本記事では、怪盗グルーと黄色くて小さいミニオンズが活躍する映画「ミニオンズ」シリーズの見る順番とその魅力、どこで見れるかを紹介しています。
イルミネーション・エンターテインメントが製作している「ミニオンズ」シリーズの最新作「怪盗グルーのミニオン超変身」が2024年7月に公開されており、ミニオンズ・シリーズの新作は今でも大きな期待が寄せられています。
基本的には怪盗グルーが主役のストーリーですが、存在感があるミニオンが印象的すぎて「ミニオン」が主役なのではと感じてしまう作品もあります。
ここでは、もっとミニオンズ・シリーズを楽しんでもらえるように、怪盗グルー・シリーズ、スピンオフのミニオンズ・シリーズともに時系列やおすすめの見る順番やその魅力・あらすじ等を紹介・解説します。
「ミニオンズ」シリーズを見れる動画配信サービスまとめ
怪盗グルーとミニオン・シリーズは一般的な動画配信サービスで通常通り配信されており、有名な動画配信アプリではほぼすべての作品を視聴できます。
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時系列順「ミニオンズ」シリーズ・おすすめの見る順番
ミニオンシリーズ、怪盗グルーシリーズは公開順だと時系列が前後しています。最初は公開順に視聴しても十分楽しめる作品ですが、2回目、3回目に見る場合は時系列順に見るのもおすすめです。
- ミニオンズ(2015年)
- ミニオンズフィーバー(2022年)
- 怪盗グルーの月泥棒(2010年)
- 怪盗グルーのミニオン危機一髪(2013年)
- 怪盗グルーのミニオン大脱走(2017年)
- 怪盗グルーのミニオン超変身(2024年)
「ミニオンズ」では、黄色くて小さいミニオンたちの生い立ちから始まり、その後の「ミニオンズフィーバー」などでグルーとミニオンが出会う展開へと進んでいきます。
公開順では、一番最初に公開されたのは「怪盗グルーの月泥棒」ですが、この作品の時点ではすでにミニオンと怪盗グルーが一緒に活躍します。
ミニオンたちの生まれた時代から視聴すると、ミニオンの生態や特徴、怪盗グルーがミニオンをまとめ上げていることのすごさや魅力、おもしろさが分かってきます。
ミニオンシリーズの魅力は「かわいらしいミニオン」にあり
怪盗グルーシリーズ、ミニオンシリーズの主役は怪盗グルーや一部のミニオンたちですが、主役以外の脇役やグルーの手下として登場する黄色くて小さな「ミニオン」がこのシリーズの一番の魅力です。
見た目はほとんど一緒で、同じ色、同じ背丈でありながらそれぞれに個性があり、得意なことも性格も全く異なっていて、まるで保育園児たちがたくさん集まって遊んでいるかのようなかわいらしさや愛嬌があります。
ミニオンたちは地球に生命が誕生した頃から存在しているため数億歳というとんでもない長寿な生き物で、不死身とまで言われています。
映画の中でもだいたいどんなダメージを受けても死ぬことはなく、体の形が変わってしまうだけなため、トムとジェリー方式で安心して見られる子ども向け、ファミリー向けな要素を形作っている存在でもあります。
独特のしゃべり方やさまざまな国の言葉が混ざったミニオン語の存在も印象的で、映画「ミニオンズ」を見れば言語を習得してきた過程も一瞬ですが触れられています。
恐竜や原始人がボスだったこともありますが、現代は主にグルーがミニオンたちをまとめ上げており、悪党のボス、ミニオンたちのボスとしてのグルーの活躍にも注目です。
公開順「ミニオンズ」シリーズ作品紹介
怪盗グルーシリーズの原題は「Despicable Me」、ミニオンズがメインの作品の原題は「Minions」がベースとなっており怪盗グルーが主役として登場するシリーズとミニオンズがメインになっているスピンオフ作品が存在します。
怪盗グルーの月泥棒(2010年)

