さよなら、人類

面白グッズを売り歩くさえない二人組、サムとヨナタン。彼らが出会うのは何をやってもうまくいかない人たちだった。天国へ逝こうとしている老女、理容師に転職した元船長、さらには、18世紀のスウェーデン国王・カール12世が騎馬隊を率いて現れ…。

「さよなら、人類」は、スウェーデンの巨匠ロイ・アンダーソン監督によるシュールでブラックなコメディ作品です。悲しくもおかしい二人の男が出会う人々を描き、哲学的視点を織り交ぜながら、絵画のような映像で物語を紡ぎ出します。人類の愚行を痛烈に突き付けながらも、観る者を不思議と温かい気持ちにさせる作品です。