この記事では、スーパー戦隊シリーズ48タイトルの中から特におすすめの15タイトルを厳選してランキングとして紹介しています。これからスーパー戦隊を見始める方、スーパー戦隊を家族や友達におすすめしたい方の参考になれば幸いです。
ランキング順については筆者及びスーパー戦隊好きの方々からの推薦・情報提供をベースに独自にランキングしており、イマドキの人たちにスーパー戦隊を楽しく見てもらえるようなタイトルを上位にしています。
スーパー戦隊はどの作品にもさまざまな思い入れ、思い出があり、育ってきた年代やタイミングによって心に残っているタイトルがそれぞれ異なります。
スーパー戦隊シリーズはどのタイトルから見始めても楽しめますが、人によって相性がある場合もあります。巨大ロボやスーツのデザイン、アクションや演出などその人の好みがあります。子どもに影響されて見始めた方や、推しの俳優・女優が出演しているから見ている方も多いです。
ランキングと銘打ってはいますが、作品としての素晴らしさや人気の優劣を表すものではなく、誰かにおすすめしたり、初めて見る方々がスーパー戦隊を好きになってくれるであろうタイトルをリストアップしていますので、ご了承ください。
- スーパー戦隊とは?スーパー戦隊シリーズの歴史
- 人気のスーパー戦隊ランキング15選
- 大人も子どもも楽しめるおすすめのスーパー戦隊5選
- スーパー戦隊シリーズの進化と変遷
- スーパー戦隊関連グッズの紹介
- スーパー戦隊シリーズのロケ地紹介
- スーパー戦隊シリーズが見れる動画配信プラットフォーム
スーパー戦隊とは?スーパー戦隊シリーズの歴史
スーパー戦隊は、1975年(昭和50年)の「秘密戦隊ゴレンジャー」から始まった特撮テレビドラマシリーズのことで、放送時期によって、昭和戦隊、平成戦隊、令和戦隊とカテゴライズされています。
制作された頃の時代背景や文化が反映されている作品が多く、いつ見ても懐かしく思える作品もあり、年齢関係なく愛されています。1975年から2024年の時点で49年(48シリーズ)続いている長寿シリーズでもあり、2025年には50周年を迎えます。
ほとんどのスーパー戦隊において、レッド、ブルー、イエロー、ピンク、グリーンが登場し、ホワイト、ブラック、ゴールド、シルバー、パープルなどが登場する作品もあります。さまざまな戦隊モノにおいて色分けされ演じられるきっかけになっているとも考えられ、多くの作品に影響を与えています。
1971年から始まった仮面ライダーシリーズの新しい形としてスーパー戦隊が作られた経緯があり、スーパー戦隊が巨大ロボに登場して戦うスタイルは1979年の「バトルフィーバーJ」から始まった形式で、複数の巨大ロボが登場するのが1986年の「超新星フラッシュマン」からです。
さらに、登場した巨大ロボの上位互換として超巨大ロボが登場し始めるのが平成戦隊の1989年「高速戦隊ターボレンジャー」の「スーパーターボビルダー」からです。
その後、1990年の地球戦隊ファイブマン「マックスマグマ」や1992年の恐竜戦隊ジュウレンジャー「究極大獣神」など超巨大ロボが出てくるようになって世の男子たちの心を鷲掴みにしました。
2006年の「轟轟戦隊ボウケンジャー」に登場する「アルティメットダイボウケン」や2008年の「炎神戦隊ゴーオンジャー」に登場する「エンジンオーG6」のようなデザイン性とバランスも優れた巨大ロボも登場する流れができあがり今に至ります。
特に2001年の「百獣戦隊ガオレンジャー」以降のスーパー戦隊に登場するロボットはかっこよさ、デザイン性が急激に進化しています。
巷では何度かネタ切れを噂されながらも2024年「爆上戦隊ブンブンジャー」が配信中で、X公式アカウントのフォロワーは5万人、Instagram公式アカウントはフォロワー11.1万人を超えている大人気コンテンツとなっています。
「爆上戦隊ブンブンジャー」X公式アカウント
「爆上戦隊ブンブンジャー」Instagram公式アカウント
\初回31日間無料で見放題/
仮面ライダー、ウルトラマン、ゴジラなどの特撮作品、毎シーズンの新作アニメも数多く配信されているため、非常にお得です。
人気のスーパー戦隊ランキング15選
スーパー戦隊好きな方々にお話を伺うと、それぞれに好きな作品が異なるようですが、多くの方に共通しているタイトルもあります。平成後期のスーパー戦隊や令和戦隊などは注目度も高く、撮影技術や映像の美しさなども人気と関係しているかもしれません。
どのタイトルもとても楽しめる作品ですので、ここで紹介しているランキングは参考程度に、友人や知人にスーパー戦隊を紹介する時などにご活用ください。
また、スーパー戦隊を何から見たらよいか迷っている場合にも、このランキングの順に見ていけば十分楽しめるはずです。
1位:海賊戦隊ゴーカイジャー
2011年から全51話放送された35タイトルめの戦隊もので、それまでの34タイトルに出てきたスーパー戦隊戦士に変身できる能力があるのが特徴で、アウトロー的なヒーローといった認識です。
過去作を知らないちびっこと過去作を履修している大人が一緒に楽しめるストーリーで、多くのスーパー戦隊ファンの心を掴んだ作品です。
役名 | 出演 |
---|---|
キャプテン・マーベラス/ゴーカイレッド | 小澤亮太 |
ワイルジョー・ギブケン/ゴーカイブルー | 山田裕貴 |
ルカ・ミルフィ/ゴーカイイエロー | 市道真央 |
ドン・ドッゴイヤー(ハカセ)/ゴーカイグリーン | 清水一希 |
アイム・ド・ファミーユ/ゴーカイピンク | 小池唯 |
伊狩 鎧/ゴーカイシルバー | 池田純矢 |
声の出演:ナビィ(田村ゆかり)、ワルズ・ギル(野島裕史)、ダマラス(石井康嗣)、インサーン(井上喜久子)、バリゾーグ(進藤学)
監督:中澤祥次郎、渡辺勝也、坂本浩一、加藤弘之、竹本昇
脚本:荒川稔久、香村純子、下山健人、浦沢義雄、井上敏樹、石橋大助
このシリーズの劇場版
海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船(2011年)
海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE(2011年)
ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦(2011年)
特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE(2012年)
テン・ゴーカイジャー(2021年)
海賊戦隊ゴーカイジャーの特徴と魅力
海賊戦隊という名前の通り、宇宙海賊でありながら地球を守るという名目があり、多くの敵がいる海賊が地球に来ることで地球を危険にさらしていながら「地球を守る」というスタンスでいる心苦しさがある描写があるのは印象的です。
これまでのシンプルなヒーロー像とは異なり、過去34タイトルの歴史を踏襲し、宇宙海賊自身の過去にも影響され、これまでのスーパー戦隊の流れ、ヒーローとしての地球での役目や責務、宇宙海賊である矜持などが複雑に絡み合い、単純なヒーローものとは言えない展開になっていました。
クロスオーバー作品として語られることも多く、雑な展開にならずにうまい具合に話がまとめられており、作品としてはメッセージ性も演出も非常に評価が高いです。
世代を超えてスーパー戦隊好きたちが集まれる雰囲気は、人々が力を合わせて一致団結するような雰囲気も醸し出しており、スーパー戦隊も視聴者もこれまでのタイトルに触れてきた者が一同に介するという熱い展開につながっています。
コミック、アニメ「ワンピース」のキャラクターや「パイレーツ・オブ・カリビアン」などの作品のオマージュ要素も多く見受けられ、海賊らしいフリントロック式の連射できるクイーン・アン・ピストルのような武器を標準装備しているなど、海賊っぽさをうまく演出しています。
海賊戦隊ゴーカイジャーの戦士紹介・特徴
キャプテン・マーベラス/ゴーカイレッド|小澤亮太
冷静沈着、かつ、豪快で情熱的な性質を持つリーダー格。宇宙空間で敵性戦艦に対してElite Dangerousのようなラムアタックを平気で決めるような強さもあり、頼れるリーダー、アニキといった雰囲気がある。初回から巨大ロボで敵戦艦を手加減なく駆逐するほどの残虐性もあり、ザンギャックも涙目になるほどの豪快な人物。カレーライス大好きマン。ワンピースでいうと、ルフィとゾロを足して2で割ったようなキャラ。
ジョー・ギブケン/ゴーカイブルー|山田裕貴
クール系でちょっとナルシストっぽいポジションであるが冷静に物事を見ていて、参謀的な位置づけ。ワンピースでいう所のゾロとミホークを足して2で割ったようなキャラ。スナックサファリではカウンター席に座っちゃうちょっと茶目な所もあるかっこかわいい役。
ルカ・ミルフィ/ゴーカイイエロー|市道真央
ムードメーカー、かつ、ストーリーの進行役的なポジションが印象的で、頼れる姉御肌。口は悪いが言いたいことを言ってくれる頼れるアネキ。基本強気で男勝りな所もある戦士で、若干冷酷な所もあります。ワンピースで言う所のナミとロビンを足して2で割ったような感じだが、どちらかというとナミ。
ドン・ドッゴイヤー(ハカセ)/ゴーカイグリーン|清水一希
フレンドリーでムードメーカー、よく喋り、明るく、コミニケーション力に長けており、親しみやすさ担当。ワンピースでいう所のウソップとサンジとチョッパーを足して2で割ったようなキャラ。イエローと合わせて物語の進行役な所もあり、視聴者にも分かりやすく説明をしてくれる。かなりトリッキーな戦闘スタイルで、頭脳派、かつ、戦闘もそつなくこなすバランス型。
アイム・ド・ファミーユ/ゴーカイピンク|小池唯
お嬢様系不思議ちゃんふわふわのかわいいキャラ担当。自分以外をほぼ全員庶民と思っており貴族や王族のような考え方があるが、嫌な感じがしない根っからのお嬢様、かつ、天然系愛されキャラ。
伊狩 鎧/ゴーカイシルバー|池田純矢
ワンピースで言う所のバルトロメオ担当。元気ハツラツ、ちょっと間が悪いが純粋でいいやつ、勘が良く働きムードメーカーでありながらもチームに貢献することを考えている視野の広いポジション。戦闘能力は高く、侮れないキャラ。
ワンピースのコミックは1997年から始まり、ゴーカイジャーは2011年からスタート、ゴーカイジャーのゴーカイシルバー登場は17話の2011年、ワンピースコミック版でバルトロメオが登場するのはワンピース71巻2013年、どうしても義賊的な海賊という雰囲気から比べてしまうアニメ「ワンピース」ですが、キャラクターの雰囲気的にはどちらがオマージュしているのかは分かりにくい所があります。
2位:王様戦隊キングオージャー
物語の舞台となる「チキュー」と地底国家「バグナラク」の戦争が起き、人々を救うために各国の王様と虫の名を冠する昆虫型機械生命体守護神「シュゴッド」を使って戦うスーパー戦隊です。
戦士たちひとりひとりのクセが濃く、それぞれが主役級のクセがあり、スーツもロボも変身前の服装もかっこよく魅力的で派手。
役名 | 出演 |
---|---|
クワガタオージャー ギラ | 酒井大成 |
トンボオージャー ヤンマ・ガスト | 渡辺碧斗 |
カマキリオージャー ヒメノ・ラン | 村上愛花 |
パピヨンオージャー リタ・カニスカ | 平川結月 |
ハチオージャー カグラギ・ディボウスキ | 佳久 創 |
スパイダークモノス ジェラミー・ブラシエリ | 池田匡志 |
プロデューサー:大川武宏(テレビ朝日)、大森敬仁(東映)、矢田晃一(東映エージエンシー)
監督:上堀内佳寿也、渡辺淳、佛田洋 他
このシリーズの劇場版
映画 王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン(2023年)
キングオージャーVSドンブラザーズ/キングオージャーVSキョウリュウジャー(2024年)
王様戦隊キングオージャーの特徴と魅力
戦隊ものながら、CGを多く使用した演出が印象的で、それぞれの戦士が一国の国王であるという要素もこれまでになかった属性で、単なるスーパー戦隊ではなく、戦えて統治もできるキングというスタンスが強調されていました。
従来のスーパー戦隊ではストーリー展開がおおよそ似ており、若干飽きられることもありましたが、ドンブラザーズやゼンカイジャー同様、個性あふれるストーリー展開をしているのが一番の魅力です。
各王国の奪還や各戦士の過去回想シーン、時折ギャグ要素も挟みながら、視聴者からは傑作、斬新、圧倒的といった評価を得ています。
王様戦隊キングオージャーの戦士紹介・特徴
クワガタオージャー ギラ(酒井大成)
子どもに好かれる心優しい性格だが、言葉遣いで勘違いされやすいが、自ら嫌われ役や悪役を演じる側面もあり、困っている人や他人を放っておけない。ヒーローなのに悪役っぽい雰囲気があり、大振りな戦闘スタイルが豪快で王様らしさもある戦士。
トンボオージャー ヤンマ・ガスト(渡辺碧斗)
デジタルサポート担当ながら、ヤンキーで野心家で勉強熱心、野心家ながら頭脳派な戦士でアニキっぽいポジション。変身前の服装も土方っぽいデザインで、王様戦隊の装備を一手に引き受けるエンジニア、技術屋、職人。
カマキリオージャー ヒメノ・ラン(村上愛花)
ヒーラー担当、華麗な医者であり他人を救うことに関しては右に出るものはいないが、若干優雅な高飛車、わがままで厄介、物事に芸術性や美しさを求めるところがあり、扱いにくい戦士。周りを自分のペースに引き込む戦闘スタイル。
パピヨンオージャー リタ・カニスカ(平川結月)
クール担当で中立な立場を大切にする裁判長、まじめで堅物ながら、人情に厚くちょっとクセのある戦士。華やかな蝶を冠する弓を使った戦闘スタイルで、従来のブルーが担うことの多かったクール担当を紫色でカバーしている印象。※男性ではなく女性です。
ハチオージャー カグラギ・ディボウスキ(佳久 創)
穏やかで落ち着いた人物ながら、歌舞伎っぽい挙動、華やかな服装、真っ黒なスーツを使いこなし、人心把握や交渉に長けた戦士。目的のためならちょっとくらい汚い手も使う所も魅力的。ハチはハチでもクマバチっぽい見た目をしているのが特徴。
スパイダークモノス ジェラミー・ブラシエリ(池田匡志)
人と敵勢力「バグナラク」の共生を果たしたことを示すような見た目の人物で、話し方や言葉遣いにクセがあり分かりにくく、誤解されることもあるが基本的には良い戦士。スパイダーマンほどではないが空間を惜しみなく使い、縦横無尽、かつ、トリッキーに戦闘する戦士。
3位:侍戦隊シンケンジャー
志葉家の殿と家臣、三途の川に住む外道衆が戦う展開で、侍や時代劇をモチーフにした装備、武器、戦闘シーンが印象的。
文字とその力を引き出すモヂカラや秘伝ディスクなどがあり、スーパーシンケンジャー、ハイパーシンケンジャーといった強化形態も用いて戦うスタイルが印象的。ストーリー全体を通して和風の演出が多く、侍らしさがよく表現されているスーパー戦隊。
役名 | 出演 |
---|---|
志葉丈瑠/シンケンレッド | 松坂桃李 |
志葉薫姫/姫シンケンレッド | 夏居瑠奈 |
池波流ノ介/シンケンブルー | 相葉弘樹 |
白石茉子/シンケンピンク | 高梨臨 |
ハ谷千明/シンケングリーン | 鈴木勝吾 |
花織ことは/シンケンイエロー | 森田涼花 |
梅盛源太/シンケンゴールド | 相馬圭祐 |
声の出演:血祭ドウコク(西凛太朗)、薄皮太夫(朴路美)、骨のシタリ(チョー)
監督:中澤祥次郎、諸田敏
原作:八手三郎
音楽:高木洋
脚本:小林靖子
このシリーズの劇場版
侍戦隊シンケンジャー銀幕版 天下分け目の戦(2009年)
侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!(2009年)
帰ってきた侍戦隊シンケンジャー 特別幕(2010年)
侍戦隊シンケンジャーの特徴と魅力
スーパー戦隊シリーズでは初の「侍」要素で、かつ、初の「女性レッド」が登場するなど、何かと話題に上がるチャレンジ的な要素が多くあるタイトルです。
文字とその事象をパワーとして使う戦い方も個性的で、三途の川にいる外道衆という生と死の境目の世界にいる存在と現実世界の戦いというファンタジー要素、侍と言いながら武士の時代劇のような展開があるなど、独特な世界観が魅力的です。
戦士たちの個性だけでなく、敵役のキャラもかなり濃く、敵キャラのほうがかっこいいとまで思わせてしまうほど魅力的なキャラデザになっていました。腑破十臓や薄皮太夫などフィギュアとしても販売されるほど人気です。ちびっこよりも大人の方がのめり込んでしまうような内容でした。
侍戦隊シンケンジャーの戦士紹介・特徴
志葉丈瑠/シンケンレッド|松坂桃李
