2025-11

ドラマ「こんばんは、朝山家です。」は、情けない夫とそれにキレてしまう妻が繰り広げるちょっと個性的な家族の物語。一筋縄ではいかない家族が、毎日の騒動にぶつかり合いながらも絆を深めていく姿は、見ている私たちを奮い立たせてくれます。観終わったあとは、家族の大切さを改めて感じさせてくれる作品です。

ドラマ「雨上がりの僕らについて」は、繊細な心理描写が印象的なボーイズラブドラマ。高校時代の親友との再会をきっかけに、同性愛を隠して生きてきた主人公が自分自身と向き合いながら、不器用ながらも少しずつ前へ進んでいきます。まるで雨上がりに差し込む陽だまりのように、ゆっくりと心が満たされていく物語です。

ドラマ「世界で一番早い春」は、原作・川端志季、吉田美月喜と藤原樹がW主演をするタイムスリップ・ラブストーリーです。高校時代へのタイムスリップという、王道ながら切実な設定。青春や創作、恋、友情、加えて再生を含む多角的なテーマを繊細に描いています。誰もが抱える後悔や未練をテーマとしているため、心の揺れを掘り下げ、文学的かつ感情移入しやすいドラマとなっています。

映画「forget me not」は、ガールズバーで働く3人の女性が、常連客の葬儀に参列することから始まる15分の短編映画。「自分たちが死んだら誰が泣いてくれるのか」という問いを通して、現代の希薄な人間関係をポップかつシニカルな視点で描き出します。リアルな日常を切り取りながら、重くなりがちな死に対してユーモアを交えて描いた一作。

映画「はじまりのうた」は、キーラ・ナイトレイとマーク・ラファロ主演で2015年に日本で公開され、当時話題となった音楽で元気になれるパワームービーです。2025年に人気に応えリバイバル上映を実施。マルーン５のアダム・レヴィーンらも出演し、音楽映画の巨匠ジョン・カーニーによって心も体も踊りだしたくなる映画が制作されました。

映画「ガラ」は、台湾の最凶オカルトホラー映画です。台湾の有名インフルエンサーのメイビスや個性派俳優のシュー・ハオシャン、リー・エンヨウなどが出演しています。視覚的にかなりグロテスクで不快感がこみ上げる映像のオンパレードです。そういった映像に耐性がある人向けの作品といえます。恐怖に慄き背筋が凍る映画を見たい人は絶対に見るべき最凶ホラーです。

映画「英雄傳」は、浅井流鞭拳空手創始者の浅井星光がプロデュースし自ら主演を務めるバトルアクション映画。主演の浅井はもちろんのこと、YouTubeで話題の武闘家・武術家が大集結し、ノンストップの激しい闘いを繰り広げています。武術に興味がある人にはぜひ見てほしい作品です。またストーリー自体もしっかり作り込まれているので、武術にあまり興味がない人も楽しめます。

映画「犬の裁判」は犬が被告となった裁判の実話をもとにしたフランスの法廷コメディ映画です。犬の弁護をする主人公は、本作の監督も務めるレティシア・ドッシュが演じます。犬と人間の関係などについて考えさせられる内容ですが、83分という少し短めの映画でコメディ色も強めなので、内容のわりに気軽に見やすい作品ともいえます。

映画「結婚の報告」は関西を中心に活動する中野劇団が演じていた人気舞台劇を映画化した中野劇団主宰の中野守が脚本を手掛けています。結婚報告が思わぬ展開へとつながるというコミカルな内容をテンポよく表現。脚本は舞台っぽさがありながら、映画独特の構図や手法も駆使されていて、非常に満足度の高い作品になっています。

アニメ「ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット」は、猫に触れた人間が猫に変わる謎のウイルスによって世界が「ニャンデミック」に陥るパニックコメディ。人類は愛くるしい猫に触れたい衝動を必死に抑えながら、サバイバルを繰り広げます。ゾンビやSF映画のオマージュを散りばめ、笑いとスリルが交錯する「猫好きによる猫好きのためのアニメ」。

ドラマ「嘘解きレトリック」は、都戸利津による同名の人気漫画を原作としたテレビドラマです。フジテレビによって制作され、昭和初期の日本を舞台にしたミステリー作品となっています。人の嘘が聞こえる特殊能力を持つ少女・浦部鹿乃子役を松本穂香、彼女とバディを組むことになる貧乏探偵・祝左右馬役を鈴鹿央士が演じます。嘘を聞き分ける耳と明晰な頭脳という、それぞれの能力を駆使して事件を解決していく二人の活躍を描きます。レトロな時代の雰囲気と、個性的な凸凹コンビの掛け合いも魅力の一つです。

アニメ「ハイガクラ」は、歌士・一葉と従神・滇紅のコンビが、崩壊の鍵を握る凶神「四凶」を探し求め、世界中を駆けめぐる中華風アクションファンタジー。神と人間が共存する幻想的な世界を舞台に、神々の運命と人間の想いを描き出します。非日常で緻密に作り込まれた独特の世界観が読む者を惹きつけ、やみつきになる魅力を放つ壮大な物語です。