
監督・脚本[濱口竜介] 音楽[石橋英子] 製作[NEOPA / fictive] プロデューサー[高田聡] 撮影[北川喜雄] 録音・整音[松野泉] 美術[布部雅人] 助監督[遠藤薫] 制作[石井智久] 編集[濱口竜介] 山崎梓カラリスト:小林亮太 企画[石橋英子.濱口竜介] エグゼクティブプロデューサー[原田将.徳山勝巳 ]
あらすじ
長野県の自然豊かな高原に位置する水挽町。代々そこで暮らす巧とその娘・花の生活は、水を汲み、薪を割るなど自然に囲まれた慎ましいものだ。
しかしある日、彼らの住む近くにグランピング場を作る計画が持ち上がる。その計画は、コロナ禍の補助金を得た芸能事務所によるものだった。
森の環境や町の水源を汚しかねないずさんな計画に、町内は動揺。巧たちの生活にも、その余波が及んでいく。
作品概要
「悪は存在しない」は濱口竜介監督による長編映画で、この作品でベネチア国際映画祭の銀獅子賞を受賞しています。
「見る人や見る角度によって物事の見え方は全く違う」ということをリアリティある表現で教えてくれます。
本作では音楽家の石橋英子とタッグを組んでいて、映像や音楽の美しさを楽しむこともできます。
レビュー 2件
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〜3
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映像が綺麗
このレビューはネタバレを含みますこのレビューはネタバレを含みます
前半はかなり退屈。演技しているようでしていないような素人?の演者から出る突き刺さる台詞、嫌悪感にヒリヒリする田舎の人たちと都会人のリアルな対比の描き方。
しかし田舎の人たちもほぼ移住者なので結局は都会の人間たちのいざこざなのだ。自然はそれを見透かしている。主人公の娘だけが澄んだ存在で、穢れを知らない。行方不明になった娘を探してくれた都会人を主人公は絞め殺す。そこに前振りもないし、動機も何も分からない。説明されない。いきなりはしごを外されたような不安感を覚えるが「でも、分かり合えないならこうなるよな」と謎の納得もある。不思議な余韻の残る映画。
数々の賞を受賞していて、期待感を持って観ましたが正直にいうと一体何をしたいのかよくわからない映画でした。
描かれている問題はとても深刻で、過疎化を目前にしている、あるいは現時点で過疎化に悩まされている地域の人たちには容易に語れない問題かなとも思います。
そうした問題を地元の人たちと、キャンプ施設を建てようとする資本主義の権化のような都会のビジネスマンたち両方を描きながら、どうすべきかを問う、、、という映画かと思ってましたがそうでもなく。
結局はどうすれば良いのか?という問いかけ、、、にもなってないような気がします。
普通に見れば最後は主人公の村人に共感できる人はいないのではないか?
その意味で過疎化している村の人々、自然と共に暮らす人たちを突き放してしまうような映画に思えてなりませんでした。
ジャッジを下すような映画ではない、ということなのかも知れませんが、ある意味変な印象は間違いなく残しているので、それはジャッジではないのか???など、いろいろ考えさせられました。
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