怪盗グルーとミニオンたちが、悪名を上げるために「月を盗む」という悪事に挑戦するストーリーで、競合相手の敵を欺くために孤児を3人迎えて月泥棒成功のために怪盗グルーたちが奮闘します。
ミニオンシリーズ、怪盗グルーシリーズ最初の作品でありながら、主要な登場人物やミニオンはこの時点であらかた登場しています。
アニメ「アイス・エイジ」のスタッフが手掛けた作品としても知られており、テンポよく進むストーリー展開で視聴者の心を掴みました。
悪名を高めたい怪盗グルーが本当に月を盗んでしまうという展開も驚きだが、ミニオンや博士など怪盗グルーシリーズに登場するメインのキャラクターがほぼ勢揃いする流れで、シリーズの自己紹介的な作品。
黄色くて人間の子どもくらいの大きさのミニオンたちが大量に出てくるのも印象的で、独特の言語を使いながら怪盗グルーとコミュニケーションを取る様子もおもしろいです。
悪名を高めたグルーは結局「月」を元通りにしますが、月を盗むことに成功した初めての人間ということで、その悪党としての実力、科学者としての能力なども後の作品でかなり評価されています。
悪党になろうとしても完全な悪にはなりきれず、養子に迎えた子どもたちやミニオンたちとの交流で優しさも身につけています。
怪盗グルー本人の姿も手足は細くて胴体は丸々と太っているという特徴的な姿で、敵として登場するキャラクターの姿もかなり個性的です。その個性すらかき消してしまうくらいにインパクトの強いミニオンたちの存在も本作の魅力です。
公開年 | 2010年 |
上映時間 | 94分 |
キャスト | グルー:スティーヴ・カレル ベクター:ジェイソン・シーゲル ネファリオ博士:ラッセル・ブランド グルーのママ:ジュリー・アンドリュース パーキンス氏:ウィル・アーネット ミス・ハッティー:クリステン・ウィグ マーゴ:ミランダ・コスグローヴ イディス:デイナ・ゲイアー アグネス:エルシー・フィッシャー フレッド:ダニー・マクブライド |
スタッフ | 監督:クリス・ルノー、ピエール・コフィン 音楽:ファレル・ウィリアムス、ヘイター・ペレイラ 脚本:シンコ・ポール、ケン・ダウリオ 製作:クリス・メレダンドリ、ジャネット・ヒーリー、ジョン・コーエン |
怪盗グルーのミニオン危機一発(2013年)

反悪党同盟のルーシーと出会い、反悪党同盟から仕事を受けることになる怪盗グルーが育ての父としても、男としても、人間としても成熟する過程が描かれた作品で、ミニオンたちとの絆や関係性・信頼にも大きな変化があります。
印象的なのは黄色のミニオンたちが紫色の理性を失ったミニオンになってしまう様子で、超人「エルマッチョ」と怪盗グルーの関係などから、怪盗グルーの立ち位置も伺える特徴的な要素が多い作品です。
黄色のミニオンたちが少しずつ姿を消して、紫色の狂った化け物にされてしまうシーンはなかなかにホラーな展開でしたが、ミニオンたちのおちゃらけた雰囲気、何があっても基本死なないミニオンたちの属性のおかげでコメディ要素の一つとして楽しく、おもしろおかしく描かれています。
今作では怪盗グルーは悪役ではなく、仕方なく反悪党同盟に協力することになり、悪党から足を洗って家族を大切にする礎を作り始めるまでのお話にもなっており、少し変わり者のルーシーの存在、養子に迎えた3人の女の子たち、ミニオンたちの協力や存在感は非常に大きいです。
家族や恋人、仲間たちとどのような関係でいるかで善にも悪にもなりうると言うことも感じられます。怪盗グルーと対照的な悪役としてエルマッチョが登場していますが、これもまた個性的でそこそこ人気もあるキャラクターです。
紫色の怪物になったミニオンたちを一斉掃射するようなシーンはまるでゾンビ映画さながらのオマージュやパロディ感があるシーンです。親子で一緒に楽しめて思いっきり笑える映画です。
公開年 | 2013年 |
上映時間 | 98分 |
キャスト | グルー:スティーヴ・カレル ルーシー:クリステン・ウィグ エドアルド/アル・マッチョ:ベンジャミン・ブラットマーゴ:ミランダ・コスグローヴ ネファリオ博士:ラッセル・ブランド サイラス:スティーヴ・クーガン フロイド:ケン・チョン アグネス:エルシー・フィッシャー イディス:デイナ・ゲイアー アントニオ:モイセス・アリアス |
スタッフ | 監督:ピエール・コフィン、クリス・ルノー 音楽:ファレル・ウィリアムス、ヘイター・ペレイラ 脚本:シンコ・ポール、ケン・ダウリオ 製作:クリス・メレダンドリ、ジャネット・ヒーリー |
ミニオンズ(2015年)

