2025-12

映画「ゼンブ・オブ・トーキョー」は、人気アイドルグループ「日向坂46」の4期生メンバー全員が出演する青春群像劇です。名監督・熊切和嘉がメガホンを取り、修学旅行で東京を訪れた11人の女子高生たちが、自由行動の日に大都会を満喫する姿を描いています。主人公・池園役を務めるのは、日向坂46のシングル「君はハニーデュー」でセンターを担当した正源司陽子。渡辺莉奈、藤嶌果歩、石塚瑶季、小西夏菜実ら個性豊かなメンバーがそれぞれのキャラクターを生き生きと演じています。東京の魅力を存分に味わいながら成長していく彼女たちの姿が観る者に爽やかな感動を与える。

映画「そうして私たちはプールに金魚を、」は、2012年に埼玉県狭山市で実際に起きた事件をもとにした短編映画です。中学校のプールに400匹の金魚を放った4人の女子中学生の心境や日常を、斬新な視点で描いています。少女たちの繊細な感情と、彼女たちを取り巻く環境が独特の映像美で表現され魅力的です。長久允監督の初監督作品で、サンダンス映画祭短編部門でグランプリを獲得した注目作です。

ドラマ「ソウル・バスターズ」は、韓国で制作されたコメディータッチの刑事物の映画です。事件解決に尽力するもののなかなか実績を挙げられない強力2班に新しい班長が配置され、次々に事件を解決していきます。推理物のシリアスな側面と、個性豊かな出演者のコメディー風の演技がバランスよく配合されています。終始明るい雰囲気でストーリーが展開していくため、最初から最後まで見ていて飽きない、楽しみながら見られるコメディー風刑事ドラマです。

映画「そして、優子Ⅱ」はタイトルにⅡとついていますが、シリーズものの続編ではありません。本編も父親と娘の親子の物語でもありますが、ヤクザ映画としても成り立っている作品です。普通と異常、笑いと暴力、情けなさと容赦なさ、成長と死など矛盾した群像劇に目が離せなくなる作品です。

映画「その花は夜に咲く」は、トランスジェンダーの歌手とボクサーの切ない恋を描いた作品です。望まぬ性に生まれ、ナイトクラブで歌手をしているサンと闇の地下ボクシングに手を染めたナム。若さゆえに、夢や裏切り、焦りや不安など、さまざまな困難にぶつかります。運命に翻弄された愛の軌跡の物語です。

映画「ただ空高く舞え」は、インド初の格安航空会社の創設者の著作をもとに、航空会社創業に邁進する男たちを描いた作品です。エコノミー席が満席のため、陸路を選ぶ羽目になり、父の死に目に会えなかった空軍士官ネドゥマーラン。空軍時代の同期生と3人で、格安航空会社デカン航空を創ろうとします。カーストの壁をゆるぎない志で壊し、夢を現実にしていきます。

ドラマ｢ダメマネ！ ーダメなタレント、マネジメントしますー｣は、川栄李奈主演のコメディードラマです。元天才子役の過去を隠す新人マネージャー・神田川美和が、「ダメタレント」の再生に挑む物語です。冷徹な上司の無茶ぶりに振り回されながらも、持ち前の洞察力と演技力を武器に、タレントの再起を目指して奮闘します。芸能界の裏側をユーモアたっぷりに描く人生リベンジコメディーです。

アニメ「ちびゴジラの逆襲」は特撮のゴジラを原作としたショートアニメです。主人公のちびゴジラを始めとした原作に登場する怪獣たちをちび怪獣化し、それぞれクセの強い性格や趣向を持ちながらゆるりとした物語が展開されます。子どもでも見られる可愛らしいデザインで、元の怪獣を知っているとクスリと笑える要素も多いです。

映画「チャーリー」は、孤独な男とラブラドール犬が旅をする姿を描いた映画です。孤独な日々を送るダルマのもとに悪徳ブリーダーから逃げてきたラブラドールのチャーリーがやって来ます。しかし、余命がわずかだと判明。雪が好きなチャーリーに本物の雪景色を見せるために旅に出ます。人生の再出発を描いたストーリーです。

映画「チャイコフスキーの妻」は、19世紀ロシアの天才作曲家であるピョートル・チャイコフスキーと、そんな彼に一目惚れし溺愛していた妻アントニーナの物語です。数々の名曲を残したチャイコフスキーは、美しく口ずさみやすい旋律が印象的です。しかし、彼との結婚生活で孤独を味わった妻は、悪妻とも呼ばれるようになりました。そんな彼と妻の協奏曲ならぬ狂騒曲が話題になりました。

アニメ「ツインズひなひま」は双子のひまりとひなながバズりそうなネタを求めて少しおかしな世界を散策する物語です。2025年3月28日から3日間かけて特番として放送後、配信サービスで公開予定です。放送に先駆けて新潟国際アニメーション映画祭にてプレミアム上映されました。本作ではCGに加えAI技術を駆使し、クリエイティブとの融合に挑戦しアニメ業界に一石を投じています。

ドラマ「つづ井さん」は、大人気エッセイコミックが原作のテレビドラマです。主人公はオタク女子のつづ井さんで、推し活を毎日楽しんでいる何気ない日常が舞台です。日常の中で起こるちょっとした喜びやうれしさの大事さが強調されているホンワカな雰囲気が魅力です。ドラマティックな展開は何一つなく、好きなものに執着したり推しの幸せを願ったりする中で、オタク女子たちの普通の生活が素敵に思えてくれる不思議な雰囲気があるドラマです。