侍戦隊シンケンジャーの「殿」であり、リーダーであり、「火」のモヂカラを駆使する戦士。落ち着いた性格ながら戦闘もきっちりこなすバランス型。立場上、秘密を抱えている様子も多く、悩める大将といった雰囲気もある戦士。
志葉薫姫/姫シンケンレッド|夏居瑠奈
44話から登場し、まるでそれまでのシンケンレッドかのように戦いに参加し、衝撃的な登場を果たした志葉家18代目当主。スーパー戦隊シリーズ初の女性レッドとして話題になった戦士でもある。
池波流ノ介/シンケンブルー|相葉弘樹
「水」のモヂカラを駆使する戦士。冷静沈着、理論的で分析上手なクール担当。仲間思いで物事をよく見ているが、若干暴走気味になるおちゃめな所もある戦士。
白石茉子/シンケンピンク|高梨臨
「天」のモヂカラを駆使する戦士。ごく普通の女の子のような仕草をしながらも、他者を気遣うサポート役として欠かせない存在。レッドとちょっといい感じに見えるシーンもありましたが、終始安定したキャラで、目立たないながらも全員を支えた存在。
谷千明/シンケングリーン|鈴木勝吾
「木」のモヂカラを駆使する戦士。作中では高校生で、非常に若いながらも自分自身の独特の世界がある成長途中の様子が印象的な戦士。若さ故に失敗する様子も描かれていたが、ムードメーカー的ポジションとして欠かせない存在。
花織ことは/シンケンイエロー|森田涼花
「土」のモヂカラを駆使する戦士。忠誠心が強く、姉の代理でスーパー戦隊になっているしがらみや葛藤にも打ち勝ったかわいい担当。石、土、猿にまつわる能力があり、比較的パワータイプな戦闘をするのが特徴。
梅盛源太/シンケンゴールド|相馬圭祐
「光」のモヂカラを駆使する戦士。ムードメーカーで助っ人的な登場をハイテンションにこなした戦士で、逆手居合を駆使する謎多き戦士。作中の歴史にも登場せず、家臣としても仕えていなかったが、スシチェンジャーという「光」電子モヂカラを自ら開発して参戦しレッドたちを助けた努力家。
4位:獣電戦隊キョウリュウジャー
獣電戦隊キョウリュウジャーは2013年から48話にわたって放送された恐竜モチーフのスーパー戦隊で、暗黒種「デーボス」と戦うストーリー。
1話から巨大な恐竜ロボと共に戦い、スピリットレンジャーとして長い時を超えて登場する戦士もおり、SF的な演出や派手なアクションシーンが豊富なのが魅力のタイトル。
従来のメインの5人の戦士と追加戦士が1人いるだけでなく、戦士たちの前任者が登場するのも独特な展開です。
恐竜という太古の地球の支配者とのコラボ、前任者たちとのコラボ、前任者の後を継ぐ者や孫の世代がスーパー戦隊として活躍する流れは特徴的で、次代を切り開く若者に焦点をあてている作品とも言えるでしょう。
役名 | 出演 |
---|---|
キョウリュウレッド/桐生ダイゴ | 竜星涼 |
キョウリュウブラック/イアン・ヨークランド | 斉藤秀翼 |
キョウリュウブルー/有働ノブハル | 金城大和 |
キョウリュウグリーン/立風館ソウジ | 塩野瑛久 |
キョウリュウピンク/アミィ結月 | 今野鮎莉 |
キョウリュウゴールド/空蝉丸 | 丸山敦史 |
キョウリュウシアン/ラミレス | ロバート・ボールドウィン |
キョウリュウグレー/鉄砕/津古内真也 | 出合正幸 |
キョウリュウバイオレット/ドクター・ウェルシェード | 千葉繁 |
キョウリュウバイオレット/弥生ウェルシェード | 飯豊まりえ |
2代目キョウリュウシアン/福井優子 | 木下あゆ美 |
声の出演:賢神トリン(森川智之)、百面神官カオス(菅生隆之)、歓びの戦騎 キャンデリラ(戸松遥)、怒りの戦騎 ドゴルド(鶴岡聡)、哀しみの戦騎 アイガロン(水島裕)、楽しみの戦騎 ラッキューロ(折笠愛)
原作:八手三郎
音楽:佐橋俊彦
脚本:三条陸
ナレーション:千葉繁
監督:坂本浩一、竹本昇、加藤弘之、渡辺勝也、柴崎貴行、小中和哉
このシリーズの劇場版
劇場版 獣電戦隊キョウリュウジャー ガブリンチョ・オブ・ミュージック(2013年)
獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦! さらば永遠の友よ(2013年)
帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー 100 YEARS AFTER(2014年)
獣電戦隊キョウリュウジャーの特徴と魅力
獣電戦隊キョウリュウジャーは、1話目から巨大な恐竜ロボと生身の人間が戦っているシーン、敵の戦闘員を生身の人間が倒している様子が描かれているのが印象的で、最初からレッドがチームを率いているわけではなく、5人全員がバラバラな上に、一番最後にレッドがチームに入るような描写になっているのも特徴的です。
従来の流れに従うのであれば、最初から5人の戦士が仲間として登場しますが、本作ではスカウトという形で能力ある一般人を戦士に招いています。
スカウトの過程で、十数mもある巨大な獣電竜という巨大ロボと戦って打ち負かせないといけないという無理難題がありますが、1話では既にその難題をクリアした4人が世界各国にいるという状況から始まります。
戦士をスカウトしている賢神トリンも「デーボス」というラスボス相手でないと苦戦しないほどに強く、1話の時点で戦士側の強さがはっきりしており、なんとなく約束された勝利のようなものがあるのも印象的です。
ちびっこや大人男子のほとんどが好きな恐竜、巨大ロボ、合体、オーバースペック、スカウトされて最強になるなどの要素が組み込まれており、スピリットレンジャーのような体は滅んでいても魂のみで戦闘に参加できるという神秘的な要素がある点も人気の理由の一つでしょう。
獣電戦隊キョウリュウジャーの戦士紹介・特徴
キョウリュウレッド/桐生ダイゴ|竜星涼
ティラノサウルスをモチーフにした戦士で、20歳にして世界各地を旅して生きるバイタルの強い情熱的なキャラ。獣電竜ガブティラは全高46.1m、全幅34.1m、全長73.3m、重量2100tと超巨大ながら臆せず立ち向かい続ける化け物メンタルもある戦士。生身の人間の状態でも戦闘員ゾーリ魔をバコバコ倒す戦闘力がある。
キョウリュウブラック/イアン・ヨークランド|斉藤秀翼
パラサウロロフスをモチーフにした戦士で、遊び人っぽく、おしゃべりでお調子者なムードメーカー的ポジション。本職は考古学者で頭脳派、銃撃戦を得意とするスナイパーで、トリッキーな戦い方をする戦士。作中では23歳、ぎりぎり若者。
キョウリュウブルー/有働ノブハル|金城大和
ステゴサウルスをモチーフにした戦士で、1話では賢神トリンに若者たちと紹介されていたが32歳のおじさんである。防御力とパワーはあるがスピードでは劣る。なんでも屋で働く心優しい性格の戦士。
キョウリュウグリーン/立風館ソウジ|塩野瑛久
ヴェロキラプトルをモチーフにしたスピード剣技タイプの戦士で、戦国時代から続く道場の跡取りでもある。正義感が強く、堅物っぽさはあるクール担当な一面があり、ヴェロキラプトルっぽさが表れている戦士。
キョウリュウピンク/アミィ結月|今野鮎莉
トリケラトプスをモチーフにしており、北米からの留学生で女子大生、お目付け役として執事を付けられているお嬢様ながら柔軟な足技を駆使する武闘派。紅一点。時々英語が出る。全高14.1m、全幅14.4m、全長45.2m、重量850tの獣電竜ドリケラと戦って勝っている化け物である。
キョウリュウゴールド/空蝉丸|丸山敦史
プテラノドンをモチーフにした追加戦士で、400年間囚われていたためスピリットレンジャーのような立ち位置ながら死んでいるわけではなく、戦国時代の武士として、剣技、古武術に長けており戦闘力は高め。
キョウリュウシアン/ラミレス|ロバート・ボールドウィン
500年ほど前のヨーロッパで活躍し、死してなお高エネルギー集合体スピリットレンジャーのキョウリュウシアンとして戦う戦士。アンキロサウルスをモチーフにしており、魂だけの存在ながらものにも触れられ、キョウリュウレッドたちのもとに駆け付けては戦いをサポートした頼れる戦士の一人。
2代目キョウリュウシアンとして福井優子(木下あゆ美)も登場し、キョウリュウバイオレット同様2代目として登場。前任者譲りのパワー系怪力戦争スタイルながら身軽な戦士。
キョウリュウグレー/鉄砕/津古内真也|出合正幸
パキケファロサウルスをモチーフに、中国拳法、幻術を使って戦うスピリットレンジャー。1500年ほど前に死してなお高エネルギー集合体として存在し、デーボスたちと戦う戦士。
キョウリュウバイオレット/ドクター・ウェルシェード|千葉繁
キョウリュウバイオレット/弥生ウェルシェード|飯豊まりえ
キョウリュウレッドのダイゴたちが役目を担うまで、ドクター・ウェルシェードがキョウリュウバイオレットとして活躍しており、ドクターの孫娘である「弥生ウェルシェード」がその後任として活躍するプレシオサウルスをモチーフにした海の勇者。賢神トリンと共に、ドクター、弥生が装備や武器の調達にも一役買っており、彼らなしではブレイブチームの活躍はあり得なかった。
キョウリュウシルバー/賢神トリン
CV:森川智之・山下真司
スーツアクター:岡元次郎
キョウリュウジャー世界における伝説のヒーロー的立ち位置で、キョウリュウジャーのメンバー5人でブレイブチームを集めた立役者。キョウリュウグレーと似ているが、各部がゴールドで10番目に登場する番外戦士。賢神トリンの姿で登場しており、ブラキオサウルスがモチーフ。ラスボスの「デーボス」相手にようやく苦戦するほどの戦闘力。
5位:暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ(あばたろうせんたい)は2022年から50話放送された桃太郎をモチーフにしたスーパー戦隊で、ピンク役を男性が担った初のタイトルで、イエローを女性が担当。
イヌブラザーとキジブラザーはモーションキャプチャーによって演じられている特徴的で革新的な作品です。
シリーズ45作目の前作「機界戦隊ゼンカイジャー」と世界観が重なっており、ゼンカイジャーブラックがひっそりとドンブラザーズをサポートしています。
登場する戦士も個性的で、逃亡犯、無職、普通の会社員、盗作疑惑がかけられた女子高生、宅配配達員などごく普通の人々が戦士として、オニシスターに起用されていく様子もこれまでにはなかった展開。
役名 | 出演 |
---|---|
キドンモモタロウ/桃井タロウ | 樋口幸平 |
サルブラザー/猿原真一 | 別府由来 |
オニシスター/鬼頭はるか | 志田こはく |
イヌブラザー/犬塚翼 | 柊太朗 |
キジブラザー/雉野つよし | 鈴木浩文 |
ドンドラゴクウ・ドントラボルト/桃谷ジロウ | 石川雷蔵 |
ゼンカイザーブラック/五色田介人 | 駒木根葵汰 |
ソノイ | 富永勇也 |
ソノニ | 宮崎あみさ |
ソノザ | タカハシシンノスケ |
原作:八手三郎
プロデューサー:井上千尋(テレビ朝日)、白倉伸一郎(東映)、武部直美(東映)、矢田晃一(東映エージエンシー)、深田明宏(東映エージエンシー)、
脚本:井上敏樹
監督:田﨑竜太 ほか
アクション監督:福沢博文
特撮監督:佛田洋(特撮研究所)
音楽:山下康介
このシリーズの劇場版
暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー(2022年)
暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー(2023年)
キングオージャーVSドンブラザーズ/キングオージャーVSキョウリュウジャー(2024年)
暴太郎戦隊ドンブラザーズの特徴と魅力
暴太郎戦隊ドンブラザーズには、脳人と呼ばれる高次元の存在である「ソノイ・ソノニ・ソノザ」等の勢力、人の欲望から生まれるモンスター「ヒトツ鬼」、スーパー戦隊としてのドンブラザーズがあり、確固たる「敵」という存在は人の欲望から生まれる「ヒトツ鬼」です。
このヒトツ鬼のモンスターを倒して、その元となった人を助けるのがドンブラザーズ、ヒトツ鬼と元となった人両方を抹消するのが「脳人」のソノイ、ソノニ、ソノザたちです。
変身前の姿でいるソノイらと桃井タロウらは仲が良く、お互いの本当の姿を知らないまま親交を深めるシーンもあり、何が悪で、何が敵なのか考えさせられる展開もあります。
従来のスーパー戦隊のような展開とは異なった要素が多く、掟破りとも革新的とも言える部分も魅力的です。
ヒロインが戦士たちを見つけて集めていく様子や男性が演じているピンク「キジブラザー」は過去作のヒーローの姿を借りるとちゃんと女性になってしまう等、まるでB級映画にツッコミを入れるかのごとく、作中でも戦士たちがツッコミを入れるシーンなどがあり、ギャグ展開多めの作品となっています。
イヌブラザーは、ソニックアドベンチャー2のシャドウのような見た目でソニックのように素早く動き、キジブラザーは細身で手足が長く身長も高くハギーワギーの「ポピーママ」やナイトメア・ビフォア・クリスマスの「ジャック」のような体をしており、かっこよさよりもおもしろさやネタに走ったようにも思える戦士が登場するのもおもしろい点です。
暴太郎戦隊ドンブラザーズの戦士紹介・特徴
ドンモモタロウ/桃井タロウ|樋口幸平
主役にしてリーダーながら、何度やられても復活する、嘘をついたら死んでしまう戦士。本人も知らない過去やドン王家の末裔であるという出自もあり、正直すぎる性格や出自に翻弄される様子も描かれています。
サルブラザー/猿原真一|別府由来
博識で頭脳派ながら無職で、プライドが高く変わり者ではあるが一応クール担当で分析を得意とする戦士。変身後はひょろっとした体格とは正反対のムキムキなサルのようなスーツをまとい、パワータイプの戦闘を行う。
オニシスター/鬼頭はるか|志田こはく
波瀾万丈な人生を送る漫画家志望の女子高生ながら、ドンブラザーズをまとめあげた立役者でありおとぎ話の桃太郎では敵であったオニを冠する戦士。華奢な女子が変身して鬼となり、オニの武器としてフルコンボウを駆使して戦うギャップがある魅力的なヒロイン。
イヌブラザー/犬塚翼|柊太朗
デフォルメキャラのようなCGの戦士で、足が早くまるでソニックやシャドウのような雰囲気がある。無実の罪による指名手配犯で逃亡中、逃げ足の速さとスピードの速さが重ねられている戦士。ちょっと不憫な立ち位置で、同情してしまう所も多い。
キジブラザー/雉野つよし|鈴木浩文
まじめなのに不幸にさらされ、不憫、理不尽に耐えながら、ちょくちょく鬼になりつつも戦士として活躍する。220cmの高身長かつ細身の変身後の姿を生かしてトリッキーな戦闘を行う。なんやかんやあった後、イヌブラザーと夏美、みほとキジブラザーのややこしい関係が待ち受けている。
ドンドラゴクウ・ドントラボルト/桃谷ジロウ|石川雷蔵
普段は新聞配達やフードデリバリーなど配達員をしている熱血派、幼少期から内なる心の声に従い、ヒーローになるべく鍛錬してきた努力家。ドンドラゴクウは頼れる戦士、ドントラボルトは暴走気味の危ないジロウ。
ゼンカイザーブラック/五色田介人|駒木根葵汰
ドンブラザーズを影で支えるスーパー戦隊前任者の一人で、喫茶店のマスターとして彼らを見守りヒーロー活動を支えるサポート役。危険が迫っているときには戦闘サポートにも入る前任者に似ているが、同一人物とは言えない不思議なポジション。
ソノイ|富永勇也
脳人の戦士で、貴族のような振る舞い、穏やかな性格ながら冷酷な戦いをするリーダー。人間の欲望から生まれるヒトツ鬼を滅しつつ、人間に興味を持つようになり、ストーリー後半でドンブラザーズの仲間になる。
ソノニ|宮崎あみさ
脳人の戦士で、人間の恋愛に関心があり、イヌブラザーである翼が夏美に対して抱く思いに興味をもち、翼と共に逃亡犯となる。イヌブラザー同様、機敏な立ち回りやスピードを生かした戦闘が得意。かわいい担当。
ソノザ|タカハシシンノスケ
脳人の戦士で、人間の喜怒哀楽に関心があるが、感情表現がズレており若干乱暴、猪突猛進。オニシスターの鬼頭はるかの漫画が好き。ストーリー後半でドンブラザーズの仲間になる。
6位:特捜戦隊デカレンジャー
2004年から50話放送されたスーパー戦隊で、宇宙規模の捜査機関「銀河系宇宙警察」のうち地球署デカレンジャーが、犯罪者集団アリエナイザーから地球を守る展開で、地球の地元警察とも協力する様子が多いです。
宇宙人とも当たり前のように交流している世界線で、毎回完結型の刑事ドラマ風の演出も魅力のひとつ。
スーパー戦隊シリーズの中では、武器・装備や怪人の数が最も多いと言われており、2024年にも新作劇場版が出るほどの人気タイトルです。
役名 | 出演 |
---|---|
デカレッド/赤座伴番(バン) | 載寧龍二 |
デカブルー/戸増宝児(ホージー) | 林剛史 |
デカグリーン/江成仙一(センちゃん) | 伊藤陽佑 |
デカイエロー/礼紋茉莉花(ジャスミン) | 木下あゆ美 |