地球に生命が誕生した頃から存在していて、生命の歴史だけでなく、人類の歴史にも地味に関わりがあったかのようなミニオンたちの様子が語られ、序盤からミニオンズの魅力が満載、ツッコミどころ満載の展開からスタートします。
おもしろいことをするリーダーがいないとダメになってしまうミニオンズの中から、ケビン、スチュアート、ボブの3匹が決死の大冒険を始め、大悪党スカーレット・オーバーキルやイギリス王室を巻き込んだトラブルに発展していきます。
おもしろいボスを見つけて仕えては、ミニオンたちのミスにより悲惨な最期を迎える主たち。本作ではスカーレット・オーバーキルの存在も印象的ですが、怪盗グルーの幼少期、ミニオンたちがグルーを見つけて新たな主人としてついていく様子にも触れられています。
前日譚的なスピンオフとしては最高におもしろく、ミニオンらしい展開で子どもと一緒でも楽しく視聴できるでしょう。
一時的にミニオンのボブが聖剣エクスカリバーを抜いてしまってから王室や悪党を巻き込んで大騒ぎするシーンは展開がとても早くておもしろく、スパイ映画や怪物映画などのようなお祭り騒ぎ感があり、ミニオンシリーズとしての魅力は十分です。
本作ではグルーはほとんど出てこず、ミニオンたちの過去、グルーと出会う前の話が扱われています。ミニオンが好きな人向けの作品ですが、大量にいるミニオンの中で活躍するのはケビン、スチュアート、ボブの3匹で、特にボブの活躍には注目です。
ストーリーのおもしろさだけでなく、吹き替え声優としてスカーレット・オーバーキルを天海祐希、ハーブ・オーバーキルを宮野真守、マージ・ネルソンをLiSA、ウォルター・ネルソン・ジュニアをバナナマンの日村勇紀、若い頃のグルーを笑福亭鶴瓶が担当しており、英語で見ても、日本語で見ても楽しめます。
また、ビートルズなどの音楽もあちこちで採用されており、ヒッピー文化や作品の時代背景(1968年頃)にちなんでビートルズの4人組らしき人物も登場します。
時代に合わせた当時の音楽文化や人物も数多く登場し、オマージュやパロディも多いため、大人でも楽しめますが令和の子どもには意味がわからない要素もあるかもしれません。
公開年 | 2015年 |
上映時間 | 90分 |
キャスト | スカーレット・オーバーキル:サンドラ・ブロック ハーブ・オーバーキル:ジョン・ハム ウォルター・ネルソン:マイケル・キートン マージ・ネルソン:アリソン・ジャネイ フラックス教授:スティーヴ・クーガン |
スタッフ | 監督:ピエール・コフィン、カイル・バルダ 製作:クリス・メレダンドリ |
怪盗グルーのミニオン大脱走(2017年)

ルーシーと結婚した怪盗グルーの生き別れの兄弟が登場し、ミニオンズや養子の3姉妹の誘拐、新たな敵であるバルタザールとの因縁など、グルーの男としての威厳、ルーシーの夫として、また、マーゴ、イディス、アグネスの養父として、何より大悪党の名に対するプライドをかけた戦いが描かれています。
ミニオンはグルーに対して、強くて楽しい悪党のボスとしての役割を求めていますが、変わり映えしない日常や悪党ではない道を進もうとするグルーに対して不満を抱いている様子もあり、ミニオンとグルーの関係性の変化も注目すべき点です。
グルーとは正反対な暮らし、性格をしているドルーの存在は、グルーにとってかなり気に入らない存在のようです。若干卑屈な所があり、まだ自信が足りていないグルーにとって、自信満々で明るい性格のドルーは苦手な様子。
自身の妻ルーシーが自分を捨ててドルーのもとに行ってしまうのではないかと不安になってしまうほど、グルーはまだ精神的に成熟できておらず、本作ではグルーの心の成長と、家族との関係や絆をぐっと深めるストーリーになっているのが印象的です。
ミニオンたちとの関係についても進展があり、グルーに信頼を寄せているミニオンはグルーの元に残り、刺激を求めるものはドルーについていくというようなシーンもあります。
ルーシーは、グルーと結婚した時点で血のつながっていない子どもが3人、大量のミニオンがいる状態で、がんばって母親になろうとしている様子も描かれています。
ルーシーの女性としての変化、グルーの妻としての立ち位置やチームとしての役割のようなものも探っている様子で、全体的にはグルー一家が変化を迎えている状況でした。
どのキャラクターの視点に立って見るかで、ストーリー全体の見え方が変わるため、3度、4度と見返してみるのがおすすめです。グルーの心境の変化、子どもたちの成長、ミニオンたちの生き方などさまざまな視点で楽しめます。
公開年 | 2017年 |
上映時間 | 89分 |
キャスト | グルー/ドルー:スティーヴ・カレル ルーシー:クリステン・ウィグ バルタザール・ブラット:トレイ・パーカー マーゴ:ミランダ・コスグローヴ イディス:デイナ・ゲイアー アグネス:ネーヴ・シャレル サイラス/フリッツ:スティーヴ・クーガン グルーの母:ジュリー・アンドリュース ヴァレリー:ジェニー・スレイト クライヴ:アンディ・ナイマン ミニオンズ:ピエール・コフィン |
スタッフ | 監督:ピエール・コフィン、カイル・バルダ 脚本:シンコ・ポール、ケン・ダウリオ 製作:クリス・メレダンドリ、ジャネット・ヒーリー |
ミニオンズ フィーバー(2022年)

