招かれざる客

新聞社を経営し、リベラリストを自負しているマッドとその妻・クリスチーナ。ある日、愛娘のジョーイが婚約者として、アフリカ系医師の青年・ジョンを連れてくる。マッドは人種差別反対派だったが、娘の婚約者を前にして複雑な思いをいだかざるを得なかった。

「招かれざる客」は、人種差別を乗り越えて愛し合う若者と、その娘の両親が抱く困惑と葛藤を描いた社会派ドラマです。公開された当時、社会問題として大きく取り上げられていた人種差別問題に真っ向から挑んだ作品で、差別反対を唱えつつも、自身が当事者となったことで生じる戸惑いや悩みを描いています。その姿は現代にも通じる点があり、時代を超えて多くの人々に考えを投げかけています。