デカピンク/胡堂小梅(ウメコ) | 菊地美香 |
デカブレイク/姶良鉄幹(テツ) | 吉田友一 |
白鳥スワン | 石野真子 |
声の出演:ドギー・クルーガー/デカマスター(ボス)(稲田徹)、ポルポ教官(二又一成)、ヌマ・O長官(岸野一彦)、ブンター(楠見尚己)、ギョク・ロウ(浪川大輔)、デカベースアナウンス(落合隼亮)、エージェント・アブレラ(中尾隆聖)、アーナロイド、バーツロイド(塩野勝美、穴井勇輝)、イーガロイド、ウニーガ(中井和哉)
ナレーション:古川登志夫
プロデュース:シュレック・ヘドウィック(テレビ朝日)、塚田英明(東映)、土田真通(東映)、矢田晃一(東映エージエンシー)
監督:渡辺勝也
原作:八手三郎
音楽:亀山耕一郎
脚本:荒川稔久
このシリーズの劇場版
特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE フルブラスト・アクション(2004年)
特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー(2005年)
魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー(2005年)
特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER(2015年)
スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー(2017年)
ガールズ・イン・トラブル スペーススクワッド EPISODE ZERO(2017年)
特捜戦隊デカレンジャー 20th ファイヤーボール・ブースター(2024年)
特捜戦隊デカレンジャーの特徴と魅力
幅広い世代から人気があり、ちょうど2024年時点で20歳から50歳くらいの世代で知っている人が多く、スーツのかっこよさ、身近でかっこよく頼れる警察という背景、宇宙規模の壮大な世界観の中に地球署という部署があるという宇宙SF好きにも戦隊モノ好きにも響いたスーパー戦隊。
スーパー戦隊のいつもの展開に、刑事ドラマ風の展開を合わせたことで、毎回完結型で見やすく、話も分かりやすい事もあって子育て世代の大人も子どもも一緒に楽しめるのが魅力のひとつです。
戦士の口上も分かりやすく、時折英語を挟む戦士もいましたが、宇宙人と人のハーフ?とも言えるような存在、宇宙人が普通にいる世界観の中で警察、捜査機関という特徴がうまく演出されています。
勧善懲悪もので、刑事ドラマ風、時折、時代劇「水戸黄門」に通じるような安心できる流れと安定感で、子どもよりも親がハマってしまったというケースも多いです。
令和になった2024年は多様性が重視される世界ですが、特捜戦隊デカレンジャーの世界では女性のメカニック、イエローとピンクが女性と活躍する女性も多く、宇宙人も当たり前にいるまさしく時代を先取りしたかのような作品です。
従来は戦士がそれぞれ単独で戦うスタイルが主流だったかと思いますが、特捜戦隊デカレンジャーではデカイエローとデカピンクがバディとして共闘する形になることが多く、この戦闘スタイルも個性的でした。
白鳥スワンの活躍もあり、武器や装備、怪人がとても多く、女性陣のかっこかわいい活躍もあり、性別問わず楽しめる内容になっていたのも人気の理由です。
昭和の時代にはメカニックは男の仕事とされている雰囲気がありましたが、特捜戦隊デカレンジャーでは女性メカニックが大活躍し、戦闘でもデカイエローとデカピンクの共闘があり、男性にはロマンあふれる要素が多く、女性も見ていて楽しめる展開になっているのが本作の魅力です。
特捜戦隊デカレンジャーの戦士紹介・特徴
デカレッド/赤座伴番(バン)|載寧龍二
二丁拳銃(二挺拳銃)を主とした戦闘スタイルで、連射系の攻撃を得意とする戦士。勧善懲悪、猪突猛進、無鉄砲で新米刑事ながらリーダー格のレッドを任されており、背負わされている責任も大きいため手に負えない時もしばしばあるが正義の味方をきちんと遂行している。
デカブルー/戸増宝児(ホージー)|林剛史
ブルーによくあるまじめでクールで冷静、頭脳派な戦士で、銃撃戦、逮捕術を駆使して敵を圧倒する。家族を大切に思っており、情熱的な性格を内面に秘めており、時にはデカベースの署長代理を務めることもある。
デカグリーン/江成仙一(センちゃん)|伊藤陽佑
推理力、分析力、勘に優れており、割と穏やかな所作が印象的な戦士だが、戦闘では感情をあらわにして大胆な戦いをすることも多い。いたずら好きでムードメーカー的ポジションもあり、身軽さや防御力の高さなどを生かして、相手の弱点を突くようなトリッキーな戦闘を得意とする戦士。
デカイエロー/礼紋茉莉花(ジャスミン)|木下あゆ美
触れることで相手の心や残留思念を読み取れるエスパーで、ムードメーカー、かつ、不思議ちゃんポジション。相手の動きを先読みしたり、チームでの共闘で本領を発揮する戦闘スタイル。ヒーローママとしても知られ、劇場版では息子とともに能力を生かして貢献する。
デカピンク/胡堂小梅(ウメコ)|菊地美香
元気溌剌、交渉術に長けており、行動力と持ち前の明るさを生かし、近接物理戦闘で戦闘にも貢献する戦士。変装、交渉など捜査に欠かせない特殊スキルがあり、デカイエローと共闘することが多い。
デカブレイク/姶良鉄幹(テツ)|吉田友一
明るくてフレンドリーだが、素直で純粋、柔軟性もある追加戦士で、バランス型。敵との相性が大きく影響し、劇的に強い時と弱い時が明確に分かれている。雷撃や光、炎や水などを駆使する属性戦闘スタイルなのが印象的。
白鳥スワン|石野真子
チーニョ星人、デカベースのメカニック、技術担当ながら戦闘も可能な超優秀捜査官。鑑識、プロファイリング、装備調達、開発、デカマシンのメンテナンスなど、彼女がいなければデカベースの戦士が役立たずになりうるほどの超重要人物で宇宙人。
7位:忍者戦隊カクレンジャー
1994年から53話配信されたスーパー戦隊で、その名の通り忍者をモチーフにした平成初期の平成戦隊。
戦国時代、妖怪を封じてから400年経った現代に、隠流忍者の子孫であるサスケとサイゾウが妖怪カッパに騙されて妖怪を世に解き放ってしまい、カクレンジャーとして妖怪を再度封印するために奮闘する展開。
忍者という和風な要素が印象強いが、アメコミによくある英語のオノマトペが出てくるギャップがあり、リーダーがレッドではなくニンジャホワイトであること、花のくノ一組というスーパー戦隊以外の要素もあり人気が上昇したタイトル。
役名 | 出演 |
---|---|
鶴姫/ニンジャホワイト | 広瀬仁美 |
サスケ/ニンジャレッド | 小川輝晃 |
サイゾウ/ニンジャブルー | 土田大 |
セイカイ/ニンジャイエロー | 河合秀 |
ジライヤ/ニンジャブラック | ケイン・コスギ |
ラン(花のくノ一組) | 田邊智恵 |
サクラ(花のくノ一組) | 咲田めぐみ |
スイレン(花のくノ一組) | 本田順子 |
ユリ(花のくノ一組) | 野口律子 |
アヤメ(二代目)(花のくノ一組) | 生間美紀 |
アヤメ(花のくノ一組) | 鈴木真帆 |
声の出演:ニンジャマンの声(矢尾一樹)、妖怪大魔王の声(柴田秀勝)
監督:小林義明、坂本太郎、小笠原猛、渡辺勝也、東條昭平、佛田洋
原作:八手三郎
音楽:川村栄二
脚本:杉村升、荒川稔久、高久進、曽田博久
このシリーズの劇場版
劇場版 忍者戦隊カクレンジャー(1994年)
超力戦隊オーレンジャー オーレVSカクレンジャー(1996年)
忍者戦隊カクレンジャーの特徴と魅力
2024年に30周年を迎えた忍者戦隊カクレンジャーは、適度なギャグ要素、女性がたくさん登場する上に、リーダーが女性でホワイトという型破りで斬新な構成、ケインコスギのアクションも堪能できるという魅力あふれるタイトルです。
それまでの戦隊モノは巨大ロボやレッドをリーダーとして悪と戦う様子が印象的でしたが、カクレンジャーではその要素を踏襲しつつ、和風の妖怪と忍者が戦う展開なのが特徴的です。
1話からツッコミどころの多い描写が多く、最近のちょっとしたB級映画よりもおもしろいシーンもあり、かっこいいはずなのにちょっとダサい雰囲気があるのも魅力で、規格外の強さというよりは人間味のある戦士が戦うギャップのほうが大きいかもしれません。
アメコミ風のオノマトペとして「BAKOOOOOM」や「OH NO!」や「ZBAAAAAKK」といった表現が戦闘中に差し込まれ、かっこいいシーンのはずなのに笑わせに来ていると思えるほどの演出もあります。
シリーズ15話で初登場する「花のくノ一組」は女性5人の敵戦士で、変身、爆弾や重火器の使用、専用の乗り物を使用する要素もあり、割と際どい衣装、際どいシーンもあり、世の男子の癖を狂わせたともいわれています。
平成後期や令和では考えられないようなシーンもあり、子どもに見せるには、大人としては若干気が引けるような描写もありました。
古代の忍者の子孫、時代を超えた関係、親子関係の変化とともにそれぞれの戦士の修行や成長も描かれており、コメディ要素だけでなく、きちんと人として、戦士として成長していく様子が描かれています。
忍者戦隊カクレンジャーの戦士紹介・特徴
鶴姫/ニンジャホワイト|広瀬仁美
鶴姫家24代目にしてカクレンジャーの女性リーダー。男勝りで気が強く、仲間思いでなかなかのお嬢様育ちながら15歳でスーパー戦隊のメンバーを集めて、リーダーを務めるほどの能力がある。
サスケ/ニンジャレッド|小川輝晃
カクレンジャーのサブリーダーで、忍・猿飛佐助の子孫とされ、猿のような機敏さと剣技を生かした戦闘タイプ。サイゾウとはツーリング仲間で、喧嘩っ早く強気な様子もあるが、ビッグマウスで小心者な所もあり情けない一面もあるが、生身の人間のままでもかなり身体能力と五感が優れており頼れる戦士。
サイゾウ/ニンジャブルー|土田大
サスケとツーリングをしていた霧隠才蔵の子孫で、お金と女が好きなしょうもない側面があるが、仲間思いで情に厚く、困っている人はしっかり助けるお人好し。オオカミのような素早い戦闘スタイルだが、オネエ言葉が出たり、自分大好き風な表現をすることもある不思議ちゃん系戦士。
セイカイ/ニンジャイエロー|河合秀
ゲーセン通いをするお人好しで気の弱い男だが、三好清海入道の子孫でクマのような戦い方をするギャップのある戦士。食事と睡眠、女好きと三大欲求に純粋なドジな若者。森林の樹木を活用したり、幻術を生かした戦い方もできる戦士。
ジライヤ/ニンジャブラック|ケイン・コスギ
世界各国の格闘技に精通し、児雷也の子孫で生身の人間のままでも敵を倒せる化け物。日本語が若干苦手だが、明るくノリの良い性格をしており、ガマ(カエル)のジャンプ力を生かし、岩、土を生かして戦う戦士。ボウガン、手裏剣、土遁を駆使するトリッキーな戦士。
8位:快盗戦隊 ルパンレンジャー VS 警察戦隊 パトレンジャー
2018年から51話配信された2つのスーパー戦隊が同一の作品に登場するタイトルで、怪盗と警察と敵・ギャングラーの三つ巴の戦いに発展するストーリー。
ルパンレンジャーとパトレンジャーは時に共闘し、時に戦う善と悪が入り混じった展開があり、これまでになかった新しい形のスーパー戦隊。
役名 | 出演 |
---|---|
ルパンレッド/夜野魁利 | 伊藤あさひ |
ルパンブルー/宵町透真 | 濱正悟 |
ルパンイエロー/早見初美花 | 工藤遥 |
パトレン1号/朝加圭一郎 | 結木滉星 |
パトレン2号/陽川咲也 | 横山涼 |
パトレン3号/明神つかさ | 奥山かずさ |
ヒルトップ管理官 | アイクぬわら |
コグレ | 温水洋一 |
ルパンエックス/パトレンエックス/高尾ノエル | 元木聖也 |
声の出演:ジム・カーター(釘宮理恵)、ドグラニオ・ヤーブン(宮本充)、デストラ・マッジョ(うえだゆうじ)、ゴーシュ・ル・メドゥ(竹達彩奈)、グッドストライカー(三ツ矢雄二)
監督:杉原輝昭、中澤祥次郎、加藤弘之、渡辺勝也、葉山康一郎
原作:八手三郎
音楽:高木洋
脚本:香村純子、金子香緒里、荒川稔久、大和屋暁
このシリーズの劇場版
ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー(2019年)
劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー(2020年)
快盗戦隊 ルパンレンジャー VS 警察戦隊 パトレンジャーの特徴と魅力
略して「ルパパト」と呼ばれることの多いタイトルで、従来のスーパー戦隊に多かった善と悪の2つの陣営で戦うわけではなく、ベクトルの違う悪が「ギャングラー」と「ルパンレンジャー」として2つ、善の陣営が「パトレンジャー」という警察戦隊が大変そうで少し同情してしまうような側面もあり、刑事ドラマや勧善懲悪系のストーリーとしても奥が深い内容なのが魅力的です。
善とはなにか、悪とはなにかを考えさせられる演出や要素があり、子どもには少し難しいかもしれませんが大人には特に響くところがあるでしょう。
ルパパトに出てきたルパンレンジャーのアジトでもあり、パトレンジャー隊員が好んで通い詰めているレストランは、作中では「ビストロジュレ」ですが、実際に神奈川県にある「Paty Cafe」として普通に営業しています。
気軽にロケ地・聖地訪問のできるスーパー戦隊ものとしての魅力もあり、店内にはサイン入りのポスター、「BISTROT Jurer」の看板も記念に飾られています。
ルパパト履修勢にとっては作品に出てきた場所にいられるというだけでも喜びが大きいものなので、ルパパトファンの方は是非訪れてみてください。
まじめで渋いパトレン1号、過去に辛い思い出があるルパンレンジャーたち、それぞれの人間らしさも魅力的で、ヒューマンドラマ的な展開やロマンスにも転じそうなシーンも少しあり、単なるスーパー戦隊ものではないことも人気の理由です。
幼い子どもよりも大人に人気がありそうな作品ですが、幼くして見たルパパトを大人になってから見ると色々印象が変わるはずです。
子どものうちにルパパトに触れられていないとその体験はできないので、世代を超えて楽しまれることを前提にしたような作品として今後も愛されていくことでしょう。
快盗戦隊 ルパンレンジャー VS 警察戦隊 パトレンジャーの戦士紹介・特徴
ルパンレッド/夜野魁利|伊藤あさひ
ダイヤル010、怪盗らしい大胆な性格が印象的で、頭脳明晰、機動力は高く、信念をもって怪盗をしている怪盗戦士。ジェット戦闘機ビークルを使用する。スーパー戦隊戦士の中では数少ないマントを付けている戦士。
ルパンブルー/宵町透真|濱正悟
ダイヤル260、クール担当であるが言葉遣いも態度も悪く、冷静に見えるが脊髄反射で動くような所もある危ない紳士系戦士。プロペラのあるレシプロ型戦闘機ビークルを使用する。
ルパンイエロー/早見初美花|工藤遥
ダイヤル116、おしゃれ担当で、言葉を選べない欠点があるがテキパキと仕事をこなすしっかり者。オスプレイや映画「ターミネーター」のハンターキラーのようなヘリコプター型ファイターを使用し、スピードを生かして戦う戦士。
パトレン1号/朝加圭一郎|結木滉星
まじめで熱血、一途、堅物ながらリーダーとしてパトレンジャーを指揮する頼れるアニキ。正義の味方だが、怒りで猪突猛進になることもある警官戦士。バランス型の戦闘を得意とする。
パトレン2号/陽川咲也|横山涼
明るくお人好しでフレンドリーだが、優柔不断な所もあり、運転技術と射撃に長けた戦士で、ルパンレンジャーに一定の理解を示すもやるときはやる戦士。2号ながら警官としての階級は一番若い。
パトレン3号/明神つかさ|奥山かずさ
かわいい担当、世話好きで面倒見もよいがサバサバ系女子を演じているが、ぬいぐるみが好きなど強い警官としての側面と、女子としての側面を持つ戦士。敵の敵は味方と考えるタイプで、近接格闘、足技を得意とするギャップもある。
ルパンエックス/パトレンエックス/高尾ノエル|元木聖也
社交的でキザ、2つの異なる顔を持つ謎の技術者で、アルセーヌ・ルパン家に仕えてコレクションを改造でき、耐久力と防御力の高いスーツを使用しており、アクロバティックな戦闘を得意とする戦士。国際警察フランス本部所属潜入捜査官で、ルパンレンジャーに潜入しながら、ギャングラーから全てを奪還する目的もある謎多き戦士。
9位:炎神戦隊ゴーオンジャー
2008年から50話放送され、異次元の生物「蛮機族ガイアーク」と、動物と乗り物をモチーフにしたマシンワールドからやってきた「ゴーオンジャー」が戦う展開。
スーパー戦隊としてはピンクがおらず、ブラック・ゴールド・シルバーがいるなど従来のスーパー戦隊と異なる部分もあります。
第一話ではゴーオンレッド、ゴーオンブルー、ゴーオンイエローのみが登場し、グリーン以降はほぼレギュラーではありますが、追加戦士として登場します。
役名 | 出演 |