11歳の頃の怪盗グルーと、ケビン、スチュアート、ボブ、オットーが主役として登場する作品です。ミニオンたちの強さの秘密についても触れられており、グルーとミニオンたちが絆と信頼を深めていくタイトルでもあります。
そこそこの悪事を働き続けるグルーが誘拐されるも、ケビン、スチュアート、ボブが自身を鍛え上げてグルーを救い出そうとするシーンもあり、それまで受け身で言われたことをダラダラと楽しくマイペースにこなしていたミニオンたちが、自発的で積極的に学んで誰かを救おうとする様子が描かれます。
スピンオフ作品の「ミニオンズ」に続く内容で、個性的で派手で厄介な悪党としてヴィシャス・シックスのベル・ボトム、ワイルド・ナックルズなどが登場します。
ミニオンたちはグルーを新しいボスとして認めついていっていますが、前作では、ケビン、スチュアート、ボブが新たなボスを見つけるために旅に出ていた所で、本タイトルから本格的にミニオンたちがグルーについていくことになります。
ミニオンたちの強さの秘密はカンフーマスターである「マスター・チャウ」で、ミニオンたちが戦い方を身につけるシーンはお笑いもシリアスさも混ざっていて非常に楽しく描かれています。ミニオンだからこそできる描写も多いです。
グルーが子どもの頃、ミニオンたちとグルーはずっと一緒に過ごしており、グルーにとってミニオンは家族のような存在であることにも触れられています。相棒、家族、親友という言葉だけでは表現できないほどの絆があり、怪盗グルーシリーズを見返すと彼らの行動、信頼などを感じ取ることもできます。
ミニオンを育てた「マスターチャウ」、グルーを育てた「ワイルド・ナックルズ」はそれぞれ対照的に描かれていますが、ミニオンとグルーのそれぞれの成長と変化、その中で絆も強くなっていく様子はロマンあふれる感動ストーリーです。
公開年 | 2022年 |
上映時間 | 87分 |
キャスト | グルー:スティーヴ・カレル ベル・ボトム:タラジ・P・ヘンソン マスター・チャウ:ミシェル・ヨー ワイルド・ナックルズ:アラン・アーキン |
スタッフ | 監督:カイル・バルダ 音楽:ヘイター・ペレイラ 製作:クリス・メレダンドリ、ジャネット・ヒーリー、クリス・ルノー |
怪盗グルーのミニオン超変身(2024年)

怪盗グルーシリーズ、ミニオンシリーズの最新作で、グルーとルーシーの間に子どもが生まれ、守るべき存在が増えたグルーに新たな脅威が迫る展開です。
本作の悪党はグルーの高校生時代の旧友マキシムで、反悪党同盟に加入しているエージェント・グルーは証人保護プログラムにより引っ越しをすることになります。
少数のミニオンとグルーの家族が全員で引っ越しを済ませて平穏な暮らしを続けようとするも悪党に憧れている隣人で、少女のポピー、ウーベルシュレヒト校長らにも巻き込まれていき、グルーとミニオンたちの力が試されることになります。
新しい要素として、グルーが通っていた悪党学園「リセ・パ・ボン」、ミニオンたちを強く変身させる反悪党同盟の「メガミニオン」などグルーの過去が少し明かされ、反悪党同盟の試み、ミニオンの新しい形態なども見られます。
本作で強化されたミニオンたち「メガミニオン」は、ファンタスティック・フォーやMr.インクレディブルなどに似た能力を得ており、以下のミニオンがそれぞれの能力を身につけました。変身したミニオンは反悪党同盟の管理下で選ばれた精鋭という位置づけでした。
- メル(メガメル):目からビームが出る
- ティム(メガティム):体がゴムのように伸びる
- ガス(メガガス):飛行能力
- デイブ(メガデイブ):何でも壊せる怪力
- ジェリー(メガジェリー):岩のように頑強な体
新たな能力を身につけたメガミニオンたちだけでなく、グルーとルーシーの子どもであるグルーJr.も、悪党のマキシムによって能力を与えられ一時的に姿が変わってしまいますが、その能力を生かして家族の戦いを支えることになります。
グルーの過去の清算を含むような展開で、グルーの仲間や家族が強く成長し、グルーやミニオンたちとの暮らし、自分たちの暮らしを守るために奮闘する展開で、グルーには裏切らない、裏切れない家族がいる責任が大きくのしかかっているような状態でしたが、全員で協力して勝利と平穏な暮らしを手に入れています。
吹き替え声優は、マキシムを片岡愛之助、今どきの少女ポピーは山田杏奈、ルーシーは中島美嘉、グルーは笑福亭鶴瓶が担当しました。
公開年 | 2024年 |
上映時間 | 94分 |
キャスト | グルー:スティーヴ・カレル ルーシー:クリステン・ウィグ マキシム・ル・マル:ウィル・フェレル ヴァレンティーナ:ソフィア・ベルガラ ポピー:ジョーイ・キング ペリー:スティーヴン・コルベア パッツィ:クロエ・ファインマン マーゴ:ミランダ・コスグローヴ イディス:デイナ・ゲイアー アグネス:マディソン・ポーラン サイラス・ラムズボトム:スティーヴ・クーガン ミニオンズ:ピエール・コフィン |
スタッフ | 監督:クリス・ルノー 音楽:ヘイター・ペレイラ 脚本:マイク・ホワイト、ケン・ダウリオ 製作:クリス・メレダンドリ、ブレット・ホフマン |
ミニオンの短編作品はどこで見れる?
ミニオンシリーズ、怪盗グルーシリーズには短編作品もあります。ミニオンシリーズを制作したイルミネーションの関連作品として同時上映されたものもあります。
Amazonプライムで短編作品・ミニムービー配信中
Amazonプライムビデオでミニムービーセットとして配信されていますので、気になる方はAmazonプライムで視聴してみてください。
また、一部の短編作品、ショートムービーはイルミネーションの公式YouTubeでも配信されています。
- Despicable Me Presents: 怪盗グルーミニ・ムービー(2010年)
- 怪盗グルーのミニオン危機一発 3 Mini-Movies Collection(2014年)
- ミニオンズ 3本 ミニ・ムービー・コレクション(2016年)
- 怪盗グルーとミニオン 4ムービー・コレクション(2021年)
Amazonプライムに加入していれば上記のミニムービーコレクションを視聴できます。
中には字幕版・吹替版で内容が被っている作品もあるかもしれませんが、Amazonプライムに加入していれば追加費用はかからないので、すべてのミニオンの短編作品を視聴できます。
YouTubeでショートムービー配信中
制作会社イルミネーションの公式YouTubeチャンネルでは、SINGやミニオン関連の予告編や短編作品、本編映像が公開されています。
ユーネクスト(U-NEXT)などの動画配信サービスでは見られない作品が無料で視聴できますので、ぜひチャンネルをチェックしてみてください。
サタデーモーニングミニオンズ(YouTubeで配信中)
ミニオンの月世界(2024年)
イルミネーション製作の「FLY!/フライ!」と同時上映された作品で、グルーの敵「ベクター」が登場。月に置いてけぼりにされたベクターが地球に帰るまでのお話が短編で描かれました。
2025年4月時点でネット上でも動画配信アプリでも配信されておらず、イルミネーションのYouTube公式にある予告映像で、かつ、その一部のみしか確認できません。
「ミニオンズ」のキャラクター紹介と見分け方

