蜀ナンバーワンの猛将として名高い関羽 雲長の生涯を描いたシリーズ第1巻。父の撲殺を目の当たりにし、心に復讐を誓い逃げ延びた関羽は、逃亡中に孔子の「春秋」と運命的な出会いを果たす。「関羽 劉備 張飛と桃園に会する」ほか、全3話を収録する。

「関羽」は、蜀の猛将、関羽雲長の生涯を描いた作品。父の撲殺を目の当たりにし、復讐を誓った関羽が孔子の「春秋」と運命的な出会いを果たす。また、彼が劉備や張飛と桃園で会うエピソードも描かれている。物語は約1800年前の中国大陸、後漢の末期の荒れた時代を舞台に、朝廷の弱体化や賊の横行などに苦しむ民たちの中で、仁義・忠義に厚く、武芸に秀でた関羽が民から愛され、敵将からも注目される存在として描かれている。壮大な三国志絵巻の中で、関羽の波乱万丈のドラマが展開される。