---|---|
ゴーオンレッド/江角走輔 | 古原靖久 |
ゴーオンブルー/香坂連 | 片岡信和 |
ゴーオンイエロー/楼山早輝 | 逢沢りな |
ゴーオングリーン/城 範人 | 碓井将大 |
ゴーオンブラック/石原軍平 | 海老澤健次 |
ゴーオンゴールド/須塔大翔 | 徳山秀典 |
ゴーオンシルバー/須塔美羽 | 杉本有美 |
声の出演:炎神スピードル(浪川大輔)、炎神バスオン(江川央生)、炎神ベアールV(井上美紀)、炎神バルカ(保志総一朗)、炎神ガンパード(浜田賢二)、ボンパー(中川亜紀子)、害地大臣ヨゴシュタイン(梁田清之)、害気大臣キタネイダス(真殿光昭)、炎神キャリゲーター(津久井教生)、炎神トリプター(石川静)、炎神ジェットラス(古島清孝)、炎神ジャン・ボエール(西村知道)
監督:渡辺勝也、諸田敏、竹本昇、中澤祥次郎
原作:八手三郎
音楽:大橋恵
脚本:武上純希
このシリーズの劇場版
劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー(2008年)
炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!劇場BANG!!(2008年)
炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX(2018年)
炎神戦隊ゴーオンジャーの特徴と魅力
炎神戦隊ゴーオンジャーは、敵が公害を撒き散らす「ガイアーク」と戦う内容で、公害や環境破壊に対するメッセージも含まれた展開があり、子ども向けの作品として、よく考えられていました。
ただし、子ども向けだけに展開しているわけではなく、ある界隈で有名な女優を起用したケガレシアなどは大人の視聴者を盛り上がらせる話題作りにもなっており、ゴーオンイエロー、ゴーオンシルバーと合わせた3人が美人でかわいいという点も人気が爆発した要因でしょう。
また、乗り物と動物をモチーフにしたロボットが出てきますが、乗り物というよりはレーシングカーとそのメンテナンス道具や整備場のようなものをモチーフにして、かつ、動物の要素も含ませたのが特徴で、従来は2つの要素が合わさったロボットはほとんどありませんでした。
他にも、追加戦士として女性が登場するなど、従来にはなかった新しい要素や挑戦も多く見受けられ、他のタイトルとは一線を画すスーパー戦隊として知られています。
ネタ要素も多く、仮装大賞のメーターのようなものを備えたロムビアコと、この怪人を倒すためになぜか早輝・美羽・ケガレシアが「G3プリンセス」というアイドルグループを結成した回があります。
この「G3プリンセス」は、CD-BOXやビジュアルブックが販売され、まるで本物のアイドルグループかのようなグッズ展開がありました。
作中で歌われた曲はギリギリ平成初期っぽい感じの昭和感あふれる雰囲気で、歌って踊って怪人をやっつけるという新しい?スタイルを取り入れていました。シリアスな展開も、コメディ要素全開の部分もあり、多くの世代が楽しく見れるスーパー戦隊です。
炎神戦隊ゴーオンジャーの戦士紹介・特徴
ゴーオンレッド/江角走輔|古原靖久
ゴーオンジャーのリーダーで明るく楽観的で、敵に対して先陣を切って挑んでいく無鉄砲で猪突猛進な所があり、潜在能力が高く、トリッキーな戦闘をすることもあるバランス型の戦士。路面を模したサーベルを使用して戦う。全員が給油ノズルをモチーフにした武器を使用する。
ゴーオンブルー/香坂連|片岡信和
ゴーオンジャーの頭脳とパワーを掛け持ちする戦士、車のガレージをモチーフにした武器を扱い、穏やかで丁寧な性格でメモを取るのが好き。レースチームのメカニックを目指しており、勉強に余念がない。
ゴーオンイエロー/楼山早輝|逢沢りな
優しく穏やか、責任感が強く、感情豊かで、レーシングカーをモチーフにした弾丸を発射する戦闘スタイル。怖いものなしな側面もあり、名実ともにチームのスマイル担当。スピードを生かした戦闘、隙を突く戦闘、足技を駆使する戦士。
ゴーオングリーン/城 範人|碓井将大
楽観的でムードメーカー、ゆとり世代っぽい雰囲気があり、無邪気で人懐っこく女性に惚れやすい。橋梁を模した大斧を使用して戦う戦士。作中ではアルバイトを掛け持ちしており、イマドキの平成の若者をリアルに描いたキャラ。
ゴーオンブラック/石原軍平|海老澤健次
元警察官で、不器用、かつ、ドジでちょっと抜けている所があり、仲間思いで照れ屋でもある性格。思い込みが激しく、正義感と責任感も強く、レーザーガンを駆使して戦う戦士。ゴーカイジャーでは、ゴーカイピンクがゴーオンブラックを担当し話題になった。
害水大臣ケガレシア/汚石冷奈|及川奈央
敵組織「蛮機族ガイアーク」のサブリーダー格の一人ながら、やたら大人からの人気もあった怪人。ゴーオングリーンが「汚石冷奈」に一目惚れする様子も描かれた。一部のファンからはケガレシア様と崇められている。
ゴーオンゴールド/須塔大翔|徳山秀典
ゴーオンジャー登場よりも前から炎神と共に戦っていたゴーオンウイングスの一人。冷静沈着でクールな一面があるアニキ肌で、何事もそつなくこなす完璧超人で、第六感が優れている化け物級の能力を持った戦士。おばけが苦手。
ゴーオンシルバー/須塔美羽|杉本有美
ゴーオンジャー登場よりも前から炎神と共に戦っていたゴーオンウイングスの一人。好奇心旺盛で、ゴーオンゴールドよりも第六感、危機察知能力が優れており、スーパー戦隊史上初の女性追加戦士。イエロー、ケガレシア、ゴーオンシルバーの女優3人で「G3プリンセス」というアイドルグループが構成されるほど人気があった。
10位:魔進戦隊キラメイジャー
2020年から45話放送され、宝石の国「クリスタリア」の姫「マブシーナ」と彼女が結集したキラメイジャーが、闇の帝国「ヨドンヘイム」と戦うストーリー。
前日譚「魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO」ではキラメイジャー結成の事情が描かれており、キラメイストーンと共鳴した地球人が変身して悪の怪人と戦い地球とクリスタリアを守る展開。
新型コロナウイルス感染症と緊急事態宣言の影響を受けて、撮影が難航した作品で、さまざまな工夫が凝らされた作品。
役名 | 出演 |
---|---|
キラメイレッド/熱田充瑠 | 小宮璃央 |
キラメイブルー/押切時雨 | 水石亜飛夢 |
キラメイイエロー/射水為朝 | 木原瑠生 |
キラメイピンク/大治小夜 | 工藤美桜 |
キラメイグリーン/速見瀬奈 | 新條由芽 |
ゴーオンゴールド/須塔大翔 | 徳山秀典 |
ゴーオンシルバー/須塔美羽 | 杉本有美 |
博多南無鈴 | 古坂大魔王 |
ヨドンナ | 桃月なしこ |
キラメイシルバー/クリスタリア宝路 | 庄司浩平 |
声の出演:オラディン/ナレーション(杉田智和)、マブシーナ(水瀬いのり)、魔進ファイヤ(鈴村健一)、魔進ショベロー(岩田光央)、魔進マッハ(赤羽根健治)、魔進ジェッタ(大河元気)、魔進ヘリコ(長久友紀)、ガルザ(中村悠一)、クランチュラ(高戸靖広)
原作:八手三郎
監督:山口恭平、坂本浩一、渡辺勝也、竹本昇、加藤弘之、田口清隆、田崎竜太、葉山康一郎
音楽:松本淳一
脚本:荒川稔久、下亜友美、三条陸、井上テテ、金子香緒里、横手美智子、徳永富彦
このシリーズの劇場版
魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー(2021年)
魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE ビー・バップ・ドリーム(2021年)
機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー(2022年)
魔進戦隊キラメイジャーの特徴と魅力
令和になってすぐのスーパー戦隊で、スーパー戦隊シリーズに新しい風を持たせようという願いや頑張りを感じる要素が多いです。
リーダーとメンバーという上下関係はあまり意識されず、全員が平等で同じように扱われることが大切だとする描写や、個性を大事にする描写も特徴的です。
一応リーダー格のキラメイレッドが、少し頼りない所から始まり、成長していく様子が描かれていて、最初から最強という従来のイメージを払拭する流れがありました。
従来のスーパー戦隊や古い感覚の人にとってはキラキラした演出や描写、戦士らしくない一般人らしい雰囲気が嫌だという声もあったようですが、ストーリーの背景からして一般人をスーパー戦隊に起用しているので戦士らしさが足りないのは当たり前で、むしろそれをよく演じていると評価されています。
1年かけて少しずつ戦士も俳優・女優も成長していくのが最近のスーパー戦隊の良いところで、かつ、コロナ禍の最中にもかかわらず作られたものということで十分な完成度だと考えられます。
26話のヨドンナが登場する回は、多くの視聴者が熱くなったことで有名で、昭和や平成では自身を犠牲にして、命を削りながらでも怪人と戦ってきましたが、キラメイジャーでは100秒間だけのパワーアップ「キラフルチェンジ」を使用して、カウントダウンされる中、敵怪人を倒してリベンジ勝利する様子があり、5箇所の爆弾爆発回避、5人の戦士ともう1人の戦士の戦略的な行動で勝利しました。
どうにも昭和っぽい決め台詞やお笑い芸人のセリフが出てくる所がB級映画っぽく笑えてしまうのですが、限界を超えず、犠牲を出さず、知略で戦い、カウントダウンが迫る中で勝利するという展開は熱くならざるをえません。
一部の人はヨドンナ様のむち打ちに関して熱くなっていたようですが、ヨドンナ様の乱暴な戦い方もツッコミを入れてしまうほどぶっ飛んでおり、強敵の登場ということで次回が気になる展開でした。
名前がキラメイジャーという名前、宝石をモチーフにしていることもあり、作中さまざまな場面でキラキラした演出が多く用いられています。
笑える要素も多く、上手にソーシャルディスタンスしながら撮影して演出にも取り入れ、シリアスな場面でさえもなんだかんだ鮮やかでキラキラした描写があるため、つい楽しくなって見続けられてしまう内容になっていました。
魔進戦隊キラメイジャーの戦士紹介と魅力
キラメイレッド/熱田充瑠|小宮璃央
絵を描くのが得意でイメージ力(想像力・創造力)が強い高校生で、5人目にしてようやく選ばれたレッドで、かつ、リーダー。若干若いながらもリーダーを務め、洞察力に優れ、皆を平等に扱い、穏やかで控えめで天然な性格。スケッチブックに描いた絵を具現化できる能力がある。消防車のような見た目の乗り物を使用する。
キラメイブルー/押切時雨|水石亜飛夢
クール担当、頭脳派のバランス型、文武両道でイケメンでアクション俳優でもあり、洞察力があるが女心は分からない王道の両手剣技メインの戦士。弱みや素の自分を見せようとしない所がある。ジェット機のような乗り物を使用する。
キラメイイエロー/射水為朝|木原瑠生
eスポーツのプレイヤーで、射撃能力が高く、ショベルカーのような乗り物を使用する戦士。何でもはっきりと発言するタイプで、チーム内ではツッコミ担当。戦闘中にはアクロバティックな行動が多く、ゲームにありそうな射撃スタイルを駆使する。
キラメイピンク/大治小夜|工藤美桜
医師で合気道を駆使した戦いをする戦士で、通称「小夜姉」、ヘリコプター型の乗り物を使用するキラメイグリーンと同様かわいい担当。楽観的で、令和っぽく「エモさ」を重視するキャラで美人すぎると作品内外で話題。
キラメイグリーン/速見瀬奈|新條由芽
スピードを駆使して戦う女性戦士で、恐竜戦隊キョウリュウジャー(2013年)以来の女性グリーン。100m走日本記録保持者で、作中においても足の速さを生かした戦いをするが、射撃は苦手。スーパーカーのような乗り物を使用する。キラメイピンクとともにかわいい担当。
キラメイシルバー/クリスタリア宝路|庄司浩平
クリスタリアの姫「マブシーナ」の兄で、オラディン王の養子。ドリルのついた乗り物や掘削に使えそうな武器を駆使して戦う追加戦士。怪力で、30年前にはキラメイストーンを宿しており、キラメイジャーよりも戦闘に慣れている。
11位:忍風戦隊ハリケンジャー
2002年から51話放送された忍者モチーフのスーパー戦隊。敵組織「ジャカンジャ」が忍者の養成学校を急襲し先生も生徒もやられてしまうが、学校をサボっていた3人組は無事で忍風戦隊ハリケンジャーとして「ジャカンジャ」を倒していくストーリー。
あらすじからしてコメディ要素満載な雰囲気があり、分かりやすいです。伝説の秘宝を巡って、疾風流、迅雷流、ジャカンジャの三つ巴の戦いを落ちこぼれ3人組で勝ち進まないといけない展開で、戦士たちの成長がおもしろく描かれています。
役名 | 出演 |
---|---|
椎名鷹介(ハリケンレッド) | 塩谷瞬 |
野乃七海(ハリケンブルー) | 長澤奈央 |
尾藤吼太(ハリケンイエロー) | 本康平 |
霞一甲(カブトライジャー) | 白川裕二郎 |
霞一鍬(クワガライジャー) | 姜暢雄 |
フラビージョ | 山本梓 |
ウェンディーヌ | 福澄美緒 |
サーガイン | 岡本美登 |
日向無限斎 | 西田健 |
日向おぼろ | 高田聖子 |
声の出演:首領タウ・ザント(梁田清之)、チュウズーボ(郷里大輔)、マンマルバ(今村卓博)
ナレーション:宮田浩徳
原作:八手三郎
音楽:三宅一徳
このシリーズの劇場版
忍風戦隊ハリケンジャー シュシュッとTHE MOVIE(2002年)
忍風戦隊ハリケンジャーVSガオレンジャー(2003年)
忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER(2013年)
忍風戦隊ハリケンジャーでござる! シュシュッと20th Anniversary(2023年)
忍風戦隊ハリケンジャーの特徴と魅力
忍風戦隊ハリケンジャーでは、最初から優秀で頼りになる人物が登場するわけではなく、学校の朝礼をサボってしまっている落ちこぼれ3人が主役となる少し変わったきっかけが特徴です。
ハリケンジャー以外にもゴウライジャーと呼ばれる迅雷流の戦士が2人、追加戦士として登場するのも特徴です。
従来はブルーは基本男性で、クール担当になることが多かったのですが、ハリケンジャーではブルーを女性が務めています。鳥人戦隊ジェットマン以来の女性ブルーで、2000年になってから初めての女性ブルーです。
忍風戦隊ハリケンジャーには、天空忍者シュリケンジャーというグリーンに位置づけられるような戦士も登場します。
素性が明らかではなく、変装も得意で、戦闘にも優れており、自爆攻撃をしてその存在は明確にならないままとなるが、「忍者」として最も忍者らしい戦士だったと考えられます。
本来の忍びがカンタンに素性を明かすのは間違いで、死んでもなおよく分からない謎の多い存在で居続けるのは忍者として完璧な存在です。
インパクトは強く、多くの記憶に残っていると思いますが、一番忍びらしく散っていった戦士としてある意味、シリーズ全体を通しても希少な存在です。
忍風戦隊ハリケンジャーが1話からコメディ風味が強いと言われるのは、さまざまな要因があり、落ちこぼれ3人の戦士起用だけでなく、忍者学校の館長「日向 無限斎」が、敵の手から逃れるためになぜかゴールデンハムスターに変身するシーンがあげられます。
あげく、呪文を間違ったためそれ以降はハムスター館長として登場し、館長がやたらかわいく、最終回を迎えるまでずっとハムスターのままでいます。
忍術でも魔法でも異種族への変身は難易度が高いものですが、見事にかわいらしいハムスターに変身して逃げ延びているあたりさすが館長と言わざるを得ません。
忍風戦隊ハリケンジャーの戦士紹介と魅力
椎名鷹介(ハリケンレッド)|塩谷瞬
忍風館空忍科第507期生、運動神経がよく、スタミナもあるが自身の能力はあまり自覚しておらず、それでもハリケンジャーとしての自覚と責任感は強い戦士です。鷹(タカ)の能力を駆使して、空中技や風を使った攻撃を得意とする。
野乃七海(ハリケンブルー)|長澤奈央
忍風館空忍科第507期生、明るく元気いっぱいで朗らかな性格だが、猪突猛進気味で、後にヒーローママとしてデカイエローやマジピンクとママ友になる。イルカの能力を駆使し、水系の戦闘を得意とする戦士。
尾藤吼太(ハリケンイエロー)|山本康平
忍風館空忍科第507期生、やさしく穏やかで仲間思い、チーム内でのブレーキ役で、獅子の能力を駆使するパワー系ながら、やさしいお兄さん的なポジションにおり、チームを一つにまとめる戦士。
霞一甲(カブトライジャー)|白川裕二郎
迅雷義塾角忍科503期生、心身ともに強靭で無口、自信家であり努力家で、カブトムシのパワーを駆使しつつ、雷系の攻撃も行うバランス型戦士。兄者と呼ばれており、頼れるアニキ肌。
霞一鍬(クワガライジャー)|姜暢雄