怪盗グルーシリーズやスピンオフのミニオンシリーズにはたくさんのミニオンたちが登場しますが、その数はなんと数百体以上と言われており、全てに名前がついているわけではありません。
2025年時点で名前がはっきりしているミニオンは15体ほどで、数え方は作中のグルーの吹き替え音声にならえば「ひとり、ふたり…」と数えるようです。
人間とコミュニケーションがそこそこ取れていますが、ミニオンたちには独自の言語もあり、映画の中でも聞き取れるものと聞き取れないものがあります。
バナナやジェラートなど分かりやすい単語は人間の言語を使っていますが、それ以外は普通の人間ではすぐには理解できません。グルーはミニオンたちの言葉を理解しているようです。
ここではミニオンたちの生態や名前、区別の仕方、特徴などを紹介します。作中で動き回っている事が多いので簡単には判別できませんが、主要なミニオンたちは登場回数も多いので自然と覚えられるでしょう。
まずは1匹から3匹程度のミニオンから区別できるようになりましょう。
ミニオンはどんな生き物なの?
2015年公開の「ミニオンズ」で、ミニオンたちの生い立ちや生態に若干触れられましたが、細かい生態についてはあまり分かっていません。
普通の生き物として食事も睡眠も取りますが、地球で生命が生まれた頃からずっと生き続けてきた人類よりも生命体としては先輩にあたるような生き物で、基本的に死んでしまう様子はありません。
身長 | 約50cm~約90cm |
体重 | 35kg前後 |
言語 | ミニオン語 |
好物 | バナナ・アイス・甘いもの |
年齢 | 不死身 |
生殖方法 | 細胞分裂 |
原始の生命体だった海の中にいた頃から少しずつ進化して、恐竜に付き従ったり、吸血鬼のしもべとしていたりする様子も描かれています。
怪盗グルーシリーズでは、ミニオンたちは甘くておいしいものが好きで、基本的に群れで行動しており、楽しいこと、騒がしいことが大好きでよくいたずらもしますが、仲間や家族の言うことを聞いたり、グルーの指示に従ったりするなど一応統率できて、コミュニケーションも取れます。
よく登場するミニオンたち
以下、作中に登場することの多いミニオンで名前がわかっているものを紹介します。15体の名前があるミニオンのうち、ここでは9体の主役級のミニオンだけを紹介します。
外見が似ているミニオンもいますが、言動などでおおよそ判別できます。
ケビン

