うだるような暑さのブルックリンの午後。無計画な2人の男、ソニーとサルが銀行を襲った。予想外の事態が重なり、追い詰められた2人は人質を取って籠城。警官隊、熱狂する群衆、騒ぎ立てるマスコミらが取り囲むなか、事態は限りなくエスカレートしていく。

「狼たちの午後」は、アル・パチーノ主演、シドニー・ルメット監督による社会派スリラーです。ストーリーは緊迫感溢れる中にもユーモアが交えられ、観る者を引きつけます。ルメット監督の巧みな演出手腕が光る骨太なドラマとなっています。また、映画主演6作目となる当時30代のアル・パチーノのエネルギッシュな演技も見どころの一つで、観る者を圧倒します。この作品は、社会派スリラーの傑作として高く評価されています。