迅雷義塾牙忍科505期生、まじめで努力家、少し気が強く喧嘩っぱやいところもあるが、仕事熱心で子どもにもやさしいなど根はいい人。クワガタのパワーを駆使し、雷系の攻撃もできるカブトライジャー同等に強い戦士。
12位:轟轟戦隊ボウケンジャー
2006年から49話放送されたスーパー戦隊で、冒険、トレジャーハンターをテーマに、ゴードム文明、ジャリュウ一族、ダークシャドウ、クエスターといった組織から「プレシャス」を守るストーリー。
1つの敵組織と戦ってやっつける内容ではなく、「プレシャス」と呼ばれる地球の宝を守るのが轟轟戦隊ボウケンジャーの役目です。
従来の戦士と怪人が戦うだけの流れではなく、守りに特化したスーパー戦隊として特徴的で、巨大メカも豊富なタイトルです。
役名 | 出演 |
---|---|
明石 暁/ボウケンレッド | 高橋光臣 |
伊能真墨/ボウケンブラック | 齋藤ヤスカ |
最上蒼太/ボウケンブルー | 三上真史 |
間宮菜月/ボウケンイエロー | 中村知世 |
西堀さくら/ボウケンピンク | 末永遥 |
高丘映士/ボウケンシルバー | 出合正幸 |
声の出演:リュウオーン(森田順平)、ジャリュウ(西脇保)、幻のゲッコウ(銀河万丈)、闇のヤイバ(黒田崇矢)、ミスターボイス(田中信夫)、大剣人ズバーン(堀秀行)、ガイ(三宅健太)、レ(鈴木千尋)
監督:諸田敏、中澤祥次郎、竹本昇、坂本太郎、渡辺勝也
原作:八手三郎
音楽:中川幸太郎
脚本:會川昇、小林靖子、大和屋暁、荒川稔久
このシリーズの劇場版
轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャス(2006年)
轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊(2007年)
轟轟戦隊ボウケンジャーの特徴と魅力
轟轟戦隊ボウケンジャーには「ネガティブシンジケート」と総称される複数の敵組織が存在するのが大きな特徴です。
大きな敵組織と戦うわけではなく、その時々で狙われている「プレシャス」を守るためにどんな敵組織とも戦うスタンスです。ゴードム文明(白)、ジャリュウ一族(赤)、ダークシャドウ(青)、クエスター(黒)が存在しています。
また、「アシュ」は人類が進化する過程で分岐した「ニンゲンの亜種」のことをさし、妖怪とも亜人ともいわれるような存在で、現代人類よりも高度な技術を有するような描写もあります。
作中では古代の最強種というような位置づけでトレジャーハンターや冒険のワクワク感を高める要素としても描写されています。
轟轟戦隊ボウケンジャーはスーパー戦隊シリーズ30作目で、16:9比率のハイビジョン制作が選ばれたシリーズ最初の作品です。
映像がきれいになり、それまでの4:3比率から16:9に変わったため歴代スーパー戦隊を見てきた人にとっては転換点となっている作品です。
おとぎ話や伝説にまつわる展開が多いのも印象的で、サラマンダー、アトランティス、ハーメルンの笛、かぐや姫、打ち出の小槌などがプレシャス絡みのお話として登場します。
探索、冒険などのトレジャーハンター要素もあり、回によっては日常感を強く演出する場合もあり、非日常、日常のギャップを感じられる作品でもあります。
轟轟戦隊ボウケンジャーの戦士紹介と魅力
明石 暁/ボウケンレッド|高橋光臣
ボウケンジャーになる前から根っからの冒険好きでトレジャーハンターをしており、チーム内のまとめ役で仲間を大切にする性格。バランス型の戦士で、戦闘能力も知力も高い頼れるリーダー。
伊能真墨/ボウケンブラック|齋藤ヤスカ
ボウケンレッドのライバルであり、友でもある存在で、偉そうな振る舞いをすることもあるが、パワー系の戦闘をする戦士。最終的に轟轟戦隊ボウケンジャーのチーフをボウケンレッドから任されることにもなる。
最上蒼太/ボウケンブルー|三上真史
元凄腕のスパイであったが足を洗った人物で、敵味方問わず女性贔屓でワンピースのサンジのような雰囲気もある戦士。スパイ時代の情報収集能力、潜入スキルを生かしてチームに貢献し、アクロバティックな空中戦を得意とする。
間宮菜月/ボウケンイエロー|中村知世
ボウケンブラックと行動をともにしていた記憶喪失の女性で、天真爛漫で幼さがあり、地図が読めない冒険家でトラブルメーカー。その反面、超怪力で予知能力があり、作中で古代レムリア人の王女リリーナであると判明する。
西堀さくら/ボウケンピンク|末永遥
財閥令嬢で、陸上自衛隊特殊部隊経験者で、頭脳明晰、洞察力に優れ、作戦立案から任務遂行までこなせるオールラウンドプレイヤーな戦士。射撃、近接格闘、水中戦など何でもこなせて、最終的にボウケンレッドと宇宙に旅立つ。
高丘映士/ボウケンシルバー|出合正幸
アシュの監視と殲滅をする一族の末裔で、人間とアシュの混血でもあり、高い戦闘能力を有する追加戦士。作戦立案や分析が苦手ではあるが、現場での任務はきちんとこなせる頼れる戦士。
13位:動物戦隊ジュウオウジャー
2016年から48話放送されたスーパー戦隊でシリーズ40作目、動物とそのパワーをモチーフにしており、地球人1人と異世界ジューランドの異星人4人で構成されたチームで、敵組織「デスガリアン」と戦って地球を守るストーリー。
ジュウオウイーグルとジュウオウザワールドは人間ですが、他の4名は異世界人ジューマンです。スーツにも大きくモチーフの動物が描かれて、何の動物なのか分かりやすく、変身後もそれぞれの動物の特徴を生かした戦闘が行われます。
役名 | 出演 |
---|---|
ジュウオウイーグル/風切大和 | 中尾暢樹 |
ジュウオウシャーク/セラ | 柳美稀 |
ジュウオウライオン/レオ | 南羽翔平 |
ジュウオウエレファント/タスク | 渡邉剣 |
ジュウオウタイガー/アム | 立石晴香 |
ジュウオウザワールド/門藤操 | 國島直希 |
ジュウオウバード/バド(鳥男) | 村上幸平 |
声の出演:ジニス/ジン・ジニス(井上和彦)、ナリア(寿美菜子)、アザルド/アザルド・レガシー(中田譲治)、クバル(岩田光央)、バングレイ(神奈延年)
原作:八手三郎
監督:柴崎貴行、加藤弘之、中澤祥次郎、竹本昇、杉原輝昭
音楽:亀山耕一郎
脚本:香村純子、荒川稔久、田中仁、下山健人
このシリーズの劇場版
劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキサーカスパニック!(2016年)
劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ from スーパー戦隊(2017年)
動物戦隊ジュウオウジャーの特徴と魅力
2016年から放送された作品で比較的新しく、多様性や個性、戦士の性格や価値観などもはっきりと描かれており、登場人物同士の性格の違いや成長も描かれています。
第一話で、ジュウオウイーグルの大和がジューランドに迷い込み、ジューマン4人を地球の世界に連れてきてしまって帰れなくなり、地球の世界と異世界のつながりについて表現され、本タイトルのテーマが示されました。
それ以降、さまざまなシーンでつながりを意識させるような演出・要素があり、特に敵怪人バングレイの登場で心のつながりなどを強く意識させる展開になりました。
ストーリー展開がかなり練られているような印象で、メッセージである「つながり」の大切さや脆さを子どもたちや視聴者に伝えようとしている雰囲気もありました。
バングレイが人と人の絆をあえてバカにして、ジュウオウジャーたちがこれに対抗することで絆の大切さを身を以て視聴者に伝えているようでした。
キューブをパワーの源として扱ったためか、巨大ロボのかっこよさが失われてずんぐりむっくりしたデザインになってしまっているのもある意味で特徴のひとつです。
CGや演出、ストーリーはかなり魅力的で深いものであるのに対し、スーパー戦隊の目玉でもある巨大ロボがちょっとダサいです。
動物戦隊ジュウオウジャーの戦士紹介と魅力
ジュウオウイーグル/風切大和|中尾暢樹
動物好きの動物学者で、イーグル(鷹)、ホエール(鯨)、ゴリラのパワーを駆使するバランス型戦士。「イーグル野性大解放」では3つのパワーを同時に発動可能。面倒見の良い好青年で、やさしく明るい性格。
ジュウオウシャーク/セラ|柳美稀
サメのパワーを持つ戦士で、クール系担当でツンデレ属性持ちの負けず嫌いなアネゴ肌。土の中でも泳げてしまう謎パワーもあるが、水中、地上どちらでも鋭い攻撃ができる戦士。水が好きで、大きな音が嫌い。
ジュウオウライオン/レオ|南羽翔平
ライオンのパワーを持ち、ドレッドヘアーが人の状態でもスーツでも採用されている常にライオンっぽい戦士。体育会系で明るくムードメーカーな所もあるが負けず嫌いであまり深く考えない性格。「女を守ってなんぼ」という美学を大切にするワンピースのサンジのような性格もある。
ジュウオウエレファント/タスク|渡邉剣
ゾウのパワーを持った冷静沈着で頭脳明晰な落ち着きあるクール系戦士。不器用で言葉遣いが悪いときもあるが、エレファントの怪力と冷静な頭脳を生かした確実に勝てる戦略を駆使する戦士。
ジュウオウタイガー/アム|立石晴香
ホワイトタイガーのパワーを持ち、明るくやさしい性格で、自由奔放、したたかでチーム同士の摩擦を減らす役目があり、お色気セクシー担当、かつ、スピードを生かした野生の虎のような戦闘を得意とする戦士。
ジュウオウザワールド/門藤操|國島直希
サイ、ワニ、オオカミの3つのパワーを持つが、自己肯定感が低く、あまり自信がなく、ネガティブで人付き合いが苦手な陰キャのようなポジションだが、ライノス・ウルフ・クロコダイルフォームを使いこなせるかなり強力な追加戦士。
14位:機界戦隊ゼンカイジャー
2021年から49話放送されたスーパー戦隊で、人間のヒーロー1人、4体の機械生命体が力を合わせて、並行世界の侵略を目論む「トジテンド」を相手に平和を守るために戦うストーリー。
素顔を出しているヒーローは一人で、ほかはロボットという設定にすることで、コロナ禍真っ最中の困難な撮影環境も乗り越えることができ、時代背景を大きく反映している作品とも言えます。どこか昔懐かしさを感じるキカイノイドのデザインにも注目。
役名 | 出演 |
---|---|
五色田介人/ゼンカイザー | 駒木根葵汰 |
ジュラン/ゼンカイジュラン | 声:浅沼晋太郎 |
ブルーン/ゼンカイブルーン | 声:佐藤拓也 |
ガオーン/ゼンカイガオーン | 声:梶 裕貴 |
マジーヌ/ゼンカイマジーヌ | 声:宮本侑芽 |
ゾックス・ゴールドツイカー/ツーカイザー | 増子敦貴 |
フリント・ゴールドツイカー | 森 日菜美 |
カッタナー・ゴールドツイカー | 声:鈴木崚汰 |
リッキー・ゴールドツイカー | 声:松田颯水 |
原作:八手三郎
脚本:香村純子
監督:中澤祥次郎他
このシリーズの劇場版
機界戦隊ゼンカイジャー THE MOVIE 赤い戦い!オール戦隊大集会!!(2021年)
機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー(2022年)
機界戦隊ゼンカイジャーの特徴と魅力
スーパー戦隊シリーズの中でもおもしろさに特化していると言われ、作品を見るのもおもしろいですが、作品を見た人のレビューを見るのもおもしろいと言われるスーパー戦隊です。
視聴者のツッコミと作中の戦士同士のツッコミが一致することも多く、コメディ要素もありますが、各キャラの個性が尖っていて、きちんと楽しめるタイトルになっています。
キカイノイドの戦士たちは過去のスーパー戦隊作品の巨大ロボなどをモチーフにした姿をしているため、過去作履修者にとっても楽しめるテーマで、何かと落ち込むことが多く、辛く厳しい時期だったコロナ禍に生み出された奇作。
特に「公式が病気…」とまで言われてSNS上でも大いに盛り上がっていたのが、バカンスワルドの夏休み、レンアイワルドのBL展開、カシワモチワルドの柏餅、その他、ショウガツワルド、ニンジンワルド、オミクジワルド、コタツワルドなど聞くだけでちょっと気になってしまう怪人が多数登場します。
その上、上位互換版のダイショウガツワルド、ダイコタツワルド、ダイハロウィンワルドなどネタの方向に振り切った怪人が多く、毎回カオスな内容を楽しく見れるタイトルです。キカイノイドの4人もたいがいカオスなので頭を空っぽにして見れるスーパー戦隊です。
従来のスーパー戦隊と比べると、視聴者の賛否の声が多く上がったタイトルでもあります。きちんと素顔の見える戦士が実質1人、追加戦士が1人いるとしても主要メンバー5人のうち、4人はキカイノイドという人間ではない存在なため、一人で戦うことの多い特撮ヒーローものに近い印象を抱いてしまうのも無理はないでしょう。
ゼンカイザーのスーツが仮面ライダーっぽい(ガンダムっぽい?)こともあり、色々とオマージュがありそうなタイトルなのも、それはそれとして魅力のひとつです。
機界戦隊ゼンカイジャーの戦士紹介と魅力
五色田介人/ゼンカイザー|駒木根葵汰
ゼンカイジャー唯一の人間で、明るく熱血な青年。白を基調として赤色、虹色を組み込んだスーツデザイン、仮面ライダーのようなヘルメットが特徴的で、複数人で協力して戦闘するスーパー戦隊の中では異色の存在。コロナ禍を乗り切る過程で生まれた案ではないかと考えられている。
ジュラン/ゼンカイジュラン|声:浅沼晋太郎
キカイノイドの一人で、面倒見がよいが頑固なオヤジっぽさもある大人な判断を下せる戦士。恐竜をモチーフにしたデザインで、色だけで考えれば従来のレッドのポジション。恐竜戦隊ジュウレンジャーの「大獣神」に似た姿で戦う。
ブルーン/ゼンカイブルーン|声:佐藤拓也
キカイノイドの一人で、好奇心旺盛、頭脳明晰、まじめな優等生ポジションで、整理整頓が得意。轟轟戦隊ボウケンジャーの「ダイボウケン」巨大ロボに似た姿で戦う。
ガオーン/ゼンカイガオーン|声:梶 裕貴
キカイノイドの一人で、温厚で陽気でフレンドリーな性格で、かわいいものが好き。「百獣パワー」というセリフからライオンモチーフと考えられ、百獣戦隊ガオレンジャーの「ガオキング」に似た姿で戦う。
マジーヌ/ゼンカイマジーヌ|声:宮本侑芽
キカイノイドの一人で、オカルトや都市伝説等の話題も好きな陰キャオタク気質がある紅一点戦士。魔法戦隊マジレンジャーの「マジキング」に似た姿で戦い、魔法の杖「マジーヌスティック」で殴る攻撃や魔法攻撃を駆使するトリッキーな戦闘スタイル。
ゾックス・ゴールドツイカー/ツーカイザー|増子敦貴
カイゾクトピア出身の海賊で、カッタナーとリッキーの呪いを解くのが戦いの目的である追加戦士。ノリがよく、歌も踊りも得意で陽気ながら根っからの海賊。海賊戦隊ゴーカイジャーのスーツとトジテンドの技術をあわせて自作したスーツで戦う。
15位:特命戦隊ゴーバスターズ
2012年から50話放送されたスーパー戦隊で、パラレルワールドが舞台。スパイをモチーフにした主要戦士3人が、クリーンエネルギー「エネトロン」をめぐって悪意を持ったコンピューターの組織「ヴァグラス」と戦うストーリー。
デジタル、AI、コンピューターの要素が組み込まれており、ハッキングやプログラムといった要素も登場し、新しい演出も見どころの多いタイトル。
役名 | 出演 |
---|---|
レッドバスター/桜田ヒロム | 鈴木勝大 |
ブルーバスター/岩崎リュウジ | 馬場良馬 |
イエローバスター/宇佐見ヨーコ | 小宮有紗 |
黒木タケシ | 榊英雄 |
森下トオル(オペレーター) | 高橋直人 |
仲村ミホ(オペレーター) | 西平風香 |
エンター | 陳内将 |
桜田リカ | 吉木りさ |
ビートバスター/陣マサト | 松本寛也 |
エスケイプ | 水崎綾女 |
声の出演:チダ・ニック(藤原啓治)、ゴリサキ・バナナ(玄田哲章)、ウサダ・レタス(鈴木達央)、スタッグバスター/ビート・J・スタッグ(中村悠一)
原作:八手三郎
音楽:大橋恵
監督:柴崎貴行、中澤祥次郎、渡辺勝也、竹本昇
脚本:小林靖子
このシリーズの劇場版
特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!(2012年)
特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE(2012年)
帰ってきた特命戦隊ゴーバスターズVS動物戦隊ゴーバスターズ(2013年)
特命戦隊ゴーバスターズの特徴と魅力
特命戦隊ゴーバスターズの特徴のひとつにタイトルが「〇〇ジャー」ではない点が最も分かりやすいでしょう。暴太郎戦隊ドンブラザーズと同じような名前の付け方で、他のスーパー戦隊作品と異なり覚えやすいタイトルでもあります。
スパイやハッカーをモチーフにした展開ですが、名前からはそこまで予想できません。作中では、特に序盤の登場人物の見た目がかなり幼く、男性戦士も女性戦士も童顔で、メインの戦士が3人だけというのも特徴です。