目の数 | 2つ |
髪の毛 | 頭頂部にちょっと |
体型 | 縦長 |
性格 | チャレンジャー・勇敢リーダー的存在・兄貴分 |
縦長のジェリービーンズのような体型で少し高身長、ミニオンたちのリーダー的存在で怪盗グルーシリーズ、スピンオフのミニオンシリーズにも登場する主役級のミニオンです。
映画「ミニオンズ」では、ボスがいないミニオンたちの中で率先してボスを探す旅に出ようとするなど、基本受け身なミニオンの中では主体性があり、積極的に行動できる頼れる存在です。
似たような体型のティムがいますが、ケビンは基本的にボブとスチュアートと一緒にいることが多いです。映画「ミニオンズ」においてボスを探す旅に出たメンバーがケビン、ボブ、スチュアートの3匹なのでこの3組が一緒にいれば、基本的にティムとケビンは区別できます。
リーダー的存在ですが、面倒見が良いときとそうでないときがあり、おふざけする時はしっかりおふざけに徹します。ボブやオットーのようにちょっと抜けているおっちょこちょいでトラブルメーカーな存在を少し嫌っている様子もあり、まじめな学級委員タイプのミニオンと言えるでしょう。
スチュアート

目の数 | 1つ |
髪の毛 | 少なめでセンター分け |
体型 | 楕円で身長低め |
性格 | 陽気・気分屋 |
のんびりした所もありますが、基本的に自分の気持ちに正直で陽気なスチュアートは、ミニオン危機一髪では、紫色のイーブル化しないで済んだミニオンのひとりで、みんなを助ける役をこなしています。また、映画「ミニオンズ」ではボスを探す旅に出た3匹のうちの1匹です。
映画の中で3人組で出てくるケビン、ボブ、スチュアートの中でセンター分けでそこそこ髪の毛が生えているのがいればそれがスチュアートで、ケビンとボブと一緒にいればほぼ確定でスチュアートです。
気分屋な所があるため、ノリノリになると周りが見えなくなることもあります。まじめな時、のんびりしている時、発狂している時がはっきり分かれていて、ある意味とても子どもっぽい性格をしています。やる時はやる頼れる存在ですが、ちょっと心配が残るムードメーカーのようなキャラクター。
ボブ

目の数 | 2つ |
髪の毛 | なし |
体型 | 楕円で身長低め |
性格 | 素直・努力家・明るい |
ティムという名前のくまのぬいぐるみが大好きで、左右の目の色が異なるオッドアイの持ち主。ケビン、スチュアートと並べると小さめで、子どもっぽい所もあり、そのかわいらしさや愛嬌からグッズも多く出ています。にじみ出る幼さの中に、頑張り屋さんで素直、誠実な所もある愛されキャラです。
映画「ミニオンズ」では聖剣を抜いてしまったため、人間ではないながらも一つの国の権力を握る経験もしています。とんでもない力と可能性を秘めたボブは、ボスを探す旅に出る時には、ケビンからはあまり好意的に受け止められていませんでしたが、少しずつ成長していっている様子も感じられます。
髪の毛は生えておらず、オッドアイで、くまのぬいぐるみを持っていればボブです。ケビン、スチュアートと一緒にいれば高確率でボブと判断して良いでしょう。
オットー

目の数 | 2つ |
髪の毛 | 頭頂部に短め |
体型 | 丸っこい |
性格 | おしゃべり・純粋我が道を行く |
歯の矯正器具をつけている少し珍しい特徴があるミニオンで、映画「ミニオンズフィーバー」で活躍した存在です。少し大きめの丸のような角が丸い四角形のおにぎりのような体型をしており、少し太っているようにも見えます。
天然でおっちょこちょいなトラブルメーカーですが、純粋な感情や感受性の持ち主で愛嬌とも取れる雰囲気があります。一度しゃべりだすと止まらなかったり、一度取り組むと周囲が見えなくなったりする性質があり、芸術家タイプな所もあります。
物事を解決したり、積極的にみんなを助けたりするのはあまり得意ではないタイプですが、憎めない愛すべきおバカさんキャラとしてオットーファンも多いです。
メル

目の数 | 1つ(ジト目) |
髪の毛 | 側頭部に少し |
体型 | 楕円で身長低め |
性格 | 強気・主体的 |
髪の毛が頭の横にだけ少し残っており、まじめで堅物キャラ、ミニオンたちのサブリーダー的存在でもあり、まとめ役といった感じです。
グルーとの絆は強いですが、悪党として活躍したい気持ちが強いメルは家出をするほど主体性があり、自分の主張や意見をはっきり伝えて行動に出るタイプです。
ルールをしっかり守る堅物タイプで、養子の3姉妹のお世話もしっかりこなすキャラながら、執事や家政婦のような堅物っぽさが印象的です。
「ミニオン超変身」では目からビームが出るようになり、X-MENにもあったような赤いゴーグルをつけています。メガメルになった時は周囲を混乱させるほどのパワーを発揮して本人たちもかなり驚いていました。
ガス

