テレビばかり見てると馬鹿になる

有紀(穂花)はゴミだらけの狭いワンルームで、テレビを見ては眠りにつくという生活を続けてもう５年になる。訪ねて来るものといえば、NHKの集金と実家の母親から送られてくる食料の配達。そして、伊藤(三浦アキフミ)と山崎(大橋てつじ)の２人だけ。伊藤はインターネット上で有紀と知り合い、彼女の部屋に小型カメラを設置し、ネット配信している男。(C)2007　山本直樹/AMGエンタテインメント

「テレビばかり見てると馬鹿になる」は、引きこもりの有紀がテレビと眠りの生活を続ける中、インターネットで知り合った伊藤が彼女の部屋にカメラを設置し、その様子をネット配信するという物語。有紀の母親から送られてくる食料の配達とNHKの集金以外、訪ねてくるのは伊藤と山崎の2人だけ。有紀を社会復帰させようと母の依頼でカウンセラーが訪れるが、有紀の生活は変わらない。