王道のストーリーとして、スーパー戦隊の戦士が成長して仲間を信じ、共に戦う展開が魅力的ですが、特命戦隊ゴーバスターズでそのシーンが明確に描かれたのは第6話、レッドバスターが仲間を信頼して、バスターマシンを合体できた回は忘れてはならないでしょう。
両親を失った過去から両親に甘えることができず、姉には気を遣い、寂しく悲しい子供時代を生き抜いてきたヒロムが負けず嫌いな性格になったり、あまり他者を信頼できない性格になってしまうのは痛いほど分かります。
背中を預け、命を預けられる存在ができる感動的な回が第6話で成長を明確に感じられます。
ファンの間でもギャグ回と言われる21話、45話も忘れてはならない回です。21話はブルーバスターの熱暴走、45話は新年最初のドタバタコメディで急なお見合いに加えて「オモチロイド」の登場などツッコミが追いつかなくなるほどのストーリーもありました。
22話に出てきたかっこいい美人「エスケイプ」も何かと話題に上がる存在で敵でも味方でも魅力的なキャラが多かったスーパー戦隊でした。
特命戦隊ゴーバスターズの戦士紹介と魅力
レッドバスター/桜田ヒロム|鈴木勝大
なにも考えていなさそうでいて、情熱を秘めており、言葉をうまく選べない側面もあるが戦闘においては頼れるリーダー。過去の経験から少し厳しい性格や物事への不安を感じさせる面もあるが仲間思い。パイロット適性が高く、近接格闘も剣技も優れている。
ブルーバスター/岩崎リュウジ|馬場良馬
努力家でアニキ担当、頭脳明晰、冷静沈着だが排熱がへたっぴで、コンピュータ同様熱暴走することもある戦士。やさしく心配性で、時々不器用。肉弾戦も射撃戦も得意でバランス型。
イエローバスター/宇佐見ヨーコ|小宮有紗
作中では見た目も実年齢もかなり幼く、かわいい担当だが、強気で毒舌、心優しいが生意気で怖いものなしな女子高生戦士。幼さを隠して舐められないように強さアピールをしているような所もある。脚力を生かしたジャンプ・キックを駆使して戦う。
ビートバスター/陣マサト|松本寛也
天才タイプで13年前の事件から亜空間に飛ばされるも自身でバスターマシンを製造した追加戦士で名実ともにアニキであり、戦士としての先輩。亜空間に昏睡状態の本体があり、現世にはアバターのみを転送して戦っている個性的な戦士。
大人も子どもも楽しめるおすすめのスーパー戦隊5選
1975年から始まったスーパー戦隊シリーズを大人も子どもも一緒に楽しめる作品を5つ紹介しています。
どのスーパー戦隊も年代関係なく親しみがあり、楽しく見れる作品ですが、その中でも、初めての人でも履修済みの人でも楽しく見れるものをリストアップしています。
既に配信が終了している作品は動画配信サービスで一気見できますので是非もう一度見直してみてください。
\初回31日間無料で見放題/
仮面ライダー、ウルトラマン、ゴジラなどの特撮作品、毎シーズンの新作アニメも数多く配信されているため、非常にお得です。
1位:海賊戦隊ゴーカイジャー
2011年から全51話放送された35タイトルめの戦隊もので、それまでの34タイトルに出てきたスーパー戦隊戦士に変身できる能力があるのが特徴で、アウトロー的なヒーローといった認識です。
過去作を知らないちびっこと過去作を履修している大人が一緒に楽しめるストーリーで、多くのスーパー戦隊ファンの心を掴んだ作品です。
役名 | 出演 |
---|---|
キャプテン・マーベラス/ゴーカイレッド | 小澤亮太 |
ジョー・ギブケン/ゴーカイブルー | 山田裕貴 |
ルカ・ミルフィ/ゴーカイイエロー | 市道真央 |
ドン・ドッゴイヤー(ハカセ)/ゴーカイグリーン | 清水一希 |
アイム・ド・ファミーユ/ゴーカイピンク | 小池唯 |
伊狩 鎧/ゴーカイシルバー | 池田純矢 |
声の出演:ナビィ(田村ゆかり)、ワルズ・ギル(野島裕史)、ダマラス(石井康嗣)、インサーン(井上喜久子)、バリゾーグ(進藤学)
監督:中澤祥次郎、渡辺勝也、坂本浩一、加藤弘之、竹本昇
脚本:荒川稔久、香村純子、下山健人、浦沢義雄、井上敏樹、石橋大助
このシリーズの劇場版
海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船(2011年)
海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE(2011年)
ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦(2011年)
特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE(2012年)
テン・ゴーカイジャー(2021年)
海賊戦隊ゴーカイジャーの特徴と魅力
海賊戦隊という名前の通り、宇宙海賊でありながら地球を守るという名目があり、多くの敵がいる海賊が地球に来ることで地球を危険にさらしていながら「地球を守る」というスタンスでいる心苦しさがある描写があるのは印象的です。
これまでのシンプルなヒーロー像とは異なり、過去34タイトルの歴史を踏襲し、宇宙海賊自身の過去にも影響され、これまでのスーパー戦隊の流れ、ヒーローとしての地球での役目や責務、宇宙海賊である矜持などが複雑に絡み合い、単純なヒーローものとは言えない展開になっていました。
クロスオーバー作品として語られることも多く、雑な展開にならずにうまい具合に話がまとめられており、作品としてはメッセージ性も演出も非常に評価が高いです。
世代を超えてスーパー戦隊好きたちが集まれる雰囲気は、人々が力を合わせて一致団結するような雰囲気も醸し出しており、スーパー戦隊も視聴者もこれまでのタイトルに触れてきた者が一同に介するという熱い展開につながっています。
コミック、アニメ「ワンピース」のキャラクターや「パイレーツ・オブ・カリビアン」などの作品のオマージュ要素も多く見受けられ、海賊らしいフリントロック式の連射できるクイーン・アン・ピストルのような武器を標準装備しているなど、海賊っぽさをうまく演出しています。
海賊戦隊ゴーカイジャーの戦士紹介・特徴
キャプテン・マーベラス/ゴーカイレッド|小澤亮太
冷静沈着、かつ、豪快で情熱的な性質を持つリーダー格。宇宙空間で敵性戦艦に対してElite Dangerousのようなラムアタックを平気で決めるような強さもあり、頼れるリーダー、アニキといった雰囲気がある。
初回から巨大ロボで敵戦艦を手加減なく駆逐するほどの残虐性もあり、ザンギャックも涙目になるほどの豪快な人物。カレーライス大好きマン。ワンピースでいうと、ルフィとゾロを足して2で割ったようなキャラ。
ジョー・ギブケン/ゴーカイブルー|山田裕貴
クール系でちょっとナルシストっぽいポジションであるが冷静に物事を見ていて、参謀的な位置づけ。ワンピースでいう所のゾロとミホークを足して2で割ったようなキャラ。スナックサファリではカウンター席に座っちゃうちょっと茶目な所もあるかっこかわいい役。
ルカ・ミルフィ/ゴーカイイエロー|市道真央
ムードメーカー、かつ、ストーリーの進行役的なポジションが印象的で、頼れる姉御肌。口は悪いが言いたいことを言ってくれる頼れるアネキ。基本強気で男勝りな所もある戦士で、若干冷酷な所もあります。ワンピースで言う所のナミとロビンを足して2で割ったような感じだが、どちらかというとナミ。
ドン・ドッゴイヤー(ハカセ)/ゴーカイグリーン|清水一希
フレンドリーでムードメーカー、よく喋り、明るく、コミニケーション力に長けており、親しみやすさ担当。ワンピースでいう所のウソップとサンジとチョッパーを足して2で割ったようなキャラ。イエローと合わせて物語の進行役な所もあり、視聴者にも分かりやすく説明をしてくれる。かなりトリッキーな戦闘スタイルで、頭脳派、かつ、戦闘もそつなくこなすバランス型。
アイム・ド・ファミーユ/ゴーカイピンク|小池唯
お嬢様系不思議ちゃんふわふわのかわいいキャラ担当。自分以外をほぼ全員庶民と思っており貴族や王族のような考え方があるが、嫌な感じがしない根っからのお嬢様、かつ、天然系愛されキャラ。
伊狩 鎧/ゴーカイシルバー|池田純矢
ワンピースで言う所のバルトロメオ担当。元気ハツラツ、ちょっと間が悪いが純粋でいいやつ、勘が良く働きムードメーカーでありながらもチームに貢献することを考えている視野の広いポジション。戦闘能力は高く、侮れないキャラ。
2位:王様戦隊キングオージャー
物語の舞台となる「チキュー」と地底国家「バグナラク」の戦争が起き、人々を救うために各国の王様と虫の名を冠する昆虫型機械生命体守護神「シュゴッド」を使って戦うスーパー戦隊です。
戦士たちひとりひとりのクセが濃く、それぞれが主役級のクセがあり、スーツもロボも変身前の服装もかっこよく魅力的で派手。
役名 | 出演 |
---|---|
クワガタオージャー ギラ | 酒井大成 |
トンボオージャー ヤンマ・ガスト | 渡辺碧斗 |
カマキリオージャー ヒメノ・ラン | 村上愛花 |
パピヨンオージャー リタ・カニスカ | 平川結月 |
ハチオージャー カグラギ・ディボウスキ | 佳久 創 |
スパイダークモノス ジェラミー・ブラシエリ | 池田匡志 |
プロデューサー:大川武宏(テレビ朝日)、大森敬仁(東映)、矢田晃一(東映エージエンシー)
監督:上堀内佳寿也、渡辺淳、佛田洋 他
このシリーズの劇場版
映画 王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン(2023年)
キングオージャーVSドンブラザーズ/キングオージャーVSキョウリュウジャー(2024年)
王様戦隊キングオージャーの特徴と魅力
戦隊ものながら、CGを多く使用した演出が印象的で、それぞれの戦士が一国の国王であるという要素もこれまでになかった属性で、単なるスーパー戦隊ではなく、戦えて統治もできるキングというスタンスが強調されていました。
従来のスーパー戦隊ではストーリー展開がおおよそ似ており、若干飽きられることもありましたが、ドンブラザーズやゼンカイジャー同様、個性あふれるストーリー展開をしているのが一番の魅力です。
各王国の奪還や各戦士の過去回想シーン、時折ギャグ要素も挟みながら、視聴者からは傑作、斬新、圧倒的といった評価を得ています。
王様戦隊キングオージャーの戦士紹介・特徴
クワガタオージャー ギラ(酒井大成)
子どもに好かれる心優しい性格だが、言葉遣いで勘違いされやすいが、自ら嫌われ役や悪役を演じる側面もあり、困っている人や他人を放っておけない。ヒーローなのに悪役っぽい雰囲気があり、大振りな戦闘スタイルが豪快で王様らしさもある戦士。
トンボオージャー ヤンマ・ガスト(渡辺碧斗)
デジタルサポート担当ながら、ヤンキーで野心家で勉強熱心、野心家ながら頭脳派な戦士でアニキっぽいポジション。変身前の服装も土方っぽいデザインで、王様戦隊の装備を一手に引き受けるエンジニア、技術屋、職人。
カマキリオージャー ヒメノ・ラン(村上愛花)
ヒーラー担当、華麗な医者であり他人を救うことに関しては右に出るものはいないが、若干優雅な高飛車、わがままで厄介、物事に芸術性や美しさを求めるところがあり、扱いにくい戦士。周りを自分のペースに引き込む戦闘スタイル。
パピヨンオージャー リタ・カニスカ(平川結月)
クール担当で中立な立場を大切にする裁判長、まじめで堅物ながら、人情に厚くちょっとクセのある戦士。華やかな蝶を冠する弓を使った戦闘スタイルで、従来のブルーが担うことの多かったクール担当を紫色でカバーしている印象。※男性ではなく女性です。
ハチオージャー カグラギ・ディボウスキ(佳久 創)
穏やかで落ち着いた人物ながら、歌舞伎っぽい挙動、華やかな服装、真っ黒なスーツを使いこなし、人心把握や交渉に長けた戦士。目的のためならちょっとくらい汚い手も使う所も魅力的。ハチはハチでもクマバチっぽい見た目をしているのが特徴。
スパイダークモノス ジェラミー・ブラシエリ(池田匡志)
人と敵勢力「バグナラク」の共生を果たしたことを示すような見た目の人物で、話し方や言葉遣いにクセがあり分かりにくく、誤解されることもあるが基本的には良い戦士。スパイダーマンほどではないが空間を惜しみなく使い、縦横無尽、かつ、トリッキーに戦闘する戦士。
3位:暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ(あばたろうせんたい)は2022年から50話放送された桃太郎をモチーフにしたスーパー戦隊で、ピンク役を男性が担った初のタイトルで、イエローを女性が担当。
イヌブラザーとキジブラザーはモーションキャプチャーによって演じられている特徴的で革新的な作品です。シリーズ45作目の前作「機界戦隊ゼンカイジャー」と世界観が重なっており、ゼンカイジャーブラックがひっそりとドンブラザーズをサポートしています。
登場する戦士も個性的で、逃亡犯、無職、普通の会社員、盗作疑惑がかけられた女子高生、宅配配達員などごく普通の人々が戦士として、オニシスターに起用されていく様子もこれまでにはなかった展開。
役名 | 出演 |
---|---|
ドンモモタロウ/桃井タロウ | 樋口幸平 |
サルブラザー/猿原真一 | 別府由来 |
オニシスター/鬼頭はるか | 志田こはく |
イヌブラザー/犬塚翼 | 柊太朗 |
キジブラザー/雉野つよし | 鈴木浩文 |
ドンドラゴクウ・ドントラボルト/桃谷ジロウ | 石川雷蔵 |
ゼンカイザーブラック/五色田介人 | 駒木根葵汰 |
ソノイ | 富永勇也 |
ソノニ | 宮崎あみさ |
ソノザ | タカハシシンノスケ |
原作:八手三郎
プロデューサー:井上千尋(テレビ朝日)、白倉伸一郎(東映)、武部直美(東映)、矢田晃一(東映エージエンシー)、深田明宏(東映エージエンシー)、
脚本:井上敏樹
監督:田﨑竜太 ほか
アクション監督:福沢博文
特撮監督:佛田洋(特撮研究所)
音楽:山下康介
このシリーズの劇場版
暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー(2022年)
暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー(2023年)
キングオージャーVSドンブラザーズ/キングオージャーVSキョウリュウジャー(2024年)
暴太郎戦隊ドンブラザーズの特徴と魅力
暴太郎戦隊ドンブラザーズには、脳人と呼ばれる高次元の存在である「ソノイ・ソノニ・ソノザ」等の勢力、人の欲望から生まれるモンスター「ヒトツ鬼」、スーパー戦隊としてのドンブラザーズがあり、確固たる「敵」という存在は人の欲望から生まれる「ヒトツ鬼」です。
このヒトツ鬼のモンスターを倒して、その元となった人を助けるのがドンブラザーズ、ヒトツ鬼と元となった人両方を抹消するのが「脳人」のソノイ、ソノニ、ソノザたちです。
変身前の姿でいるソノイらと桃井タロウらは仲が良く、お互いの本当の姿を知らないまま親交を深めるシーンもあり、何が悪で、何が敵なのか考えさせられる展開もあります。
従来のスーパー戦隊のような展開とは異なった要素が多く、掟破りとも革新的とも言える部分も魅力的です。
ヒロインが戦士たちを見つけて集めていく様子や男性が演じているピンク「キジブラザー」は過去作のヒーローの姿を借りるとちゃんと女性になってしまう等、まるでB級映画にツッコミを入れるかのごとく、作中でも戦士たちがツッコミを入れるシーンなどがあり、ギャグ展開多めの作品となっています。
イヌブラザーは、ソニックアドベンチャー2のシャドウのような見た目でソニックのように素早く動き、キジブラザーは細身で手足が長く身長も高くハギーワギーの「ポピーママ」やナイトメア・ビフォア・クリスマスの「ジャック」のような体をしており、かっこよさよりもおもしろさやネタに走ったようにも思える戦士が登場するのもおもしろい点です。
暴太郎戦隊ドンブラザーズの戦士紹介・特徴
ドンモモタロウ/桃井タロウ|樋口幸平
主役にしてリーダーながら、何度やられても復活する、嘘をついたら死んでしまう戦士。本人も知らない過去やドン王家の末裔であるという出自もあり、正直すぎる性格や出自に翻弄される様子も描かれています。
サルブラザー/猿原真一|別府由来
博識で頭脳派ながら無職で、プライドが高く変わり者ではあるが一応クール担当で分析を得意とする戦士。変身後はひょろっとした体格とは正反対のムキムキなサルのようなスーツをまとい、パワータイプの戦闘を行う。
オニシスター/鬼頭はるか|志田こはく
波瀾万丈な人生を送る漫画家志望の女子高生ながら、ドンブラザーズをまとめあげた立役者でありおとぎ話の桃太郎では敵であったオニを冠する戦士。華奢な女子が変身して鬼となり、オニの武器としてフルコンボウを駆使して戦うギャップがある魅力的なヒロイン。
