死んだはずのモリアーティが、英国全土のテレビで「会いたかった?」と語りかける事件が起きた。マイクロフトは、東欧へスパイとして送り込もうとしていた弟シャーロックが乗っているプライベート･ジェットを呼び戻す。シャーロックの亡命はたった四分で終わってしまった。たった四分のフライトだったが、その間、シャーロックは何もしていなかったわけではなかった。死んだはずのモリアーティがなぜ再び姿を現したのか。モリアーティは本当は死んでおらず、まだ生きているのか。だとしたらそんなことはどうやって可能だったのか。シャーロックはその問いへの答えを見つけるため、自らの頭脳の中にある「精神の宮殿」へと赴く。

"SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁"は、死んだはずのモリアーティが再び姿を現すという事件から始まる。シャーロックは、この謎を解くために自らの頭脳の中にある「精神の宮殿」へと赴く。物語はヴィクトリア朝の英国へと移り、シャーロックとワトスンがベーカー街221Bで共同生活を始める。彼らが直面するのは、「忌まわしき花嫁」の事件。花嫁姿で乱射を行い、自殺したはずのリコレッティ夫人が夫を殺害し、夜霧の中に消えていったという奇怪な事件だ。シャーロックとワトスンは、この謎を解き明かすために奔走する。