saori2323様

映画「枯れ葉」は、フィンランドを代表する映画監督アキ・カウリスマキが監督・脚本を務めたラブストーリーです。主演はアルマ・ポウスティとユッシ・ヴァタネンが務めました。現代のヘルシンキを舞台に、社会の片隅で生きる孤独な男女の不器用な恋愛模様を、カウリスマキ特有のオフビートなユーモアと寡黙な演出で描きます。カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作です。

映画「幻の光」は、宮本輝による同名の短編小説を原作とし、後に世界的な評価を得る是枝裕和監督が初めて手掛けた長編劇映画です。主演は本作が映画初主演となる江角マキコ、共演に浅野忠信、内藤剛志らが名を連ねます。愛する人の突然の喪失を抱えた女性の、再生への静かな道のりを、美しい映像で描いたヒューマンドラマ。ヴェネツィア国際映画祭で金のオゼッラ賞を受賞しました。

ドラマ「賢者の愛」は、直木賞作家・山田詠美による同名の衝撃的な小説を原作とした、WOWOW「連続ドラマW」枠で制作されたドラマです。主演は中山美穂、共演に高岡早紀、竜星涼、田辺誠一らが名を連ねます。親友への長年にわたる復讐のため、その息子を20年かけて理想の男に育て上げる女性の、静かで壮絶な愛憎劇を描いたサスペンスです。

映画「型破りな教室」は、2011年にメキシコで実際にあった出来事を基にした感動的なドラマ映画です。監督と脚本はクリストファー・ザラが務めました。主演は「コーダ あいのうた」での好演も記憶に新しいエウヘニオ・デルベスが、型破りながらも情熱的な教師セルヒオ・フアレスを演じています。物語の舞台は、アメリカとの国境近くにあるメキシコの貧しい町マタモロスの小学校。犯罪と貧困が蔓延し、教育設備も不十分で学力も国内最低レベルとされるこの場所で、赴任してきたフアレス先生は、ユニークで生徒主体の授業を通して子供たちの知的好奇心と隠れた才能を開花させていきます。困難な環境下にあっても希望を失わず、教育の力で未来を変えようとした教師と生徒たちの輝きを描き、2023年のサンダンス映画祭で観客賞にあたるフェスティバル・フェイバリット賞を受賞するなど、国際的に高い評価を得ました。

アニメ「君は冥土様。」は、しょたんによる同名の人気漫画を原作としたテレビアニメです。監督を海獣の子供などの渡辺歩、シリーズ構成を赤尾でこ、アニメーション制作をFelixFilmが担当。元暗殺者の最強メイド・雪役を上田麗奈、彼女の雇い主となる心優しい高校生・横谷人好役を古賀葵が演じます。最強のメイドが繰り広げる、アクションと日常コメディが融合した物語が展開します。

映画「私たちは天国には行けないけど、愛することはできる」は、ハン・ジェイ監督が1999年の韓国を舞台に、パク・スヨンとイ・ユミ主演で二人の少女の初恋と成長を描く物語。当時の社会背景の中で愛の喜びと困難を瑞々しく描き、映画祭でも注目された青春ラブストーリーです。

ドラマ「地震のあとで」は、村上春樹「神の子どもたちはみな踊る」を原作としたNHK制作のテレビドラマです。岡田将生、鳴海唯、渡辺大知、佐藤浩市が各話主演の全4話オムニバス形式。脚本は大江崇允、演出は井上剛が担当しています。震災後の喪失と再生を描く物語で、豪華キャストも話題となった作品です。

映画「哭戦 オペレーション・アンデッド」は2024年制作のタイ映画です。監督はコム・コンキアート・コムシリが務めています。第二次世界大戦下のタイを舞台に、日本軍の実験で生まれたアンデッド兵士とタイ兵士たちの死闘を描くホラーアクション。ゾンビのスリルと戦争アクションの迫力を融合させています。過激なゴア描写と緊張感ある展開が魅力です。

映画「密輸 1970」は、リュ・スンワン監督による2023年制作の韓国映画です。主演はキム・ヘス、ヨム・ジョンアが務め、チョ・インソンら豪華キャストが共演します。1970年代の漁村を舞台に、生活のため密輸に手を染めた海女たちの奮闘を描く海洋クライムアクション。痛快なアクションと熱いドラマが魅力のエンタメ作です。

映画「夢を喰（くら）う THE WRESTLER」は、ロス五輪レスリング金メダリスト富山英明の自叙伝「夢を喰う」を原案とした長編ドキュメンタリー映画です。監督は本作が初長編の藤森圭太郎。2015年から8年をかけて制作され、2023年に完成しました。世界選手権連覇後、モスクワ五輪ボイコットの失意を経験するも、4年後のロス五輪で頂点に立った富山のレスラー人生。さらに引退後、指導者、そして日本レスリング協会会長として歩む「現在」を追っています。単なる栄光の記録ではなく、勝負の世界に生きる者の苦悩や葛藤、人生の意味を問いかける普遍的な作品と言えるでしょう。

映画「コヴェナント/約束の救出」は、ガイ・リッチーが監督を務めた2023年の映画です。ジェイク・ギレンホール、ダール・サリムが主演を務めアフガニスタンを舞台に、米兵とアフガニスタン人通訳の固い絆と命懸けの救出劇を描いています。緊迫の戦闘シーンと深い心情描写が見どころで、人間ドラマとしても考えさせられる一作です。

映画「ヤジと民主主義 劇場拡大版」は、北海道放送制作のテレビドキュメンタリーを基にした山崎裕侍監督による映像作品です。本作では、2019年7月、札幌市での安倍晋三首相（当時）の街頭演説中に、ヤジを飛ばした市民が警察官に排除された事件に着目。劇場版では新たな取材映像やインタビューを追加し、多角的な視点から事件を見つめ直し、表現の自由や民主主義のあり方を問いかけています。現代社会が抱える課題を観る者に投げかけるドキュメンタリー作品です。