イヌブラザー/犬塚翼|柊太朗
デフォルメキャラのようなCGの戦士で、足が早くまるでソニックやシャドウのような雰囲気がある。無実の罪による指名手配犯で逃亡中、逃げ足の速さとスピードの速さが重ねられている戦士。ちょっと不憫な立ち位置で、同情してしまう所も多い。
キジブラザー/雉野つよし|鈴木浩文
まじめなのに不幸にさらされ、不憫、理不尽に耐えながら、ちょくちょく鬼になりつつも戦士として活躍する。220cmの高身長かつ細身の変身後の姿を生かしてトリッキーな戦闘を行う。なんやかんやあった後、イヌブラザーと夏美、みほとキジブラザーのややこしい関係が待ち受けている。
ドンドラゴクウ・ドントラボルト/桃谷ジロウ|石川雷蔵
普段は新聞配達やフードデリバリーなど配達員をしている熱血派、幼少期から内なる心の声に従い、ヒーローになるべく鍛錬してきた努力家。ドンドラゴクウは頼れる戦士、ドントラボルトは暴走気味の危ないジロウ。
ゼンカイザーブラック/五色田介人|駒木根葵汰
ドンブラザーズを影で支えるスーパー戦隊前任者の一人で、喫茶店のマスターとして彼らを見守りヒーロー活動を支えるサポート役。危険が迫っているときには戦闘サポートにも入る前任者に似ているが、同一人物とは言えない不思議なポジション。
ソノイ|富永勇也
脳人の戦士で、貴族のような振る舞い、穏やかな性格ながら冷酷な戦いをするリーダー。人間の欲望から生まれるヒトツ鬼を滅しつつ、人間に興味を持つようになり、ストーリー後半でドンブラザーズの仲間になる。
ソノニ|宮崎あみさ
脳人の戦士で、人間の恋愛に関心があり、イヌブラザーである翼が夏美に対して抱く思いに興味をもち、翼と共に逃亡犯となる。イヌブラザー同様、機敏な立ち回りやスピードを生かした戦闘が得意。かわいい担当。
ソノザ|タカハシシンノスケ
脳人の戦士で、人間の喜怒哀楽に関心があるが、感情表現がズレており若干乱暴、猪突猛進。オニシスターの鬼頭はるかの漫画が好き。ストーリー後半でドンブラザーズの仲間になる。
4位:獣電戦隊キョウリュウジャー
獣電戦隊キョウリュウジャーは2013年から48話にわたって放送された恐竜モチーフのスーパー戦隊で、暗黒種「デーボス」と戦うストーリー。
1話から巨大な恐竜ロボと共に戦い、スピリットレンジャーとして長い時を超えて登場する戦士もおり、SF的な演出や派手なアクションシーンが豊富なのが魅力のタイトル。
従来のメインの5人の戦士と追加戦士が1人いるだけでなく、戦士たちの前任者が登場するのも独特な展開です。
恐竜という太古の地球の支配者とのコラボ、前任者たちとのコラボ、前任者の後を継ぐ者や孫の世代がスーパー戦隊として活躍する流れは特徴的で、次代を切り開く若者に焦点をあてている作品とも言えるでしょう。
役名 | 出演 |
---|---|
キョウリュウレッド/桐生ダイゴ | 竜星涼 |
キョウリュウブラック/イアン・ヨークランド | 斉藤秀翼 |
キョウリュウブルー/有働ノブハル | 金城大和 |
キョウリュウグリーン/立風館ソウジ | 塩野瑛久 |
キョウリュウピンク/アミィ結月 | 今野鮎莉 |
キョウリュウゴールド/空蝉丸 | 丸山敦史 |
キョウリュウシアン/ラミレス | ロバート・ボールドウィン |
キョウリュウグレー/鉄砕/津古内真也 | 出合正幸 |
キョウリュウバイオレット/ドクター・ウェルシェード | 千葉繁 |
キョウリュウバイオレット/弥生ウェルシェード | 飯豊まりえ |
2代目キョウリュウシアン/福井優子 | 木下あゆ美 |
声の出演:賢神トリン(森川智之)、百面神官カオス(菅生隆之)、歓びの戦騎 キャンデリラ(戸松遥)、怒りの戦騎 ドゴルド(鶴岡聡)、哀しみの戦騎 アイガロン(水島裕)、楽しみの戦騎 ラッキューロ(折笠愛)
原作:八手三郎
音楽:佐橋俊彦
脚本:三条陸
ナレーション:千葉繁
監督:坂本浩一、竹本昇、加藤弘之、渡辺勝也、柴崎貴行、小中和哉
このシリーズの劇場版
劇場版 獣電戦隊キョウリュウジャー ガブリンチョ・オブ・ミュージック(2013年)
獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦! さらば永遠の友よ(2013年)
帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー 100 YEARS AFTER(2014年)
獣電戦隊キョウリュウジャーの特徴と魅力
獣電戦隊キョウリュウジャーは、1話目から巨大な恐竜ロボと生身の人間が戦っているシーン、敵の戦闘員を生身の人間が倒している様子が描かれているのが印象的で、最初からレッドがチームを率いているわけではなく、5人全員がバラバラな上に、一番最後にレッドがチームに入るような描写になっているのも特徴的です。
従来の流れに従うのであれば、最初から5人の戦士が仲間として登場しますが、本作ではスカウトという形で能力ある一般人を戦士に招いています。
スカウトの過程で、十数mもある巨大な獣電竜という巨大ロボと戦って打ち負かせないといけないという無理難題がありますが、1話では既にその難題をクリアした4人が世界各国にいるという状況から始まります。
戦士をスカウトしている賢神トリンも「デーボス」というラスボス相手でないと苦戦しないほどに強く、1話の時点で戦士側の強さがはっきりしており、なんとなく約束された勝利のようなものがあるのも印象的です。
ちびっこや大人男子のほとんどが好きな恐竜、巨大ロボ、合体、オーバースペック、スカウトされて最強になるなどの要素が組み込まれており、スピリットレンジャーのような体は滅んでいても魂のみで戦闘に参加できるという神秘的な要素がある点も人気の理由の一つでしょう。
獣電戦隊キョウリュウジャーの戦士紹介・特徴
キョウリュウレッド/桐生ダイゴ|竜星涼
ティラノサウルスをモチーフにした戦士で、20歳にして世界各地を旅して生きるバイタルの強い情熱的なキャラ。獣電竜ガブティラは全高46.1m、全幅34.1m、全長73.3m、重量2100tと超巨大ながら臆せず立ち向かい続ける化け物メンタルもある戦士。生身の人間の状態でも戦闘員ゾーリ魔をバコバコ倒す戦闘力がある。
キョウリュウブラック/イアン・ヨークランド|斉藤秀翼
パラサウロロフスをモチーフにした戦士で、遊び人っぽく、おしゃべりでお調子者なムードメーカー的ポジション。本職は考古学者で頭脳派、銃撃戦を得意とするスナイパーで、トリッキーな戦い方をする戦士。作中では23歳、ぎりぎり若者。
キョウリュウブルー/有働ノブハル|金城大和
ステゴサウルスをモチーフにした戦士で、1話では賢神トリンに若者たちと紹介されていたが32歳のおじさんである。防御力とパワーはあるがスピードでは劣る。なんでも屋で働く心優しい性格の戦士。
キョウリュウグリーン/立風館ソウジ|塩野瑛久
ヴェロキラプトルをモチーフにしたスピード剣技タイプの戦士で、戦国時代から続く道場の跡取りでもある。正義感が強く、堅物っぽさはあるクール担当な一面があり、ヴェロキラプトルっぽさが表れている戦士。
キョウリュウピンク/アミィ結月|今野鮎莉
トリケラトプスをモチーフにしており、北米からの留学生で女子大生、お目付け役として執事を付けられているお嬢様ながら柔軟な足技を駆使する武闘派。紅一点。時々英語が出る。全高14.1m、全幅14.4m、全長45.2m、重量850tの獣電竜ドリケラと戦って勝っている化け物である。
キョウリュウゴールド/空蝉丸|丸山敦史
プテラノドンをモチーフにした追加戦士で、400年間囚われていたためスピリットレンジャーのような立ち位置ながら死んでいるわけではなく、戦国時代の武士として、剣技、古武術に長けており戦闘力は高め。
キョウリュウシアン/ラミレス|ロバート・ボールドウィン
500年ほど前のヨーロッパで活躍し、死してなお高エネルギー集合体スピリットレンジャーのキョウリュウシアンとして戦う戦士。アンキロサウルスをモチーフにしており、魂だけの存在ながらものにも触れられ、キョウリュウレッドたちのもとに駆け付けては戦いをサポートした頼れる戦士の一人。
2代目キョウリュウシアンとして福井優子(木下あゆ美)も登場し、キョウリュウバイオレット同様2代目として登場。前任者譲りのパワー系怪力戦争スタイルながら身軽な戦士。
キョウリュウグレー/鉄砕/津古内真也|出合正幸
パキケファロサウルスをモチーフに、中国拳法、幻術を使って戦うスピリットレンジャー。1500年ほど前に死してなお高エネルギー集合体として存在し、デーボスたちと戦う戦士。
キョウリュウバイオレット/ドクター・ウェルシェード|千葉繁
キョウリュウバイオレット/弥生ウェルシェード|飯豊まりえ
キョウリュウレッドのダイゴたちが役目を担うまで、ドクター・ウェルシェードがキョウリュウバイオレットとして活躍しており、ドクターの孫娘である「弥生ウェルシェード」がその後任として活躍するプレシオサウルスをモチーフにした海の勇者。賢神トリンと共に、ドクター、弥生が装備や武器の調達にも一役買っており、彼らなしではブレイブチームの活躍はあり得なかった。
キョウリュウシルバー/賢神トリン
CV:森川智之・山下真司
スーツアクター:岡元次郎
キョウリュウジャー世界における伝説のヒーロー的立ち位置で、キョウリュウジャーのメンバー5人でブレイブチームを集めた立役者。キョウリュウグレーと似ているが、各部がゴールドで10番目に登場する番外戦士。賢神トリンの姿で登場しており、ブラキオサウルスがモチーフ。ラスボスの「デーボス」相手にようやく苦戦するほどの戦闘力。
5位:快盗戦隊 ルパンレンジャー VS 警察戦隊 パトレンジャー
2018年から51話配信された2つのスーパー戦隊が同一の作品に登場するタイトルで、怪盗と警察と敵・ギャングラーの三つ巴の戦いに発展するストーリー。
ルパンレンジャーとパトレンジャーは時に共闘し、時に戦う善と悪が入り混じった展開があり、これまでになかった新しい形のスーパー戦隊。
役名 | 出演 |
---|---|
ルパンレッド/夜野魁利 | 伊藤あさひ |
ルパンブルー/宵町透真 | 濱正悟 |
ルパンイエロー/早見初美花 | 工藤遥 |
パトレン1号/朝加圭一郎 | 結木滉星 |
パトレン2号/陽川咲也 | 横山涼 |
パトレン3号/明神つかさ | 奥山かずさ |
ヒルトップ管理官 | アイクぬわら |
コグレ | 温水洋一 |
ルパンエックス/パトレンエックス/高尾ノエル | 元木聖也 |
声の出演:ジム・カーター(釘宮理恵)、ドグラニオ・ヤーブン(宮本充)、デストラ・マッジョ(うえだゆうじ)、ゴーシュ・ル・メドゥ(竹達彩奈)、グッドストライカー(三ツ矢雄二)
監督:杉原輝昭、中澤祥次郎、加藤弘之、渡辺勝也、葉山康一郎
原作:八手三郎
音楽:高木洋
脚本:香村純子、金子香緒里、荒川稔久、大和屋暁
このシリーズの劇場版
ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー(2019年)
劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー(2020年)
快盗戦隊 ルパンレンジャー VS 警察戦隊 パトレンジャーの特徴と魅力
略して「ルパパト」と呼ばれることの多いタイトルで、従来のスーパー戦隊に多かった善と悪の2つの陣営で戦うわけではなく、ベクトルの違う悪が「ギャングラー」と「ルパンレンジャー」として2つ、善の陣営が「パトレンジャー」という警察戦隊が大変そうで少し同情してしまうような側面もあり、刑事ドラマや勧善懲悪系のストーリーとしても奥が深い内容なのが魅力的です。
善とはなにか、悪とはなにかを考えさせられる演出や要素があり、子どもには少し難しいかもしれませんが大人には特に響くところがあるでしょう。
ルパパトに出てきたルパンレンジャーのアジトでもあり、パトレンジャー隊員が好んで通い詰めているレストランは、作中では「ビストロジュレ」だが、実際に神奈川県にある「Paty Cafe」として普通に営業しています。
気軽にロケ地・聖地訪問のできるスーパー戦隊ものとしての魅力もあり、店内にはサイン入りのポスター、「BISTROT Jurer」の看板も記念に飾られています。
ルパパト履修勢にとっては作品に出てきた場所にいられるというだけでも喜びが大きいものなので、ルパパトファンの方は是非訪れてみてください。
まじめで渋いパトレン1号、過去に辛い思い出があるルパンレンジャーたち、それぞれの人間らしさも魅力的で、ヒューマンドラマ的な展開やロマンスにも転じそうなシーンも少しあり、単なるスーパー戦隊ものではないことも人気の理由です。
幼い子どもよりも大人に人気がありそうな作品ですが、幼くして見たルパパトを大人になってから見ると色々印象が変わるはずです。
子どものうちにルパパトに触れられていないとその体験はできないので、世代を超えて楽しまれることを前提にしたような作品として今後も愛されていくことでしょう。
快盗戦隊 ルパンレンジャー VS 警察戦隊 パトレンジャーの戦士紹介・特徴
ルパンレッド/夜野魁利|伊藤あさひ
ダイヤル010、怪盗らしい大胆な性格が印象的で、頭脳明晰、機動力は高く、信念をもって怪盗をしている怪盗戦士。ジェット戦闘機ビークルを使用する。スーパー戦隊戦士の中では数少ないマントを付けている戦士。
ルパンブルー/宵町透真|濱正悟
ダイヤル260、クール担当であるが言葉遣いも態度も悪く、冷静に見えるが脊髄反射で動くような所もある危ない紳士系戦士。プロペラのあるレシプロ型戦闘機ビークルを使用する。
ルパンイエロー/早見初美花|工藤遥
ダイヤル116、おしゃれ担当で、言葉を選べない欠点があるがテキパキと仕事をこなすしっかり者。オスプレイや映画「ターミネーター」のハンターキラーのようなヘリコプター型ファイターを使用し、スピードを生かして戦う戦士。
パトレン1号/朝加圭一郎|結木滉星
まじめで熱血、一途、堅物ながらリーダーとしてパトレンジャーを指揮する頼れるアニキ。正義の味方だが、怒りで猪突猛進になることもある警官戦士。バランス型の戦闘を得意とする。
パトレン2号/陽川咲也|横山涼
明るくお人好しでフレンドリーだが、優柔不断な所もあり、運転技術と射撃に長けた戦士で、ルパンレンジャーに一定の理解を示すもやるときはやる戦士。2号ながら警官としての階級は一番若い。
パトレン3号/明神つかさ|奥山かずさ
かわいい担当、世話好きで面倒見もよいがサバサバ系女子を演じているが、ぬいぐるみが好きなど強い警官としての側面と、女子としての側面を持つ戦士。敵の敵は味方と考えるタイプで、近接格闘、足技を得意とするギャップもある。
ルパンエックス/パトレンエックス/高尾ノエル|元木聖也
社交的でキザ、2つの異なる顔を持つ謎の技術者で、アルセーヌ・ルパン家に仕えてコレクションを改造でき、耐久力と防御力の高いスーツを使用しており、アクロバティックな戦闘を得意とする戦士。国際警察フランス本部所属潜入捜査官で、ルパンレンジャーに潜入しながら、ギャングラーから全てを奪還する目的もある謎多き戦士。
スーパー戦隊シリーズの進化と変遷
スーパー戦隊は、1971年から放送されていた仮面ライダーシリーズの新しいヒーローものとして制作されはじめた経緯があり、1975年からスーパー戦隊が放送されています。
敵組織の怪人と、変身して戦う戦士という構図でストーリーが進んでいき、通常の変身、上位互換の変身、巨大ロボへの搭乗、巨大怪人と巨大ロボの戦闘など最終的にスーパー戦隊が怪人集団を倒して完結する展開です。
タイトル | 放送開始年 | 話数 |
---|---|---|
秘密戦隊ゴレンジャー | 1975年 | 84話 |
ジャッカー電撃隊 | 1977年 | 35話 |
東映版スパイダーマン | 1978年 | 41話 |
バトルフィーバーJ | 1979年 | 52話 |
電子戦隊デンジマン | 1980年 | 51話 |
太陽戦隊サンバルカン | 1981年 | 50話 |
大戦隊ゴーグルファイブ | 1982年 | 50話 |
科学戦隊ダイナマン | 1983年 | 51話 |
超電子バイオマン | 1984年 | 51話 |
電撃戦隊チェンジマン | 1985年 | 55話 |
超新星フラッシュマン | 1986年 | 50話 |
光戦隊マスクマン | 1987年 | 51話 |
超獣戦隊ライブマン | 1988年 | 49話 |
高速戦隊ターボレンジャー | 1989年 | 51話 |
地球戦隊ファイブマン | 1990年 | 48話 |
鳥人戦隊ジェットマン | 1991年 | 51話 |
恐竜戦隊ジュウレンジャー | 1992年 | 50話 |
五星戦隊ダイレンジャー | 1993年 | 50話 |