目の数 | 2つ |
髪の毛 | ぐるぐる髪の毛1本 |
体型 | 楕円で身長低め |
性格 | 無邪気・天真爛漫 |
目は2つ、髪の毛はクエスチョンマークのようなぐるぐるキャンディーのようなくるんとした髪の毛が1つ生えており、いつでも明るく天真爛漫なキャラです。
「ミニオン超変身」では空を飛べるメガガスに進化しており、明るく無邪気な性格は一瞬しか見せていません。進化したあと、ガスのトレードマークであったくるくるの髪の毛は消えてしまっています。
スーパーマンのように自由に空を飛び回る力があり、頭はロケットの先端のように尖っていて、進化したメガガスは他のミニオンにはない大きな可能性を持つ存在になっています。空を飛べるようになったミニオンは今のところガスだけです。
ティム

目の数 | 2つ |
髪の毛 | 頭頂部に少し |
体型 | 縦長で高身長 |
性格 | 負けず嫌い、短気、マイペース |
ミニオンのティムは縦長で高身長、見た目や体型はケビンに似ています。「月泥棒」と「ミニオン危機一髪」に登場したティムと、「ミニオン超変身」に登場したティムが同じミニオンかどうかは若干判断が分かれます。
髪の毛の生え方ひとつで全く異なるミニオンになることも多いため、明確に同じティムと言えるかどうかはかなり怪しいです。各作品での登場回数もそこまで多くはなかったですが、わざわざ過去作に登場したティムを視聴者が混乱する形で再登場させる意味はなさそうなので、少し成長した同一のティムと考えてもよいでしょう。
映画「ミニオン超変身」では、体が自由に伸びるメガティムに進化しており、ワンピースのルフィやMr.インクレディブルのイラスティガール、ファンタスティック・フォーのリード・リチャーズのような能力を手に入れています。
デイブ

目の数 | 2つ |
髪の毛 | 少なめセンター分け |
体型 | 楕円で身長低め |
性格 | お調子者・いたずら好き |
スチュアートと一緒にいることが多い。センター分けの髪型で周りとほとんど見分けがつかないですが、「ミニオン危機一髪」では特に大活躍したミニオンです。ほぼ全作品に登場しているミニオンで、各作品の中で重要な役割を果たしたこともあり、主役級の活躍をしています。
ミニオン超変身では、メガデイブに進化しており怪力を駆使して戦うスーパーヒーローのような役目を果たしました。ミニオンのゲームでも短編作品でも登場していて、ミニオンシリーズにおいてかなり大切にされている存在なだけあって、最新作でもしっかり活躍しました。
ジェリー(2つ目)

目の数 | 2つ |
髪の毛 | まばら、少なめでトゲトゲ |
体型 | 丸っこい四角・楕円 |
性格 | 臆病・いじられ役 |
ケビンと一緒にいることが多く、「月泥棒」、「危機一髪」、「大脱走」で登場したジェリーと「ミニオン超変身」で登場してメガジェリーになったジェリーと2匹います。
基本的にいじられ役でとばっちりを受けることの多いジェリーは養子の3姉妹ともよく関わりがあり、作中の登場回数もそこそこ多いです。表情豊かで感情も分かりやすく、ただいじられて終わりではない愛されキャラです。
ミニオンの中では少し珍しいお人好しな性格で、グルーにもきちんと名前を覚えられている重要な存在です。ボブと少し似ていますが、スポーツ刈りのようなつんつんした髪型が特徴です。
ジェリー(1つ目)

目の数 | 1つ |
髪の毛 | まばら、短毛でつんつん |
体型 | 丸っこい四角・楕円 |
性格 | 働き者、積極的 |
映画「ミニオン超変身」で登場し、メガジェリーになったのは1つ目のジェリーと呼ばれるミニオンでした。過去作で登場したジェリーは目が2つあったため、性格の違いもあるためおそらく別個体のジェリーでしょう。
ミニオンが細胞分裂で増えるため、これまでのジェリーが分裂して生まれた新しいジェリーなのかもしれません。
ミニオンたちの中で一番最初にメガミニオンに立候補したやる気いっぱいのミニオンでもあり、メガジェリーになってからは岩のような肌、頑丈な体を手に入れて、進化したあとはがっちりどっしり構えて落ち着いた岩のような性格に変わっています。
硬くなったのは肌だけでなく、堅いものを何でも食べれてしまうほどの進化を遂げており、「ミニオン超変身」に登場したメガミニオンたちの中でも特に印象的な見た目をしています。予告でも本編でもネタ的な扱いをされていることが多いですが、当の本人は岩のようにどっしり構えてあまり気にしていない様子です。
ミニオンズ・シリーズはディズニー・ピクサー作品じゃないの?

ミニオンシリーズ、怪盗グルーシリーズはアメリカの「イルミネーション・エンターテインメント(Illumination)」が制作している3DCGアニメ映画です。
「イルミネーション(Illumination)」は、怪盗グルー、ミニオンズ、SING、ペット、グリンチなどの作品も手掛けている制作会社で、創業者は「アイスエイジ」や「アイスエイジ2」を手掛けた「クリス・メレダンドリ」です。
現在はNBCユニバーサルが所有している会社で、親会社はユニバーサル・ピクチャーズです。
「アイスエイジ」はブルースカイ・スタジオ(Blue Sky Studios)という制作会社が作った作品で、20世紀アニメーション(20th Century Animation, Inc.)傘下の制作会社でした。
2019年にウォルト・ディズニー・カンパニーが、21世紀フォックス(Twenty-First Century Fox, Inc.)を買収しており、時系列で言えばアイス・エイジ・シリーズはディズニー関連の作品となっていますが、ミニオンシリーズ、怪盗グルーシリーズはディズニー・ピクサー作品、ディズニー作品ではありません。
雰囲気や3DCGの描写から似ている気がしなくもないですが、制作会社としては別の会社の作品です。そのため、2025年4月時点では、ミニオンシリーズ、怪盗グルーシリーズはディズニープラスでは配信されていません。
ミニオンシリーズに出てきた映画の小ネタ・元ネタ
ミニオンシリーズ、怪盗グルーシリーズにはさまざまな映画のパロディや小ネタが含まれています。映画をよく知っている人が見ればすぐに分かるもの、かなりコアな層にしか届かないもの、年代で分かる人と分からない人が出てきてしまうネタもあります。
ここでは、作中に出てきた小ネタやパロディについて少し解説します。元ネタになった映画を見てから、ミニオンシリーズをもう一度見るとさらに楽しめるでしょう。
●暴走列車を止めるシーン(ミニオン超変身)
スパイダーマン2にも似たようなシーンがあり、スピードが出すぎていて止まれない電車を止めるためにスパイダーネットを駆使して電車を止めるシーンがあります。
ミニオン超変身では、体が伸びるようになったメガティムが列車を止めるパロディとして描かれています。電車を止める構図、列車の向き、カメラアングルなどもスパイダーマン2で見た覚えのある絵になっていますのでかなり分かりやすいでしょう。
●急カーブでの車の運転シーン(ミニオン超変身)
ワイルド・スピードの「ユーロミッション(Euro Mission)」で似たようなシーンがあります。急カーブが続く道を華麗なドライブテクで爽快に駆け抜けるシーンで、ミニオン超変身でも同じような描かれ方になっています。
車のスピード感を感じさせる演出など、同じ構図ではない部分もありますが、一度見ていれば似ていることが分かるでしょう。ワイルド・スピードはさまざまな映画でオマージュされており、ミニオンシリーズ以外でも車が高速で爽快に駆け抜ける描写があれば、なんとなく見たことがあると感じるかもしれません。
●メガメルの目からビームが出るシーン(ミニオン超変身)
X-MENに登場する目から強力なエネルギービームが出るサイクロップスと同じ能力です。だいたいのものは何でもビームで破壊できてしまうほど強力で、見ている場所をビームで焼き尽くせるためエイム力もかなりのものです。
メガメルも最初はこのビームの能力をうまく扱えていませんでしたが、サイクロップスも最初はこの能力に手を焼いていました。
●カンフーの修行を受けるシーン(ミニオンズフィーバー)

ブルース・リーが主役の「燃えよドラゴン」やジャッキーチェンが主役の作品のオマージュで、カンフーを身につける様子や戦い方などもそっくりなシーンがあります。
もともとミニオンたちが黄色なため、黄色に黒い線が入った服を着てもほとんど変わりませんが、カンフーと言ったらこの色と組み合わせというイメージになっているのがオマージュとしてもおもしろい点です。
●目をうるうるさせて懇願するミニオンたち(ミニオンズフィーバー)

映画「シュレック」に出てきた「長靴をはいた猫」でも同じ描写があります。お願いを聞いてほしい時、何かを誤魔化しつつ目をうるうるさせてかわいらしくお願いするという特徴的なシーンです。
長靴をはいた猫でも、ミニオンでも同じく、大きな目で、目をうるうるさせてお願いされたら断れなくなってしまいます。
●無限の彼方へ、さぁ行くぞ!のシーン(怪盗グルーのミニオン危機一髪)
トイ・ストーリーのバズライトイヤーが滑空する前に言う決め台詞「To infinity and beyond!」っぽい発言と空を飛ぼうとするシーンが登場しています。
ミニオン語で言っていても似たような言葉を発していますが、バズ・ライトイヤーっぽいポーズを取り、ルーシーの車に引っ張られながら一瞬浮いているだけなので似ているようで似ていない雰囲気の中、一瞬だけ描写されます。
ミニオンシリーズでは映画以外にもさまざまなオマージュ、パロディがたくさん含まれているため、元ネタを知っていると「どこかで見たことがある…」、「この先の展開を知っている気がする…!?」と楽しく見られます。
過去作にも最新作にも愛のあるオマージュやパロディが含まれていますので、作品ごとにチェックしてみてください。