忍者戦隊カクレンジャー | 1994年 | 53話 |
超力戦隊オーレンジャー | 1995年 | 48話 |
激走戦隊カーレンジャー | 1996年 | 48話 |
電磁戦隊メガレンジャー | 1997年 | 51話 |
星獣戦隊ギンガマン | 1998年 | 50話 |
救急戦隊ゴーゴーファイブ | 1999年 | 50話 |
未来戦隊タイムレンジャー | 2000年 | 51話 |
百獣戦隊ガオレンジャー | 2001年 | 51話 |
忍風戦隊ハリケンジャー | 2002年 | 51話 |
爆竜戦隊アバレンジャー | 2003年 | 50話 |
特捜戦隊デカレンジャー | 2004年 | 50話 |
魔法戦隊マジレンジャー | 2005年 | 49話 |
轟轟戦隊ボウケンジャー | 2006年 | 49話 |
獣拳戦隊ゲキレンジャー | 2007年 | 49話 |
炎神戦隊ゴーオンジャー | 2008年 | 50話 |
侍戦隊シンケンジャー | 2009年 | 49話 |
天装戦隊ゴセイジャー | 2010年 | 50話 |
海賊戦隊ゴーカイジャー | 2011年 | 51話 |
特命戦隊ゴーバスターズ | 2012年 | 50話 |
獣電戦隊キョウリュウジャー | 2013年 | 48話 |
烈車戦隊トッキュウジャー | 2014年 | 47話 |
手裏剣戦隊ニンニンジャー | 2015年 | 47話 |
動物戦隊ジュウオウジャー | 2016年 | 48話 |
宇宙戦隊キュウレンジャー | 2017年 | 48話 |
怪盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー | 2018年 | 51話 |
騎士竜戦隊リュウソウジャー | 2019年 | 48話 |
魔進戦隊キラメイジャー | 2020年 | 45話 |
機界戦隊ゼンカイジャー | 2021年 | 49話 |
暴太郎戦隊ドンブラザーズ | 2022年 | 50話 |
王様戦隊キングオージャー | 2023年 | 50話 |
爆上戦隊ブンブンジャー | 2024年 | 放送中 |
スーパー戦隊のみならず様々な作品に影響を与えたのが、1978年の東映版「スパイダーマン」で、アメリカ・マーベル版では登場しない巨大ロボ「レオパルドン」を登場させました。
おもちゃ販売戦略として巨大ロボを登場させたとの逸話が有名ですが、その売上が伸びたことからこれ以降のスーパー戦隊や他のさまざまな映画やアニメでも採用される流れができました。
東映版「スパイダーマン」の時には既に空飛ぶマシン、合体、変形、そして、巨大ロボになり巨大な怪人を倒すという形ができあがっており、これがスーパー戦隊の礎になっています。
人によっては東映版「スパイダーマン」以降のスーパー戦隊が正式なスーパー戦隊だと考える方もおり、東映版「スパイダーマン」もスーパー戦隊のひとつと考える人もいます。
スーパー戦隊は、レッド、ブルー、イエロー、グリーン、ピンクのように色分けされた戦士3人から5人が第一話から登場して、共闘するものというスタイルが一般的なため、東映版「スパイダーマン」は大きな影響は与えているものの、スーパー戦隊の戦士構成的にはスーパー戦隊ではなく、特撮ヒーローものとして語られることが多いようです。
スーパー戦隊は毎年新作が制作・放送されており、時代背景を反映した演出・セットがあるのが印象的です。
昭和、平成初期、平成後期、令和と建物や映像の画質、CGや豪華な演出、スーツのデザイン、戦士のキャラクター、巨大ロボのデザインなどが時代の影響を受けており、特に2000年を超えてからの巨大ロボのデザインの改良には大きな変化が見られます。
言葉を選ばずに言えば、令和や平成後期のロボに比べると昔のロボはちょっとダサいデザインで、シンプルでハリボテ感があり細かな装飾はありませんでしたが、当時の特撮ではかっこいいと大勢が感じていたもので、これも時代の変化が表れている要素のひとつです。
戦士の名前や装備、武器の名前、攻撃名などはどんなタイトルでも分かりやすく、ちょっぴり笑えてしまうような安直なネーミングが多いですが、子どもでも覚えやすく、分かりやすくなっています。
さまざまな映画を見てきた人が見るとB級映画によくある描き方や展開があり、ツッコミどころが多いのも特徴です。
民間人をすぐに殺せるのに、ヒーローが登場する直前だけ、民間人に手を出さず時間稼ぎをしてヒーローの登場を待ってくれる怪人、変身中は怪人は大人しく待機してくれる等のシーンのほか、怪人が一般市民やヒーローを攻撃する方法が極端で偏ったスキルを使用することがあるのも特徴的です。
平成後期や令和のスーパー戦隊では、戦士の背景や人間性が描かれるようになったり、怪人に対して人間の感じる不便や理不尽、不快な要素を持たせて子どもが学ぶ機会を作るような意図が含まれたりしています。
単純に協力して戦って、勝って喜ぶだけでなく、少し考えさせられるような要素や物語の深み、奥行きが出るようになってきています。
また、若手俳優、女優の登竜門ともいわれるように、芸能界でこれから伸びていくであろう人の活躍の場ともなっています。1年間かけて制作放送されるため、俳優・女優にとっては学びと成長があり、ストーリーの中で演じている役柄とともに育っていく流れがあるのもスーパー戦隊の魅力のひとつです。
2024年は「爆上戦隊ブンブンジャー」が放送されており、車と走り屋をモチーフにしたブンブンジャーと、宇宙のならず者「大宇宙侵略大走力団「ハシリヤン」」の戦いが描かれています。
2024年3月から6月までに18話放送されており、今後の展開が期待されています。
スーパー戦隊関連グッズの紹介
2024年時点ではスーパー戦隊に欠かせないグッズも多種多様で、よくある塩ビのフィギュア、可動式ロボットの他、Tシャツ、ボールペン、ステッカー、バッグ、コスプレ衣装なども販売されています。
子ども向けのグッズだけでなく、親、大人向けのものも多く、東映公式ショップ、バンダイ専用ショップなどを利用すれば通販でも入手可能です。
製品によっては予約制、会員のみなどの制限がありますが、売り切れていない限りは購入できます。おもちゃ類の価格は、1つあたりだいたい3000円から5000円ほどで、スーパー戦隊1タイトルの全てのおもちゃを揃えても3万円から5万円程度でゲットできるはずです。
オタクにとっては安いものですが、保管用、鑑賞用、実用の3つ揃えるとなるともう少し予算が必要になります。
【TTFC会員先行】【受注販売】反逆者Tシャツ シュゴッダム【王様戦隊キングオージャー】
王様戦隊キングオージャーの「シュゴッダム」をイメージしたもので、紋章と赤地が合わさった、男の子が好きそうなかっこいいTシャツ。東映特撮ファンクラブ会員のみが購入できる限定品で、フリーLサイズのみ。会員先行・受注販売の貴重なグッズ。
トレーディングボールペンコレクション(全12種)【王様戦隊キングオージャー】【サンリオキャラクターズ】
王様戦隊キングオージャーに登場する戦士たちをかわいいデフォルメキャラにしてサンリオとコラボしたデザインが刻印されたボールペン。子どもが見ていてハマったお母さんや大人向けの製品ですが、ちびっこの学習意欲向上にもつながるかも。
トレーディングステッカーコレクション(全13種)【王様戦隊キングオージャー】【サンリオキャラクターズ】
王様戦隊キングオージャーに登場する戦士たちをかわいいデフォルメキャラにしてサンリオとコラボしたデザインのステッカー。子どもが見ていてハマったお母さんや大人向けの製品です。
王様戦隊キングオージャー×h.NAOTO カグラギ・ディボウスキ 着物風ジャケット
王様戦隊キングオージャーで「ハチオージャー」に変身する「カグラギ・ディボウスキ」風の派手派手な衣装(※全く同じデザインではありません。)を身に纏えるコスプレセットのようなグッズ。上下合わせて約9万円と、限界オタク向けコレクション。
ミニプラ 爆上合体シリーズ02 ブンブンカーセット
放送中の最新スーパー戦隊「爆上戦隊ブンブンジャー」のミニプラスチックモデル、ブンブンジャーロボと合体させるのに必要な乗り物がすべてセットになっており、ちびっこ向けのおもちゃ。
ミニプラ 爆上合体シリーズ01 ブンブンジャーロボ セット
放送中の最新スーパー戦隊「爆上戦隊ブンブンジャー」のミニプラスチックモデル、ブンブンカーと合体させるのに必要なロボがすべてセットになっている、ちびっこ向けのおもちゃ。トレーラーにはヒーロープレートも付属しており、まずは買い揃えてほしいグッズ。
暴太郎戦隊ドンブラザーズ イヌブラザー 犬塚翼 腕時計
「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の犬塚翼をイメージして、デザイナーh.NAOTO氏のDOGトライバルモチーフがデザインされた防水ナイロンバンドの腕時計。ケースも付属するためコレクションとしてもおすすめ。
特捜戦隊デカレンジャー×KANGOL SPORT ボックス型リュック
「特捜戦隊デカレンジャー」20周年記念のKANGOL SPORTコラボリュック。実用性とデザイン性を兼ね備えたB4対応、容量32L、ポケット多数のリュックです。戦隊モノっぽさがあまりなく、分かる人にしか分からないクールなデザインも魅力的。
スーパー戦隊シリーズのロケ地紹介
ALSOKぐんま総合スポーツセンター
〒371-0047 群馬県前橋市関根町800
侍戦隊シンケンジャー、海賊戦隊ゴーカイジャー、天装戦隊ゴセイジャー、烈車戦隊トッキュウジャー、獣拳戦隊ゲキレンジャーなど、多くのスーパー戦隊の撮影で使用されている名所で、打ちっぱなしのコンクリート、近代的なデザインで開放感のある敷地が特徴的です。
スーパー戦隊だけでなく、仮面ライダーフォーゼ、仮面ライダーウィザードなどのロケ地でもあります。作品を見る前に全体をぐるっと見て回り、もう一度作品を見直してみると現実の記憶と作品が重なってより楽しめます。
群馬県昭和庁舎
〒371-0026 群馬県前橋市大手町1丁目1−1
「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」に出てきた建物で、他にも「群馬県立近代美術館」なども同作品のロケ地として知られています。撮影協力として「GINZA ROOTS TOKYO(東京都中央区)」や「PATY CAFE(神奈川県横浜市)」など未だ営業しているレストランやバーもあります。
現在放送中の「爆上戦隊ブンブンジャー」のロケ地も続々と有志によって特定されています。ハンマーヘッドパーク(神奈川県横浜市)はPVやオープニングに出てくる展望スポットで、横浜のカップヌードルミュージアムの近く、横浜赤レンガ倉庫からも近いため観光ついでに訪問できる聖地です。
ナカタヤ 大泉学園本店(東京都練馬区)は、1959年から続くスペシャルショートケーキの名店で、副都心線和光市駅から車で約10分の所にあります。この場所はブンピンクの志布戸未来がバイトをしているお店で、実際に訪問できる貴重な場所です。かなりおしゃれな内装できちんとした服装・身なりで聖地巡礼する必要があります。
ザ・ミーツ マリーナテラス(千葉県千葉市)は、ブンレッドである範道大也の家ということで登場していますが、このスポットはスーパー戦隊以外にもTBSドラマ「王様に捧ぐ薬指」、日テレドラマ「金田一少年の事件簿」、Netflixドラマ「御手洗家、炎上する」、フジテレビドラマ「レンアイ漫画家」などでも使用されている超有名ロケ地です。結婚式場、及び、イベント会場であり、訪れる場合は事前に見学許可を取るなど配慮が必須です。
栃木県栃木市の「岩船山」も特撮の聖地として忘れてはならないスポットです。爆破シーンで大量の炎を背景に戦士や怪人が戦う様子が演出される場所で、実写版「パリピ孔明」や実写版「キングダム 運命の炎」のほか、さまざまなスーパー戦隊でも撮影に使用されているロケ地です。爆破体験ツアーが開催されていることもあるため、思い出の場所で自分たちも同じように爆発を背景に写真撮影や動画撮影を楽しめるかもしれません。
スーパー戦隊シリーズは東映東京撮影所などで撮影されていることも多いですが、関東近辺で撮影されている事が多いように感じます。全てのシーンを巡礼しようとすると無理がありますが、カフェやレストラン、公共の施設などは比較的簡単に訪問できますので、是非訪れてみてください。
スーパー戦隊シリーズが見れる動画配信プラットフォーム
スーパー戦隊シリーズを見れるのは、
- ユーネクスト(U-NEXT)
- Amazonプライムビデオ
- 東映特撮ファンクラブ|TTFC
- TELASA
- Hulu
- TVer
などの動画配信サービスです。2024年最新の「爆上戦隊ブンブンジャー」は、ユーネクスト(U-NEXT)やHuluではまだ配信されていないですが、Amazonプライムビデオ、東映特撮ファンクラブ、TELASAでは視聴できます。また最新話のみであれば、TVerでも視聴できます。
過去のスーパー戦隊を視聴したい場合は、ユーネクスト(U-NEXT)、Amazonプライムビデオ、東映特撮ファンクラブ、Huluを利用するのがおすすめです。劇場版や短編ムービーを含めて多くの作品を楽しめます。
ユーネクスト(U-NEXT)
月額2,189円(税込)で世界中の映画やドラマ、アニメ、ドキュメンタリーを視聴できる配信作品数の多い動画配信サービスで、スーパー戦隊ものも多く配信されています。短編や劇場版も視聴でき、毎月1,200pt分自由に有料作品に使用できる特典がありますので、サービスに課金しなくても有料作品を視聴できるかもしれません。
仮面ライダー、ウルトラマン、ゴジラなどの特撮作品、毎シーズンの新作アニメも数多く配信されているため、非常にお得です。
\初回31日間無料で見放題/
Amazon プライムビデオ
Amazonプライムは月額600円(税込)で加入でき、Amazonプライムビデオを通じてスーパー戦隊作品を視聴できます。過去作は配信されていますが、最新作を見れるサービスは限定的です。過去作や劇場版を履修したい方向けの動画配信サービスです。
AmazonプライムはKindleやAmazon Musicなどの特典のほか、送料無料になる特典もあります。Amazonでよくお買い物をする方やAmazonプライム系列のサービスを利用したい方にとってはお得です。
\30日間無料で見放題/
東映特撮ファンクラブ|TTFC
1ヶ月960円(税込)で加入できる東映の特撮ファンクラブで、スーパー戦隊作品を視聴可能です。iPhone・Android向けのアプリも用意されており、最新作品を含め、特撮ヒーロー350作品以上を見放題できる数少ない動画配信サービス機能付きのファンクラブです。ファンクラブ会員限定先行販売のグッズなどもあるため、特撮ファンの方は加入必須です。
TELASA
月額618円(月額)で加入できるテレビ朝日系列の作品が配信されている動画配信サービスです。スーパー戦隊だけでなく、バラエティ、お笑い、ドラマ、最新のアニメなども一部配信されています。海外ドラマや洋画よりも国内のドラマや映画、テレビで放送されているようなバラエティ番組を見れるのが魅力です。
Hulu
月額1,026円(税込)で利用できる動画配信サービスで、国内のドラマや韓流ドラマ、最新のアニメや人気の洋画を視聴できるサービスです。特撮、スーパー戦隊も配信されています。1つのHuluアカウントで最大4つの端末から視聴できるため家族でシェアして作品を楽しむこともできます。
\ 月額1,026円(税込)で見放題/
TVer
民法の最新放送を無料で視聴できる言わずとしれたTVerでも、スーパー戦隊の最新話を毎回視聴可能です。アーカイブや過去作品は見れないことが多いため、毎週日曜の朝に視聴できなくてもTVerで後からスマホや自宅のPC、タブレットで視聴できます。アプリからでもブラウザからでも視聴できます。
スーパー戦隊を視聴するのに最もおすすめなのは「東映特撮ファンクラブ(TTFC)」です。
ユーネクスト(U-NEXT)やAmazonプライムビデオはスーパー戦隊以外の作品も見れて魅力的ですが、一部配信されていない作品があります。
最新のスーパー戦隊「爆上戦隊ブンブンジャー」はAmazonプライムビデオ、TVerなどでも配信されていますが、東映特撮ファンクラブ(TTFC)ならば過去作と合わせて全て視聴できます。
また、インセンティブ等の関係で東映特撮ファンクラブ(TTFC)を利用したほうがスーパー戦隊に直接お金を払うことになり、その後の特撮作品の伸びにつながりやすいです。
スーパー戦隊や特撮ものを見たい場合には東映特撮ファンクラブ(TTFC)を利用するのがおすすめです。見たい作品をすべて見終わったら解約しても問題ありませんので、うまく活用しましょう。